タイ・バンコクの治安は危険?安全?観光・旅行など最新の状況も解説
タイのバンコクは年間を通して温かく物価が安いので旅行者が多い場所です。日本人も多く訪れているので治安は安定していると思う人もいるでしょう。しかし、タイのバンコクは治安が悪いという情報もあります。現在の治安情報についてまとめたので紹介します。
目次
バンコクへ旅行に行く前に知りたい治安状況
バンコクには、多くの寺院があったり大きなショッピングセンターがあったりと想像以上に発展していることに驚く人もいます。また、1度行くと2度も3度も行きたくなる場所でもあるでしょう。
しかし、バンコクはタイの中でも治安が不安視されているため、それなりの注意が必要です。バンコクを安全に旅行するためにも、今回はバンコクの治安状況について紹介します。
特に治安が悪い場所や、観光客にはどんな犯罪がつきものなのかについても見ていきましょう!
タイのバンコクとはどんなところ?
バンコクはタイの首都です。正式には「バンコク都」と言われます。タイの最大都市としても知られています。気温がとても高く、最高気温が40度に達した月もあります。最低気温は10度を下回ることがほぼありません。
バンコクは、タイの経済の中心的エリアで世界的にも比較的大きな経済規模を持っています。昔から日本企業が多く進出し、日本人学校なども設立されています。
また、バンコクは車がとても多いエリアで渋滞が頻繁に起きます。たくさんの観光地を巡るには渋滞とも上手に付き合う必要があります。福岡県や愛媛県とは姉妹都市を結んでいます。
外務省によるバンコクの治安の最新の状況
2019年11月現在、タイのバンコクの治安は危険レベル1です。タイでは、ほぼ全域において危険レベルがついていません。そのため、バンコクはタイの中でも治安が悪い地域と言えるでしょう。タイという国自体は安全でもバンコクは危険が潜んでいます。
バンコクでは日本人も巻き込まれた爆発事件が起きています。反政府デモや警察との衝突、発砲事件も起きており、治安を不安視させる部分があるのです。
タイのナラティワート県などの一部の地域は危険レベル3とバンコクより治安が悪いので近づかないようにしましょう。バンコクは危険レベル1でも観光が全くできないほどの治安の悪さではなく渡航は禁止されていません。
バンコクで治安の悪い危険なエリア
バンコクの中でも特に治安が悪いと言われるエリアを紹介します。安全な旅行をするためには、治安が悪いエリアを把握し、そのエリアの状況を知る必要もあります。
治安が悪いと言われても、観光地であれば訪れることもあるでしょう。だからこそ、そのエリアの治安を把握することが大事なのです。
特にバンコクは、タイの中心部であり観光スポットも多々あります。治安を把握しておくと安全に楽しむことができるでしょう。
パッポン通り
ナイトマーケットなどがあり、観光客が多くいる場所です。ここは治安が悪いと言われる場所で、気づいたら財布をすられていたという旅行者が続出してます。中には、薬を飲まされて所持品を奪われた人もいるほどです。
とても賑わっている繁華街なだけに興奮しすぎて荷物への警戒心を失いがちです。閉めていたバッグのチャックまで開けられて財布だけがなくなっていることも珍しくありません。
ナイトマーケットでは、値段を交渉している間に財布やポケットに入れていたお金を盗まれるということも起きているので、気をつけましょう。
王宮・エメラルド寺院
バンコクで行きたい観光地の1つです。ここは観光客が多いのでスリなどの窃盗被害が多いことが報告されています。集団でのスリやスリのプロがいる場所でもあります。
また、お土産屋さんを案内し、高い値段でお土産を買わせる詐欺も行われています。観光客のお金を狙っている人物がどこかに潜んでいるので警戒してください。
エメラルド寺院は、タイで一番キラキラしている豪華な寺院です。つい見惚れてしまうので気をとられすぎないようにしましょう。
バンコクでの観光客をターゲットにした犯罪
バンコクでは、日本人が被害に遭っているトラブルが多発しています。日本人が次から次へと問題に巻き込まれているのです。それだけ日本人がトラブルに遭うということはかなり狙われているのでしょう。
タイのバンコクで起きる観光客狙いのトラブルにはどんなものがあるのかについて紹介します。バンコクを観光するときには、その場の治安と観光客に起きているトラブルにより注意してください。
スリ
市場も観光地のバンコクでは、市場で混雑しているときにスリに遭うことが多いでしょう。チャックを開けて財布を盗られるだけではなく、時には刃物でバッグを切りつけて財布を盗む犯人もいます。
