ブラジリアはブラジルの首都！おすすめ観光スポットや見どころなど

ブラジルの首都「ブラジリア」にはさまざまな観光スポットがあります。ブラジルといえば「リオデジャネイロ」というイメージが強いですが、建築好きな方だと「ブラジリア」の方がイメージが強いというくらい有名な建築がたくさんある街です。建築違いにも美しい世界遺産をたくさんみることができます。

ブラジリアは、約50年前に作られた計画都市の街です。「ブラジリア」自体が実は世界遺産に登録されており街の形は飛行機が羽を広げた形に作られています、もともとはブラジル国民のほとんどがキリスト教徒だったため、十字架の形に線を引きそこから飛行地の形へと変化をさせていきました。

街の発展を願い、飛行機の形となったブラジリアには斬新な街のデザインや建物が目を引く魅力的な街です。日本との時差は12時間で、地球の裏側にある街といえるでしょう。

ブラジリアが首都になる計画が始まったのは1960年です。荒れたブラジル高原に計画都市として建設されはじめました。それまでの首都は「リオデジャネイロ」でしたが、リオデジャネイロやサンパウロがある大西洋沿岸部と、ブラジル高原がある内陸部との所得や人口の格差が問題となりました。

当時のブラジル大統領「ジュセリーノ・クビチェキ」は、地域格差の均衡と内陸部開発を目的として、ブラジリアにとり建設を計画し、首都を移転することになりました。

新都市建設は、わずか4年弱で完成となりました。この大規模な都市発展計画が認められ、当時では異例となる世界遺産に登録されたのです。

ブラジル人建築家の「オスカー・ニーマイヤー」が主にデザインをしたブラジリアの街は、飛行機の形となっており、両翼の部分には各国の大使館や高級住宅街が建てられ発展。またレストラン区域やホテル区域といった区域にもわかれています。

ブラジリアは観光都市として知名度が少しずつあがってきている街で、近未来的な大都市です。200万人以上の人口を誇る首都ブラジリアの見どころを紹介していきます。

ブラジリアに着いたら、まず最初に訪れたい「国会議事堂」はブラジリアを建設した建築家「オスカー・ニーマイヤー」により建設されました。

2つの半円球型が印象的な建物は、オスカー・ニーマイヤーの作品の中でも傑作とされています。ガラス張りの壁を多用した建物は、政治への理想を象徴しているような雰囲気があります。

国会議事堂内部は、見学可能ですが受付で予約が必要となるため、内部見学をしたい場合はあらかじめ予約をしておきましょう。展示室と休憩所は予約なしで入ることができ、休憩所では無料で国会議事堂のハガキをもらうことができますので、記念にブラジリアから友人や自宅などにハガキを送るのもよい記念になるでしょう。

メモリアルＪＫは、ブラジリアの首都計画を立てた当時の大統領「ジュセリーノ・クビチェキ」を称えたメモリアル記念館です。入場料Ｒ＄10で内部見学をすることができ、1階は大統領の書斎、2階は勲章の展示やミーティングスペースがあります。

2階には「ジュセリーノ・クビチェキ」の棺を見学できる場所があり、ブラジルの政治を知らなくても楽しめる施設となっていますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

プラナルト宮は、かつては宮殿として使用されていましたが、現在ではブラジル大統領がオフィスとして使用している造形美が美しい建物です。デザイン遺産としても価値が高く建物内部も美しいデザインとなっています。

内部見学は日曜日のみですが、ガイドツアーによる見学ができます。また、名物の衛兵交代の儀式や夜間のライトアップなどは、内部見学をせずとも見に訪れる価値はありの魅力的な観光スポットです。

三権広場は政治における「司法・最高裁判所(Supremo Tribunal Federal )」、「国会・国会議事堂( Congreso Nacional )」、「大統領・大統領府のプラナウト宮殿((Palacio de Planalto )」という三権にまつわる国家の最高機密に囲まれた広場です。

ブラジルではニュース番組に毎日映し出されている広場なので国民にはおなじみの場所といえるでしょう。

広場にはブラジリア建設に尽力した労働者を讃えた「労働戦士の像」や「目隠し裁判の像」など有名な像をみることができます。また、建物すべてが「オスカー・ニーマイヤー」による建築物なので、ビルの博物館とも呼ばれているエリアです。

ブラジリアには、世界遺産の見学のほかにも見どころ満載の観光スポットがあります。ここではインスタ映えもするおすすめの観光スポットを紹介していきます。

ドンボスコ教会は、街の中心から歩いて15分ほどの場所にあります。まるで「星が降る空」のように美しいステンドグラスは、見た瞬間に感嘆のため息をつく人が多くります。

80本の柱に支えられた四方の壁2,200m2には12トンもの青ガラスがはめ込まれています。驚くことに、青一色のみではなく、同じ青でも12色のグラデーションを壁の上に行くに従い濃い青色なっています。青の中に混じる白いガラスは「星の煌めき」が表現されています。

