イタリア・フィレンツェの観光名所・おすすめスポットや見所を紹介
イタリアの中部にあるフィレンツェは、歴史的な建物と美しい芸術が多くあふれた街として、世界中で注目される人気の観光スポットです。一生のうちに一度は訪れたい魅力的な場所フィレンツェについて、おすすめのスポットや見所を詳しくご紹介します。
目次
イタリアのフィレンツェでおすすめの観光スポットを紹介!
イタリアのフィレンツェは、ヨーロッパでも屈指の観光都市として、多くの観光客が訪れる見所の多いスポットです。この記事では、フィレンツェ旅行の際にぜひ訪れてほしい、おすすめの観光名所をピックアップしてご紹介します。
フィレンツェってどんな街?
フィレンツェは、イタリア中部のトスカーナにある都市です。
ヨーロッパには、たくさんの観光名所や見どころのスポットがありますが、中でもフィレンツェは特別視される観光地として、世界中から多くの旅人が訪れます。
その理由の一つが、美しい建築物であふれた歴史情緒あふれる街並み。また、ルネサンス時代の数多くの芸術傑作があることも魅力です。
フィレンツェのおすすめ観光スポットと見所
フィレンツェには、歴史的だったり芸術品のようだったりする建物や、美しい景色を眺められる場所など、たくさんの見所があります。ここでは、フィレンツェ観光で外すことのできない、おすすめの見所をご紹介します。
フィレンツェのシンボル的建物「ドゥオーモ」
フィレンツェを代表する観光名所で、赤いタイルのドームが目印。「ドゥオーモ」とはイタリア語で大聖堂を意味します。
1200年代に建てられた歴史ある建築物で、ドーム部分は「クーポラ」といい、天井には 傑作のフレスコ画が描かれ、463段の階段を自力で上ると天井画が間近に。最上部からのフィレンツェの街並みもおすすめの見所です。
サンダルや素足、露出のある服では入ることができません
名称 | サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 Cattedrale di Santa Maria del Fiore |
---|---|
住所 | Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 230 2885 |
開館時間 | 10:00〜16:30 |
料金 | 大人:18ユーロ 子供(6~11歳):3ユーロ 5歳以下無料 ※大聖堂、クーポラ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼、付属博物館に入場できる共通チケット |
アクセス | サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)駅から徒歩10分 |
公式URL | https://www.ilgrandemuseodelduomo.it/monumenti/1-cattedrale |
フィレンツェが一望できる「ジョットの鐘桜」
ドゥオーモのすぐ横にある鐘楼で、合わせて訪れてほしいおすすめのスポット。
84メートルの高さがあり、ゴシック様式で建てられています。最上階までは階段で414段上るので、動きやすい服装で訪れることがおすすめです。
上りきると展望台になっていて、街並みを一望できます。
名称 | ジョットの鐘楼 Campanile Di Giotto |
---|---|
住所 | Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 230 2885 |
開館時間 | 8:15~19:20 祝日は休み |
料金 | 大人:18ユーロ 子供(6~11歳):3ユーロ 5歳以下無料 ※大聖堂、クーポラ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼、付属博物館に入場できる共通チケット |
アクセス | サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)駅から徒歩10分 |
公式URL | http://www.ilgrandemuseodelduomo.it |
イタリア最大級の美術館「ウフィツィ美術館」
世界遺産にも登録されているウフィツィ美術館には、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』をはじめ、ミケランジェロやラファエロなどが描いた絵画など、世界的にも貴重な美術品が多く収蔵されています。
収められている作品は約2500点あり、見所がたくさんあります。
名称 | ウフィツィ美術館 Galleria degli Uffizi |
---|---|
住所 | Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 294883 |
営業時間・定休日 | 8時15分~18時50分 ※定休日 月曜 |
料金 | 大人:12ユーロ 子供(18歳以下):無料 |
アクセス | シニョリーア広場(Piazza Signoria)から徒歩3分 |
公式URL | https://www.uffizi.it/gli-uffizi |
街全体を一望できる「ミケランジェロ広場」
広場からは、フィレンツェの市内を一望することができます。広場にはミケランジェロのダビデ象のレプリカがあり、周辺を散策することができます。
