チュニジアのおすすめ観光スポット12選!ベストシーズンや治安は?

チュニジア(Tunisia)は北アフリカに位置する、サハラ砂漠と地中海に面した有数の観光国となります。首都名はチュニス、有名なバルド国立博物館や、古代ローマ時代の遺跡や旧市街地が残されており、毎年夏の観光シーズンにはたくさんの海外観光客で賑わいます。

考古学遺物として有名なのが「カルタゴ遺跡」。メディナと呼ばれる旧市街地には、壮大なモスクやスークと呼ばれる青空市場が開催され、現地の人との交流もできます。

日本では、あまり馴染みのない国ですが、ヨーロッパ各国のリゾート地として非常に有名で、アジアでは見られないきれいな景観や街並みが楽しめます。

2015年に起きた「バルド国立博物館」での銃乱射事件が記憶に新しく、チュニジアが危険な国と認識されている人も多いでしょう。2020年現在、日本の外務省が公表している危険度レベルは「レベル１/十分注意」〜「レベル3/渡航中止勧告」となっており、地域によって安全な場所と危険な場所が分かれています。

下記の日本外務省公式ホームページを参考に、危険な地帯には近づかないようにしてください。首都チュニス付近に関しては比較的安全な場所と言われていますが、世界情勢は日々変化しています。渡航前に、しっかりと危険性をリサーチしておきましょう。

チュニジアの首都チュニスは地中海沿岸に位置しており、地中海性気候です。そのため、冬場でも温暖な気候になっており、観光のベストシーズンは春と秋がおすすめです。

夏は非常に高い気温になりますが、乾燥しているため過ごしやすいと感じる人も多いでしょう。しかし、夏場にサハラ砂漠のツアーに行くには十分に注意してください。高温になりすぎて、サハラ砂漠ツアー自体が中になることも多々あります。

11月から2月は雨季にあたり、一時的にスコールが降ることがあるので、天候には十分に注意ｓましょう。

ここでは、チュニジア国内にあるおすすめの観光スポット「世界遺跡編」を紹介していきます。チュニジアには、多数の古代遺跡や旧市街地があり、世界遺産として登録されています。チュニジアに行った際は、世界遺産を回るツアーがおすすめなので、紹介する世界遺産を参考にしてみてください。

巨大コロセウム「エル・ジェムの円形闘技場」(英語表記:El Jem Amphitheatre）は、チュニジアの世界遺跡の中でも非常に有名な建造物の１つ。

円形闘技場跡の収容人数は3万5千人で、ローマの円形闘技場・カプアの円形闘技場に次ぐ大きさです。世界的にも非常に状態の良い闘技場で、Tunisiaの遺跡巡りには外せないスポットの１つとなります。

フェニキア人が建設した古代遺跡「カルタゴ遺跡」(英語表記:Site of Carthage）。ローマに滅ぼされたままの状態で遺跡化されており、そのきれいな景観は必見の価値アリです。

チュニジアある最大サイズのローマ遺跡「ドゥッガ」(英語表記：Teatre）。チュニジアの首都チュニスから日帰りで行く事で、1997年に世界遺産に登録され注目されている観光スポットの１つです。

紀元前に存在したヌミディア王国の最重要都市として作られた歴史を持っていて、ローマ帝国が衰退、その後イスラム時代に入ると廃墟と化します。その後、19世紀末に発掘され、現在ではチュニジアの観光スポットとしても重要な場所になっています。

チュニジア国内にある4大都市の１つ大ケロアン。イスラム教徒のメッカ・エルサレム・メディナに次ぐ重要なモスクがあり、同モスクはアフリカ最古のものとして有名です。ケロアンの市街中心部にある観光施設はチケット一枚で入館でき、１日をかけてゆっくりと観光するのがおすすめとなります。

「スースの旧市街（メディナ）」（英語表記:Medina of Sousse）は、世界遺産に登録されている街で、美術館やグランド・モスクが観光スポットとして有名です。ビーチリゾートとしても知られており、チュニジア旅行の際は、外せない場所の１つとなります。

「イシュケル国立公園」（英語表記:Ichkeul National Park Tunisia）は、イシュケル山、イシュケル湖、湖周囲に広がる大自然が見どころの観光スポットです。

王家の狩猟地として保護されており、古来の自然形態をそのままに残されています。25万を超える渡り鳥の中継地としても知られており、チュニジア旅行の外せない観光地の１つです。

続いて、ここではチュニジアにある世界遺産以外のおすすめ観光スポットを紹介していきます。チュニジアには、有名なリゾート地や観光施設が多数あるので、ぜひ参考にしてみてください。

「シディ・ブ・サイド」（英語表記:Sidi Bou Said）は、白と青で統一された街並みで、チュニジアで一番美しいとされている街です。

毎年、多くの海外観光客が訪れる、必見の観光スポットで、カフェやレストラン、お土産ショップが点在しており、夏の観光シーズンには海水浴も楽しめます。首都チュニスや、カルタゴ遺跡群からも近いのでぜひ足を運んでみましょう。

「バルドー博物館」（英語表記:The National Bardo Museum）は、2015年3月に武装集団がテロを起こした場所として知られています。悲しい過去を持った博物館ですが、現在は通常通りの営業をしています。入場料は11TND、チュニジアの歴史や伝統品に触れられるので、ぜひ足を運んでみましょう。

「ジェルバ島」（英語表記:Djerba,Tunisia）は、チュニジアの中でも非常に人気の高いリゾート地として知られており、チュニジア旅行の中でも外せない観光スポットの１つです。

夏の観光シーズンは、観光客で賑わうエリアで、ホテルやカフェ、レストランが島内に点在しています。おすすめの観光スポットなので、ぜひ足を運んでみましょう。

「ハンマメット」（英語表記:Hammamet Intérieure）は、チュニジア国内有数のリゾート地として知られています。夏の観光シーズンには、多くのヨーロッパ観光客で賑わうエリアで、チュニスからも簡単にアクセスすることができます。

チュニジア旅行でバケーションを楽しみたい方は、ハンマメットでゆっくりとした時間を過ごしましょう。

アフリカといえば「サハラ沙漠」（英語表記:Sahara Desert）。チュニジアの南部からはサハラ砂漠が広がっており、チュニジア国内のサハラ砂漠では、砂漠の中でキャンプやラクダ騎乗体験ができるツアーが開催されています。

チュニジアに長期間滞在される方は、ぜひサハラ砂漠まで足を伸ばし、広大な砂漠地帯を回るツアーに参加してみましょう。

「スファックス」（英語表記:Sfax）の旧市街地も、チュニジア旅行の中では外せないスポットの１つです。チュニス国際空港から他都市を経由して3.5時間ほどでアクセスでき、穴場の観光スポットとなるので、ぜひ足を運んでみましょう。

アフリカ・チュニジアのおすすめ観光スポットや、観光のベストシーズンを詳しく紹介してきました。チュニジアには、多数の世界遺産が点在しており、おすすめの観光スポットが盛りだくさんの国です。観光シーズンやおすすめのスポットを参考に、最高のチュニジア旅行を楽しみましょう。