かつめしは兵庫県加古川名物！人気･有名なお店をランキングで紹介

加古川市は、兵庫県の南部に位置しているエリアです。瀬戸内海に面していて、一級河川の加古川が市内を流れています。

沿岸部には神戸製鋼所の工場があり、鉄鋼や衣料品の製造業が盛んです。加古川温泉・日岡神社・西条古墳群などの観光スポットも人気。近隣の姫路市や神戸市のベッドタウンとして発展してきた歴史があります。

加古川市の特徴として、地元の大人気料理・かつめしの存在を無視することは出来ないでしょう。

加古川市内の多くの飲食店では「かつめし」という名物メニューが取り扱われていて、地域の住民から観光旅行客まで多くの方々に愛食されています。

そこで今回は、加古川の人気名物料理・かつめしの特徴やかつめしを食べられるおすすめのお店を紹介していきます。郷土料理に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

かつめしとは、ご飯の上にビフカツ（またはトンカツ）を乗せた料理のことです。デミグラスソースをベースとした特製ソースをかけ、キャベツを添えて箸で食べます。

かつめしの歴史を紐解くと、戦後間もない1947年にまでさかのぼります。当時、物資の不足していた加古川のいろは食堂では、一つの皿の上にご飯とビフカツを盛り付けた料理を提供していました。

それがかつめしの起源であり、現在でも様々なバリエーションのカツ乗せ系メニューが加古川ご当地B級グルメとして人気を博しています。

かつめしは加古川の名物料理であり、多くのお店がメニューに取り入れています。出来立てのかつめしを食べれば、疲れた体に活力がみなぎってくることでしょう。

ここからは、加古川でおいしいかつめしを食べられるおすすめの人気料理店をランキング形式で紹介していきます。

味季料理りんどうは、加古川駅から西に1kmほど離れた場所にある人気料理店です。旬の野菜や海産物を使った懐石料理を主に提供しています。

国産牛のヘレ肉と3日間煮込んだデミグラスソースを使ったかつめしメニューも大人気。ランチかつめし（小）が900円、黒毛和牛かつめしが7,200円と料金は比較的高めですが、味を重視して店を選ぶ方におすすめです。

COFFEE HOUSE りんご亭は、明姫幹線近くにある人気喫茶店です。トーストやポテトサラダなどのモーニングメニュー、オムライスやハムサンドなどのランチメニューを提供しています。

かつめしは880円からオーダー可能。中でもおすすめは、鮮度抜群のエビカツにマヨネーズをたっぷりかけた「えびマヨかつめし」。エビの芳醇な旨味が口の中いっぱいに広がります。

Eden（エデン）は、JR加古川駅のすぐ近くにある人気レストランです。1974年（昭和49年）創業の老舗料理店で、スパゲッティやハンバーグなど様々な洋食メニューを提供しています。

加古川名物のかつめしは、「カツライス」の名称で取り扱われています。890円の牛カツライス、950円のエビカツライス、1,900円の牛ヘレカツライスなどがあり、いろいろな種類のかつめしを食べてみたい方におすすめです。

法楽屋は、若宮神社の近くにある人気洋食店です。本業はあられの製造・販売であり、ランチタイムのみ定食やドリンクを提供しています。

牛かつめしが1,400円、えびかつめしは2,000円。初めて来た人がビックリするほどボリューム満点なので、お腹一杯かつめしを食べたい時におすすめです。

まるみは、兵庫県道18号加古川小野線の近くにある人気中華料理店です。冷麺、八宝菜、餃子などのメニューが提供されています。

かつめしセットが930円。デミグラスソースをたっぷりかけたかつめしは、ボリューム満点で中華料理との相性も抜群。コストパフォーマンスの良い食事を楽しめます。

とんかつ隅野は、県道65号線沿いにある人気トンカツ屋です。ロースかつ定食やビーフカツ定食などのメニューが提供されています。

かつめしは770円からオーダー可能。テイクアウトにも対応しており、リーズナブルな料金で自宅でも加古川名物のかつめしを食べられる魅力があります。

本家かつめし亭は、浜の宮駅から菱に1kmほど離れたところにある人気料理店です。メニューの一つとしてかつめしを取り扱っているお店が多い中、かつめし専門店として上質なかつめしを提供しています。