風俗店や繁華街などでは、スリが特に多くなっています。取り出しやすいからと言ってポケットに財布を入れておくと、一瞬でなくなることも考えられるでしょう。
置き引き
荷物を自分の近くに置いていたにも関わらず置き引きされるトラブルも起きています。例えば、食事中に椅子に荷物をかけていたところを盗まれた旅行者もいます。
また、荷物を横に置いて本を見ていただけで盗まれた人もいるのです。置き引きは一瞬で起きてしまう出来事です。荷物から気をそらした一瞬に盗まれるでしょう。
ぼったくりタクシー
バンコクのタクシーは、あまり良いタクシーではないことで有名です。タクシーに乗りたくても乗車拒否をされることもあるでしょう。また、やっと乗れたのにぼったくりされることも多々あります。
バンコクでは、メーターを使って運転するのが普通ですが、メーターを使わずに高い金額を要求されたり、メーターが上がるのが明らかに早く結果的に金額が高くなるというぼったくりがあります。
また、観光客は道を知らないと思っているので、遠回りして金額を稼ぐタクシーもあります。
偽警察官
タイでは、警察の制服やグッズが売っているため誰でも本物の警察と同じ格好をすることができます。そのため、偽警察も多くいます。偽警察は、身元確認でパスポートを見せてほしいと近づいてきます。
その後、車に乗ることを要求し、そのままホテルに連れて行かれたトラブルが起きています。また、偽警察を装って荷物チェックのふりをしながら強盗する手口もあります。
タイでは本物の警察が身元確認することもありますが、車に乗せることはほぼありません。偽警察はしつこく車に乗れと要求し、自分は警官ということを口に出して言います。
見せ金詐欺
この詐欺は、日本語で話しかけられます。「日本に行く」などのように語られ、「日本円のレートが知りたい」とか「日本円を見せてほしい」と言ってくるでしょう。そして会話をしながら持ち物を盗んでくるのです。
「日本円を見せて」などのようにお金を見ることを条件に近づいてくる人は怪しいと思ってください。日本について興味があるふりをしているため、気を許してしまうのです。
気を許した瞬間に盗まれるので気をつけてください。
いかさま賭博
日本語で、「日本について教えて」と言われたことをきっかけに仲が深まり、自宅に誘われます。そして、トランプゲームをしようと言われるのですが、そこで共犯者が登場します。
その共犯者のことを「金持ちだから負かせてお金をとろう!」と言ってくるのですが、実はお金を盗られるのは自分だったというオチがついています。
最初は勝ち続けるので、まさか本当に大金が手に入るのでは?と思ってしまいますが、結果的には大負けして大損するのです。
睡眠薬強盗
出会ったばかりの人と一緒に食事をしたときに、飲み物などに睡眠薬を入れられて貴重品を盗まれるという海外でよくある強盗がバンコクでも起きています。
危険なのが、こん睡状態のときにクレジットカードの暗証番号を聞かれ答えてしまい、多額のキャッシングをされることです。
また、昏睡状態でバンコクから違う場所に運ばれて放置されたという旅行者もいます。睡眠薬を飲んでいるので、路上放置されるのは非常に危険でしょう。
わいせつ犯罪
最初は親しげに話しかけてきた男性が、急にわいせつ行為をするという女性への性犯罪があります。また、タクシーに乗車したときに運転手からわいせつ行為を受けた被害者もいます。
わいせつ行為をされたときに、ナイフなどを出されて脅されたケースもあるので危険です。4歳ぐらいの小さな女の子を狙ったわいせつトラブルも起きているので子供も要注意です。
日本人男性が犯人になっているケースもあるので、現地の人だけに警戒心を持つのではなく、周りにいる人物全てが怪しいと思ったほうがいいでしょう。
安全なバンコク旅行のために注意すること
バンコクはタイの中心的都市で、タイの中でも観光客に溢れている大都市です。治安が警戒されてはいますが、旅行できないほどの治安の悪さではありません。
最初から警戒心を持ち注意していれば安全な旅行をすることもできるでしょう。タイのバンコクを安全に過ごす秘訣について紹介します。
特に、バンコクは女子旅でも人気があります。女子旅は安全性が損なわれる面があるのでより気をつけてください。
荷物から目を離さない
タイのバンコクで非常に多いトラブルは窃盗です。日本人観光客も多くの旅行者が被害に遭い、タイの治安に不安を覚えています。しかし、窃盗は気をつけることで防ぐことができます。
まずは、荷物から絶対に離れないことです。自分の荷物は体に密着させ、自分の目に入る場所で持ってください。体の後ろや横で持つよりは、前で持つほう安全でしょう。
荷物を体の前で持ったら、手で荷物を守るようにカバーしてください。いつでも視界に荷物があり、貴重品が守られている状態を自ら作りましょう!
