ダナキル砂漠は世界一過酷な地!ツアーの見どころや行き方などを紹介

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ダナキル砂漠は世界一過酷な地と言われている場所です。この記事では、ダナキル砂漠のツアーの見どころや、ダナキル砂漠への行き方などを紹介しました。また、ダナキル砂漠を観光する上で必須になる持ち物などについても詳しく説明しました。

ダナキル砂漠は世界一過酷な地!ツアーの見どころや行き方などを紹介

目次

  1. エチオピアにあるダナキル砂漠を紹介!
  2. ダナキル砂漠とはどんな場所?
  3. ダナキル砂漠の見どころを紹介!
  4. ダナキル砂漠観光を楽しむためのポイント!
  5. ダナキル砂漠観光のベストシーズンはいつ?
  6. ダナキル砂漠への行き方は?
  7. ダナキル砂漠で地球の美しさを体感しよう!

エチオピアにあるダナキル砂漠を紹介!

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エチオピアにあるダナキル砂漠は、地球上で最も過酷な土地と言われているような場所です。この記事では、ダナキル砂漠について詳しく紹介していきます。

ダナキル砂漠とはどんな場所?

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ここからは、ダナキル砂漠がどんな場所なのかについて詳しく説明していきます。

世界でも有数の低地

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ダナキル砂漠は、世界でも有数の低地です。ダナキル砂漠は、海抜マイナス約116メートルの場所にあり、別名アファール低地とも呼ばれています。

ダナキル砂漠には、活火山も多く存在していて観光の見どころとなっています。

ダナキル砂漠の気温は?

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ダナキル砂漠の気温は、夏は気温が50度以上になります。冬でも軽く40度を超えるため、「地球上で最も過酷な土地」と言われています。

そのため、ダナキル砂漠のツアーは「世界一過酷なツアー」という異名がついていて、実際にツアー中に体調不良になってしまう人もかなりいます。

軽い気持ちで行ってしまうと、とてつもなく後悔する場所なので、しっかりと覚悟してから行くようにしましょう。

ダナキル砂漠の見どころを紹介!

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ここからは、ダナキル砂漠の見どころを紹介していきます。

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異世界のような景色が広がる「ダロール火山」

「ダロール火山」は異世界のような景色が広がる、とても小さな火山です。大きさは約50メートルくらいの小さな山で、玄武岩質のマグマが地中に侵入したことによって形成されたと推測されています。

ダロール火山は活火山ですが、最近起きた一番の変化は1926年まで遡ります。1926年に、ダロール火山は水蒸気爆発を起こし、直径約30メートルのクレーターを形成しました。

ダロール火山は、写真を見て分かるようにとても美しい色をしています。これは、地中の鉱物を含んだ塩水がダロール火山のマグマの熱により熱せられて、地表に噴出することによりできあがった景色です。

ダロール火山によって作られたカラフルな大地はまるで別の世界のようで、観光客が多く訪れる場所となっています。さらに、塩水が噴出する場所は毎回変わるので、訪れるたびに景色が変わっていると言われています。

ダロール火山を見るためには、山の麓から20分くらい溶岩台地の斜面を登ることになります。観光の際は、滑りにくい靴・しっかりした靴で行くようにしましょう。

今も火山活動が続いている「エルタアレ火山」

「エルタアレ火山」は今も火山活動が続いている火山です。日本であれば100%入山が禁止されるような火山ですが、エルタアレ火山は溶岩が流れる火口をしっかりと見学することができます。

エルタアレ火山は、粘性の低い溶岩によって形成された楯状火山なので、横に広い火山となっていますが、標高は613メートルあります。

エルタアレ火山の頂上にはクレーターがあり、クレーター中には北・南の2つの火口があります。活発な活動を現在も続けているのは、南にある火口です。

エルタアレ火山は2016年11月〜2017年5月にかけて、火山活動がより活発化しました。そのため、新たな火口や溶岩湖が出現していて、エルタアレ火山の山頂付近の景色もどんどん変化しています。

一時は火山活動が活発化しすぎて観光客が見学できなかった時期もありますが、2020年3月の時点では見学することができます。自分が観光しに行くときにエルタアレ火山の火口を見ることができるのか心配な方は、ツアーの方などに聞いて最新の情報を集めてみてください。

