埼玉で川遊び！バーベキューや無料でキャンプできるきれいな川を紹介

夏になると涼を求めて海や山へ向かう人が多いでしょうが、もう一つおすすめの場所があります。それは水質のきれいな川で遊ぶのです。都会にいると川で遊ぶなどという発想が生まれてこないのですが、もともと上流の川はきれいなのです。

埼玉には上流の川が流れており、しかも広い河原のある川遊びに適したスポットがあるのです。

それではまずは、川遊びの一環としてバーベキューが楽しめるスポットを紹介しましょう。

京都に嵐山(あらしやま)があり有名ですが、埼玉にも嵐山があるのです。ただしこれは「らんざん」と読みます。都心から車あるいは電車で1時間ほどで到着できる埼玉県嵐山町は、変化に富んだ地形と豊かな自然環境があります。

嵐山渓谷バーベキュー場は静かな流れの槻川沿いでテントを張ってバーベキューや川遊びができるおすすめのスポットです。バーベキューのためのレンタル品も充実しており、野外炉セット1基6000円です。

これには鉄板か網いずれか1点、木炭、着火剤、火ばさみ、食材用トング2本、軍手がついています。野外炉の代わりに携帯炉を選択すれば5000円です。この他にもパラソル、テーブル＆椅子一式やレジャーマットもレンタルできます。

とりあえず肉や野菜等の食材を準備して行けば、レンタルでバーベキューができてしまうので、手軽に川遊びが楽しめる楽しいスポットなのです。

都心から車や電車で1時間でアクセスできる川遊びのスポットが飯能にある「たいら栗園」です。ここは高麗川沿いにあるので、川遊びが楽しめるのですがそれ以外にもさまざまなアクティビティが実施できます。

ここでは地元の野菜を使った手作り料理、バーベキュー、石窯本格ピザ焼き体験などのクッキング体験ができます。それ以外にも春にはじゃがいも掘り、夏はブルーベリー摘み、秋は栗拾いが楽しめるのです。

高麗川は美しい清流なので、足を浸して川の冷たさを感じながら自然の美しさを味わってみたいものです。きっと都会のストレスも吹き飛ぶはずです。

ケニーズ･ファミリー･ビレッジ･オートキャンプ場の中を清流「名栗川」がゆるやかに流れており、透明度は群を抜いています。名栗川の水深は浅いので小さな子供でも安全に川遊びに興じることができます。なお、名栗川は一級河川です。

さらに名栗川には希少な絶滅危惧種の水生生物が多く生息し、目の前をこれらが泳いでいくのを見られます。また、夏には川を利用した天然プールがオープンされ、浮輪やボートを浮かべて楽しめます。水深は深いところでも70cm程度です。

またこのオートキャンプ場にはマスつり場があり、専用池でのニジマス釣り体験ができます。さらに遊びの広場という無料の広場には遊具があり、すべり台やブランコ、バドミントン、バスケットボール、卓球などが楽しめるのです。

たいがいのキャンプ場は有料ですが、埼玉には川のそばで川遊びが楽しめるだけでなく、無料のキャンプ場まであります。

埼玉には無料でキャンプを楽しめてしまうキャンプ場もあります。それが「神川ゆーゆーランド」なのですが、このエリアにはもともと有料キャンプ場の「ロハスガルテンキャンプ場」があります。

そしてキャンプ場に来た人が立ち寄る「かんなの湯」という日帰り温泉施設もあるのです。ところが、これらの施設に隣接した空き地で、慣れた人がキャンプを始めたところ、無料でもありあっという間に人気化してしまったのです。

ただしこのエリアには、有料キャンプ場がサポートするような施設やサービスは一切ありませんので、本当にキャンプに慣れている経験者でなければ不自由でしょう。初心者はロハスガルテンキャンプ場の方を利用したほうが快適です。

日高市にある「巾着田(きんちゃくだ)」という変わった名前のエリアが、無料でキャンプと川遊びが楽しめるスポットなのです。

この巾着田は日高市内を流れる清流の高麗川(こまがわ)が蛇行することによって、長い年月の間にこのような形になりました。そしてこの形がきんちゃくの形に似ているので巾着田と言われるようになったものです。

