日枝神社のご利益は?赤坂のパワースポットの縁結びお守りも紹介
東京都心の赤坂の高台にそびえている、いかにもご利益のありそうな神社が日枝神社です。東京の数ある神社の中でも有数のパワースポットと言われて人気があり、毎日たくさんの参拝客が訪れています。日枝神社の見どころと縁結びのお守りやその他のご利益について紹介します。
赤坂のパワースポット「日枝神社」のご利益やお守りを紹介!
東京の3大パワースポット神社の内の一つと言われている日枝神社についていろいろ紹介します。日枝神社は東京のど真ん中の赤坂の高台の上にあるのです。
それだけでもありがた味がありますが詳しく見ていくと、さらにすごいパワーを有しているのがわかります。
赤坂の日枝神社のご利益とお守りなどを見ていきましょう。
東京の3大パワースポット
東京には色々なパワースポットがありますが、その中でも神社のパワースポットとして人気があるのは、日枝神社と明治神宮、そして東京大神宮です。
日枝神社のご利益
日枝神社の創建時期は不明ながらも、1478年に太田道灌が江戸城築城にあたり、川越の無量寿寺の鎮守・川越日枝神社を勧請したのが始まりと伝えられています。
その後、徳川家康が江戸へ来た時に、江戸城内の紅葉山に遷座して江戸城の鎮守としました。1657年の大火で社殿が焼失したので、現在地に遷座したのです。ちなみにここは江戸城から見て裏鬼門に位置します。
なお、東京大空襲でも社殿が焼失しましたが1958年に再建されています。この歴史のある日枝神社のご利益を紹介します。
仕事運・出世運
日枝神社は昔から、商売繁盛にご利益があるとして、江戸はもちろん周辺からも人が集まって来て参拝されてきました。現在ではそれが「仕事運や出世運」として大勢の人々の願いを集めています。
実際に特に東京で働いているビジネスパーソンは、日枝神社へ近づいただけでやる気が倍増すると評判になっているのです。日枝神社は赤坂という東京の中心に位置しているので、アクセスが至便なことがさらに人気の秘密となっています。
日枝神社のご利益で仕事が順調だったり、昇給したりした人がお礼参りに再度訪れています。
縁結び・子授け
日枝神社の本殿の両側には、他の神社ならば狛犬(こまいぬ)が置かれている所に、神猿像が置かれています。日枝神社は大山咋神(おおやまひくのかみ)を主祭神として祀っており、この神は山の神なので、同様に山を守る役目の猿が選ばれました。
そして、猿は音読みすると「えん」となりますので、転じて猿がご縁を運んで来てくれると信じられてきました。このような理由から、日枝神社は縁結びや子授けとしてのご利益もあるとして、大勢の人達が祈願に訪れています。
特に老若男女を問わず縁結び祈願の人が多いのも赤坂という土地柄でしょう。
日枝神社の見どころ
それでは赤坂のパワースポットである日枝神社の見どころを、ひとつひとつ紹介していきます。
特徴的な形の鳥居
日枝神社の鳥居は他では見られないユニークな形をしています。つまり普通の鳥居は一番上の横の線が真っ直ぐ水平になっているのに、日枝神社の鳥居はその上に屋根のような山形の構造が作られてあります。
このユニークな鳥居は「山王鳥居」といい、表参道、裏参道、西参道の3箇所にあります。日枝神社に参拝するには表参道から参詣するのが一番といわれていますが、裏参道にはエスカレーターがあるので、助かるのです。
表参道は「男坂」と呼ばれており、社殿正面まで一直線に通じています。裏参道は外堀通りに面したところにありエスカレーターがあるのが目印です。もう一つの西参道は表参道の西側にあります。
猿のいる境内
表参道から神門へ向かうと、神門にはハートの形の「猪の目(いのめ)」があります。これをスマホの待ち受け画面にすると縁結びや恋愛運がアップすると言われて人気があるのです。そして神門を入ると内側には左右に神猿像が色鮮やかに安置されています。
たいがいの人はこの神猿像に気付かないでそのまま境内に入ってしまうようです。そして社殿の前に行くと通常狛犬が置かれているところには、神猿像が置かれています。これは目に付くところにあるので誰も見逃さないでしょう。
右の神猿像がオスで、左には子猿を抱きかかえているメスの神猿像が安置されています。こちらのメスのほうは子宝や安産のご利益があるのです。そっと触れてみると良いようです。もちろん縁結びにも役に立ちます。
徳川家ゆかりの宝物を所蔵する宝物殿
日枝神社の宝物殿には、徳川家ゆかりの宝物が所蔵されています。宝物殿は1978年の江戸城内御鎮座500年大祭の記念事業として、翌年の1979年に造営されました。開館時間は10時から午後4時で無料で公開されています。
