徳島・祖谷のかずら橋は日本三奇橋の1つ!大歩危駅からのアクセス方法を紹介
スリリングな体験ができる徳島の観光スポット「祖谷のかずら橋」は、希少な奇橋として有名です。今回は、そんな祖谷のかずら橋の魅力やアクセス方法などについて、詳しく紹介しましょう。大歩危駅からの細かいアクセス方法にも触れるので、ぜひ注目してください。
目次
徳島の祖谷のかずら橋について紹介!
紀伊水道や大渓谷の大歩危など、魅力的な大自然が残っている徳島は、400年もの間受け継がれてきた阿波踊りでも有名な観光地です。そんな徳島では、日本三奇橋に数えられる「祖谷のかずら橋」にも注目が集まっています。
今回は、そんな祖谷のかずら橋の魅力やアクセス方法などについて、紹介していきましょう。
日本三奇橋の1つ「祖谷のかずら橋」
祖谷のかずら橋は、徳島県の祖谷山村にある植物の蔓や枝で作られている珍しい橋です。日本三奇橋に認定されているだけでなく、重要有形民俗文化財として国から保護されています。
祖谷川の水面から約14m上の高さにあり、幅2mの橋を実際に渡ると独特のスリルを楽しむことができるのです。橋は地元の人々からも大切にされており、地元の人々が3年毎に丁寧に架け替えています。
スリル満点!シラクチカズラを使用した吊り橋
祖谷のかずら橋は、シラクチカズラという枝や蔓がしなやかかつ頑強な植物を複雑に編み込んで作られています。「かずら橋」という名前の由来も、地元で昔からたくさん自生していたシラクチカズラとされているのです。
その昔、源氏との闘いに敗れて祖谷村に逃げてきた平家の武士たちが、追手が来た際に橋を切り落とせるようにあえてシラクチカズラで橋を作ったという説があります。また、祖谷村に訪れた弘法大師が、村人のために建造したという説もあるのです。
かずら橋は、祖谷川沿いの村々で生活に欠かせない橋として活躍していましたが、現在ではかずら橋があるのは祖谷と奥祖谷の2カ所だけとなりました。
祖谷のかずらを渡るときの注意点
祖谷のかずら橋はかなりスリルのある橋なので、高所恐怖症の人には無理に渡らせないようにしましょう。
また、祖谷のかずら橋の床は木や蔓を組み合わせて作られているため、大きめの隙間もあります。そのため、足が小さい人や子供などは、足がその隙間にはまってしまわないように注意してください。
さらに、橋は歩くと予想以上に揺れるため、慣れていないと恐怖で固まってしまいがちです。しかし、止まってしまうと後ろから続いてくる人の邪魔になってしまいます。一度止まるとより恐怖が強くなってしまうため、できるだけ歩き続けるようにしましょう。
祖谷のかずら橋周辺のおすすめ観光スポット
夜の間にはライトアップされ、シラクチカズラの木や蔓が組み合わさっている造形美が際立つ祖谷のかずら橋。そんな祖谷のかずら橋の周辺には、ライトアップまでの時間に楽しめる人気観光スポットがたくさんあります。
以下では、その観光スポットの中でもおすすめのスポットを、2つ紹介しましょう。
平家の伝説の1つ「琵琶の滝」
祖谷のかずら橋のすぐ傍にある「琵琶の滝」は、ぜひ見ておきたい癒しの観光スポットです。かずら橋と同じ平家と深い縁のある滝で、落ち延びた平家の人々が安徳天皇を密に弔うために、この滝周辺に住み着いたという伝説があります。
50mの高さから落ちてくる水は圧巻です。
住所 | 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2 |
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電話番号 | 0883-76-0877 |
営業時間・定休日 | 日の出から日没まで 定休日無し |
アクセス | 祖谷のかずら橋から徒歩約2分 |
公式URL |
名物グルメやお土産が揃う「かずら橋夢舞台」
祖谷のかずら橋の近くでお土産を選びたい時には、「かずら橋夢舞台」がおすすめです。大きな木を組んで作っている開放感のある巨大ショッピング施設で、食堂や物産館だけでなく、広大なイベント用のスペースもあります。
食堂では、地元の名物祖谷そばが楽しめるのです。特産品を様々な形に加工したお土産品も人気が集まっています。
