岐阜大仏がある正法寺へのアクセス方法や駐車場•御朱印情報を紹介
日本三大大仏のひとつ「岐阜大仏」は、岐阜県の正法寺にある大仏です。岐阜大仏は、黄金に輝く大仏の姿を拝みに、遠方からたくさんの人が訪れる注目スポット。そこでここでは、岐阜大仏へのアクセス方法や駐車場•御朱印情報についてご紹介します。
目次
日本三大仏の一つ「岐阜大仏」でパワーを感じよう!
岐阜県内にパワースポットと呼ばれる場所は数多くありますが、中でも注目されているのが、日本三大仏の一つ「岐阜大仏」。岐阜県屈指のパワースポットとして、地元の人も遠方からも、多くの人が足を運びます。
この記事では、岐阜大仏や岐阜大仏のある正法寺について詳しくご紹介します
岐阜大仏とは?
まずは、岐阜大仏がどのような大仏であるのかについて詳しく解説します。
金華山近く「金鳳山正法寺」の大仏
岐阜大仏があるのは、金華山近くにある「金鳳山正法寺」です。こちらの境内にあるの大仏殿には、大きく荘厳な大仏が鎮座しています。
正法寺は、京都府宇治市にある黄檗宗の大本山万福寺の末寺(まつじ)。黄檗宗とは、臨済宗、曹洞宗と並ぶ日本の三禅宗のうちのひとつで、江戸時代に始まった宗派だといわれています。
岐阜大仏は、江戸時代にできたもので、これまで濃尾大震災などの天災や戦争による空襲を逃れ、現在まで一度の修復も成されていません。
造られた当時のままの姿を見ることができる貴重な大仏です。
38年の歳月をかけて作られたといわれる
岐阜大仏は、江戸時代の天保3年4月(1832年)に出来上がった大仏です。
正法寺の第十一代惟中和尚は、歴代の大地震や大飢饉の災霊の祈願のため、また、日本一の大仏として知られる奈良の東大寺大仏の聖徳を敬うためにつくられました。
出来上がるまでには実に38年の歳月が費やされ、多くの人出と手間がかかっています。
胎内には薬師如来
骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上をに漆を塗て金箔を置いた乾漆像。
岐阜大仏の胎内には、病気を平癒し、心身の健康を守ってくれると信じられる薬師如来がおまつりされており、中は空洞になっています。
岐阜大仏は、編んだ竹に、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などの経典が書かれた美濃和紙を貼ってあることから、別名で「籠大仏(かごだいぶつ)」とも呼ばれています。
岐阜大仏は、鎌倉の大仏より大きい
岐阜大仏の像の高さは、約13.63m。
日本最大の大仏である奈良の大仏が14.98mであることを考えると、遜色のない巨大さであることがわかるでしょう。
ちなみに鎌倉の大仏の高さは11.35m。岐阜大仏の方が大きく、近くで見ると迫力があります。
柔和な顔立ちが人気
岐阜大仏の顔立ちは、柔和です。
どの角度から見てもかすかに微笑んでいるように見える、優しさに満ちた顔立ちが人気で、「癒される」「心が温まる」など、多くの人がその表情に心を慰められています。
ほんの少しうつむくようにして座っているので、お参りに来る人が大仏様を見上げると、どこか自分が暖かなもので守られているような、包み込まれるようなものを感じられると話題です。
大仏様の周りは100体以上の羅漢が並ぶ
岐阜大仏様の周りには、100体以上(108体といわれている)の五百羅漢が並びます。
羅漢とは、悟りを開いた高僧のことをいい、お釈迦さまが最も信頼する優れた羅漢のことを十六羅漢、お釈迦様の教えを後世に伝えるための経典の編纂に集まった人たちのことを五百羅漢といいます。
正法寺の五百羅漢は、かつて羅漢堂という場所にありましたが、過去の災害などで羅漢堂が崩れたり羅漢がなくなったりしたため、現在は大仏殿の中に置かれています。
大仏の両脇にある羅漢像は、それぞれ違う表情をしており、もしかすると自分の表情と似た羅漢を見つけることができません。
正法寺で御朱印はもらえる?
