湊川神社のご利益！有名パワースポットの見どころやアクセスも紹介

兵庫県神戸市にある湊川神社。最近ではパワースポットとしても有名で全国各地からたくさんの人が訪れています。そこで今回はそんな人気のパワースポットである湊川神社について詳しく調べてみました。

湊川神社で得られるご利益や是非みておきたい見所など、湊川神社を参拝する際に役立つ情報をまとめています。パワースポットである湊川神社へと参拝する人なら必ず役に立つ情報ばかりですので、お出かけ前に是非チェックしておきましょう。

ではまず最初に湊川神社とはどんな神社なのかを確認しておきましょう。湊川神社は兵庫県神戸市にある神社。楠公さんの相性でも親しまれている有名な神社です。

こちらにお祀りされている神様は楠木正成公（大楠公）。歴史の授業などで名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか？文武両道に優れた武将であった楠木正成公。湊川神社とどのような関係があるのでしょうか？

ではここからは、湊川神社のご利益と深い関わりのある楠木正成について少しご紹介していきたいと思います。歴史上でも有名な人物である楠木正成。名前を聞いたことはあるけれども詳しく覚えていないという人も多いのではないでしょうか？

そんな楠木正成はこの湊川神社の御祭神。とても重要な人物なのです。そこで、楠木正成公は生前どのような人物だったのか、またそれが湊川神社の由緒にどのように関係しているのかをチェックしてみたいと思います。

まず最初に知っておきたいのは楠木正成の功績です。楠木正成公（大楠公）は、永仁2年（1294年）に大阪で生まれた武将です。幼少期の頃から文武を学んでおり、その実力は確かなものだったと言われています。

実力をつけていった楠木正成は、次第にその名を馳せるようになり、後醍醐天皇の目に止まります。そして元弘元年（1331年）の38歳の時に後醍醐天皇の名によって鎌倉幕府の倒幕を命じられます。

楠木正成は倒幕に向けて大勢の武士と共に戦いましたが、幕府軍の勢力はなかなかに強く惨敗。その結果、倒幕の計画を立てた後醍醐天皇は罪人として隠岐島へと島流しにされてしまいます。

しかしこの窮地でも楠木正成は諦めずに戦い続けます。一度は諦めかけていた他の武士たちも、この楠木正成の姿に鼓舞され再び立ち上がります。

強力な武力を持った北条氏らも正成に加勢し、とうとう鎌倉幕府は滅亡。建久3年（1192年）から続いた長い政権を終えることとなりました。

鎌倉幕府が終わったことによって島流しにあっていた後醍醐天皇は帰還。新たな幕府を立ち上げ理想の国を作り上げそうとします。

しかしその後、醍醐天皇の政治に不満を持つ武士が現れ、再び争いが始まります。一度は平穏を取り戻した世は、再び戦乱の時代へと突入してしまいました。

そんな中でも楠木正成は後醍醐天皇のために戦い続けました。延元元年（1336年）の5月23日、新田義貞と正成公は、兵庫で大軍を迎え討ちますがついに軍が衰退。覚悟を決めた楠木正成は弟の正季卿らと「七生滅賊」を誓って自害し、その偉大な生涯を終えました。

先ほどの功績からもわかるように、楠木正成は智・仁・勇にあふれた武人でした。幼い頃から文武に注力し、力をつけた後には後醍醐天皇に忠実に仕えました。誠忠と正義とを以て生涯を貫いた楠木正成の生き方は現在でも多くの人に賞賛されています。

また戦いの際には大勢の敵軍にもひるまずに立ち向かいました。このように智・仁・勇に溢れた武士はそう多くはありません。湊川神社が日本有数の名社として崇敬されているのには、このような背景があるからこそなのです。

偉大な人物であった楠木正成とゆかりの深い湊川神社。そんな湊川神社のご利益も楠木正成に由来しています。厄除け・開運など運気に関するご利益から、国家安泰から家内安全・健康長寿に学問成就・金運などそのジャンルは様々。

色々な人に力を与えるパワースポットとしてもぴったりのご利益で、楠木正成の生涯を表しているご利益だと言えるでしょう。

では続いては、湊川神社のご利益をあずかる行事や祈願をご紹介していきましょう。厄除けから家内安全まで幅広いジャンルのご利益がある湊川神社。そんなご利益を預かる行事ごとや祈願もたくさんあります。

知っておく事でより一層湊川神社のご利益を享受することができますので、ぜひどんな祭事があるのかをチェックしてみましょう。

まず最初にご紹介するのは「お宮参り」です。お宮参りとは赤ちゃんが、産まれて初めて神社にお参りし、神様の御加護のもと無事に誕生したことを報告する儀式。これから健やかに成長するようにとお祈りをします。

基本的にはお宮参りの日は、男児は生後31日目、女児は生後33日目とされてきました。しかし季節や天候・社会情勢などによってその日にお参りできないことも多くあります。

なので現在では家族の都合の良い日に合わせてお参りする人も少なくありません。御祭神の大楠公にあやかり、健康で賢いお子様に成長する様お祈りしてみましょう。

続いてご紹介するのは「七五三参り」です。七五三は、男児3歳・5歳、女児3歳・7歳のお祝いのこと。子供は7歳までは神様からの授かりものと言われています。そこで七五三参りでは７歳までの子供の成長を神様に感謝し、その後の無事を神社でお祈りします。

お祈りが終わった後には、お神酒、お守り、千歳飴がその席で授与されますので、子供も喜ぶこと間違いなし。人生の節目のお祝いとしても大切な儀式ですので、ぜひ湊川神社へお参りしてみましょう。

続いてご紹介するのは「安産祈願」です。こちらは　子宝に恵まれたことを神様に感謝し、子供が無事に産まれることを祈願する儀式。「帯祝（おびいわい）」や「着帯（ちゃくたい）の祝い」とも言われています。

