白神山地のおすすめ観光スポット!青森の世界自然遺産を堪能しよう
白神山地は青森の世界自然遺産になっている場所です。この記事では、白神山地のおすすめ観光スポットを紹介しました。それぞれの観光スポットの見どころや注意点・ベストシーズンなども詳しく紹介したので、ぜひ白神山地に行く前にチェックしてください。
目次
青森の自然世界遺産「白神山地」について紹介!
青森の自然世界遺産「白神山地」は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万ヘクタールに及ぶ広大な山地帯の総称です。
社会の教科書にも載っているので学校の授業で「白神山地」について学んだという方も多いことでしょう。「白神山地」には人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布しています。
また、「白神山地」には多種多様な動植物が生息していて、貴重な生態系が保たれています。とても貴重な自然世界遺産「白神山地」について、この記事では詳しく紹介していきます。
白神山地のおすすめ観光スポット
ここからは、白神山地のおすすめ観光スポットについて紹介していきます。
コバルトブルーの湖面が見れる「十二湖」
「十二湖」は、コバルトブルーの湖面が見れると観光客に話題の湖です。「十二湖」の中でも特に有名なのが、「青池」です。「青池」は、その名前の通りとても青い池で、青いインクを垂らしたように青いとも言われています。
「まるでブルーインキのような湖水」ということで有名な「青池」ですが、「青池」の水がなぜ青く見えているのかは現在も解明されておらず、謎のままです。そうしたことも「青池」の神秘性を高めています。
「青池」の水深は9メートルで、とても透明度が高いです。そのため、「青池」の底にブナの木が倒れていたり、小さな魚が泳いでいるのもしっかりと見ることができます。
「青池」は光の加減によって、美しい青が濃くなったり薄くなったりするので、とても幻想的でどれだけ見ていても飽きません。この「青池」を目当てに白神山地に訪れるという観光客はとても多いです。
ぜひ、「十二湖」や「青池」の神秘的な美しさを目撃してください。
十二湖を一望できる「大崩展望所」
十二湖を一望できる「大崩展望所」もとてもおすすめの観光スポットです。大崩展望所は穴場スポットとも言われていますが、かなり足元が崩れている場所なので、行く場合は気をつけてください。
大崩展望所への行き方ですが、「青池」のすぐ横の道から行くことができます。青池から大崩展望所までおよそ1時間10分で行くことができます。先ほども言ったように、足元が崩れているところや滑りやすい場所も多いので、スニーカーや登山靴を履いていきましょう。
天候が崩れそうな日や雨が少しでも降っている場合は、行くのはやめましょう。途中でトイレはないので、近くにある森の物産館「キョロロ」で済ませておきましょう。
道にはピンクのテープがあるので、そのテープを目印にして進んでください。大崩展望所までの道で、カモシカに出会うこともあります。大きな倒木を乗り越えなければいけないこともあるので、軍手をしておくと良いでしょう。
やっとの思いでたどり着いた大崩展望所からは、12の湖を一望することができます。実際には33の湖があるのに「十二湖」と言われている理由は、大崩展望所から見える湖が12だったからです。
ぜひ、ここからの眺めを堪能してください。
三段の滝からなる「暗門の滝」
三段の滝からなる「暗門の滝」もおすすめ観光スポットです。「暗門の滝」は上から順に「42mの一の滝」「37mの二の滝」「26mの三の滝」が流れています。
三段の滝の周りには、ブナや松が生い茂っていてとても空気が良い場所なので、ぜひ訪れてみてください。
白神山地のモデルコース
ここからは、白神山地のモデルコースについて紹介していきます。
美しい湖を見て回る「十二湖散策コース」
美しい湖を見て回りたいのであれば、「十二湖散策コース」がおすすめです。十二湖散策コースは、森の物産館「キョロロ」からスタートとなっています。この場所には有料駐車場があり、バスの停留所伴っています。