寺社仏閣巡りが好きな人の中には、御朱印集めをしている人が多いのではないでしょうか。
正法寺では、御朱印をいただくことができます。そこでここでは、正法寺の御朱印について詳しくご紹介します。
大仏殿の拝観受付で書いてもらえる
正法寺で御朱印をいただくことができるのは、大仏殿の拝観受付です。
こちらに「御朱印がほしい」ということを申し出ると、すぐに書いてもらうことができます。
オリジナル御朱印帳はない
御朱印のあるところに多くあるオリジナル御朱印帳。正法寺に訪れる際に期待している人も多いかもしれません。
しかし残念ながら、正法寺にオリジナル御朱印帳はありません。
御朱印をいただきたいのであれば、事前に自分で用意してから行きましょう。
「賓頭盧様(びんずるさま)」も要チェック
岐阜大仏のある正法寺では、「賓頭盧様(びんずるさま)」もぜひチェックしてほしいポイントです。
ところで「賓頭盧様(びんずるさま)」とはどのようなものなのでしょうか。
お釈迦様の弟子
「賓頭盧様(びんずるさま)」とは、お釈迦さまのお弟子の一人。
お釈迦様のお弟子の中で特に優れていた人たちのことを十六羅漢といいますが、賓頭盧様(びんずるさま)は、とりわけ神通力にすぐれていたといわれています。
無病息災のご利益がある
賓頭盧様(びんずるさま)があるのは、大仏殿の入り口あたり。小さな台に座っていらっしゃいます。
賓頭盧様(びんずるさま)は、自分の患部をなでてから賓頭盧様(びんずるさま)と同じところをなでると、そこの悪いところを治してくれるといういい伝えがあります。
岐阜大仏のある正法寺の賓頭盧様(びんずるさま)は、多くの人が願かけでなでていることから、ところどころが白く塗装が剥げ、表面が滑らかになっています。
また、角が取れて丸みを帯びているため、表情がより柔らかく見えます。
無病息災のご利益があるので、ぜひ賓頭盧様(びんずるさま)をなでてお参りしましょう。
岐阜大仏へのアクセス方法
日本三大大仏のひとつである「岐阜大仏」に興味の沸いた人は多いのではないでしょうか。そこで、ぜひ岐阜大仏のある正法寺へ行ってみましょう!
ここでは、正法寺へのアクセス方法についてご紹介します。
岐阜公園歴史博物館前バス停から徒歩3分
岐阜大仏のある正法寺は、岐阜公園歴史博物館前バス停から徒歩3分のところです。
バスは、JR岐阜駅と名鉄岐阜駅のそれぞれから出ています。
JR岐阜駅からは、11・12・13番乗り場、名鉄岐阜駅では4番乗り場から乗車し、N系統(長良橋方面)及び市内ループ左回りバスに乗ります。
片道220円で約5分毎にバスがやってくるので、アクセスがよく、足を運びやすいでしょう。
それぞれの駅から正法寺までは、所要時間約15分です。
駐車場もあり
大仏殿のすぐ東の通りから境内に入り、大仏殿の周りに車を停めることができます。大仏殿の東側の通りは、一方通行なので注意が必要です。スムーズに入ることのできるルートを計算していくようにしましょう。
駐車可能な場所は、ホームページの「アクセス」のページから確認することができます。
名称 | 岐阜大仏(正法寺) |
---|---|
住所 | 〒500-8018 岐阜県岐阜市大仏町8 |
電話番号 | 058-264-2760 |
拝観時間など | 9:00〜17:00 |
料金 | 【一般】 大人(高校生以上) 200円 小人 100円 【30名様以上の団体様の場合】 大人(高校生以上) 150円 小人 50円 |
アクセス | JR岐阜駅(11・12・13番乗り場)または名鉄岐阜駅(4番乗り場)からN系統(長良橋方面)及び市内ループ左回りバス乗車。 「岐阜公園・歴史博物館前」下車し、徒歩3分 料金:片道220円 運行間隔:約5分毎 所要時間:15分 |
駐車場の有無 | あり ※詳しい駐車場所は、HPの「アクセス」のページから確認 |
公式サイト |
岐阜大仏がある正法寺へ行ってみよう!
岐阜大仏がある正法寺は、岐阜のパワースポットとして注目されている場所。江戸時代に建立された岐阜大仏は、現代でも多くの人に愛されています。
大仏殿に立ち入った時に目にする素晴らしい大仏に圧倒されること間違いないでしょう。
ぜひ岐阜市を訪れた際には、岐阜大仏がある正法寺に立ち寄ってみませんか。