アメリカ西海岸の観光場所！おすすめスポットを都市別に紹介

人気の観光スポットが盛りだくさんのアメリカ西海岸。国土が広いアメリカは、西海岸と東海岸では同じ海岸沿いであっても雰囲気がまったく違います。見どころ満載の西海岸で、おしゃれなアメリカ旅行を楽しんでみませんか？モデルコースも参考にしてみてください。

アメリカの西海岸は、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州の3州、アメリカ合衆国の中でも太平洋に面した地域を指します。文化的、経済的観点からは、アリゾナ州やネバタ州も、西海岸地域に含めることあります。

アメリカの西海岸では、真夏の日中の気温は軽く40℃を超えますが、空気はからっとしていて、湿度の高い日本より過ごしやすいです。夜は気温がぐっと下がり、肌寒く感じる日もあるほどです。

アメリカ西海岸の気候は、総じて温暖で、雨も少なく、とくに夏は極端に降雨量が少ないです。7月～8月の盛夏には、過去、降雨が記録されない年もあったほどです

東京とアメリカの西海岸との時差は、16～17時間です。1時間のずれは、アメリカには日本にはない「夏時間」と「冬時間」があるせいです。

例えば、アメリカのカリフォルニア州では、3月の第2日曜日から、11月の第1日曜日まで、「daylight saving time（デイライトセーヴィングタイム）」、日本で言うところの「サマータイム」を実施しています。ちなみに、「サマータイム」は和製英語なので、アメリカでは通じません。

アメリカの西海岸では、3月から11月まで、時計を1時間進めているので、東京との時差は、16時間になります。アメリカ西海岸の現在の時間を知りたければ、日本時間から4を引き、午前と午後を入れ替える、冬時間なら5を引き、午前と午後を入れ替えるのが簡単です。

アメリカ西海岸切って観光地、ロサンゼルス。日本人旅行者にも人気の都市です。数え上げればきりがないほどの観光名所がありますが、旅行のモデルケースにも必ずといっていいほど組み込まれている、おすすめのスポットをご紹介します。

世界最大規模のアミューズメント施設の「ディズニーパーク」。アメリカには2都市にありますが、その一つが、ロサンゼルス近郊の都市アナハイムです。

アナハイムの「ディズニーランドリゾート」は、世界の6都市あるディズニーパークの中で最初にできたパークです。

夢と魔法の王国「ディズニーランドパーク」と、屋外でのアトラクションをメインに楽しめる「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の、2つのパークから成っています。

アナハイムの「ディズニーランドパーク」には、ここにしかない施設やイベントもあり、アメリカ西海岸ではとくにおすすめの観光旅行スポットとなっています。西海岸の旅行のモデルコースには必ずといっていいほど組み込まれています。

チケットには、2つのパークを自由に行き来できる「パークホッパー（PARK HPPER）」や、どちらか1つのパークにみで遊べる「ワンパーク（ONE PARK）」があります。

それぞれ、1日券の1DAYから初日入城から13日以内であれば連続でなくても利用できる2DAY～5DAYのチケットなど、いくつか種類がありますので、旅行の日程に合わせて選んでください。

「ハリウッドサイン」の敷地に隣接する「グリフィス天文台」は、ロサンゼルス市内を眼下に見渡せる絶好の眺望スポットとして人気を集めています。とくに夜景は素晴らしく、煌びやかなロサンゼルスを一望できます。

アールデコ調の美しい建物は、「理由なき反抗」や「ラ・ラ・ランド」など、いくつもの映画に登場する名所となってます。

旅行の楽しみの一つはショッピング。アメリカには日本では想像もつかないほど大きなショッピングモールがたくさんあります。

「サンタモニカ・サードストリート・プロムナード」は、約640mの道路沿いに、カジュアルから、セレブ御用達のハイブランドまで、個性豊かなお店が200店以上も立ち並ぶ、旅行者だけでなく、地元の人にも人気のショッピングエリアです。

西海岸で人気の観光スポットの一つ、サンタモニカビーチからも近いため、おしゃれなカフェやレストランもたくさんあり、連日多くの旅行者で賑わっています。

シアトルは、アメリカ合衆国の西海岸にある、ワシントン州最大の都市で、カナダとの国境近くに位置しています。アメリカを代表する多くの企業を輩出しつつ、自然と上手く調和した機能的で美しい都市として知られ、アメリカ有数の住みやすい都市としても有名です。