アフリカのウユニ塩湖「アサレ塩湖」

アフリカのウユニ塩湖と言われているのが「アサレ塩湖」です。アサレ塩湖は、ここ最近エルニーニョの影響もあり、雨があまり降らないと言われている11月〜2月のシーズンにも水が張っています。

アサレ塩湖に水が張っている様子は、あの有名なウユニ塩湖にそっくりで、観光客に人気の観光スポットとなっています。

また、水が張っていない時には、アサレ塩湖の湖面に塩の独特の模様が現れます。この景色もウユニ塩湖にそっくりで観光客を魅了しています。

アサレ塩湖の近隣には「アファール族」というイスラム教徒の遊牧民が住んでいます。アファール族は、アサレ塩湖から巨大な塩の塊をラクダの背中に乗せて都市へ運んでいます。

運が良いと、アサレ塩湖を歩くラクダとアファール族に出会えます。

死海で浮遊体験「アフデラ塩湖」

死海で浮遊体験したいという方は「アフデラ塩湖」がおすすめです。「アフデラ塩湖」は塩分がかなり高い湖なので、死海のように本や雑誌を読みながら浮遊体験をすることができます。

ただ、死海よりは塩分濃度が少ないので、魚も生息していて泳いでいるのを見ることができます。また、アフデラ塩湖は死海よりも塩分濃度が少ない分、浮力が調整しやすく浮きやすいです。

アフデラ塩湖の脇には、川湯のような温泉があります。水着を着用する必要がありますが、入浴することもできるので、ぜひ水着を持って行くようにしてください。

塩の採掘作業が見学できる「塩の採掘場」

「塩の採掘場」では、塩の採掘作業が見学できます。「塩の採掘場」はアサレ塩湖にあります。アサレ塩湖にある塩の採掘場は、雨によって塩水で満たされて再生されています。

塩の採掘場にいる採掘人は、アサレ塩湖の表面を一定の大きさに削り取っています。ダナキル砂漠はただでさえとても暑い場所ですが、地面が塩湖となっていて白いので日光を反射します。

そのため、採掘人の体感温度は気温よりも相当高くなっていて、「塩の採掘場」は世界一過酷な職場とも言われています。採掘人はそんな世界一過酷な職場で、何時間も削り取る作業を続けます。

採掘人の近くには、何頭ものラクダが伏せをした状態で仕事が終わるのを待っています。ぜひ、世界一過酷な職場で働く採掘人やラクダを見学してみてください。

ラクダを率いて塩を運ぶ「塩のキャラバン」

ラクダを率いて塩を運ぶ「塩のキャラバン」も、ダナキル砂漠の見どころです。ラクダのキャラバンを率いてやってくるのは、キリスト教のティグレ族です。

ティグレ族は標高2000メートルの高原に住んでいて、ラクダのキャラバンを率いてダナキル砂漠へとやってきます。

ティグレ族はダナキル砂漠で塩の塊を採掘して、ダナキル砂漠の西端にあるベルハアレの街まで2日かけて運んで換金します。ベルハアレは採掘場から57キロほど離れています。

ただ、この塩のキャラバンの光景は、数年以内に見ることができなくなってしまう可能性もあると言われています。実は、塩水をパイプで組み上げて、乾燥し加工する工場をアファール政府が建設中なのです。

工場が完成してしまえば、今までのように塩を採掘する人も必要なくなりますし、運搬する人も不要になります。そのため、採掘人もラクダも必要なくなってしまうのです。

もし、ダナキル砂漠の観光中に塩のキャラバンを見ることができたら、そういったことを考えながら見てみることをおすすめします。

黄色い水が湧き出る「硫黄泉」

黄色い水が湧き出る「硫黄泉」も、ダナキル砂漠の見どころです。硫黄泉は、ソルトマウンテンから車で30分ほど行った場所にあります。硫黄泉は赤い泉のようになっている場所で、中からはブクブク・ボコボコと音を立てて泡が出ています。

硫黄泉を実際に見た方は、まるで地獄のようだった・気味が悪かったという感想を言う人が多いです。

硫黄泉はその名の通り、硫黄の成分が強いためこのような色をしています。硫黄泉の辺り一面は、とても強い刺激臭がしていて、風向きが変わると顔面で刺激臭を受けてしまって鼻が痛くなることもあります。

硫黄泉は肌に塗るととっても良いと言われていますが、飲むと死んでしまうようです。ただ、舐める程度であれば大丈夫と言うことでした。ぜひ、硫黄泉を観光してみてください。

