宮崎のパワースポット！縁結び神社や観光のおすすめスポットを紹介

宮崎県に人々が住み始めたのは、中期旧石器時代の終わり頃の現在から約5万年前と言われています。それを裏付ける数々の遺跡も出土しているのです。一方で宮崎県は古くは日向国(ひゅうがのくに)と呼ばれ、神話の世界にも登場しています。

古事記には「竺紫(つくし)の日向の高千穂のくじふる嶺に天降りまさしめき」と記述されているように、「ににぎのみこと」が降り立った国と言われ、これは天孫降臨神話として伝わっています。

この他にも山幸彦と海幸彦神話や、山幸彦の孫のヤマトイワレヒコが店頭に即位して初代神武天皇となったという神武東征神話などの日向神話がたくさんあるのです。これは宮崎県がパワースポットである証明となっています。

それでは早速宮崎県のパワースポットを紹介して行きましょう。最初は宮崎の有名神社からにします。

青島神社は宮崎でも特に有名なスポットです。青島は神話の「海幸彦と山幸彦」の舞台になった島で、山幸彦と豊玉姫が結ばれたのもこの青島になります。島全体が青島神社の境内となっていますがその中央部に社が構えているのです。

島へ渡るためには弥生橋を使って海を見ながら渡っていきます。山幸彦と豊玉姫の婚姻の地であることから、ここは縁結びのご利益で人気があります。ハート型の絵馬や恋みくじなどの恋愛関係のグッズも豊富な神社です。

「夫婦ビロウ」には願い事によって色が違うこよりを結ぶ「産霊紙縒(むすびこより)」があります。また、「天のひらか投げ」は土器皿を願い事を唱えながら磐境に投げ入れるのですが、入ると願いが叶い割れると開運厄除けになります。

鵜戸神宮は海に突き出ている鵜戸崎岬にあり、この周辺一帯は国指定名勝となっています。階段を降りていって洞窟の中へ入ると、朱塗りの御本殿があり参拝できるのです。

さらにこの岬の周辺は奇岩などの自然の造物が見られ、太平洋の荒波が打ち寄せます。ここを訪れたら是非トライしたいのが運玉投げです。男性は左手で投げ、女性は右手で願いを込めて投げるのです。

亀石の枡形の中に入れば願いが叶うと言われています。運玉に願いを込めて枡形目指して投げてみましょう。

大御神社(おおみじんじゃ)は、日向のお伊勢さま」と呼ばれて親しまれている、国登録有形文化財の神社です。大御神社は皇祖天照大神を御祭神とする古社です。最近はことに御神徳を慕って宮崎県外からの参拝者が激増する傾向にあります。

見どころの一つに「三代の亀岩」があります。今から1500万年前の火砕流が固まってできた柱状節理の形が親子孫の亀のように見えるのでこの名前がつけられました。また大御神社境内には鵜戸神社があり千古の神秘を湛える洞窟に鎮座しています。

さらに大御神社の見どころとしては、国歌「君が代」に歌われている「さざれ石」が境内にあるのです。この地のさざれ石群は日本一のスケールであり圧倒的な迫力があります。

続いての宮崎のパワースポットは、人気の高い縁結びに効果があるパワースポットを紹介します。

江田神社は有名なフェニックスシーガイアリゾートに隣接しています。ここは10世紀の「延喜式」にも記載されており、イザナギノミコトとイザナミノミコトの2柱を祀っているのです。

近年この江田神社はヒーリングスポットとして、多くの参拝者を集めるほどになっています。この地には「みそぎ池」がありますがこれはイザナミノミコトを追って黄泉国へ行ったイザナギノミコトが清らかな水で身体を洗って穢れを払った場所です。

江田神社を訪れたら是非みそぎ池にも行ってみましょう。

都萬神社(つまじんじゃ)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫のニニギノミコトとその妻である木花開邪姫命(このはなさくやひめのみこと)が新婚生活を送った地域にあります。そしてこの地にある都萬神社は女性にご利益のある神社です。

都萬神社の最大のご利益は「恋愛成就」、「良縁にめぐりあえる」というもので、このためにたくさんの女性たちが訪れています。また、縁結びのほかにも「安産祈願」や「子育て」のご利益があることでも知られています。

高千穂神社の主祭神は一之御殿(いちのごてん)の高千穂皇神(たかちほすめがみ)です。ここの見どころは「夫婦杉」で、根元が一つの2本の大杉です。この杉は夫婦が手をつないでいるように見えます。

