あわら温泉街の楽しみ方!観光のおすすめのスポット・グルメを紹介
福井県の芦原温泉は、日帰り入浴にも対応している北陸屈指の人気温泉スポットです。周辺にあわら温泉街が形成されていて、温泉宿で美肌の湯やご当地グルメを満喫できます。あわら温泉街の見所やおすすめの観光スポット・お土産などをまとめてみました。
目次
福井のあわら温泉街のおすすめスポット・楽しみ方を紹介!
福井県あわら市には、「関西の奥座敷」とも呼ばれる北陸屈指の温泉地・あわら温泉街があります。明治16年(1883年)の開湯以来、急速に人気を伸ばし、現在では年間訪問客数が200万人を超えるほど有名な観光スポットとなりました。
あわら温泉街には、74の源泉、30軒ほどの宿泊施設があり、各旅館には京都を彷彿とさせる豪華な日本庭園が備わっています。史跡、景勝地、レジャー施設などの場所にもほど近く、福井観光の拠点としても大変おすすめです。
そこで今回は、福井県にあるあわら温泉街のおすすめ観光スポット・グルメ情報などをまとめてみました。温泉旅行が好きな方は、ぜひ参考にしてください。
あわら温泉街のおすすめスポット3選!【温泉編】
あわら温泉街の歴史は、水田に灌漑用の井戸を掘っていた時に偶然源泉が見つかったことに端を発しています。1956年(昭和31年)の大火事で多数の建物が焼失しましたが、再開発事業に伴い、自然と人工が融合した風情ある温泉街として生まれ変わりました。
あわら温泉の泉質は中性~微アルカリ性の含塩化土類食塩泉で、入浴すればリウマチ・慢性皮膚炎・神経痛・アトピー性皮膚炎に、飲用すれば慢性胃カタル・慢性胃酸減少症に効く効能があります。名湯百選にも選ばれており、体調不良を改善したい方におすすめです。
まずは、あわら温泉街のおすすめ温泉施設を見ていきましょう。
地元でも人気の温泉「セントピアあわら」
セントピアあわらは、芦原温泉開湯110周年を記念して作られた日帰り温泉施設です。
天井から差し込む光を浴びながら入浴できる「天の湯」、風流な湯けむりが広がる湯殿を楽しめる「地の湯」をワンコインで利用できます。
釜風呂、サウナ、マッサージコーナー、キッズコーナーを完備。あわら温泉街の歴史を学べる観光コーナーや温泉たまご作りに挑戦できるイベントもあり、観光旅行客の間で非常に人気があります。
住所 | 福井県あわら市温泉4-305 |
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電話番号 | 0776-78-4126 |
営業時間・定休日 | 10:00~22:00 定休日:火曜日 |
料金 | 大人500円(高校生以上) 中人300円(小・中学生) 小人200円(3歳以上) |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩3分 |
公式URL |
足湯が楽しめる「あわら温泉 芦湯」
あわら温泉 芦湯は、あわら湯のまち駅から徒歩すぐの場所にある足湯専門施設です。
福井県産の笏谷石(しゃくだにいし)やヒノキを使って建てられた和風テイスト満載の外観が印象的。38.5℃、39.5℃、40.0℃と温度分けされていて、ステンドグラスから差し込む光を浴びながら5種類の浴槽で足湯を楽しめます。
利用料金は無料。タオルも現地で300円で販売されており、手ぶらでも気軽に立ち寄れます。
住所 | 福井県あわら市温泉1-203 |
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電話番号 | 0776-78-6767 |
営業時間・定休日 | 7:00~23:00 定休日:年中無休 |
料金 | 無料 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩1分 |
公式URL | http://www.city.awara.lg.jp/annai/7200/kankoshisetsu/p004987.html |
