ボルネオ島(マレーシア)旅行のおすすめスポット！人気観光地を紹介

東南アジアにある国・マレーシアは、自然豊かで独自の生態系が守られています。同時に人気の観光リゾート地としても知られており、日本人にもとても人気があります。今回はその中でもボルネオ島にスポットを当ててみました。

ボルネオ島の人気スポットやおすすめ観光地をチェックする前に、まずはマレーシアにあるボルネオ島がどのような場所なのかをチェックしておきましょう。

まずはボルネオ島がどこにあるかということです。場所は東南アジア・南シナ海に浮かぶ島であり、国土は日本の約1.9倍ある大きな島です。実はグリーンランド島・ニューギニア島に次ぐ世界第３位の大きさを誇るのがボルネオ島なのです。

ボルネオ島は島を赤道が横切っており、位置によって北半球と南半球が分かれているのも特徴と言えるでしょう。また、ボルネオ島はオランダ語と英語の表記であり、インドネシア語では「カリマンタン」と言われます。

日本からボルネオ島までは飛行機で直行便が出ています。成田空港からボルネオ島のコタキナバルまでは約6時間半のフライトで到着します。

ハワイやその他のリゾート地に比べても比較的フライト時間が短く、日本との時差もほとんどありませんので弾丸旅行に行くにもおすすめできる場所にあります。ボルネオ島は海外リゾート初挑戦の人にもおすすめのスポットと言えるでしょう。

多くの場合、島は1つの国が領土として所有していますが実はボルネオ島は３カ国の領土が混在している珍しい国なのです。ボルネオ島はマレーシア・インドネシア・ブルネイの３カ国の領土があります。

マレーシア領は島の北側で、南側はインドネシア領、ブルネイ領はマレーシア領の中の一部となっています。ボルネオ島の総人口は約1750万人であり、そのうちマレーシア領には5,706,880人が生活しています。

３カ国の領土が存在するボルネオ島では様々な民族が生活しており、ボルネオ島のお口には先住民のダヤク族が住んでいます。沿岸部はマレー系の民族が多く中心部には中国系の民族が多く生活しています。

公用語はマレー語ですが、英語が広く利用されています。ただ、多民族国家なので民族ごとに100以上の言語が使われているとも言われています。ボルネオ島旅行に行く際は最低でも英語とマレー語がチェックできるようにしてくと良いでしょう。

まずはボルネオ島のコタキナバル市内でおすすめの観光スポットを3つご紹介します。

ショッピングに適した市場はもちろん、ビーチやホテル、観光スポットも多くボルネオ島観光では外せない場所の一つとなっています。また、標高4,095mのキナバル山があるキナバル国立公園への玄関口です。

ボルネオ島のマレーシア領の中でも特に人気があるのがコタキナバルの中心部にある海沿いの通り「ウォーターフロント」です。夕方になるととても美しいサンセットを眺めることができる絶景スポットです。

海に面したウォーターフロントの通りには様々な飲食店が並んでおり、美しい夕日が沈んでいくのを眺めながら食事を楽しむことができます。マレーシアの料理はもちろん、インドネシア料理や中華料理なども食べることができるそうです。

夕日が沈んだら穏やかな波の音を聞きながら夜風を浴びて、のんびりお酒を楽しむのもウォーターフロントのおすすめの過ごし方です。

美しい海沿いの町・コタキナバルを一望することができるのがシグナルヒル展望台です。町の高台にあり、登っていくのは少し大変ですが展望台までの道はトレッキングできるようにしっかり整備されています。

熱帯雨林の植物を観察しながら、展望台までは歩いて約20分です。ただ道は滑りやすいので履き慣れたスニーカーなどで行くことをおすすめします。暗くなると足元が危ないので明るい時間が良いでしょう。

コタキナバル市内の観光スポットで最も有名で人気があるのが「コタキナバル市立モスク」です。市内よりは少し郊外にありますが、車でアクセスしやすいのでぜひ足を運びたいスポットです。

水上に浮かぶ白を基調とした美しいモスクは観光客も多いですが、実際に礼拝で使用されているモスクなので見学にはしっかりとしたマナーがあります。男性は長ズボン着用・女性はスカーフを頭からかぶり肌を露出させないようにしてください。

モスクを見学するために必要な服装はレンタルも可能なので、ラフなスタイルで行ってしまっても問題ありません。

ボルネオ島のマレーシア領の中で東側に位置するのがサバ州です。世界遺産にも登録されているキナバル山や熱帯のマングローブなど自然豊かな中にも、リゾートを楽しむことができるスポットがあります。