昔から犬のお産は安産であると言われており、その安産にあやかるようにと胎児（たいじ）が安定する時期である妊娠5ヶ月目の戌（いぬ）の日に神社に参ります。

この安産祈願の際には、腹帯（晒しのものでも、下着タイプでも可能）をお持参すると併せてお祓いをしてもらえます。また自分で持っていないという場合には神社でも授与してもらえますので、どちらにするか検討しておきましょう。

では続いては、湊川神社の見どころについてチェックしてみましょう。神社に参拝した際にはお守りや御朱印などに気をとられがちですが、実際にはたくさんの見どころがあるのです。

神社へお参りする前にチェックしておくことで、より深くその見どころを楽しむことができますので、ぜひ事前にどんなポイントがあるのか確認しておきましょう。

まず最初にご紹介する湊川神社の見どころは「美しい天井画」です。湊川神社の社殿には拝殿天井（はいでんてんじょう）と呼ばれる豪華絢爛な天井画あります。この天井の絵は全国著名画家から奉納にされたものになります。

中央の「大青龍（だいせいりゅう）」は福田眉仙（ふくだびせん）の作、その右四枚の板画「運命」は、棟方志功（むなかたしこう）がニーチェのツァラトウストラに暗示を受けて創造した作品です。

また拝殿両側の獅子・狛犬の壁画は、これも棟方志功の傑作で、「降魔・伏邪（ごうま・ふくじゃ）」の賛は徳富蘇峰（とくとみそほう）の筆です。一つ一つも素晴らしい作品ですが、それが集まることによって更に美しさを増しています。

他では見ることができない豪華な天井絵ですので、湊川神社を訪れた際には、必ずみておきたいポイントになります。

続いての湊川神社の見どころは「大楠公墓所と徳川光圀公の銅像」です。湊川神社には御祭神である楠木正成公の銅像と、徳川光圀公の銅像が設置されています。楠木正成に関してはご紹介したので、ここでは徳川光圀公についてご紹介しましょう。

徳川光圀公はいわゆる水戸黄門と呼ばれている人物。時代劇などでおなじみの人も多いのではないでしょうか？光圀公は、水戸藩主を辞めた後、西山荘（せいざんそう）に隠居してい他のですが、その後も大日本史の編集を行うなど様々な活躍をしていました。

そしてその活動の一環として楠木正成を慕っていた光圀公は、墓碑「嗚呼忠臣楠子之墓」を建設。この功績が天下に評価され、銅像として現世に残されるまでになりました。

最後にご紹介する湊川神社の見どころは「赤い鳥居が並ぶ楠本稲荷神社」です。楠本稲荷神社は湊川神社の境内にある摂社・末社のうちの一つ。こちらもパワースポットとして有名です。参道脇に赤い鳥居がいくつも並んでいるので目印にしましょう。

赤色の鳥居が連なった奥には小さなお社があり、そこでは商売繁盛や家内安全のご利益を享受できると言われています。またご利益があるだけではなく見た目が美しいのもこの楠本稲荷神社のおすすめポイントの一つ。

お社の中へと入ると天井いっぱいに赤色の提灯がぶら下がっています。まさにフォトジェニックな空間でインスタ映えもバッチリ。旅行の思い出の一枚になる写真が撮れる場所ですので、湊川神社へお参りする際にはこちらのパワースポットへも立ち寄ってみましょう。

では最後は湊川神社へのアクセス方法をチェックしておきましょう。湊川神社へのアクセス方法は電車などの公共交通機関を使用する場合と、自家用車で向かう場合があります。

まず新幹線を利用する場合は、新神戸駅で下車しましょう。そこから神戸市営地下鉄山手線で大倉山駅まで向かいます（電車で6分）。駅から出た後は徒歩5分で湊川神社へと到着です。

またJRや各私鉄を利用する場合は、JR神戸線なら「神戸駅」から北へ徒歩約3分。阪急・阪神・山陽各電車なら「高速神戸駅」で下車後徒歩ですぐ（東改札を出て、右手の階段を上がると正門前です）。

市営地下鉄山手線なら「大倉山駅」から南へ徒歩約5分。市営地下鉄海岸線なら「ハーバーランド駅」より北へ徒歩約5分で湊川神社へと到着です。

車で湊川神社へと向かう場合には、JR新幹線「新神戸駅」から車で約10分。大阪方面より阪神高速3号神戸線を利用する場合は、京橋ランプで下車し、国道2号線を西へ約10分、東川崎交差点右折します。

姫路方面より阪神高速3号神戸線を利用する場合は、柳原ランプを下車した後、国道2号線を東へ約10分、東川崎交差点左折すると到着です。

最後に飛行機を利用する場合なら、神戸空港からポートライナーで三宮まで（18分）。その後、JR神戸線を利用なら神戸駅で下車、阪急・阪神・山陽各私鉄を利用するなら高速神戸駅で下車しましょう。徒歩3分ほどで湊川神社へと到着です。

今回は兵庫県神戸市にある湊川神社について詳しくご紹介しました。歴史上の有名人物である楠木正成にゆかりの深い湊川神社。厄除けや開運・家内安全や商売繁盛・安産祈願や金運アップなど、様々なご利益があるパワースポットであることがわかったと思います。

またパワースポットとしてだけではなく、見どころがたくさんあるのも人気のポイント。有名な画家から奉納された絵をつなぎ合わせた天井絵やフォトジェニックな提灯があるお社など、歴史に詳しくなくても楽しめるポイントがたくさんあります。

近年パワースポットとしても有名になってきている湊川神社。どんなお願い事にでも効果があるパワースポットですので、興味がある人は神戸旅行の際に是非湊川神社へと足を運んでみてください。