広場から続く階段を10分ほど上るとサン・ミニアート・デル・モンテ教会(San Miniato del Monte)という小さな教会があり、そこもまた見所です。
名称 | ミケランジェロ広場 Piazzale Michelangelo |
---|---|
住所 | Piazzale Michelangelo, 50125 Firenze FI, イタリア |
料金 | 無料 |
アクセス | サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)駅から バス12番またはタクシーで20分 |
ダヴィデ像で有名!「アカデミア美術館」
美術館として開館したのは、19世紀頃。歴史あるアカデミア美術館には、ミケランジェロの最高傑作と呼ばれるの『ダビデ象』が置かれていることでも有名で、未完成の4体もあわせて見ることができます。
また、フィレンツェの実質的な支配者として君臨した「メディチ家」のコレクションの一部も鑑賞できます。
名称 | アカデミア美術館 Galleria dell'Accademia di Firenze |
---|---|
住所 | 60, Via Ricasoli, 58, 50122 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 294883 |
営業時間・定休日 | 8時15分~18時50分 ※定休日 月曜 ※休業日 1/1、5/1、12/25 |
料金 | 大人:12ユーロ |
アクセス | ドゥオーモ(Duomo)から徒歩6分 |
公式URL |
ネオゴシック様式の外観が美しい「サンタ・クローチェ教会」
フィレンツェ最古広場サンタ・クローチェ広場にある教会で、ネオゴシック調の美しい建物が特徴です。ミケランジェロやガリレオ・ガリレイをはじめとした多くの著名人のお墓がある場所としても知られます。
かつては教会には修道院があり、食堂として使われていた場所が現在は美術館として開放されています。
名称 | サンタ・クローチェ聖堂 Basilica di Santa Croce di Firenze |
---|---|
住所 | Piazza Santa Croce 16, Firenze |
電話番号 | (055)2466105 / (055)2008789 |
営業時間・定休日 | 9時30分~17時(日曜は14時~) ※定休日 なし ※休業日 1/1、パスクワ、6/13、10/4、12/25・26 |
料金 | 大人:8ユーロ 子供(11~17歳):6ユーロ 11歳未満無料 |
アクセス | ドゥオーモ(Duomo)から徒歩11分 |
公式URL | http://www.santacroceopera.it/ |
市役所として使用されている「ヴェッキオ宮殿」
1314年頃に完成したヴェッキオ宮殿は、かつてのメディチ家の住まいだった場所。古くから政治の中枢としての役割を持つ場所でした。今でも建物の一部を市役所として使用しており、市民に親しまれています。
ヴェッキオ宮殿には、博物館(美術館)、アルフォルノの塔、城壁最上部の通路(Battlements)遺跡、(Archeological site)の4つのエリアがあり、それぞれに見所が多くあります。
名称 | ヴェッキオ宮殿 Palazzo Vecchio |
---|---|
住所 | Piazza della Signoria, 50122 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 276 8325 |
営業時間・定休日 | 夏季(4/1~9/30) 9~23時(木曜は14時まで) 冬季(10/1~3/31) 9~19時(木曜は9~14時) |
料金 | 大人:12.50ユーロ 子供(18歳まで):無料 ※アルフォノの塔は別料金(6.50ユーロ) ※アルフォノの塔と美術館の共通券は17.50ユーロ |
アクセス | ドゥオーモ(Duomo)から徒歩5分 |
公式URL |
メディチ家が収集していた美術品が並ぶ「ピッティ宮殿」
ヴェッキオ宮殿とは回廊でつながったピッティ宮殿には、パラティーナ美術館、銀器博物館、近代美術館など5つのエリアがあります。
見所は、美しい天井画や壁など、豪華な室内装飾。そのほか、フィレンツェで権力をふるった「メディチ家」が収集していた貴重で豪華なコレクションも展示され、見所の多いスポットです。
名称 | ピッティ宮殿 Palazzo Pitti |
---|---|
住所 | Piazza de' Pitti, 1 Firenze |
電話番号 | (055)294883 |
営業時間・定休日 | 8時15分~18時50分 ※定休日 月曜 |
料金 | 大人:10ユーロ 子供(18歳未満):無料 ※パラティーナ美術館との共通券 |
アクセス | ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)から徒歩4分 |
公式URL | https://www.uffizi.it/palazzo-pitti |
グルメやショッピングが楽しめる「フィレンツェ中央市場」