自然と近代的なスポットが融合しているコタキナバルのおすすめ観光スポットで、ボルネオ島の魅力を体感しましょう。

コタキナバルがあるサバ州の周辺にはまだまだ観光スポットがたくさんあります。キナバル山はボルネオ島の北部にあるマレーシア最高峰の山で、標高は4095mと富士山よりも高い山です。朝の時間帯はキナバル山の雄大で美しい姿を見ることができます。

山の麓には観光施設や温泉施設、キナバル山の動植物について知ることができるスポットも多いのでツアーに参加することをおすすめします。

実際にキナバル山への登頂を考えている場合は、ツアーに参加して現地のガイドと一緒に登山しましょう。個人で行くのは非常に危険なので、必ず経験豊富なガイドの案内が必要になります。

ボルネオ島で人気のおすすめ観光スポットが、ウミガメを観察することができる「タートルアイランドパーク」です。年間を通して温暖な気候のボルネオ島では、年間を通してウミガメの産卵を見ることができます。

特に5月から10月のシーズンはウミガメの産卵がピークになるので、運が良ければ1日に６０匹ものウミガメの大群が産卵に訪れます。日本ではなかなか見ることができないウミガメの産卵ですが、ボルネオ島でぜひ珍しい光景を目に焼き付けておきましょう。

森林伐採により行き場をなくしたオラウータンを保護する施設として設立されたのが「セピロックオランウータンリハビリテーションセンター」です。ここでは怪我をしたオランウータンのリハビリも行っています。

オランウータンを研究する施設であり、オランウータンの生態を間近で見学することができる世界的にも珍しい施設です。施設には獣医師や飼育員はもちろん、オランウータンの乱獲を防ぐためにレンジャーも配置されています。

見学の際には食べ物の持ち込み禁止や、ビデオカメラの持ち込み制限が設定されいますので入園前にしっかり確認しましょう。

ボルネオ島はマレーシア・インドネシア・ブルネイの3つの国の領土がありますが、マレーシア領の西側にあるのがサラワク州です。ここではサラワク州周辺でおすすめの観光スポットを4つご紹介します。

サバ州に比べて田舎な雰囲気があるサラワク州では、より東南アジアの貴重な自然を体験することができるでしょう。アクセスするにはコタキナバルから飛行機で国内線を乗り継ぐ必要があるので、時間に余裕がある場合におすすめです。

ニア国立公園には少なくとも4万年前の人類が生活していた痕跡が残っており、東南アジア最古の人間の痕跡が残る場所として世界的にも珍しい場所です。ニア大洞窟の中に入るなら懐中電灯は必須です。

ニア大洞窟にはアナツバメの大群が生息しており、その巣は中華料理の高級食材として世界中で食されています。地元のプナン族の男性たちは高級食材のツバメの巣を求めて集まり収入源としています。

ボルネオ島のおすすめ人気観光スポットの一つ「バコ国立公園」は、ボルネオ島の自然と野生動物を間近に見ることができる国立公園です。マレーシアには独自の生態系をもつ動植物が多いですが、特にボルネオ島は魅力的なスポットです。

バコ国立公園にはボルネオ島にしか生息していない「テングザル」が生息している他、150種類以上の野鳥を観察することができます。

ウォーキングコースやキャンプ場が整備されているので、日帰りはもちろん宿泊してボルネオ島の自然をより深く感じることもできます。マレーシアの自然に触れたいなら、ぜひバコ国立公園へ行ってみましょう。

サワラク州にあるおすすめの人気観光スポットに、「サラワク・カルチュラル・ビレッジ」があります。ここではボルネオ島で生活している少数民族の暮らしを垣間見ることができます。生活のスタイルはもちろん、伝統的なショーも目玉の一つです。

サラワクカルチュラルビレッジでは少数民族の生活を垣間見るだけではなく、ショップでお土産を購入することもできますので、観光にぴったりの場所です。

グヌン・ムル国立公園では、ボルネオ島の手付かずの自然が残る非常に美しい国立公園です。公園内の約6割がいまだ前人未踏の地でありまさに原始的な雰囲気を感じることができるでしょう。ユネスコの世界自然遺産に登録されています。

洞窟探検はメインアクティビティの一つで、観光客向けのツアーも準備されていますのでぜひ利用してみてください。宿泊施設を利用すれば、より自然を肌で感じることができるおすすめスポットです。

ボルネオ島を観光する時にぜひチェックしておきたいのが観光客に人気のホテルです。今回はサバ州から2つ、サラワク州から1つおすすめの人気ホテルをご紹介します。

ボルネオ島は東南アジアでも屈指のリゾート地なので、ぜひおすすめのホテルでホテルにいる時間も大切に過ごしましょう。

サバ州の中心部にありアクセスしやすいリゾートホテルとして人気があります。古いホテルですので設備に少々不安がある箇所もありますが、良心的な価格と人柄の良いスタッフの対応でリピーターになる人も多いようです。

