下田(伊豆)で綺麗な海が見れる！おすすめの人気海水浴場を紹介

首都圏からもほど近い伊豆は、気候も穏やかで、年間を通じて観光客が絶えない人気の行楽地です。下田市は、伊豆半島の先端近くにあり、綺麗な海や活気あふれる漁港、豊かな温泉、歴史ある街並みなど見どころも多く、伊豆でも指折りの観光地となっています。

中でもとくに人気が高いのが、沖縄の海にも匹敵すると評判の高い、下田の海。下田の海は、透明度抜群で息をのむほど綺麗です。日本屈指のダイビングスポットとしても知られる下田には、毎年たくさんの海水浴客が押し寄せます。

そんな下田で、とくにおすすめの人気の海水浴場を一挙に大公開。子供連れでも楽しめる、穏やかな海水浴場や、マリンアクティビティに最適な綺麗な海水浴場など、目的に合わせて選べるように、それぞれの海水浴場の特徴を、わかりやすく解説します。

海岸沿いにある下田市には、巨大海水浴場から地元の人しか知らない小さな海水浴場まで、さまざまな海水浴場があります。たくさんある下田の海水浴場の中から、まずは、ガイドブックでもおなじみの、人気の海水浴場をご紹介します。

下田の海水浴場といえば、誰もが思い浮かべる有名な場所ばかりですので、下田が初めての人にもおすすめです。

「白浜大浜海水浴場」は、伊豆半島最長の、南北800mに渡る砂浜がある、人気の海水浴場です。真っ白な砂浜と、コバルトブルーの綺麗な海のコントラストが目に鮮やかで、透明度が高く、水質も良い「白浜大浜海水浴場」は、誰もが納得の、下田きってのおすすめの海水浴場です。

長い砂浜がある一方で、自然の岩で囲まれた海岸もあり、波が穏やかな岩場は磯遊びにも最適。サーフィンなどマリンスポーツを楽しむ若者から、小さな子供連れ家族まで、誰もが楽しめる日本有数の綺麗な海水浴場になっています。

下田きっての人気スポットだけに、海水浴シーズンはいつも混雑していますが、広大な砂浜を持っているので、それほど窮屈には感じません。下田で海水浴場に困ったら、「白浜大浜海水浴場」に行けば間違いはありません。周辺には食事処や売店もあり、手荷物預かりのコインロッカーもあります。

サーフィンエリアと海水浴エリアが分かれているので、安全に楽しむことができます。サマーベッドやパラソルの貸し出しもしているので、急に思い立って海水浴に行くことになっても安心です。

「白浜大浜海水浴場」に次いで長い砂浜を持つ「吉佐美大浜海水浴場」は、白い砂浜と真っ青な綺麗な海は言わずもがな、落ち着いたおしゃれな雰囲気が特徴の海水浴場です。

近くに別荘地があるため、外国人観光客の利用者も多く、売店も海水浴場とは思えないほどおしゃれです。海岸付近にはしゃれたカフェやレストランがいくつもあり、まるで南国のリゾートにいるようです。

国道から少し離れているため、公共機関を使ってのアクセスは抜群とは言えませんが、優雅に海水浴を楽しみたい大人のカップルにおすすめの海水浴場です。また、初めての人でも気軽にマリンアクティビティが体験できる、参加型のイベントも開催されるので、子供連れの家族にもおすすめです。

海岸沿いに植えられたソテツの並木が特徴的な「入田浜海水浴場」は、南国ムードたっぷりで、日本にいることを忘れてしまいそうになるくらい。素晴らしい景観も自慢の一つで、映画やドラマのロケ地としてもよく使われる有名なビーチです。

絹のように滑らかな砂浜の海岸と、驚くほど綺麗な遠浅の海は、海外の高級リゾートにも引けを取りません。若者も多いですが、子供連れの家族層の利用率が高く、夏休みには連日、高い空に、子供たちの明るい嬌声が響き渡ります。

下田の海水浴場は、総じてどこへ行っても子供連れでも楽しめるように、気が配られていますが、小さな子供がいても安心して海水浴が楽しめると評判の、とくにおすすめの海水浴場を厳選してご紹介します。

白浜海岸は、白浜神社を境に下田最大の海水浴場である「白浜大浜海水浴場」とその北にある「白浜中央海水浴場」に別れています。「白浜大浜海水浴場」ほどではありませんが、「白浜中央海水浴場」も、700mを超える砂浜がある綺麗な海水浴場です。

水質の良さ、海水の透明度の高さは下田の海の中でも指折りで、「外浦海水浴場」とともに、「日本の快水浴場100選」に選ばれています。

サーフィンなどマリンスポーツを楽しむ人が多い「白浜大浜海水浴場」に比べ、波が穏やかな「白浜中央海水浴場」では、磯遊びなどを楽しむ家族連れの姿が多く見られます。

まるでプライベートビーチのような「九十浜海水浴場」は、多くの海水浴場がある下田の中でも穴場中の穴場です。両サイドを岩場で挟まれた小さなビーチは、波も穏やかで目が届きやすく、小さな子供がいても安心です。