上空に吊り下げられたシャンデリアは、7,400個のムラノガラスをベネチアから取り寄せて重さ3トンある豪華なシャンデリアとなっています。シャンデリアの光はイエス・キリストの象徴であり、万物の光を意味しています。

メトロポリタン大聖堂は「ブラジリアン大聖堂」とも呼ばれています。その特徴的な外観は16本の柱からできている「巨大な王冠」のような見た目をしています。教会や聖堂の従来の建築とは違う斬新なデザインは「祈りの手」を表現したものです。

建物内部は一面ステンドグラスがはめ込まれ明るい空間が広がっています。天井から吊り下げられている強大な3人の天使像が浮遊しています。この天使像は全長最大約4ｍ、重さは300kgになります。

メトロポリタン大聖堂の入り口近くには「ヨハネ」「マタイ」「マルコ」「ルカ」のキリスト教4聖人を表したブロンズ像が並び、訪れた人を出迎えてくれます。

テレビ塔は三権広場の西側にある建物です。その高さは224ｍあり、75ｍ地点には展望台が作られていてブラジリアの街を見渡すことができる絶景のスポットです。飛行機型になっているブラジリアの街の姿確認することができる場所なので、一度は登り、世界遺産の街の全体像を見に訪れてみることをおすすめします。

また、テレビ塔の周辺では、週末になると市場も開かれており、お土産に最適な民芸品やブラジルのローカル料理を食べることができます。

ブラジリア観光をするのには欠かせないのが宿泊場所です。ここでは、ブラジリア観光におすすめのホテルを紹介していきます。

ウィンザー プラザ ブラジリアホテルはブラジリアの「アーザノルテ地区」にある5つ星ホテルです。開業は1989年、2010年に改装された17階建ての建物内にはサウナやジャグジを備えた屋外プールもあります。

観光地に一つでもあるパラノア湖や、市民の憩いの場である市民公園が近くにあるほか、ブラジリアショッピングセンターやテレビ塔にも徒歩10分以内でいくことができので観光やショッピングをするのに好立地のホテルです。

ロイヤル チューリップ ブラジリア アルボラーダは半円の真っ赤な建物が特徴的なホテルです。庭園のそばには広い屋外プールもあり、ファミリーで訪れてもゆっくり楽しめるようになっています。

ブラジリアの中心から少し離れていますが、市内の主要なショッピングセンターへは無料のシャトルバスがでているので、ブラジルのお土産を買いに出かけたりも気軽に行くことが出来ます。少し体を動かしたいけどプールは苦手という人にはホテル内にフィットネスクラブので利用してみてはいかがでしょうか。

4つ星ホテルのクリナン エイチプラス プレミアムホテルは2014年に開業と比較的新しいホテルとなっています。館内はライトブラウンを基調とした温かみのある雰囲気でまとめられています。

ウッドチェアが浅瀬に設置されていることが評判の屋外プールやフィットネスジムとホテルない施設も充実しています。また、ホテルはブラジリアの中心部にあるので観光地、ショッピングなどのアクセスも良いので移動時間を短縮したいファミリーにもおすすめのホテルです。

ブラジルの首都ブラジリアへのアクセス方法について紹介していきます。

日本からブラジルへの直行便はないため、第三国を経由していく必要があります。ブラジルの玄関口は「リオデジャネイロ」か「サンパウロ」が主になるため、ブラジリアにいくにはまず、リオデジャネイロやサンパウロなので乗り継いでブラジリアに入ることとなり、2回の乗り継ぎをする必要があります。

日本からブラジリアへは乗り継ぎ時間を含めて約30時間ほどとなります。

ブラジリア国際空港から街の中心地へ行くにはバスかタクシーの移動がおすすめです。空港から中心地のセントラルまでは12キロメートルで、バスやタクシーで約20分ほどで到着することができます。

ブラジリア観光をするのに知っておきたい豆知識を紹介していきます。ブラジルの治安や物価などを知って旅行に備えましょう。

国外観光をするのに心配なのは治安です。ブラジリアンの治安は、同じブラジル国内にある大都市サンパウロやリオデジャネイロに比べると断然安全といわれています。その理由はブラジリアは道幅が広く車社会のため、ひったくりや銃の脅しといった強盗が他の都市よりも発生しにくい環境となっています。

ですが、必ず安全とはいえませんので観光地へ行く際にはひったくり防止の工夫や、夜間は一人で出歩かないなど油断はせずに観光をしましょう。

ブラジリアの物価は日本に比べて安いといえます。ですが、ブラジル国内では言えばブラジリアの物価は非常に高いと言われており、宿泊費もサンパウロの2倍以上します。日本に比べて安い、けれどブラジル国内では高い物価であるという認識をもっておきましょう。

ブラジルの近未来首都「ブラジリア」のおすすめ観光スポットや見どころを紹介してきました。日本からは遠いですが、街自体が世界遺産にもなっている、近未来的な建造物や絶景スポットへ行けば、行くまでの苦労を忘れることでしょう。長期休みや時にはブラジリアに行く計画を立ててみてはいかがでしょうか。