兵庫県のお土産おすすめランキング！名物お菓子や人気の銘菓を紹介

兵庫県は近畿地方の東の端にあり、瀬戸内海から日本海にまたがって存在する大きな県です。兵庫県は観光スポットも、港町神戸や姫路城、日本最古ともいわれる有馬温泉、名物のタコや鯛で有名な明石、コウノトリの里豊岡に、温泉とカニで有名な城崎や香住など、数多く多彩です。

元々播磨、摂津、但馬、丹波、淡路の5つの国があった兵庫県は、地域性もバリエーションに富んでいます。そのため、兵庫県のお土産にもいろいろなジャンルがあり、迷ってしまいそう。この記事では、様々な兵庫県のお土産の中でも、特に人気の食べ物に絞り、ランキング形式でご紹介します。

まずは第15位から第13位です。

兵庫県の県庁所在地は、明治期に開かれた港町神戸で、外国人居留地が置かれてハイカラな文化が根づき、神戸港は平成初期までアジア随一の取引高を誇る港でした。

しかし兵庫県は1995年、阪神大震災が発生し、神戸周辺は灰塵に帰しました。数十年かけて復興が行われましたが、今もよくみると震災の爪痕が残っています。

兵庫県は震災を経ても神戸のハイカラな文化は受け継がれています。外国人居留地時代から神戸には洋菓子店が多く、今もスイーツ激戦区の神戸。

「ダニエル」の「カヌレ」はフランス・ボルドー地方の伝統の菓子カヌレを小さく食べやすいサイズに仕立てたもので、プレーン、ショコラ、抹茶などの定番の味の他、いちじくや、チェリーなど季節に合わせた味が詰め合わされた箱入りのものが、兵庫県名物のお土産に人気です。

故・コービー・ブライアントの名前の由来にもなったという神戸の神戸牛は、兵庫県産の牛の中から厳しい基準を満たした肉のみに与えられる特別な名称です。欧米でもKobeとい言えば名物は牛肉というほど知名度が高く、もちろん味も一級品。

兵庫県の和牛専門店の「神戸菊水」はそんな名物の神戸牛の名店で、「神戸牛コンビーフ」は神戸牛モモ肉を贅沢にコンビーフにした一品です。肉の旨味がギュッと凝縮されている人気のお土産です。

神戸の東側、御影エリアに本店を構える「誠味屋」は1951年創業の老舗佃煮店です。名物の神戸牛やタコなどで有名な明石のお魚、海藻を使った昔ながらの佃煮が人気のお店です。中でもおすすめなのが、この店の看板商品「松福」です。山椒入りの松茸昆布で、松茸は昆布3に対して1の量という贅沢さ。

また、名物の神戸牛を使った「牛肉佃煮」も神戸らしいお土産として人気です。

次は第12位から第10位のご紹介です。

兵庫県のハイカラな神戸の町から一歩北に足を伸ばすと、六甲山系の豊かな緑、そして自然豊かな但馬、丹波地方が広がります。

兵庫県の中心部にある豊岡市では、絶滅したコウノトリの最定着が試みられるなど、兵庫県内には様々な魅力があります。

大学や閑静な住宅街が集まる神戸市内の六甲駅周辺エリアにある「ボンボンロケット 」は、バターサンドの専門店です。毎日手作りされるバターサンド「クリームサンディーズ」は常時20種類以上。

さくさくのサブレの間にたっぷりのバタークリームが挟まっていて、色とりどりの「クリームサンディーズ」が並んでいる様子は見た目もカラフル・ポップでSNS映えも良さそうです。

お土産にも、地元の人のお持たせにも人気の商品です。

神戸の中心部、三宮の北側エリアは「異人館街」として人気の観光スポットです。神戸に居留地が置かれていた頃、居留地に入りきらなかった外国人の住宅が、山手の閑静なエリアに建設されました。地盤が硬く、市街地から距離があったため、空襲や震災の被害に遭うこともなく素敵な街並みが残っています。

「風見鶏の家」はそんな異人館街の象徴的な建物で、それをモチーフにした名物「風見鶏チーズケーキ」は、神戸のお土産の定番です。

1800年代から神戸で姫路藩御用商人として活躍していた「樽屋五兵衛」は、昭和16年に海産物問屋に転身。長い歴史の中で培ってきた兵庫商人のノウハウを、地元兵庫県の海産物の流通に生かしています。

その中でも「神戸牛 牛肉ちりめん」は、神戸牛と神戸の垂水港で水揚げされるちりめんとの夢のコラボレーションが人気のおすすめ商品です。まさに兵庫県の「美味しいとこどり」の逸品です。

続いて第9位から第7位のご紹介です。

明治の開国とともに外国人居留地が置かれた神戸には、横浜と並んで有名な中華街「南京町」があります。中華街ならではの本格中華グルメは観光客に大人気です。

「皇蘭」は神戸の南京町の中でも人気の豚まん店です。「豚まん」は関西の言葉で「肉まん」のこと。関西では「肉」といえば牛肉なので、誤解を避けるために「豚まん」と呼ぶそうです。

