初詣･東京都内のおすすめ神社を紹介！人気･穴場デートスポットも

東京は日本の最先端の文化が集結する近代的な街ですが、同時に霊験あらたかな寺社を多く擁する伝統的なエリアでもあります。

大晦日が終わると、東京都内在住の方だけでなく遠方にお住まいの人々も、東京にある人気の神社へ初詣に訪れます。格式高い神社で初詣すれば、すがすがしい気持ちで新年を迎えられることでしょう。

そこで今回は、初詣におすすめの東京都内の人気・穴場神社をまとめてみました。東京都内で初詣したい方は、ぜひ参考にしてください。

若者の街と呼ばれる原宿・渋谷方面にも、厳かな神社があります。交通の便が良い上に周辺には元日営業しているショッピング施設も充実しており、初詣後に買い物できて大変おすすめです。

まずは、原宿・渋谷方面にある人気神社を紹介していきます。

明治神宮（めいじじんぐう）は、原宿駅の近くにある神社です。明治天皇と昭憲皇太后を祀るため、大正9年に創建されました。

昭和20年の空襲時に神社の大部分が焼失してしまいましたが、その後再建。10メートル以上の高さの大鳥居、パワースポットとして名高い清正井、樹齢100年を超える夫婦楠など、たくさんの見所があります。

明治神宮には、正月三が日だけで例年300万人以上もの参拝者が初詣に訪れています。紛れもなく日本一の人気を誇る神社であり、初詣に行く際には人の波に押し流されないように注意してください。

下町風情が強く残る浅草周辺にも、人気の神社があります。街全体がレトロな雰囲気に包まれており、老若男女問わず様々な方が初詣にやって来るのが特徴的です。

ここでは、浅草・錦糸町方面にある人気神社を紹介していきます。

浅草寺（せんそうじ）は、浅草駅の近くにある人気神社です。

飛鳥時代に創建され、1,400年近い歴史を誇る東京都内最古の寺。表参道入口の雷門をはじめ、多くの出店が立ち並ぶ仲見世通り、威風堂々とした五重塔など、たくさんの見所があります。

かわいいデザインのお守りも販売されていて、カップルの初詣デートにもおすすめです。

柴又帝釈天（しばまたたいしゃくてん）または経栄山題経寺（きょうえいざんだいきょうじ）は、柴又駅の近くにある人気神社です。

日蓮宗の寺で、寛永6年（1629年）に創建。四天王のうち増長天と広目天を構えた二天門、武勇神インドラ（帝釈天）や持国天・多聞天（毘沙門天）を安置した帝釈堂など、たくさんの見所があります。

柴又帝釈天と参道は、映画「男はつらいよ」シリーズの舞台となったことでも有名。初詣の際は、近くにある「寅さん記念館」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

高級住宅街のイメージが強い品川・赤坂・目黒方面にも、人気の神社がたくさんあります。テレビ局が近いこともあり、運が良ければ初詣時にメディアに取材される機会があるかもしれません。

ここでは、品川・赤坂・目黒方面にある人気神社を紹介していきます。

日枝神社（ひえじんじゃ）は、溜池山王駅の近くにある人気神社です。日本の政治・経済をつかさどる永田町の一角にあり、初詣に訪れる都内在住の要人が多いことで有名です。

大山咋神（おほやまくひのかみ）を祀っており、「山王様」の通称で呼ばれています。境内には、狛犬ではなく夫婦の猿の像が安置されているのが特徴的。縁結びのご利益を求めて、恋愛に悩む男女の間で人気のパワースポットとなっています。

靖国神社（やすくにじんじゃ）は、九段下駅の近くにある人気神社です。明治維新の最中、国家のために身を捧げた英霊を祀るために建てられた招魂社が起源となっており、明治12年（1879年）に社号が「靖国神社」となりました。

第二次世界大戦のA級戦犯も祀られており、政治家が参拝すると近隣諸国の反発を招くことで知られています。しかし、決して戦争を美化するために建てられた神社ではないので、私達一般人は気兼ねなく初詣に訪れて構いません。

神田明神（かんだみょうじん）は、御茶ノ水駅の近くにある人気神社です。正式名称は神田神社。天平2年（730年）に創建され、およそ1,300年もの長きに渡って東京都内に鎮座しています。

縁結びの神・大己貴命（おおなむちのみこと）、商売繁昌の神・少彦名命（すくなひこなのみこと）、除災厄除の神・平将門命（たいらのまさかどのみこと）が御祭神。「こち亀」や「ラブライブ」などの漫画・アニメのゆかりの地でもあり、多くのアニメファンが初詣に訪れます。

愛宕神社（あたごじんじゃ）は、神谷町駅の近くにある人気神社です。1603年（慶長8年）に創建され、火産霊命（ほむすびのみこと）を祀っています。

標高26メートルの愛宕山の山頂にあるため、初詣の際には86段もの石段を上っていかなければなりません。肉体的にはきついですが、「出世の石段」を超えて参拝すれば家内安全・商売繁盛など様々なご利益があると言われています。