兵庫県産黒毛和牛Ａ4ランク以上の牛肉をたっぷり盛り付けたかつめしを780円（並）からオーダー可能。大盛りやダブルかつなどのメニューもあり、本場のかつめしを心行くまで堪能したい方におすすめです。

彦は、宝殿駅から北に3kmほど離れた所にある焼肉店です。上質な肉を使ったタン・ロース・ステーキなどのメニューを提供しています。駅からはだいぶ距離がありますが、常連客の中に有名人もいるほどの人気を誇っています。

かつめしは700円からオーダー可能。デミグラスソースと焼肉のタレをミックスした特製ソースは、牛カツとの相性抜群。リーズナブルな価格設定でお腹いっぱいになれます。

Coffee House Rocky（コーヒーハウス ロッキー）は、東加古川駅から北に2kmほど離れた所にある人気喫茶店です。軽食から定食まで多彩な料理メニューを提供しています。

ポークかつめしが830円から、ビーフかつめしが930円からオーダー可能。数量限定の牛ヘレかつめし（1,350円）もおすすめです。なお、かつめしは11時以降の取り扱いとなるため、来店時間にはご注意ください。

かつめし いろはーずは、加古川駅近くの商店街にあるかつめし専門店です。かつめしの発祥地となったいろは食堂の系譜店であり、多彩な食材を使った本場のかつめしを提供しています。

ハムカツかつめしが750円、ビーフかつめしが1,200円、和牛かつめしが1,580円でオーダー可能。デミグラスソース・ホワイトソース・バジルソースをミックスした特製ソースが、肉の風味を最大限に引き立ててくれます。

加古川名物のかつめしは、ご飯の上にビフカツやトンカツ等を乗せてソースをかけたシンプルな料理です。しかし、使う肉の種類やソースによって様々な味覚を楽しめる奥深さがあります。

ここでは、ユニークなかつめしメニューを提供しているおすすめの人気店を紹介していきます。

一平は、加古川市の西の高砂市内にある寿司屋です。新鮮な魚介類を捌いた握り寿司や幕の内と共に、かつめしメニューが大評判。店内に並んでいる著名人のサインの数が、その人気ぶりを証明しています。

480円のミニかつめしから3,400円の上Wかつめしまで、豊富なかつめしメニューが充実。下のご飯が見えないほどの厚みの肉とほんのり甘い特製ソースが絡み合い、口の中に幸福感が広がります。

志方亭は、別府川の近くにある人気焼肉店です。食肉卸売会社の直営料理店であり、上質で鮮度抜群の肉料理を提供しています。

本店のランチメニューの中にかつめしセットがあり、1,100円でドリンクバーやスープなども付いてきます。お皿いっぱいに盛り付けられたボリューム満点のかつめしは、複数のタレがブレンドされて格別の風味に仕上がっています。

おいしいかつめしが好評だった人気料理店の中には、諸事情によって店仕舞いした所もあります。

ここでは、すでに閉店してしまった加古川の人気かつめし店を紹介していきます。

一勝は、昭和30年創業の老舗トンカツ屋です。790円というリーズナブルな価格でおいしいかつめしを食べられる人気店でしたが、オーナーの高齢化・体調悪化が原因で2019年5月31日をもって64年の歴史に幕を下ろしました。

現在でも閉店を惜しむ声が多く、常連客の間では復活を切望する意見も上がっています。

今回は、加古川の名物料理・かつめしの特徴やおすすめの人気店を紹介いたしました。

兵庫県には但馬牛を筆頭にたくさんの牛肉ブランドがあり、おいしい肉料理が充実しています。かつめしを食べてみたい方は、ぜひ本記事を参考にして加古川まで足を運んでみてはいかがでしょうか。