定休日は火曜日・金曜日です。国宝1口・重要文化財14口・重要美術品1口を含む刀剣31口など多数の宝物をご覧頂けます。
日枝神社の注目ご利益スポット
日枝神社にはパワースポットとしての、ただならぬ力が秘められていのですが、本殿以外にも隠れたパワースポットと言われている場所があります。注意しておかないと見過ごしてしまうかも知れません。
それはもったいないので、こちらも参拝するようにしましょう。
隠れパワースポット「末社」
日枝神社は本殿以外にも見どころがあります。特に隠れたパワースポットといわれて、人気を集めているのが日枝神社の末社です。末社というのは本殿のある境内から離れたところにある比較的小規模な神社のことを指します。
ここ日枝神社の末社は猿田彦神社や八坂神社があるのです。末社がある場所は本殿の右奥のほうになりますので、気付かずに帰ってしまう人もいるようですが、もったいないので参拝しましょう。
仕事運のご利益で有名「猿田彦神社」
猿田彦神(さるたひこのかみ)が祀られているのが猿田彦神社です。猿田彦神社は全国に約2000社あると言われていますが、有名なのは三重県伊勢市の伊勢神宮の内宮近くにある猿田彦神社です。
日本神話によると猿田彦神はニニギの天降りの先導をしたと言われています。これは天孫降臨のことで、「ににぎのみこと」が天照大神の神勅を受けて高天原から高千穂峰へ天降(あまくだ)った際に、猿田彦神が案内をしたのです。
ここから、猿田彦神社は「みちひらき」すなわち道を開くのにご利益がある神社として祀られています。何か新しいことを始めようとする時に参拝するとご利益があります。その意味で隠れたパワースポットとなっているのです。
素盛鳴神(スサノオ)を祀る「八坂神社」
赤坂八坂神社は遠く江戸期以前に京橋南伝馬町の牛頭天王(ごずてんのう)として、三ヶ町の鎮守で大伝馬町、子舟町と並んで江戸三天王と称されました。その後1886年に赤坂山王日枝神社末社猿田彦神社内に相殿神として遷座奉斎されたのです。
それ以来現在まで祇園八坂信仰は商業や農業の守護神として、さらに病気退散のご利益があるとも言われて参拝されています。全国にある八坂神社は素戔嗚尊(スサノオ)を祭神とする神社は約2300社あり、その総本社は京都祇園の八坂神社です。
なお、古来日本では牛頭天王と素戔嗚尊とは同神とされていました。
朱色の鳥居が美しい「山王稲荷神社」
山王稲荷神社へは朱色の鳥居が数多く並んだ階段を登っていきます。この景観はインスタ映えするので、よく目にします。山王稲荷神社は江戸初期に日枝神社がこの地に移される以前から、福知山藩主松平忠房の邸内鎮守として祀られてきました。
山王稲荷神社は日枝神社の地主神になります。昭和20年5月25日の空襲の際に焼失を免れて残りました。関東地方には珍しい春日造本殿であることは特筆されます。
また、6月中旬に開催される日枝神社の山王祭は、神田明神の神田祭とともに幕府が費用を負担する天下祭でもありました。現在でも、京都の祇園祭、大阪の天神祭とともに、日本三大祭の一つでもあります。
日枝神社のご利益を授かる人気お守り
稗田神社のお守りはユニークな形をしており、しかも可愛らしいので人気があります。ご利益を授かるお守りが、いつも持っていて見つめたくなるような愛らしいものなので、子供から大人まで欲しがる人が多いのです。
大小サイズが選べる「まさる守」
日枝神社の人気のお守りに「まさる守」があります。これは上の画像のような丸い形をした可愛い猿のお守りです。色は赤と白の2種類あり、さらに大きさは大小とあります。裏側をひっくり返して見てみると、かわいいい尻尾が描いてあります。
「まさる」というのは、「魔が去る」とか「何事にも勝る」という言葉に引っ掛けてあり、魔除けとしたり勝負事に力を発揮するお守りになるのです。日枝神社はもともと猿が神の使いとして重く用いられています。
一見すると羊のようにも見えますが、これは猿をモチーフとしたお守りとなっています。なお、まさるは色や大きさに種類がありますが、いずれも神徳は同様に授けられます。好みに応じて求めましょう。
可愛くて人気「こざる守」
こちらのお守りも猿にちなんでいますが、「こざる守」と呼ばれています。このお守りはまさしく猿に見えます。耳がついていているの可愛いと評判です。「まさる守」と何が異なるのかというと、ご神徳は同じなので、好きな方を選びましょう。
まさる守は色や大きさにバリエーションがありましたが、こざる守は一種類のみです。参拝者の中には、「まさる守」と「こざる守」の両方を求めていく人がいるようです。
なお、まさる守の大は500円、まさる守の小は400円、こざる守は500円です。
ハート型の絵馬も人気!