お土産屋やトイレもあります。トイレは森の物産館「キョロロ」で済ませておきましょう。「十二湖散策コース」では33の湖をチェックすることができます。
美しい緑色の湖「鶏頭場の池」や、先ほど説明したブルーインキの美しい湖「青池」、青池の次に青いと言われている「沸壺」など神秘的な光景をしっかりと見ることができます。
また、「十二湖散策コース」の中にはキャニオン展望所という場所があり、キャニオン展望所からは「日本キャニオン」を見ることができます。
「日本キャニオン」はグランドキャニオンにちなんでつけられた、白い岩肌がむき出しになっている場所です。森の物産館「キョロロ」からは少し離れていますが、ぜひ足を運んでみてください。
コースが選べる「ブナ林散策道」
「ブナ林散策道」はコースが選べる散策道です。「ブナ林散策道」は遊歩道となっていて、白神山地の自然環境・ブナ林を手軽に体感できる散策コースになっています。トラッキングを楽しみたい方におすすめです。
季節が変わると見ることができる景色も変わるため、春・夏・秋それぞれの時期に「ブナ林散策道」を訪れているという観光客もいます。
また、「ブナ林散策道」は整備されていて、ショートカットができるコースもあるのでそこまで体力に自信がないという方も安心して散策することができます。
初心者にもおすすめ!森林浴ができる「岳岱自然観察教育林」
初心者にもおすすめなのが、森林浴ができる「岳岱自然観察教育林」です。
本格的な登山は難しそうだし、「十二湖散策コース」を周る元気はないという方でも「岳岱自然観察教育林」であれば気軽に白神山地の自然を感じることができます。
「岳岱自然観察教育林」では、大自然の雄大さを全身で感じることができます。遊歩道も整備されていて、遊歩道の最深部には白神の恵みである「超軟水の湧き水」もあります。こちらもぜひチェックしてみてください。
白神山地のベストシーズンは?
世界遺産・白神山地を観光するベストシーズンは、6月から10月です。その理由ですが、そもそも白神山地は6月に山開きが行われるということと、冬期には白神山地は積雪のため一般観光ができなくなってしまうためです。
6月の白神山地では、日光もまだ心地よく、美しい新緑を見ることができます。ただ、この時期はまだ寒いので、しっかりと防寒対策をして行くようにしましょう。
7月の白神山地では、雨が降ることが多いです。そのため、雨合羽などを持って行くことを忘れないようにしてください。運が良いと、幹の表面を流れる雨水が白く泡のように見える「樹幹流」を見ることができます。
「樹幹流」はあまり見ることができないため、見れたらとてもラッキーです。8月の白神山地は、トレッキングを体験している方がとても多いです。
10月の白神山地は、紅葉の時期をむかえています。紅葉と滝を一緒に見ることができるこの時期も観光客が多く、美しい景色をカメラに収める人も多いです。
白神山地へのアクセス方法
白神山地へのアクセス方法ですが、奥羽本線弘前駅から白神山地まで車で1時間10分前後、青森空港から白神山地まで車で1時間50分前後、東北自動車道大鰐弘前ICから白神山地まで車で1時間25分前後となっています。
また、白神山地までバスで行く方法もあります。バスは、弘前駅から出ていて「アクアグリーンビレッジANMON」で下車することになります。
弘前駅からアクアグリーンビレッジANMONまで所要時間は2時間10分で、料金は片道が1650円、往復が2470円となっています。
バスの運行時期は、6月下旬から11月上旬までとなっています。天候によっては出発時間が遅れたりすることもあるので、十分に注意してください。
青森の世界自然遺産・白神山地へ行こう!
青森の世界自然遺産である白神山地のおすすめ観光スポットを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
白神山地はアクセスするのが大変という方は多いですが、とても美しい湖を見ることができ自然を堪能することができます。遊歩道が整備されている場所もあるので、本格的な登山はできないという方でも、森林浴などを楽しめます。
ぜひ、青森の世界自然遺産・白神山地を観光してみてください。