開放感のある大浴場が人気「あわら温泉 美松」
あわら温泉 美松(みまつ)は、36室の露天風呂付客室を持つ温泉宿です。
回廊庭園を備えたドーム式の大浴場「太陽殿」、月をイメージしてデザインされた円形の浴槽が特徴的な「明月殿」があり、宿泊客は自由に利用できます。また、一部屋ごとに異なる形状の湯船も備えていて、何度も訪れたくなる魅力があります。
宿泊客以外でも、大浴場での日帰り入浴が可能。自分のスケジュールに合わせて、あわら温泉の魅力を堪能できます。
住所 | 福井県あわら市舟津26-10 |
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電話番号 | 0776-77-2600 |
営業時間・定休日 | 太陽殿:男性14:00~24:00、女性4:00~9:00 明月殿:男性4:00~9:00、女性14:00~24:00 大浴場日帰り入浴:15:00~21:00 定休日:年中無休 |
料金 | 大浴場日帰り入浴 大人600円、小人300円、2歳未満無料 |
アクセス | あわら湯のまち駅から車で5分 |
公式URL |
あわら温泉街のおすすめスポット3選!【観光スポット編】
あわら温泉街には開湯から約140年もの歴史があり、温泉施設以外にもたくさんの観光スポットがあります。レンタルサイクルサービスもあり、自転車であわら温泉街を散策する楽しみ方もおすすめです。
ここでは、あわら温泉街周辺にあるおすすめの観光スポットを見ていきましょう。
建造物は有形文化財に登録「藤野厳九郎記念館」
藤野厳九郎記念館は、中国の作家・魯迅の日本留学時代の恩師として知られる藤野厳九郎氏にまつわる資料を展示している博物館です。多くの遺品が飾られていて、有形文化財に指定されています。
1983年(昭和58年)に芦原町と中国の浙江省紹興市との間で友好都市関係が締結された際、藤野家遺族から旧宅を寄贈され、翌年の1984年(昭和59年)7月、芦原温泉開湯100周年記年祭時に「藤野厳九郎記念館」が誕生。2011年(平成23年)に、現在の地に移築されました。
戦争の最中で多くの日本人が中国人を敵視していた中、分け隔てなく接してくれた藤野先生の魯迅への親切は、後に自身の小説の中で語られるほど魯迅の人生観に影響を与えたと言われています。
住所 | 福井県あわら市温泉1-203 |
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電話番号 | 0776-77-1030 |
営業時間・定休日 | 9:00~18:00 定休日:火曜日、年末年始 |
料金 | 大人(大学生以上)210円 高校生以下、障碍者は無料 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩1分 |
公式URL | http://www.city.awara.lg.jp/annai/7200/kankoshisetsu/p000263.html |
散策におすすめ「北潟湖畔公園」
北潟湖畔公園は、北潟湖の南西部に位置している公園です。真っ赤な吊り橋が目印の敷地内に菖蒲園があり、約300種20万株のきれいな花菖蒲が咲いています。
景観を楽しみながら自由に散策できる他、サイクリングパークで乗り物を借りることも可能。サイクリング自転車(1時間300円)、おもしろ自転車(30分300円)、バッテリーカー(1回100円)、足こぎボート(30分700円~1,000円)など様々な乗り物があり、園内や湖上を移動できます。
住所 | 福井県あわら市北潟153-137 |
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電話番号 | 0776-79-0008 |
営業時間・定休日 | 9:00~16:00 定休日:11月20日~3月19日は冬季休業 |
料金 | 入場無料(乗り物のレンタルは有料) |
アクセス | 牛ノ谷駅から車で15分 |