「皇蘭」の豚まんは淡路島産の新鮮な玉ねぎなどを使い、手作りにこだわったボリューミーなもの。一口かじるとジューシーな肉汁が溢れます。神戸牛を使った「神戸牛肉まん」もおすすめです。

「ボンボンロケット 」と同じく六甲駅周辺エリアが発祥の「神戸フランツ」の看板メニュー「神戸魔法の壷プリン」は、壺の中でふわふわのクリーム、濃厚なプリンのビターなカラメルの3層になった新感覚のプリンです。

壺には港町神戸のシンボルである碇のマークが刻印されていて、おしゃれでかわいいビジュアルも相まって、神戸のお土産として大人気です。

兵庫県西部の赤穂市は、「忠臣蔵」で有名な赤穂義士のふるさととして有名です。赤穂藩時代には積極的に瀬戸内海沿岸の塩田開発に取り組み、塩は赤穂の特産品となりました。

そんな赤穂の塩を使った塩味饅頭は赤穂の銘菓で、ほろほろとした食感の皮の中にあっさりとしたこしあんが入っていて、塩の味がアクセントになっています。塩の味があんの甘さを引き立てる上品な味は、幕藩時代には将軍家にも献上されたことがある、伝統のお菓子です。

第6位から第4位のご紹介です。

兵庫県の本州側と淡路島を結ぶ明石大橋は、1988年に開通した世界最長の吊り橋です。明石海峡のどこからでも眺めることができる美しい白い橋は、夜には季節ごとのイルミネーションも行われ、交通手段であるだけでなく、それ自体観光スポットになっています。

神戸元町に明治から店を構える「辰屋」は、老舗のお肉屋さんです。飲食店の多い神戸の町で、お肉の卸業・小売のお店として長年営業を続けてきました。

そんな「辰屋」では、精肉と並んで佃煮としぐれ煮も人気です。生姜風味で仕上げた佃煮は神戸牛のモモ肉を使用した食べ応えのある食感。一方、山椒仕立てのしぐれ煮は、神戸牛のすき焼き用スライスを使用していて、ほろほろと崩れるおいしさです。どちらもごはんのお供におすすめです。

神戸から明石海峡大橋を渡ると、明石海峡に浮かぶ淡路島に行くことができます。日本神話でイザナギ・イザナミの神が最初に産んだ島ともいわれている淡路島は、穏やかな気候と潮の速い海が陸海両方の恵みをふんだんに与えてくれる、グルメの島です。

特に玉ねぎがおいしいことで有名で、明石海峡大橋を渡り終えてすぐのハイウェイオアシスでは、「淡路玉ねぎスープ」が大人気です。玉ねぎの濃厚なうまみたっぷりで、一度飲むと病みつきに。

淡路島ハイウェイオアシスは食べ歩きや観覧車などのアミューズメント施設もあるので、ぜひ立ち寄ってもらいたいおすすめスポットです。

神戸市北部、六甲山中にある有馬温泉は、古代から知られる日本三代名湯のひとつです。鉄分を多く含んで茶褐色の泉質が特徴的で、太閤豊臣秀吉も愛した温泉です。

こちらの名物が「炭酸煎餅」で、温泉のお湯を使用している有馬温泉を代表するお土産です。炭酸を含んだお湯を使用することで、口に入れるとしゅわしゅわと融ける不思議な食感で、何枚でも食べてしまうシンプルな味がクセになります。

いよいよトップ3の発表です！

神戸市東灘区に本社を置く「トーラク」の人気スイーツ「神戸プリン」は、硬めの食感が懐かしい、卵と生クリーム、砂糖のシンプルな素材だけで作ったプリンです。柑橘系のリキュールとほろ苦いカラメルがアクセントで、今や神戸を代表する人気のお土産になっています。

新幹線の新神戸駅や新大阪駅などで気軽に帰るのも嬉しいポイント。

神戸の西にある明石市は、昔から漁師町として有名です。潮の速い明石海峡で鍛えられた魚介類は、どれも身が締まって美味で、特に鯛とタコは明石で水揚げされる代表的なお魚です。

近年は「魚の棚」と呼ばれる地元商店街も人気で、食べ歩きや獲れたての鮮魚、海産物加工品などのショッピングを楽しむことができます。

そんな明石のグルメといえば「卵焼き」。卵焼きといっても、「じん粉」という独特の粉をたこ焼きのように焼き、お出汁につけて食べる明石特有の食べ物です。「十三味」の「明石玉」は明石の新鮮なタコを使用したもので、秘伝の出汁がついているので、家に帰っても明石の味を楽しめます。

明治30年創業の風月堂は、港町神戸のハイカラな雰囲気を代表する和洋菓子店として120年の歴史をもつ老舗です。昭和2年にフランスの焼き菓子を参考に開発されたゴーフルは、薄く焼かれた煎餅状の生地でクリームを挟んだ薄いお菓子です。パリッとした口当たりと上品な味わいが長く愛されてきました。

直径15cmのゴーフルの他、7.5cmのミニゴーフルなどがあり、バニラ、ストロベリー、チョコ、コーヒーなど味も様々。

ミニゴーフルの方は缶に神戸の風景や地元球団阪神タイガースのキャラクターなどが描かれ、お土産におすすめです。

広い兵庫県には観光スポットも様々。お土産に迷った際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。