グアムの旅費の予算は?二人など人数別の平均目安・物価も紹介
日本から約三時間半で到着する南国リゾート、グアム。近い・安い・短期間で行けるとして、大変人気です。とは言え、どれくらいの旅費がかかるのか、その予算も気になるところ。この記事では、グアムの旅費について、ケース別の予算なども合わせてご紹介していきます。
目次
グアムの平均的な旅費予算が知りたい!
グアムは、日本各地から直行便が出ており、三時間半ほどで行ける海外リゾート地です。距離が近くて短い休みを利用して旅行することができることに加え、年中温暖な気候のため、老若男女問わず人気がある旅行先と言えます。恋人や夫婦の二人で、子供も含めた家族でなど、誰と行っても楽しめる観光地なのです。
しかし、海外旅行となると気がかりなのは旅費です。「平均でどれくらいの予算があればグアムへ行けるの?」と、気になる方も多いでしょう。
ここからは、ケース別のグアムの平均的な旅費予算の目安について説明していきましょう。
グアムの物価はどれくらい?
グアムの物価は、日本よりも少々高めであることが多いです。しかし、流通通貨は米ドルなので、訪れる際のドル/円の為替レートによるところも大きいです。また、観光スポットなのか郊外なのかでも変わってきます。
グアムはアメリカ領の島であり、街中のあらゆる物がアメリカ本土からやってくるので、本体そのものの値段の他、輸送費や人件費などのコストが上乗せされるので、物価は割高となります。
さらに、グアムは観光地であるため、様々なものの物価が観光地価格となります。交通費や飲食代を初め、全体的に価格が高めに設定されがちです。また、グアムではチップの慣習もあります。日本人からすると、チップも出費のイメージがあるため、物価が高めである印象となるのかもしれません。
しかし、グアムでは輸入品に関しては免税となるため、ブランド品などは日本よりも安く買える可能性が高いです。
グアムの旅費予算①【個人手配・航空券代】
海外旅行へ行く際の手配の方法には、自分で航空券や宿泊ホテルを組み合わせて予約する個人手配、旅行会社が航空券やホテル、その他オプションをパッケージ化しているツアーの利用の2パターンがあります。
個人手配の場合、自分が貯めたいマイレージの航空会社や、好みのホテルを選べるなど、自由がきく利点があります。
個人手配の際の、東京=グアム間の往復航空券代の平均的な予算は、LCC(格安航空会社)だとおよそ5~6万円台、大手航空会社だとおよそ7~8万円台が相場と言えます。
もちろん、旅行の時期や航空会社のセールの有無、シートクラスなどによっても大きく変動がありますが、目安の相場は知っておくと良いでしょう。
①航空券が高い時期と費用
それでは、個人手配の際の航空券の費用が高い時期はいつなのでしょうか。ズバリ、夏休みシーズンの8月と、冬休みシーズンの12月は高い傾向があります。
ハイシーズンだと、LCCでも7万円台から、大手航空会社だと9~10万円台が相場となることも少なくありません。
どうしてもこの時期へグアム旅行をするという場合は、予定が決まり次第なるべく早めに申し込んで航空会社の早割を活用するなど、計画的に手配をすることを心掛けましょう。
②航空券が安い時期と費用
反対に、グアムへの航空券が安い時期は、ゴールデンウィークが終わって夏休みが始まる前、そして雨季にあたる6月です。LCCだと乗継便などであれば3~4万円台、大手航空会社でも5~6万円台という格安料金で、航空券の手配が可能です。
雨季といっても日本の梅雨のようなイメージではなく、スコールなどの一時的に大雨が降り、その後カラッと晴れることが多い気候です。安い時期にグアム旅行に行けば、浮いた旅費を現地のアクティビティやお土産代に回すこともできますね。
グアムの旅費予算②【個人手配・ホテル代】
個人手配の場合は、航空券の他、ホテルの宿泊費もかかります。こちらもホテルランクやシーズンによりますが、1泊の宿泊費はスタンダートクラスの場合1万円を切ることもあります。スーペリアクラスだと2~4万円ほど、デラックスホテルだと3~5万円ほどが相場と言えます。
複数名で利用すれば一人当たりの費用はもう少し抑えられます。ホテル予約サイトによっては、期間限定セールなどを行っていることもあり、タイミングによっては高級ホテルでも割安に宿泊できる可能性もありますので、頻繁にホテル予約サイトをチェックしておくと良いでしょう。