公式URL | http://www.city.awara.lg.jp/annai/7200/kankoshisetsu/p000474.html |
無病息災や延命長寿にご利益がある「舟津温泉薬師堂」
舟津温泉薬師堂は、舟津温泉公園の一角に鎮座している小さな寺社です。偶然発見されたあわら温泉の発展を祈願し、1922年に三国の瀧谷寺から分霊を勧請し創祀されたと伝えられています。
境内には、福井県のために尽力し、政治活動のために全資産を投じた政治家・杉田定一(鶉山)の銅像があります。また、あわら温泉の俳諧グループ・二鏡社が松尾芭蕉二百回忌に寄贈した芭蕉句碑も建っています。
舟津温泉薬師堂を参拝すると、無病息災・延命長寿・徐病安泰のご利益があると言われています。
住所 | 福井県あわら市温泉5-511 |
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電話番号 | 0776-78-6767 |
営業時間・定休日 | 24時間開放 定休日:年中無休 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩7分 |
公式URL | http://awara.info/cat-sightseeing/%E8%88%9F%E6%B4%A5%E6%B8%A9%E6%B3%89%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%A0%82 |
あわら温泉街のおすすめスポット2選!【グルメ編】
あわら温泉街は「美肌の湯」とも称される癒し効果抜群の温泉だけでなく、日本海の新鮮な海の幸を使った美味しい魚介料理にも定評があります。
軽食やスイーツを取り扱っているおしゃれなカフェも少なくなく、グルメスポットとしても魅力的です。
ここでは、あわら温泉街周辺にあるおすすめ飲食店を見ていきましょう。
食べ歩きにおすすめ「あわら温泉屋台村 湯けむり横丁」
あわら温泉屋台村 湯けむり横丁は、あわら湯のまち駅前の広場にある屋台村です。おでん、ラーメン、お好み焼き、手羽先など、約10店舗の屋台が営業しています。
日没後には軒先にぶら下がっている提灯に明かりがともり、レトロな雰囲気に包まれます。店内はお世辞にも広いとは言えませんが、店主や他の客と肩を寄せ合って飲食や会話を楽しむのも旅の醍醐味の一つと言えるでしょう。
芦湯のすぐ傍にあるため、足湯を楽しんだ後に食べ歩きできる魅力もあります。
住所 | 福井県あわら市温泉3-201 |
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電話番号 | 0776-77-1877 |
営業時間・定休日 | 店舗によって異なる |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩1分 |
公式URL |
美味しいお蕎麦が味わえる「そば処 日の出屋」
そば処 日の出屋は、あわら湯のまち駅から徒歩5分ほどの場所にある蕎麦屋です。福井県産のそば粉とあわら温泉街の良質な天然地下水を使った手打ちそばを提供しています。
かけそば、ざるそば、天ぷらそば、おろしそば、鴨南蛮など、多彩な蕎麦・うどんメニューが充実。歯応えのある麺もさることながら、ダシの効いたスープや揚げ物が非常に美味しく、関東の蕎麦とはひと味違うご当地グルメを堪能できます。
住所 | 福井県あわら市二面34-43 |
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電話番号 | 0776-77-2274 |
営業時間・定休日 | 11:00~20:00 定休日:水曜日、第3木曜日、年始 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩5分 |
公式URL |
あわら温泉街のおすすめ宿泊ホテル3選!