那須御用邸に隣接する「九十浜海水浴場」は、自然が溢れ静かでのんびりとした雰囲気が特徴です。子供のペースに合わせ、ゆったりとした気分で海水浴を楽しみたい家族連れにぴったりのおすすめビーチです。

「白浜中央海水浴場」とともに「日本の快水浴場100選」に選ばれている「外浦海水浴場」。広々とした砂浜、抜群の透明度を誇る遠浅の海は、若い女性や子供連れ家族に大人気です。入江にできた砂浜なので、波が穏やかでのんびりとしています。

サーフィンエリアはなく、海水浴専用の海水浴場なので、子供も安心して泳ぐことができます。沖合はシーカヤックのメッカで、臨海学校で訪れた生徒や学生の授業風景も、よく見うけられます。

透明度が高い下田の海は、沖縄に次ぐ人気のダイビングスポットで、シュノーケリングにもおすすめです。下田でシュノーケリングにぴったりの、おすすめの海水浴場はこちらです。

波の浸食による複雑な海岸線を持つ「田牛海水浴場」は、近くにハマユウが自生する洞窟もある野趣あふれる海水浴場です。比較的人が少なく、混雑を避ける常連が多く集う隠れ家的ビーチです。

喧騒を忘れ、ゆっくりと自然と語らうには最適のスポット。人混みが苦手な人や、磯遊びや自然観察を楽しみたい人にはうってつけのおすすめ海水浴場です。サンドスキーも楽しめます。

超穴場のため、海水浴場としてはあまり整備されておらず、トイレ以外の設備はありません。便利さ、快適さより海そのものを楽しみたい人におすすめです。

「鍋田浜海水浴場」は、下田の市街地からもっとも近く、地元の子供たちが毎日のように泳ぎに来る海水浴場です。入江にあり、波がほとんど立たない静かな海水浴場で、子供連れ家族にも人気です。

和歌の浦遊歩道のすぐ脇にあるので、海際を散策することもでき、海水浴やシュノーケリング以外にも、綺麗な海を眺めながらの散策は、下田観光の人気コースにもなっています。

サーフィンの全国大会が開かれる、下田きってのマリンスポーツのメッカが「多々戸海水浴場」です。下田の海水浴に共通する真っ白い砂浜と透き通った青い海は、「多々戸海水浴場」でももちろん健在。その綺麗な海は、初心者からベテラン、プロまで多くのサーファーを虜にしています。

近くにはサーフィン体験ができるサーフショップも数多くあり、「多々戸海水浴場」でサーフィンデビューを飾る人も多いです。

抜群の透明度と美しさで多くの行楽客の心を掴んで離さない下田の海。たくさんの人が海水浴に訪れますが、下田の海水浴場には、利用にあたっていくつかの注意点があります。安全で快適に海水浴を楽しむために、下田の綺麗な海を守るために、ルールはきちんと守りましょう。

静岡県では、昭和43年公布の静岡県条例第25号、特定の区域におけるキヤンプの禁止に関する条例において、自然環境の保全のため、伊豆半島などにキャンプ禁止地域を設け、6月1日から9月30日までの間、条例によりキャンプを禁止しています。

下田の海岸は、キャンプ禁止区域に含まれるので、気をつけてください。花火も禁止です。

このほかにもドローンの使用禁止や、犬の放し飼いの禁止、マリンジェット等小型船舶の乗り入れ禁止、ゴムボートなどでのパドルの使用禁止など、下田の海水浴場には、いくつかの禁止事項が決められています。

事前に市のホームページなどで確認して、ルールを破らないように注意してください。

海岸でのバーベキューは夏の楽しみの一つですが、どこででも自由にやっていいわけではありません。下田では、直火によるバーベキューは、「白浜中央海水浴場」に設けられた一部エリア内でのみ可能です。わかりやすいように看板などでエリアが示されているので、指示に従ってください。

ついつい羽目を外したくなることもあるかもしれませんが、下田の、奇跡のように美しい海を後世に残すためですので、絶対にルールは守ってください。ゴミの持ち帰りや、食べ残しの処理は言わずもがなです。

海開きの時期は、毎年変わります。気候や天候によっても左右されるので、市の公式な発表を、ホームページなどで確認してください。例年通りなら、ほとんどの海水浴場は、7月の第2土曜日から8月の最終日曜日が遊泳期間になっています。

下田の海は海水温が高く、お盆を過ぎてもクラゲがほとんど出ないため、9月でも泳ぐことはできます。シュノーケリングやダイビングは、10月でも楽しめますが、遊泳期間を過ぎるとライフセイバーや監視員の配置はなくなりますので、事故や怪我には十分注意してください。

幕末、開国を迫って来港したアメリカ艦隊をも魅了したと言われる下田の青い海。吸い込まれそうなほど青く透き通った下田の海は、一度見たら忘れられません。今年は下田の美しい海で、夏を満喫してみませんか。