飲食店や雑貨店など、たくさんのお店が出店している活気あふれる市場。フィレンツェの地元の人たちに交じって過ごしながら、文化を肌で感じることができる見所の多いスポットです。
名称 | フィレンツェ中央市場 Mercato Centrale |
---|---|
住所 | Piazza del Mercato Centrale, Via dell'Ariento, 50123 Firenze FI, イタリア |
電話番号 | +39 055 239 9798 |
営業時間・定休日 | 8.00から深夜0時まで 年中無休 |
料金 | 無料 |
アクセス | サンタマリアノヴェッラ駅から900 m |
公式URL |
奇跡の橋「ヴェッキオ橋」
アルノ川に架かる、風情ある佇まいが印象的な橋です。第二次世界大戦で、他の橋は攻撃を受けた中、ヴェッキオ橋だけはその美しさから攻撃を免れたことから「奇跡の橋」と呼ばれています。
橋の上には、ヴェッキオ宮殿からピッティ宮殿につながるヴァザーリの回廊が通っています。
名称 | ヴェッキオ橋 Ponte Vecchio |
---|---|
住所 | Ponte Vecchio, 50125 Firenze FI, イタリア |
料金 | 無料 |
アクセス | ドゥオーモ(Duomo)から徒歩7分 |
フィレンツェでおすすめのグルメ
イタリアのフィレンツェには、美味しいものがたくさんあります。ここでは、フィレンツェでぜひ味わってほしいおすすめのグルメをご紹介します。
ボリューム満点の炭火焼ステーキ「ビステッカ・フィオレンティーナ」
イタリアの名物といえば多くの人が名を挙げるのが、「ビステッカ・フィオレンティーナ」です。牛の肩ロースを分厚くカットして焼き上げた豪快なステーキで、巨大な肉の塊をミディアム程度に焼き上げます。
味付けは塩コショウで、オリーブオイルとバルサミコ酢をかけて食べるのが現地の定番。テーブルに運ばれてくる大きなステーキに、きっと誰もが驚きます。
フィレンツェのB級グルメ「トリッパ」
トリッパとは、日本でいうハチノスのこと。つまり、牛の胃袋です。ハーブやニンニクなどと一緒にトマトソースで煮込んで味付けしたもので、イタリアの定番B級グルメとして、幅広い年代のイタリア人に愛されています。
フィレンツェを観光するなら「ドゥオモ共通パス」がおすすめ!
- ドゥオモのクーポラ
- ジョットの鐘楼
- サン・ジョヴァンニ洗礼堂
- サンタレパラータ地下聖堂
- ドゥオモ付属美術館
フィレンツェをはじめて観光するなら、ぜひドゥオモ共通パスを購入しましょう。
大人は18ユーロで、ドゥオモのクーポラ、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、サンタレパラータ地下聖堂、ドゥオモ付属美術館に入場することができます。
いちいちチケットを買うことなく、観光名所を効率よく回ることができます。
チケット購入方法は
チケットの購入は、公式サイトから購入する方法と現地で購入する方法、ツアー会社から事前に申し込む方法があります。
公式サイトは英語で、クレジットカードの使用が可能です。
チケット購入公式サイト | https://grandemuseodelduomo.waf.it/en/cumulative-ticket-great-museum-of-the-cathedral-of-florence |
---|
現地のチケット売り場は3か所ある
- サン・ジョヴァンニ洗礼堂前
- ドゥオモ内部のサンタ・レパラータ教会入口
- ドゥオモ付属博物館
チケット売り場は3か所あります。窓口で購入する方法と、券売機を使って購入する方法の2通りあります。
大人 | 18ユーロ |
---|---|
子供 | 6〜11歳は3ユーロ 6歳未満は無料 |
フィレンツェを観光する時の注意点
外国を旅行する時は、どの国を訪れても必ず注意しなければいけないことがあります。ここでは、イタリアのフィレンツェを訪れた際に注意したいポイントについてご紹介します。
スリや置き引きに注意
フィレンツェでは、スリや置き引きなどの犯罪がよく起きています。ですから、ちょっとでも荷物から目を離すのはとても危険。シニョーリア広場やヴェッキオ橋、ドゥオモ周辺などの込み合う観光地や列車内では特に注意が必要です。
スリの犯人が子供であることも多く、少し前から標的にされて後をつけられることもあります。
その他、ニセ警官やぼったくりバーなども報告されており、外国人が狙われるケースも多発。観光中は、常に犯罪被害と隣り合わせだということを意識することが必要です。
治安は悪い?
イタリアの治安は、世界的に見るとそれほど悪くはありません。しかし、日本と同じ感覚で夜道を歩いたり、細く薄暗い路地に興味本位で入って行ったりなどすることは危険です。
外国人というだけで目立ち、イタリアの文化に慣れていないことを見透かされて犯罪のターゲットにされることがあるので、トラブル回避のために十分に気を付けましょう。
見所の多いイタリアのフィレンツェに訪れてみよう
フィレンツェの街には、まるで芸術品のように美しい建物や、世界的にも貴重な美術品を収蔵する美術館など、たくさんの見所があります。日本では決して見ることのできない、イタリアならではの景色や美味しいグルメなど、旅ならではの楽しさも味わうことができるでしょう。
ヨーロッパに行くのなら、ぜひイタリアのフィレンツェを選んで旅をしてみてはいかがでしょうか。