グアムの旅費予算③【ツアーの場合】
個人手配とは異なり、旅行会社がすでに航空券やホテルをパッケージ化しているツアーを利用すると、個別に手配するよりも安い場合が多いです。自分で自由に航空会社やホテルを選べるわけではないですが、強いこだわりがない方や海外旅行経験が少ない方は、ツアーで予約した方が安心でしょう。
ツアーの場合の旅費は、航空会社やホテルのランクによってピンキリです。格安セールなどであれば4万円ほどのものから、高級ホテル宿泊やビジネスクラスの利用などを伴うと2~30万円ほどと一気に跳ね上がります。贅沢な内容で二人や三人でグアム旅行へ行こうとすると、100万円以上かかることもあります。
ツアーでも、ゴールデンウイークや年末年始などの繁忙期は、倍以上の価格に値上がりすることが予想されます。
グアムの旅費予算④【現地でかかるお金】
旅行へ行く前の準備段階で発生する費用は、個人手配の場合は航空券代と宿泊費、ツアーの場合はツアー設定代金です。しかし、実際グアム旅行へ行った先での、現地でかかる費用の予算も計画しておくと安心です。
ここからは、現地でかかる主な費用である、食事代、観光・アクティビティ代、交通費、お土産代の目安について説明していきます。
①食事代
グアムでの楽しみのひとつが、アメリカンな食事でしょう。しかし、美味しいものをたくさん頼んだり、お酒をたくさん嗜むと、それだけ食費はかさみます。
朝食で~10ドル、昼食で10ドルから少し豪華なランチにすると30~40ドルほど、夕食は安くて20ドルほど、ホテルディナーなどでは70ドル前後が目安の予算でしょう。
これは飲み物代も含めた相場で、安く見積もっても1日で40ドルほど、2020年2月現在の米ドル為替レート110円ほどで計算すると、円換算で4400円ほどとなります。このように計算してみると、旅行中の飲食代は意外とかさんでしまうことがわかります。
食事代を節約するコツとしては、Kマートなどのスーパーで飲み物やパンなどを購入し、朝食をホテルで食べてから出かけると安くすみます。また、日本食が恋しくなることもあると思うので、お菓子類を持っていくと節約にもお口直しにもなって一石二鳥でしょう。
日本人にはグアムの飲食店で提供される食事は量が多いこともあります。二人や三人でシェアすれば、一人当たりの食費を抑えることができます。
②観光・アクティビティ代
せっかくグアムに行くのであれば、綺麗な海でマリンアクティビティを楽しんだり、現地の伝統的な観光地を訪れてみたいですよね。観光やアクティビティを楽しむにも費用がかさみますが、パラセーリングやマリンウォークなどのマリンアクティビティは、1種類につき3~4000円ほどが平均的な相場です。
また、ハワイでも人気なセグウェイ体験は1時間で1万円ほどが平均的な相場です。日本国内で事前に予約しておくと、現地についてから手配するよりも安くすむことが多いので、あらかじめ計画しておくことをオススメします。
③交通費
グアムでの主な移動手段はシャトルバスかタクシーです。
シャトルバスではショッピングモールやアウトレットなどの商業施設、グアムならではの朝市や恋人岬など、主な観光地へはだいたい行くことができます。料金は片道4ドルほどで、1日乗り放題券(12ドル)なども用意されています。
タクシーは初乗りが2.4ドル、以降はメーター料金で最初の1マイル(約1.6km)が4ドル、以降1/4マイル(約400m)が0.8ドルが目安の相場です。待機料金は2分ごとに0.8ドル、荷物料が1個につき1ドルが目安の相場です。
グアムでは流しのタクシーはないので、空港であればタクシーカウンターで、ホテルやレストランであればフロントや受付で呼んでもらう必要があります。
④お土産代
グアムでは、日本では手に入らないような南国感溢れるお土産もたくさんあります。お土産代は、量やグレードに応じて変動していきます。
チョコレートやドライフルーツ、チャモロクッキーなどのお菓子類は、スーパーなどで購入すれば数ドル程度で大容量のものが購入できます。職場などへのバラまき土産として活用すると良いでしょう。
オーガニックコスメなどは10~30ドルほどが目安の相場で、免税店でブランド品を購入すると数百ドルはかかってきます。
2泊3日グアム滞在の平均旅費の人数別目安!