住所 | 徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1 |
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電話番号 | 0883-87-2200 |
営業時間・定休日 | 4月から11月9:00~18:00 12月から3月~17:00 食堂10:00~15:00 |
アクセス | 県道32号線から市道に入り車で約15分 |
公式URL |
祖谷のかずら橋へのアクセス方法
祖谷のかずら橋へのアクセス方法で戸惑う人もいるでしょう。そこで、以下では祖谷のかずら橋にスムーズに辿りつける大歩危駅からのアクセス方法を、詳しく取り上げていきたいと思います。
大歩危駅からの行き方
祖谷のかずら橋に電車とバスでアクセスする場合は、大歩危駅に向かうことになります。大歩危駅から降り、四国交通バスの祖谷線に乗り、約25分乗車しましょう。最寄りのバス停「かずら橋」に着いたら、約5分ほど祖谷川に向かって歩けばかずら橋に到着します。
バスが不安という人には、大歩危駅からタクシーを使うとよいでしょう。タクシーの場合の駅からの移動時間は約20分です。
ちなみに、車で移動する場合は井川池田ICから国道32号線を高知の方向に進みましょう。県道45号線と県道32号線を走ったら、一般道に降りてかずら橋に向かいます。車の場合の移動時間はICから約1時間ほどです。
住所 | 三好市西祖谷山村善徳162-2 |
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電話番号 | 0883-76-0877 |
営業時間・定休日 | 4月から7月20日7:00~18:30 9月7:00~18:30 定休日無し |
アクセス | 大歩危駅からバスで「かずら橋」 バス停から徒歩約5分 |
公式URL |
祖谷のかずら橋はもう1つあった?
かずら橋は元々地元の人々が日常的に使っていた橋であるため、かつては祖谷川近くの村々に多く架けられていました。しかし、時代の移り変わりと共に少なくなり、現在現存しているかずら橋は祖谷と奥祖谷のみです。
以下では、もう1つのかずら橋である奥祖谷の二重かずら橋についても、具体的に取り上げていきましょう。
奥祖谷二重かずら橋とは
奥祖谷のかずら橋は、1,000mもの高さのある谷の底部分に架けられている2つの橋です。車でアクセスすることも可能ですが、険しい山道を進むため運転には注意してください。
アクセスに便利なバスがたくさんあるため、心配な人には大歩危駅からバスの利用をおすすめします。 奥祖谷のかずら橋は女橋と男橋から成り、夫婦橋という愛称でも親しまれています。
800年頃に平家の人々が武術訓練場に向かうために架けた橋とされているのです。男橋は水面から12mの高さにあり、全長は約42mと渡り甲斐のある橋となっています。一方で、女橋は高さ約4m、長さ約22mと比較的渡りやすいため、怖い人は女橋を渡ってみてください。
また、女橋の傍には「野猿」という木製のゴンドラ風の籠があり、乗り込んで手動でロープを引きながら谷を渡ることができます。スリルをさらに味わいたい人はぜひ挑戦してみてください。
住所 | 徳島県三好市東祖谷菅生620 |
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電話番号 | 0120-404-344 |
営業時間・定休日 | 日の出から日没まで 12月から3月まで定休 |
アクセス | 大歩危駅から四国交通バスで移動 バス停「久保」から市営バスで移動 バス停「二重かずら橋」から徒歩1分 |
公式URL |
歴史もスリルも楽しめる祖谷のかずら橋に行こう
今回は、徳島のスリリングな人気観光スポット祖谷のかずら橋について、詳しく調査しました。平家に関する逸話もあるので、歴史好きにもたまらない観光スポットでしょう。
周辺にも面白い観光スポットがあるので、徳島観光の際にはぜひ二重のかずら橋と共に楽しんでみてください。