高額なものは身に着けない
日本人は外国人の中でもお金持ちのイメージをつけられています。タイの人は昔からその考えを持っているでしょう。そのため、商品を倍の値段で売ってくることもあるほどです。
気をつけてほしいのは、窃盗や強盗です。高額なものを身につけていると、身につけたものを狙われることもあるでしょう。中には、人がいない場所まで連れていかれて金品を要求された人もいます。
タイに行くときは、シンプルな服装で高額なアクセサリーや時計は日本に置いていきましょう。特に女性はアクセサリーなしでよりシンプルにしておかないと目立ちます。
親し気に話しかけてくる人に注意
タイは、日本語を話すことができる人もチラホラいます。本当に日本人と接したくて近づいてくるタイの人もいるでしょうが、多くの場合が何かしらのトラブルに発展するので気をつけてください。
親しげに話しかけてきながらも、結果的に強盗をする、性犯罪をするという事件が多々あります。話しかけられたとしても、警戒してください。必要以上に仲良くなってはいけません。
場合によっては、自宅に招かれていかさま賭博の被害に遭ったり、昏睡強盗の被害に遭うことも考えられます。警戒心がない相手に対して、自分まで警戒心をなくすのはやめましょう。
女性は深夜のタクシーを避ける
女性が深夜にタクシーに乗ったところ、刃物などで脅されてわいせつされた事件があります。夜のタクシー乗車はやめてください。女子旅での女性だけでの複数乗車や、女性単独の乗車はとても危険です。
タクシーが便利だったとしても、人が多い公共機関を使ってください。できるだけ明るい道を利用するのも大切です。できることなら、女性は夜間の外出もしないほうがいいでしょう。
夜になると治安もより不安視されるので、タクシー以外の治安にも注意しなければなりません。女性だけで夜間で歩くと強盗のターゲットにもなりかねません。
知らない人から食べ物・飲み物をもらわない
タイのバンコクでは、睡眠薬強盗も頻繁に起きています。知らない人からもらった食べ物や飲み物には、睡眠薬が含まれている可能性があるでしょう。気づいたときには洋服も着ていなかったという被害者もいます。
タイで知り合った人はいい人だと信じ込んでしまってはいけません。タイは日本にとって親しみがある国ではあるものの、外国という意識を持ちましょう。タイで人に騙されると後味悪いタイ旅行になります。
誰かと食事をともにした場合は、席を離れたら飲み物や食べ物に手をつけないことや、勧められたものを口にしないことを徹底してください。
タイのバンコクでの旅行は治安情報に注目しよう!
タイのバンコクの治安は想像通りの悪さと思う人もいれば、想像以上の悪さと思う人もいるでしょう。実際にタイのバンコクに行くと、治安を肌で感じることができます。
バンコクでは、様々な美しいものやタイ料理などを楽しむことができ、とても良い思いでを作ることも可能でしょう。怖い思いをしてタイという国の印象が悪くならないためにも治安情報を取り入れてください。
日本人観光客が被害に遭うケースも多々あるので、被害情報や気をつけるポイントなどのアドバイス情報もチェックしましょう。