周辺に住む民族「アファール族」

ダナキル砂漠の周辺に住む民族に「アファール族」と言う民族がいます。アファール族はイスラム教徒の遊牧民で、アサレ塩湖で塩の採掘を行なっています。

アファール族は昔から塩の権利を管理することで、過酷な大地のなかで生き延びてきました。

アファール族は先ほど紹介したティグレ族と、分業制で塩の採掘作業を進めています。お互いの仕事に干渉することはなく、干渉してしまった場合はご法度となってしまうようです。

イスラム教徒のアファール族は金曜日が休みで、キリスト教徒のティグレ族は日曜日が休みになります。

アファール族が板型に成型した塩を、ティグレ族がラクダに積み込んで運び、ベルハアレで換金することになっています。こうしたルールが、過酷なダナキル砂漠では1000年以上も続いているのです。

ダナキル砂漠観光を楽しむためのポイント!

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ここからは、ダナキル砂漠観光を楽しむためのポイントを紹介していきます。

ツアーに参加する

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ダナキル砂漠を観光したいという方は、ダナキル砂漠を観光するツアーがあるので、ツアーに参加することをおすすめします。

ただ、ダナキル砂漠の観光ツアーは「世界一過酷なツアー」と言われているので、それ相応の覚悟をしていくようにしてください。

日差しや熱さは持ち物で対策する

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ダナキル砂漠を観光する場合は、日差しや熱さに耐え続ける必要があります。そのため、持ち物で対策するようにしましょう。おすすめの持ち物は、帽子・サングラス・軍手・レインコート・寝袋です。

砂漠の夜は寒暖差もすごいので、防寒対策もしっかりとしていきましょう。上着や日焼け止め・懐中電灯なども忘れずに持っていくようにしてください。

ダナキル砂漠の観光では、真っ暗な中を歩かなければいけないことも多いので、懐中電灯が必要になります。両手が空くので、頭につけるライトがあればとても便利です。

ダナキル砂漠観光のベストシーズンはいつ?

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ダナキル砂漠観光のベストシーズンは、11月から2月です。ダナキル砂漠はこの時期が、年間で一番気温が下がるのです。ただ、気温が下がるとはいえ日中は40度以上になるので熱さ対策はしっかりしていくようにしてください。

その他の時期で、特に暑いのは夏場です。夏場にダナキル砂漠を観光する予定の方は、とにかく暑さに注意してください。最高気温が50度を超えるという過酷な日が続くこともあります。

また、ダナキル砂漠観光のベストシーズンである11月から2月は、雨がほとんど降りません。そのため、暑さや日差しの対策だけでなく、水分補給をしっかりするということも必要になってきます。

ダナキル砂漠への行き方は?

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ダナキル砂漠への行き方を紹介していきます。日本からダナキル砂漠へ行く場合は、エチオピア航空で成田~香港~アディスアベバまで国際線で行って、アディスアベバへ着いたら国内線に乗り換えてメケレへ行くというのが一般的です。

メケレがダナキル砂漠ツアーの出発地となることが多いです。ツアーに参加している方は、メケレでツアーのガイドさんと合流することになります。

また、アディスアベバ空港ではアライバルビザを取得する必要があります。これはシングルビザで、掛かる金額は50ドルくらいです。また、イエローカード・黄熱病の提示が入国するのに必要となるので注意してください。

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ツアーに参加する場合は事前に説明があるかと思いますが、ダナキル砂漠を観光する際は黄熱の予防接種を受ける必要があります。予防接種証明書は、接種を受けた10日後から有効になります。

そのため、ダナキル砂漠を旅行する10日より前に、黄熱の予防接種をすることが必要になってきます。

住所

Danakil Desert

アクセス

エチオピア航空で

成田~香港~アディスアベバ

アディスアベバから国内線でメケレへ

ダナキル砂漠で地球の美しさを体感しよう!

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世界一過酷な地・ダナキル砂漠のツアーの見どころや行き方などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ダナキル砂漠は、そこでしか体験できないような経験をすることができるという観光スポットがたくさんあります。

ダナキル砂漠の観光中には塩を採掘している人々や、その人々のそばで仕事が終わるのを待っているラクダを見かけることがあります。また、活火山の火口を見ることができたりと日本ではできない体験ばかりです。

ぜひ、ダナキル砂漠を観光して地球の美しさを体感してください。

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