あわら温泉街には、温泉宿や民宿など多彩な宿泊所があります。
日常生活の中で溜まった疲れをじっくり癒したいなら、日帰り入浴より長期滞在が断然おすすめ。自分に合ったホテルに泊まって、あわら温泉街を存分に楽しんでみてください。
ここでは、あわら温泉街のおすすめ宿泊施設を見ていきましょう。
ゆっくり落ち着ける「あわら温泉 ホテル八木」
あわら温泉 ホテル八木は、あわら湯のまち駅から徒歩5分ほどの場所にある温泉旅館です。1883年(明治16年)創業の老舗で、源泉100%かけ流しの露天風呂を夜通し利用できます。
風流な日本庭園を擁しており、日没後にはほのかにライトアップされて幻想的な雰囲気が漂います。いわゆる至れり尽くせりの「おもてなし」を避け、必要最低限の接客サービスのみを提供するスタイルで営業しているため、宿泊料金が比較的安く、自分のペースで気楽に宿泊できる魅力があります。
住所 | 福井県あわら市温泉4-418 |
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電話番号 | 0776-78-5000 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩5分 |
公式URL |
老舗の温泉旅館「伝統旅館のぬくもり 灰屋」
伝統旅館のぬくもり 灰屋は、セントピアあわらの向かい側にある純和風温泉旅館です。1884年(明治17年)創業の老舗で、樹齢100年の松板を使った建物が創業当時の趣を残しています。
庭園を眺めながら入浴できる大浴場を完備。宴会場、エステサロン、カラオケボックス、ラウンジなど様々な施設もあり、大人数での宿泊にも対応しています。細やかな接客サービスも非常に評判が良く、リピート率の高さに定評があります。
住所 | 福井県あわら市温泉2-205 |
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電話番号 | 0776-78-5555 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩5分 |
公式URL |
観光名所からも近い「グランディア芳泉」
グランディア芳泉(ほうせん)は、あわら湯のまち駅の南西部に位置している温泉旅館です。創業は1963年(昭和38年)。7,000坪の敷地内に100以上の露天風呂付客室を完備しており、福井観光の拠点として多くの旅行客に活用されています。
自然が豊富な離れの「ゆとろぎ亭」、高級感溢れる調度品が並ぶ別邸「個止吹気亭(ことぶきてい)」など、趣の異なる33もの客室を提供。予算に合わせて好きな環境を選択しながらあわら温泉街を楽しめます。
住所 | 福井県あわら市舟津43-26 |
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電話番号 | 0776-77-2555 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩7分 |
公式URL |
あわら温泉街でおすすめのお土産2選!
あわら温泉街には、地域の特産品を取り扱っているお土産店もたくさんあります。せっかく福井県まで遠征したら、帰宅する前にお土産を買っていきましょう。
ここでは、あわら温泉街で販売されているおすすめのお土産を紹介していきます。
名物のどんりんをお土産に「だるまや菓舗」
だるまや菓舗は、1872年創業の老舗和菓子屋です。温泉饅頭や大福などの定番のスイーツをはじめ、越前和紙の小物などおしゃれな民芸雑貨もお土産品として販売されています。
中でも、太鼓の「どん」と鈴の「りん」を掛け合わせたスイーツ「どんりん」がおすすめ。もなかの中にフルーツカステラと粒あんが入っていて、凍らせて食べると最高のサクサク食感を味わえます。
住所 | 福井県あわら市温泉3-601 |
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電話番号 | 0776-77-2154 |
営業時間・定休日 | 8:00~19:00 定休日:不定休 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩3分 |
公式URL |
上品なお菓子が人気「浅野耕月堂」
浅野耕月堂(あさのこうげつどう)は、1899年(明治32年)創業の老舗和菓子屋です。地元産鶏卵の卵黄を贅沢に使用した手作りぷりんをはじめ、高級感溢れるスイーツが販売されています。
中でもおすすめは、松林に自生するきのこ・松露(しょうろ)を模して作ったお菓子・松乃露(まつのつゆ)です。昭和22年に昭和天皇が芦原温泉に宿泊された際、お茶請け菓子として出された松乃露を大変お気に召したという逸話があり、現在でも浅野耕月堂の定番お土産品となっています。
住所 | 福井県あわら市温泉4-916 |
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電話番号 | 0776-77-2035 |
営業時間・定休日 | 8:00~20:00 定休日:火曜日 |
アクセス | あわら湯のまち駅から徒歩5分 |
公式URL |
福井のあわら温泉街を観光しよう
今回は、あわら温泉街のおすすめスポットやお土産品などを紹介いたしました。
2023年に予定されている北陸新幹線県内開業に向け、JR芦原温泉駅周辺の開発計画が進んでおり、今後もあわら温泉街はさらなる発展を続けることでしょう。
福井方面を観光する際は、ぜひ本記事を参考にしてあわら温泉街を散策してみてください。