瀧泉寺（りゅうせんじ）は、不動前駅の近くにある人気神社です。808年（大同3年）に夢の中でお告げを授かった慈覚大師（円仁）が不動明王像を安置して創建したと言われており、「目黒不動尊」の通称で知られています。

円仁が法具の獨鈷（とっこ）を投じて以来、地面から湧き続けているとの逸話がある「独鈷の滝」、大本堂の裏にある「大日如来像」、サツマイモを普及させて国民を飢餓から救った「青木昆陽の墓」など多くの見所があります。

東京大神宮（とうきょうだいじんぐう）は、飯田橋駅の近くにある人気神社です。三重県にある伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建されました。都内では、「東京のお伊勢さま」の愛称で親しまれています。

天照皇大神（あまてらすすめおおかみ）や豊受大神（とようけのおおかみ）などの神々を祀っており、若い女性の間では縁結びの神社として有名。神前結婚式を民間に広めた始祖でもあり、多くのカップルが初詣だけでなく挙式会場としても利用しています。

東京都心部から離れた場所にある大田区・世田谷区は、都内でもトップクラスの人口を誇る住宅地。元日になると、他の地域に引けを取らないほどたくさんの住民が付近の神社に初詣に訪れます。

ここでは、大田区・世田谷区方面にある人気神社を見ていきましょう。

池上本門寺（いけがみほんもんじ）は、池上駅の近くにある人気神社です。日蓮聖人が弘安5年（1282年）に入滅した霊場であり、日蓮宗の七大本山（誕生寺、清澄寺、中山法華経寺、北山本門寺、池上本門寺、妙顕寺、本圀寺）の一つとなっています。

日蓮聖人坐像をはじめ、国の重要文化財に指定されている五重塔や宝塔など多くの見所があります。ちなみに、YouTubeの池上本門寺チャンネルでは、境内の様子が24時間ライブ配信されています。混雑具合を確認したい時に大変便利です。

大谿山 豪徳寺（だいけいざん ごうとくじ）は、宮の坂駅の近くにある人気神社です。彦根藩主・井伊直孝が一匹の白猫によって寺内に招き入れられ、奇跡的に雷雨を避けられたことに起因し、寛永10年（1633年）に井伊家の菩提寺として創建されました。

福をもたらしてくれた白猫を祀っており、境内にはたくさんの招き猫の像が安置されています。正月三が日の参拝客数は都内の神社の中では比較的少ないので、ネコ好きな方にとって理想的な初詣の穴場となっています。

東京都内にはたくさんの初詣の聖地がありますが、人気が高すぎて混雑しているのが難点です。静かに初詣を済ませたい方には、都内（23区）から外れた場所にある穴場の神社をおすすめします。

ここでは、都内（23区）以外のおすすめ穴場神社を見ていきましょう。

大国魂神社（おおくにたまじんじゃ）は、府中市の府中駅近くにある人気神社です。景行天皇41年（111年）に創建され、一之宮から六之宮までの武州六社明神を祀っています。

馬場大門のケヤキ並木は天然記念物に指定されていて、周辺を散策しているとすがすがしい気分になれます。また、11月の酉の市などのお祭りの際には多くの露店が立ち並び、買い物を楽しめる魅力もあります。

深大寺（じんだいじ）は、調布市の神代植物公園の近くにある人気神社です。733年（天平5年）に満功上人が水神「深沙大王」（じんじゃだいおう）を祀るために法相宗の寺院として創建し、859年に天台宗へ改宗しました。

山上の開山堂には満功上人や天台宗第一祖・大楽大師の像が安置されており、東国第一の密教道場として崇められています。境内には他にも鐘楼や不動堂などの見所あり。徒歩では行きづらい場所にありますが、縁結びや厄除けのスポットとしておすすめです。

高幡不動尊 金剛寺（たかはたふどうそん こんごうじ）は、日野市の高幡不動駅近くにある人気神社です。大日如来を祀っており、関東三大不動の一つとされています。

新選組の土方歳三の菩提寺でもあり、土方歳三の銅像や近藤勇の石碑等があります。他にも、重要文化財に指定されている仁王門や不動堂など多くの見所があり、歴史好きな方にとってロマンを感じる初詣スポットと言えるでしょう。

東京都内の神社で初詣を行う際には、最低限の作法を守りましょう。ビジネススーツなどフォーマルな格好に着替える必要はありませんが、あまりにもだらしない服装はNGです。

鳥居をくぐったら手水舎（ちょうずや）にて手を洗い、参道を通って賽銭箱の前に立ちます。お賽銭を投じたら、二礼→二拍手→祈願→一礼の順に拝礼して静かに立ち去りましょう。

なお、手水舎では本来柄杓を使って手水をとるのが正しい作法ですが、COVID-19（新型コロナウイルス）の感染拡大防止のために流水で手を洗う神社が増えています。各神社のルールに合わせて行動してください。

今回は、初詣におすすめの東京都内の人気・穴場神社を承知いたしました。

東京都内だけでも1,000万人以上の人々がいるため、正月三が日には多くの初詣客が都内の神社で長蛇の列を作ります。長時間並ぶのが嫌な方は、ぜひ本記事を参考にして自分に合った初詣スポットを探してみてください。