夫婦杉の周りを3周すると夫婦円満、家内安全、子孫繁栄の3つの願いが叶うといわれています。

観光するにも打って付けの珍しいものが見られる、宮崎のパワースポットを紹介しましょう。

幸せを呼ぶ「幸せの黄色いポスト」は日本のあちこちにあるのですが、パワースポットの青島にもあるのです。ここの幸せの黄色いポストの前では、インスタ映えするので写真撮影が人気です。

サンメッセ日南はイースター島から正式に許可を得て復元されたモアイ像が立ち並ぶパワースポットです。

これは日本のモアイ修復チームが倒れていた15体のモアイを立ち上がらせた奉仕と友情のお礼として、イースターの長老会と島民あ日本での復元を許可したものです。こうしてサンメッセ日南には世界で唯一7体のモアイ像を復元できました。

霧島ジオサイトの一つである陰陽石は夫婦岩とも呼ばれており、溶岩がたまたまこのような形に固まってできたものです。男石(陽石)が高さ17.5mで女石(陰石)が周囲5.5mある男女一対の世界でも珍しい石として人気があります。

生産の神、子宝の神として親しまれています。

宮崎は自然も雄大で神話の世界に浸れます。宮崎の自然豊かなパワースポットを紹介しましょう。

1626年に慶因(松寿院殿)が住持比丘昌悦團禅師に命じて、虚空蔵菩薩を奉ったのが起因となっています。虚空蔵菩薩は天のように広く大きな福徳と慈悲を有し、一切の生ける物の願いを聞いてくれる存在です。

このせいか、この島には草木をはじめとして貝に至るまで珍しい生物が増殖したと言われています。

天安河原(あまのやすかわら)は、奥行きが25mで間口が30mという広さの岩屋です。ここは天照大神が岩戸に隠れた時に八百万の神が集まって相談した場所だと言われています。

そして天安河原に願いを込めて石を積む人が増え、今では二段三段に積まれた石が神秘的な雰囲気を醸し出すまでになりました。

高千穂峡は五ヶ瀬川にかかる峡谷で国の名勝、天然記念物に指定されています。さらにこの地はパワースポットとしても知られており、多数の滝が見事です。真名井の滝、玉垂の滝、あららぎの滝などが岸壁をほとばし落ちる光景は見事です。

なおこの高千穂峡は貸しボートで遊覧できるようになっているので、日本の滝百選に選ばれている「真名井の滝」のすぐ近くまで近づくこともできます。さらに近くのお茶屋の「千穂の家」では夏季に流しそうめんを楽しめるのです。

宮崎には思わず息をのむような絶景があります。そんな絶景のパワースポットを紹介します。

クルスの海というのは、ここの入り江の地形が十字架つまりクルス(クロス)に見えるので命名されたのです。そしてこのクルスの海に向かって願いを込めると、願いが叶うと信じられています。

このため、多数の人がここを訪れて海を見ながら祈りを捧げているのです。

日向岬馬ヶ背は日豊海岸国定公園の美しいリアス式海岸の代表となる美しい海岸です。この辺りは太平洋の荒波に洗われてできた高さ50mもの柱状節理の断崖絶壁となり、見る者を圧倒します。

ここは平成30年4月に日向岬の柱状節理として国の天然記念物に指定されています。

「母智丘(もちお)神社」は丘の頂上に陰陽石と呼ばれる巨大な石があり、この石の穴には狐が住んでいると言われていました。そしてお稲荷さんの祠ができて信仰されていたのです。

明治3年になってからこの地の地頭となった三島通庸が社殿を建立し、参道には桜をたくさん植えて整備し母智丘神社と命名しました。ここは桜の名所として春にはたくさんの人が訪れます。

宮崎は風光明媚でしかも神世の時代から、日本の中では強いパワーを発していたパワースポットとして人気があります。宮崎には人気の神社や自然の造形が美しいスポットがたくさんあるのです。

昔は新婚旅行のメッカとして日本中から人が集まってきました。それはただ単に風光明媚と言うだけの理由ではなく、宮崎に来ればパワーがもらえるということも関係していたのでしょう。

今また宮崎のパワースポットが注目されてきました。天孫降臨神話に代表されるように、神々が注目した土地である宮崎のパワースポットにいけば心から癒されて、未来が開けるでしょう。