このエリアは直径500メートル面積22ヘクタールの中に、菜の花、コスモスなどが咲き乱れます。特に秋の曼珠沙華群生地は500万本の赤い絨毯のようになり圧巻です。開花のシーズンにはたくさんの人が訪れます。

ところで、曼珠沙華が咲いている間は入園料を取られますが、それ以外の時期には無料で利用できるのがこのエリアのメリットです。そしていつの間にかキャンプをする人も増えてしまったのです。

このようにひだか巾着田は、埼玉県の中でも貴重な無料でキャンプが出来るエリアとして人気化しました。

川遊びは子供も大好きです。夏の暑い日だったら、川に着いたとたんに水の中へ入っていって遊び始めるでしょう。埼玉の子供連れにおすすめの川遊びのスポットについて紹介します。

木のむらキャンプ場に入村すると、あたり一面に木々の香りがあふれており、マイナスイオンに覆われた濃い緑と川の流れを体感するはずです。近くを流れる川に足をつけてみると、かなり冷たいのに驚くことでしょう。

それもそのはずです、ここは清流都幾川の源流近くのために、夏でも水温が低く保たれているのです。暑い夏でもこの川に触れてみると、心地良い清涼感をたっぷり味わえます。清流にはヤマメ、かじか、ウグイが生息し、沢ガニも採れるのです。

清流は浅瀬が続くので浮輪を使って川下りもできます。ほんの300m程度でも川の上流と下流とでは川の様子がガラッと変わるので変化に富んだ川遊びが体験できるのです。ここは都心から約90分の別天地です。

リバーサイド長瀞オートキャンプ場は、目の前に荒川が流れておりまた景勝地の長瀞にあるために、自然の美を心ゆくまで味わうことができます。このオートキャンプ場では、バンガロー、オートキャンプ、デイキャンプが楽しめます。

次は埼玉でペットの犬もいっしょに楽しめる川遊びのスポットを紹介します。

飯能河原は公共の河川地で、とても広い場所が公園として整備されています。左岸にはウッドデッキもあり、おしゃれな散歩コースにもなっているのです。基本的に公共河川地なので何をしても無料ですので、犬といっしょに遊びにも行けます。

ただし、直火をしない、川で洗い物をしない、ゴミや持ち帰るという川遊びのマナーだけは守りましょう。

かわせみ河原は、寄居町を流れる荒川の河川敷の俗称となっています。ここはカヌー、釣り、キャンプ、バーベキューなどを自由に楽しむ家族やグループの人気のスポットとなっています。

川の近くまで車で自由に進入して、周囲に迷惑にならない範囲で自由に駐車できてしまうのです。河川敷上には埼玉県立川の博物館もあり、夏休みには小さな子供連れの家族でも賑わいます。

最後に埼玉の川遊びのうちでも穴場と言われているおすすめのスポットを紹介しましょう。

cazuキャンプ場は吉田木材工業株式会社が運営するキャンプ場です。もともとこの名栗川のそばの土地は吉田木材の所有地でした。1988年の夏に家族連れが敷地内に車を置かせてもらえないだろうかと依頼したのがキャンプ場の始まりです。

そして長らく「ほたるの里キャンプ場」として愛されてきました。6月下旬から7月上旬にはホタルが乱舞する幻想的な光景が楽しめます。

ここは嵐山渓谷月川荘キャンプ場といいます。この地にある旅館月川荘がキャンプ場の管理棟となっているのです。管理棟には今までにここを訪れた有名人のサインが多数残っています。

テントサイトはフリーサイトとなっているので、自分の好きなところに設営可能です。また駐車場付近のサイトはオートキャンプも可能となっています。

バーベキュー施設もあり、日帰りでバーベキューのみ利用する人も多いです。

埼玉は少し車で走ると、バーベキューや川遊びに打って付けのきれいな川に行けます。水質がよいので、川の中に入って川遊びをしても楽しいです。日帰りで簡単に行ける場所も多いのですが、できればキャンプをして自然を楽しみたいです。

無料でキャンプができる場所も揃っているので、車で気軽に出かけて、夜は美しい夜空の星々を眺めて語り合うというのもロマンチックでしょう。

自然に触れ合える、埼玉の川遊びを思いっきり楽しめば確実にリフレッシュできます。