願いが叶うクルスの海は宮崎のパワースポット！意味やアクセス方法を紹介

「願いが叶うクルスの海」へと出かけてみませんか。宮崎県北東部にある日向市の海岸線に位置する「願いが叶うクルスの海」は、願いが叶う絶景ポイントとしてたくさんの観光客が訪れます。

そこでこの記事では、願いが叶うクルスの海のおすすめ観光スポットやアクセス方法などをご紹介していきます。ぜひ、あなたも熱い願いを叶えるために足を運んでみてはいかがでしょうか。

「願いが叶うクルスの海」というワクワクするような珍しい呼び名には、一体どのような意味や由来があるのでしょうか。

クルスの海は、大分県と宮崎県にまたがって広がる日豊海岸国定公園の日向崎に位置しています。

ここは、約1500年前に九州東部で発生した大規模な火山活動によりできた柱状岩が、波の浸食により東西に200メートル、南北に220メートルにわたって裂けてできた海です。

その様子を上から眺めると大きな十字の形に見えることから、ポルトガル語で十字を意味するクルスに、海という文字を加えて「クルスの海」と呼ばれるようになりました。

クルスの海の魅力はそれだけではありません。十字にかたどられたクルスの海は、その近くにある岩場と合わせると、なんと「叶」という漢字にそっくりに見えるから驚きです。

それにより、ここに足を運ぶと、不思議なことに願いが叶うという言い伝えがあることから、「願いが叶うクルスの海」という名前で、正式な観光地として制定されました。

「願いが叶うクルスの海」は、その名の通り願いが叶うと伝えられていることから、二人の愛を叶えたいカップルのデートにもおすすめのスポットです。

「願いが叶うクルスの海」の駐車場からすぐの場所にある展望台には、芸術的な雰囲気が漂う鐘が付けられたモニュメントが訪れる人々を出迎えてくれます。

この鐘は、「願いが叶うクルスの鐘」と名付けられ、この場所を訪れた人々の心を清めて願いや希望を天に託すために、その象徴として設置されました。

この場所に立ち願いを込めてこの鐘を鳴らすと、心地よく響く鐘の音が目の前に広がる大海原へと響き渡り、これまで叶わなかった願いがいとも簡単に叶うかのような、晴々とした気持ちになることができます。

そのため、自分たちの愛を叶えようとする多くのカップルが県内外から訪れるデートスポット、また、結婚式を執り行う二人の前撮りの場所として知られています。

ぜひ、あなたも大切な人との愛を叶えるために「願いが叶うクルスの海」に足を運び、この「願いが叶うクルスの鐘」を高らかに響かせてみてはいかがでしょうか。

「願いが叶うクルスの海」と合わせて訪れていただきたい絶景スポット「馬ヶ背」、歴史ある神社「大御神社」、ロマンティックな雰囲気漂う「細島灯台」、新鮮な魚介類がある「海の駅 ほそしま」の4つのおすすめスポットをご紹介します。

「願いが叶うクルスの海」に出かけたなら、ぜひ足を伸ばしていただきたいのが、クルスの海から車で約5分のところにある「馬ヶ背」です。

馬ヶ背の名は、ここの岩肌の色が馬の肌のように栗毛色をしている、また、馬の背中のように狭い岩場であることから名付けられたと言われています。

土産物などを販売する馬ヶ背茶屋のある駐車場に車を止めて、亜熱帯広葉樹が生い茂る遊歩道を10分ほど散策すると、高さ約70mにも及ぶ柱状節理（ちゅうじょうせつり）の断崖絶壁を間近で眺められる馬ヶ背第一展望所に到着します。

柱状節理とは、かつて火山による大規模な噴火で流れ出した溶岩が、荒波によって六角形の柱状の岩になった自然現象です。柱状節理で有名な観光スポットとして、福井県にある景勝地・東尋坊が全国的には知られています。

ここ馬ヶ背の柱状節理の絶景は、約1500万年前の噴火によりできたと伝えられています。展望台から下を覗き込めば、あまりの迫力ある絶景が広がり、思わず足がすくんでしまうほどです。そして、眺めるほどに遥か昔の地球の歴史へと思いを馳せることができます。

そこからさらに足を進めれば、太平洋を一望できる岬の突端へと行くことができます。そこは、目の前に広がる広い海と青い空の雄大な景色を一望できる絶景スポット。お互い肩を寄せながら雄大な景色をバックに、いつまでも思い出に残る記念写真を撮影しましょう。

岬の高台には、1912年につくられた細島灯台があります。当初は赤煉瓦造りの灯台でしたが、1940年に現在の白い姿の灯台に建て替えられました。

こちらの細島灯台は、ご覧の通り美しい白色をしているため、青い海の色とコラボレーションが絶妙です。また、灯台の周辺の通路や手すりなども白に統一され、とてもロマンティックな雰囲気に包まれています。

2017年には、日本ロマンティスト協会により「恋する灯台」に認定。さらに、2018年には国の有形文化財にも指定されました。あまりの最高の雰囲気のため、地元のカップルにとって、一度は出かけてみたいデートスポットとして人気の場所です。

「願いが叶うクルスの海」と同じく大切な人と一緒に出かければ、二人の愛がさらに叶うかもしれません。

「大御神社（おおみじんじゃ）」は、クルスの海から車で約10分のところにある由緒ある神社です。天照大神（あまてらすおおみかみ）を祀ることから、日向のお伊勢さまとして地元の人たちに親しまれています。

境内は、国内ではあまり例のない、打ち寄せる波の音が響く海岸近くにあります。波の音に耳を傾けながら神様に手を合わせれば、心がスーッと落ち着いてくのが感じられるでしょう。

参拝を終えてさらに奥へと進めば、日本最大級といわれるさざれ石を見られます。約2万年前、ここ大御神社のある場所は浅い海岸平野で、近くには大量の石が転がっていたとのこと。

それらの石が粘土や砂などと長い年月をかけて混じり合い、さざれ石ができたと伝えられています。そっと触れればパワーをいただけると伝えられています。ぜひ、あなたも試してみてください。

また、大御神社境内東奥に位置する約5000年前にできた洞窟の中にある鵜戸神社には、そびえ立つ岩の隙間が昇り竜のように目みられる貴重なスポットがあります。

天に昇る竜のようなその様子は龍神信仰の痕跡ではないかと考えられていて、こちらも不思議な力を授かれるパワースポットして訪れる人々に人気の場所です。

「海の駅 ほそしま」は、クルスの海から車で約6分のところにある商業施設です。物産館では、日向灘で水揚げされた新鮮な海産物や加工商品、また、地元の野菜や果物加工品などをお買い得な価格で買い求められます。

また、併設されるレストランでは、細島漁港を眺めながら地元で獲れる新鮮な素材を使ったメニューや、細島ならではの郷土料理が楽しめます。

これまでご紹介してきたおすすめの観光スポットを巡った最後には、旅の疲れを癒せる海の駅ほそしまへと足を運びましょう。旅のお土産も手に入れることができます。

「願いが叶うクルスの海」へは、JR日豊本線「日向市駅」から車で約20分、東九州道「日向IC」から国道10号経由で約15分で到着できます。無料駐車場が完備されているので、安心してマイカーで訪れることができます。

「願いが叶うクルスの海」には、断崖絶壁を目の当たりにできる絶景スポットや、カップルで訪れたいパワースポットなど、おすすめの観光スポットがたくさんあります。

ぜひ、今回ご紹介したおすすめのスポットを一つ一つ巡り、あなたの熱い願いを叶えに足を時運んでみてはいかがでしょうか。きっと、いつまでも忘れられない旅ができるでしょう。