週末を利用した弾丸旅行にもグアムはピッタリです。ここからは、2泊3日のグアム旅費の人数別予算の目安について解説していきます。
①一人の場合
まずは個人手配の場合の旅費の目安相場です。
航空券はLCCなのか大手航空会社なのか、また渡航時期によっても大きく異なります。平均的な相場で言えば、往復の航空券代は7万円ほどです。続いてホテル代をチープすぎず高級すぎないスーペリアクラスで取ったとすると、1泊3万円ほどです。これが2泊3日とすると旅費だけで13万円ほどとなります。
さらに現地でかかるお金として食事代を最低限の1日4400円×3日分=13200円、2種類のマリンアクティビティを予約したとして約6000円、交通費として1日乗り放題のシャトルバスを12ドル×2日分として約2640円、お土産代として3万円ほどと見積もると、総額18万円ほどの計算になります。
一方ツアーを利用した場合は、航空券代とホテル代を合わせて10万円弱が相場です。現地でかかるお金は、どれほどツアーの内容に含まれているかによっても異なりますが、現地ではフリーのプランであれば上記の現地でかかるお金が同様にプラスされて、総額15万円ほどの計算になります。
ツアーに食事やアクティビティが含まれていれば、さらにその部分を節約することも可能です。
②二人の場合
二人の場合は、航空券代は倍になりますが、ホテル代が二人で割ることにより一人当たりの金額が半分になります。そのため、個人手配の二人分の旅費は、往復の航空券代が14万円ほどと、ホテル代が1泊3万円×2日分で6万円、計20万円ほどとなります。一人分は10万円なので、一人旅よりは割安に済みます。
上記と同じように、現地でかかる二人分のお金も計上すると、食事代が26400円、2種類のマリンアクティビティで約12000円、交通費で約5280円、お土産代で6万円の、旅費総額30万円ほどとなります。
ツアーを利用した場合は、航空券代とホテル代を合わせて10万円弱×二人=20万円弱が相場です。現地でかかるお金も同様にプラスすると、総額30万円ほどの計算となり、個人手配と大差はなくなります。
③三人の場合
三人の場合は、ホテル代がさらに割安となります。
個人手配の三人分の旅費は、往復の航空券代が21万円ほどと、ホテル代が1泊3万円×2日分で6万円、計27万円ほどとなります。一人分は9万円なので、さらに旅費を抑えられます。
現地でかかる三人分のお金も計上すると、食事代が39600円、2種類のマリンアクティビティで約18000円、交通費で約7920円、お土産代で9万円の、旅費総額42.5万円ほどとなります。
ツアーを利用した場合は、航空券代とホテル代を合わせて10万円弱×三人=30万円弱が相場です。現地でかかるお金も同様にプラスすると、総額45.5万円ほどとなります。
人数が多くなるのであれば、むしろ個人手配でも安く済むケースも増えるかもしれません。
グアム旅行を低い予算で楽しむコツは?
グアム旅行での人数別予算は上記の通りでしたが、物価が高いグアムでは、少しでも予算を抑えたいですよね。
旅費を抑えるための工夫としては、①パックツアーを上手に利用すること、②航空券が安い時期を狙うこと、③賢くマイルを使うことが挙げられます。
それぞれについて説明してまいりましょう。
【コツ①】パックツアーを上手に利用
航空券とホテルがセットになっているパックツアーを利用すると、個別に手配するよりも総額が抑えられることが多々あります。安い訳にはいくつか理由がありますが、旅行会社が在庫として抱えているホテルの客室や航空券の座席を捌くためであることが一般的です。
そのため、場合によっては出発の直前まで利用する航空会社やフライトの時間が未定だったり、客室タイプも選べなかったりという制約もあります。それでも強いこだわりがない方であれば、比較的割安に利用できるのがパックツアーなのです。
【コツ②】航空券が安い時期を狙う
これは、パックツアー・個人手配のいずれの場合でも共通していることです。観光客が少ないローシーズンは、在庫処分のために旅行に伴う費用が全体的に割安になります。
グアムで言えば1年の間で6月が最も航空券が安い傾向にあります。休暇が合わせられるなら、航空券が安いローシーズンが狙い目です。
【コツ③】賢くマイルを使う
個人手配の場合、航空券もご自身で予約することとなります。その際、貯まっているマイルがあれば、うまく活用することで航空券代を節約することが可能です。
航空券代までのマイルがない場合でも、マイルを利用して座席のグレードアップができることもあります。海外の航空会社でも提携している航空会社間であれば、共通のマイルを貯めたり使ったりすることができるのです。
旅行の前にグアムの旅費を知って予算計画を立てよう!
いかがでしたでしょうか。グアムは、比較的割安に短い日数で行ける海外旅行先です。各地から直行便も複数出ており、週末を利用して気軽に訪れることもできます。
旅費の相場を知り、事前に予算計画を立てておくことで、現地に行ってから慌てることが少なくなるはずです。グアム旅行が決まったら、早めに旅費を計算しておいて、心おきなくリゾート滞在を楽しんで下さいね!