ハート型の絵馬の中に猿が描かれているユニークなものもあります。よく見ると「結」という字が丸の中に書かれているのです。これは縁結びの絵馬なのです。この絵馬に願い事を書いてお祈りすると、よいご縁がやってきます。
猿はもともと、人と人との間をとりもつという役割も持っていましたので、きっとよい人に巡り会える縁結びをしてくれるでしょう。
その他にもある人気のお守り
神様が依り代として降臨する時の道しるべの役割があるといわれる鈴の音を、お賽銭をあげる時に何気なく鳴らしています。鈴には邪気を祓う作用もあると言われ、昔から簡単に身につけられるお守りとして重宝されてきました。
日枝神社には写真の「開運招福鈴守」があります。鈴のご利益がきっと縁結びその他にあることでしょう。また、ビジネスマンが多く参拝する土地柄「ビジネス守」といったお守りも人気があります。
日日枝神社の注目ご利益スポット枝神社のアクセスと基本情報
都心の赤坂にある日枝神社ですから、アクセスはとても便利ですがここで改めて行き方説明しておきましょう。さらに日枝神社に関する基本情報もまとめておきます。
日枝神社への行き方
日枝神社に参拝するのに一番わかりやすく、利用者が多い駅は「赤坂駅」です。地下鉄千代田線「赤坂駅出口2」が一番近い出口になります。出口2を出たら、右方向に進むと、国道405号にある日枝神社の裏参道の鳥居が見えてくるでしょう。
表参道から参拝したい場合は、溜池山王駅7番出口が最も近い出口になります。
日枝神社の基本情報
日枝神社の御祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)です。そして相殿に鎮まっている神々は、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)となります。
また御神徳については、御祭神の大山咋神の「咋」という字が「主」という意味で、大山の主であると共に広く地主神として崇められており、山水を司り大地を支配し万物の成長発展および産業万般の発展を守護し給うもので、広大無辺です。
そして近時は厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神として崇敬されているのです。
住所 | 東京都千代田区永田町 2丁目10番5号 |
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電話番号 | 03-3581-2471 |
営業時間・休業日 | 開門時間 4月~9月: 5:00~18:00 10月~3月: 6:00~17:00 宝物殿 10:00~16:00 定休日:火曜・金曜 |
アクセス | 地下鉄 千代田線「赤坂駅」 出口2徒歩3分 南北線・銀座線 「溜池山王駅」 出口7徒歩3分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL | 日枝神社 |
日枝神社は赤坂の地下鉄出口から5分以内で参道へ到着できるという、アクセスがとても便利なところにあります。さらに開門は早いときには早朝の5時で、遅い時期でも午前6時とかなり早くから開いているのです。
日枝神社の周囲には超高層ビルが立ち並んでおり、すぐ隣にはザ・キャピトルホテル東急がそびえ立っています。このようなビル群の中にあっても、階段を登っていくと都会にいるのを忘れてしまうほど静寂に包まれるのです。
日枝神社は商売繁盛や仕事運・出世運、縁結び・子宝・安産などのご利益を求めて毎日大勢の人達が詰めかけています。是非日枝神社へ参拝して、ご利益を授かりましょう。