世界有数のIT都市としての顔と、自然豊かな環境都市としての顔を持つシアトル。そんなシアトルでおすすめの観光旅行スポットはこちらです。

「T-モバイル・パーク」は、イチロー選手が所属していたことでも知られる、MBLのシアトルマリナーズの本拠地です。2019年に、「セーフコ フィールド」から名称が変わりました。

世界で2番目に大きな開閉式屋根付き芝生野球場で、シアトル随一のスポーツ観戦施設です。野球の本場アメリカでは、ベースボール観戦は人気の娯楽で、観光旅行でも目玉の一つになっています。

シアトルで一番の展望スポット、「ケリーパーク」。閑静な住宅街にある芝生公園で、シアトルのシンボル「スペースニードル」をバックに記念撮影ができると、観光客に大人気です。昼の眺望も、夜景も素晴らしく、シアトルの街並みと自然を満喫できます。

世界的なガラス工芸作家、デイル・チフーリ（Dale Chihuly) 氏が手掛けた素晴らしいガラスアートの展示が見られる「チフーリ・ガーデン・アンド・ガラス」は、シアトルで1位、2位の人気を競う観光名所です。

シアトル観光のモデルコースの多くに含まれる博物館で、今まで見たこともないような豪華で華麗なガラスアートの世界を堪能できます。

カリフォルニア州北部、半島の先にあるサンフランシスコは、三方を海に囲まれた風光明媚な観光都市です。独特の文化が息づくサンフランシスコは、アメリカ西海岸の都市の中でも、とくにおすすめの観光地です。

シーフードレストランや土産物屋が立ち並ぶ海沿いの街、「フィッシャーマンズワーフ」は、アメリカ西海岸きっての観光スポットです。アシカの群れを見られるポイントがあったり、歴史ある船の見学ツアーがあったりと、海にまつわる観光スポットがたくさんあります。

サンフランシスコの名所の一つ「ゴールデンゲートブリッジ」。絵葉書などでも有名です。全長2737mもあるこの橋は、建築物の世界7不思議の一つにも数えられており。サンフランシスコを訪れたなら、一度は見ておきたい観光スポットです。

「ゴールデンゲートブリッジ」は、北に向かうときは無料ですが、サンフランシスコ方向へ渡るときは有料です。日中の歩行者と、自転車は24時間、専用通路を無料で通ることができます。

「ザ・ロック」の通称で知られるアルカトラズ島は、サンフランシスコ湾に浮かぶ小島で、サンフランシスコ市からはおよそ2.4kmほど沖にあります。かつては軍事基地として使用され、1963年までは連邦刑務所があり、脱出不可能な監獄といわれていました。

映画の題材にもなったアルカトラズ島には、当時の刑務所がそのまま残されており、国内外から数多くの観光客が見学に訪れます。サンフランシスコ観光のモデルコースで、ここに紹介した3か所が入っていないことはまずありません。

アメリカ西海岸カリフォルニア州の南端、太平洋岸沿いの都市サンディエゴ。カリフォルニア州随一のビーチ都市です。アメリカ海軍の軍港でもあり、博物館として生まれ変わった空母「ミッドウェイ」が一般公開されていることでも有名です。

サンディエゴの高級住宅地「ラホヤコープ」は、スペイン語で美しい宝石を意味する「La Jolla」の名の通り、きれいな海が見渡せる絶景スポット。野性のアザラシやアシカの群れをすぐそばで見ることができます。

橋通り沿いにある土産物屋の「The Cave Store」は、地下が洞窟に通じており、5ドルで中に入ることができます。

「バルボアパーク」は、アメリカで一番有名な動物園「サンディエゴ動物園」を筆頭に、美術館、博物館、植物園、劇場など、約30もの観光施設を備えた複合型巨大観光公園です。

その広さは何事にもスケールの大きいアメリカでも断トツです。公共機関でのアクセスもよく、車がない観光客や旅行者でも気軽に訪れることができます。

海をテーマにしたサンディエゴきっての人気テーマパーク「シーワールド・サンディエゴ」。海辺の都市ならではの趣向を凝らしたアトラクションや多彩なショーが人気で、1964年のオープン以来、世界中から多くの観光客、旅行客を集めています。

アメリカきっての娯楽の殿堂ラスベガス。ネバダ州の南部、モハーベ砂漠にある巨大歓楽街です。ショーとギャンブル、そして他に類を見ない壮大な自然。アメリカのパワーとスケールを肌で感じるなら、ラスベガスが一番です。