ホテルでのんびり過ごすのはもちろん、ボルネオ島をアクティブに動き回りたい人にもおすすめできます。連泊でも快適に過ごすことができると高評価のホテルです。

サバ州にある５つ星ホテルの「ザ・パシフィック・ステラ」は、飲食店やプールもあるリゾートホテルで、館内WiFiもあります。ゴルフカントリーへのアクセスも簡単なので、ボルネオ島にリゾート目的で行く人におすすめです。

客室内にはテレビや電気ポットなどの家電はもちろん、無料のバスアメニティもあり快適に過ごすことができるでしょう。ホテルでアクティビティや各種ツアーの予約ができますので、ぜひ利用してみてください。

ボルネオ島のサラワク州にあるおすすめのホテルが「プルマンクチン」です。クチン市内の中心部にある人気のリゾートホテルで、人気の観光地「ウォーターフロント」近くなのもおすすめポイントの一つです。

部屋やバスルームも広く、ゆったりとリゾート気分を味わうことができます。スパやプール、ラウンジも完備されていますので長期滞在でも問題ありません。

東南アジアのリゾート地なので、多くの人が夏場をベストシーズンだと思いがちです。しかし、ボルネオ島は日本よりも大きな島なので、地域によって観光にぴったりのベストシーズンが微妙に違います。

ボルネオ島観光の計画を立てる前に、ベストシーズンをチェックしてよりボルネオ島観光を楽しめるようにしましょう。

ボルネオ島のマレーシア領の東側・サバ州と西側・サワワク州のベストシーズンをそれぞれご紹介します。

サバ州はボルネオ島のマレーシア領東側3分の1を占める地域です。州都はコタキナバルで、マレーシア国内でも高度な自治権を有しています。そんなサバ州の観光におすすめなベストシーズンは2月〜5月です。

東南アジアであるボルネオ島には乾季と雨季があり、サバ州周辺が天候に恵まれやすく過ごしやすいのが2月〜5月とされています。

年間を通して過ごしやすい温暖な気候なので、日本の2月〜5月の服装よりも軽装で行くことをおすすめします。

サラワク州はボルネオ島のマレーシア領西側3分の２を占める地域です。サラワク州を観光する場合におすすめなベストシーズンは4月〜8月です。日中の気温は1年を通して30度に近く、蒸し暑いと感じるでしょう。

4月〜8月は比較的雨が少ないですが、熱帯地域のボルネオ島は非常に雨が多く2日に１回は雨が降ると言われています。ただ、日本の長雨のような雨ではなくスコールのように短時間にざっと降る雨が多いので、雨が降っても天候が持ち直すのを期待できます。

ボルネオ島までは日本から直行便で約6時間で行けます。直行便もありますがクアラルンプールなどを経由して行く人も多いです。コタキナバル国際空港に降りたったらタクシーやバスを利用して市内まで移動しましょう。

コタキナバル周辺の観光であればコタキナバル国際空港、サラワク州なら国内線に乗り換えてクチン国際空港へ行くことをおすすめします。

海外旅行へ行く時に気になるのが、旅先の治安についてでしょう。東南アジアのボルネオ島を旅行する場合にも、事前に治安をチェックしておくことをおすすめします。

まず、マレーシアは東南アジア諸国の中でも治安が良く海外旅行初心者でも比較的安心して旅行を楽しむことができます。ボルネオ島のマレーシア領では観光客誘致のために防犯対策に力を入れているのでより安全です。

ボルネオ島のシンガポール領は治安が良く旅行におすすめとは言っても、強盗被害は年間で日本の25倍となっています。比較的安全というだけで、日本と同じように安心して夜も街中を歩けるとは限りません。

日本は世界的にみても治安が良い国で、日本人もその環境に慣れすぎてしまっているので海外旅行でも防犯意識が低い場合が多いです。

ボルネオ島旅行も例外ではなく、海外旅行だということを意識して持ち物の管理や行動する範囲に気を付ける必要があります。

東南アジアの人気リゾート地であるボルネオ島には、様々な観光スポットがありますます人気を集めています。友達同士での旅行はもちろん新婚旅行にもぴったりでしょう。

ボルネオ島でしか味わうことができない動植物と触れ合って、特別な旅を満喫しましょう。年間を通して温暖な気候で足を運びやすいので、旅行先に迷ったらボルネオ島を検討してみてください。