飛騨(岐阜)のおすすめ観光スポットを紹介！高山周辺の食べ歩きグルメも

飛騨市（ひだし）は、岐阜県の北部に位置しているエリアです。標高2,000メートル級の飛騨山脈に隣接していて勾配がきつく、特別な用がなければ訪れたがる人はそれほど多くありません。

しかし、大ヒットアニメ映画「君の名は。」の舞台のモデルとなったことで、一躍知名度が急上昇。アニメファンを中心に、若者の間で観光地としての関心が高まりつつあります。

そこで今回は、岐阜県飛騨市のおすすめの観光スポットやおすすめのグルメスポットをまとめてみました。飛騨エリアへの観光旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

飛騨エリアには、江戸時代の城下町の面影を残した古めかしい建築物が多く残存しています。和風テイスト満載の観光名所を巡りながら、この地に根付いている伝統文化に思いを馳せてみるのも乙なものです。

ここでは、岐阜県飛騨市周辺の歴史を学べるおすすめの観光スポットを紹介していきます。

さんまち通りとは、岐阜県高山市の上一之町・上二之町・上三之町・下一之町・下二之町・下三之町周辺の古い街並みのことです。

江戸時代の町屋が広がっていて、駄菓子屋やみたらし団子屋など風情あるお店が立ち並んでいます。辺りを散策すれば、時代劇の世界に入り込んだような気分を楽しめます。

宮川朝市は、飛騨エリアを南北に流れる宮川のほとりで毎朝開催されている朝市です。テントが並び、新鮮な野菜やみたらし団子などの食べ物の他、手作り雑貨も販売されています。

観光旅行客でも地元の人達との交流を気軽に楽しめるのが魅力的。石川県の「輪島朝市」、千葉県の「勝浦朝市」と共に「日本三大朝市」の一つと呼ばれています。

高山陣屋（たかやまじんや）は、江戸時代に幕府が置いた代官所を修復した史跡です。440円の入場料を払って入館すると、高山陣屋の説明案内やアニメ観賞イベントに参加できます。

また、定期的に尺八や三味線などの邦楽演奏会も開催されています。外では陣屋前朝市も行われていて、宮川朝市と並ぶほどの大盛況です。

中橋は、宮川に架かっている長さ約35メートルの橋です。悪天候の中でも目を引く真っ赤な欄干が印象的で、飛騨エリアのランドマーク的存在となっています。

春になると辺りに桜が咲き誇り、幻想的な風景を観賞できます。年に数回、日没後に橋をライトアップするイベントも見所です。

飛騨民俗村・飛騨の里は、五阿弥池の近くにある集落博物館です。合掌造りに代表される飛騨エリアの伝統建築が再現されています。

入館料は大人700円、子供200円。展示されている生活用具を観賞できる他、わら細工等の体験コーナーもあります。

市域の大半を山林地帯に占められている飛騨市には、美しい自然風景を楽しめる観光スポットもたくさんあります。

ここでは、岐阜県飛騨市周辺のおすすめ絶景ポイントを見ていきましょう。

白川郷（しらかわごう）は、庄川流域に広がる合掌造りの集落です。国内有数の豪雪地帯であり、冬には辺り一面白銀の世界に包まれます。

現代でもこの地で人々が寄り添って生活しており、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。

景色を眺めるだけならタダですが、荻町地区の世界遺産エリアにある施設に入る際は300～500円程度の入館料が必要です。

飛騨大鍾乳洞（ひだだいしょうにゅうどう）は、飛騨高山と奥飛騨温泉郷の中間付近にある全長約800メートルの鍾乳洞です。

観光鍾乳洞の中では日本一高い場所（標高約900メートル）に位置しており、夏場のヒーリングスポットにおすすめ。ライトアップされた空間を散策していると、異世界を冒険しているような気分を満喫できます。

乗鞍スカイライン（のりくらスカイライン）は、飛騨山脈の南端にある観光道路です。高山市と乗鞍岳畳平を繋いでおり、標高2,000メートル級の地点を走れる日本一高いスカイラインとして有名です。

雲の上から見渡す飛騨高山の景観は至高。乗鞍岳へ向かうバスも出ており、自分の体力に合わせて登山を楽しめます。

新穂高ロープウェイは、新穂高温泉駅から西穂高口駅までを結ぶ全長約3,000メートルのロープウェイです。

標高2,000メートル超の地点から、アルプス山脈の雄大な自然景観を一望可能。現地では、星空観賞会や音楽演奏会などのイベントも定期的に開催されています。

岐阜県の山岳地帯である飛騨高山エリアでは、飛騨牛をはじめとしたご当地グルメが大人気です。

ここでは、岐阜県飛騨市周辺のおすすめグルメスポットを見ていきましょう。

TRAIN BLEU（トラン・ブルー）は、花里小学校の近くにある人気パン屋です。食パンをはじめ、クロワッサン、クリームパン、飛騨牛カレーパンなどの美味しいパンメニューが良心的な価格で提供されています。

旬のフルーツをトッピングしたタルトも、スイーツ好きな方におすすめです。

Curnontue（キュルノンチュエ）は、清見中学校の近くにある人気デリカテッセンです。

鹿児島黒豚を素材に、本場フランスのブルターニュ地方で培われた伝統的な技法で干した美味しい燻製品を販売。白カビ熟成のハム・ソーセージは、友人・知人への贈答品にもおすすめな逸品です。

つづみそばは、昭和31年創業の老舗ラーメン店です。ちぢれ麺と醤油ベースのラーメンや中華そばが提供されていて、連日行列ができるほどの人気を誇っています。

店内には芸能人のサイン色紙も飾られていて、アットホームな雰囲気の中で食事を楽しめます。売り切れ次第店仕舞いになるため、夜間に来店する場合は早めに足を運んでください。

飛騨 こって牛は、宮川の近くにある人気寿司屋です。飛騨産のひとめぼれや5等級の飛騨牛肉を使った美味しい飛騨牛握り寿司を提供しています。

口の中でほろりと溶けるように広がる飛騨牛の旨味がたまりません。基本的にはテイクアウト店ですが、風情ある庭園エリアでのんびりくつろぎながらお寿司を食べることも出来ます。

勾配のきつい飛騨エリアでは、移動交通費に結構お金がかかります。観光旅行時の食費をケチりたい時は、料金の安い大衆店を利用すると良いでしょう。

ここでは、岐阜県飛騨市周辺にあるコストパフォーマンス抜群のおすすめグルメスポットを紹介していきます。

飛騨牛 まんぷく亭は、柳橋の近くにある人気定食屋です。高級食材として名高い飛騨牛の定食メニューを1,000～2,000円程度の料金でオーダーできます。

飛騨牛ラーメン・飛騨牛カレーライス・飛騨牛ローストビーフなど、メニューの種類も豊富。各定食はライス・味噌汁がおかわり自由なので、お腹が空いた時の腹ごしらえに最適です。

飛騨牛食べ処 てんからは、白川郷インターチェンジ傍の人気焼肉店です。世界遺産に登録されている白川郷の近くにあるため、多くの観光旅行客で賑わっています。

自家製ホルモンを500円前後の料金でオーダー可能。飛騨牛のカルビや極上ロースなどの焼肉メニューも2,000～3,000円でたらふく食べられます。

今回は、岐阜県の飛騨高山エリアにあるおすすめの観光・グルメスポットを紹介いたしました。

山奥にある飛騨市は普段訪れる機会の少ない地域ですが、ユニークな観光名所がたくさんある穴場的スポットです。岐阜方面に立ち寄る機会があれば、ぜひ飛騨エリアにも足を運んでみてください。