世界一といっても過言ではない規模と迫力を誇る「グランドキャニオン国立公園」。実際に行ったことはなくても、写真で見たことがある人は多いでしょう。世界中で知らない人はいないくらい有名です。

17億年前から堆積した地層を、数百万年もの歳月をかけてコロラド川が侵食してできた渓谷は、勇壮な自然美で溢れています。多くの人が、一生に一度は訪れてみたいと願う、圧倒的な魅力を持つ世界遺産です。

「グランドキャニオン国立公園」は全長450kmと広大で、公開されているのも一部のみです。観光スポットは、「ノース・リム」と「サウス・リム」の2つがありますが、通年行くことができ、交通の便が良く、モデルツアーも多く組まれるのは「サウス・リム」です。

ショービジネスのメッカ、ラスベガスは、24時間人通りが途絶えることはありません。そんなラスベガスでもひときわ賑やかなのが、ラスバガスの大通りを、約6.8kmに渡って占める「ラスベガス・ストリップ」です。

巨大なホテルや劇場が立ち並び、煌びやかで華やかなラスベガスの夜を彩ります。

圧倒的なパフォーマンスで世界を魅了する新感覚のミュージカルサーカス「シルクドソレイユ」。各地で公演が開かれていますが、やはり本場ラスベガスで観る「シルクドソレイユ」は圧巻です。

ラスベガス・ストリップにあるホテルの専用劇場で上演されます。当日券は手に入らないことが多いため、チケットは旅行前に予約しておくことがおすすめです。

見所満載のアメリカ西海岸。どうすれば人気の観光スポットを余すことなくめぐることができるでしょうか。絶対見逃したくない人気の観光スポットを効率よく回る、おすすめの観光モデルコースをご紹介します。

そうは言っても、さすがにアメリカ西海岸の人気観光スポットをまとめて網羅するのは難しいので、サンフランシスコのモデルコースと、ラスベガスを中心としたモデルコースに分けてご紹介します。

アメリカ西海岸旅行のモデルコース1つ目は、サンフランシスコ観光のモデルコースです。モデルケースでは、効率を考えて、市街地で観光や買い物を楽しむ日と、アルカトラズ島やフィッシャーマンズワーフなど、海岸沿いを敢行する日に分けてあります。

どちらが初日でもかまいませんが、海沿いはやはりお天気がいい日が観光日和です。天候と相談しながらどちらを先に観光するか決めるといいでしょう。

朝一番でアルカトラズ島を観光し、船で戻ってからフィッシャーマンズワーフを観光してもいいですし、フィッシャーマンズワーフでシーフードグルメを堪能した後、アルカトラズ島のナイトツアーに出かけてもいいです。

アルカトラズ島観光ツアーは予約が必要なので忘れないように気をつけてください。別日の市街地観光では、ゴールデンゲートブリッジ観光と、ショッピングや中華街を楽しみましょう。

ラスベガス観光モデルケースでは、1日をグランドキャニオン観光に費やし、別日にショーやカジノなど、歓楽街を観光します。グランドキャニオンはとにかく広くて観光のモデルコースもいろいろです。

グランドキャニオンでは観光の目的を決めたら、気力と体力とお財布と相談してモデルコースを決めましょう。

「シルクドソレイユ」は「ラスベガス・トリップ」にあるホテルで上演されるので、開園時間までトリップを観光しつつ、時間調整をするのがおすすめです。

陽気でフレンドリーなイメージが強いアメリカの西海岸に比べて、N.Yやボストン、フロリダなどが代表的な都市としてあげられる東海岸は、「堅い」「真面目」「気難しい」印象を持たれることが多いようです。

気候は、西海岸がカラッとして冬でも温暖なのに比べ、東海岸は大雪も振り、寒さが厳しいです。

シーズンや時期にもよりますが、アメリカ西海岸に旅行するなら、個人手配よりもツアーが格安でおすすめです。チケットの手配も、個人でするより格安な場合が多いです。

英語が苦手な場合はとくに、全てお任せのパックツアーがおすすめ。西海岸は治安があまり良くない地域もあるので、海外旅行に慣れていない人は、添乗員同行のツアーが安心です。

アメリカ西海岸はワクワクするようなおすすめの観光スポットがてんこ盛り。陽気な海辺の雰囲気とゴージャスなショービジネスの世界、壮大な自然が楽しめるアメリカ西海岸で、素敵な旅行の思い出をつくりませんか？

モデルコースを参考に、自分らしい旅行のプランを立ててみてください。