氷川神社は川越の人気パワースポット！縁結びのご利益やアクセスも紹介

埼玉県川越市の氷川神社は、江戸情緒を残す街並みが人気の川越の人気のスポットです。

都内から日帰りで行ける人気観光地である小江戸川越のもっとも奥に位置し、蔵造りの街並みや菓子屋横丁の賑やかさからは一歩離れた、静かな森の中にあります。

この記事では、川越の総鎮守氷川神社を隅から隅までご紹介します。

川越の氷川神社は川越藩の総鎮守として江戸時代初期から今に至るまで厚い尊敬を受けてきた神社です。ここでは、その歴史やご利益などについて詳しくご紹介します。

埼玉県にある川越氷川神社の創建は非常に古く、古墳時代の欽明天皇の治世であったといわれています。これは約千五百年前のことで、当時から新河岸川の水運に沿って川越に人が定住していたことがわかります。

その後、江戸の町を開いたことで有名な太田道灌が長禄元（1457）年に川越城を築き、氷川神社は城下の総鎮守として厚い崇敬を受けてきました。江戸時代に入って川越藩が創設されると、歴代藩主の手厚い保護を受け、社殿などの造営・修復が行われました。

明治維新後も地元の人々の手で大事に保存され、今では川越の人気観光スポットともなっています。

埼玉県川越市の氷川神社は縁結びの神様として特によく知られています。なぜ縁結びにご利益があるのでしょうか。実は、氷川神社の主祭神は素盞嗚尊です。また、そのお妃の奇稲田姫命、その両親である脚摩乳命と手摩乳命、素盞嗚尊と奇稲田姫命の子孫である大己貴命もお祀りされています。

このように夫婦の神様が2組もお祀りされている上、大己貴命は出雲大社で縁結びの神として崇められていることから、縁結びにご利益があるとされ、特に若い女性がお参りする神社となっています。

親子三代にわたるご祭神が一度に祀られていて、男女はもちろん、夫婦や親子の縁もとりもってくれるので、地元では結婚式やお宮参り、七五三、安産祈願に多くの人が訪れます。

埼玉県の川越氷川神社は川越の観光スポットである蔵造りの街並みや菓子屋横丁から近く、1日観光にぴったりです。

西武新宿線の本川越、JRと東武東上線の川越駅からバスでアクセス可能です。詳しいアクセス方法は記事の最後でご紹介するのでお見逃しなく！

川越氷川神社の境内は大宮の氷川神社に比べると小規模ですが、見どころはたくさんあります。静かな武蔵野の森に包まれた境内はどこをとってもフォトジェニック。

ここでは川越氷川神社で特におすすめのみどころを4つご紹介します。

氷川神社の大鳥居は、木造の鳥居の中では日本で最大級のものです。川越の街中から歩いてくると南の入り口から入ることになるので見逃してしまいがちですが、一度東側に出て鳥居を眺めてみましょう。オレンジ色の鳥居が森の緑に映えて、とても美しいです。

扁額（真ん中に掲げられた額）に書かれた「氷川神社」の文字は、実は幕末の英雄勝海舟が揮毫したもの。目をこらしてよーく見上げてみてください。勝海舟は江戸城無血開城を成し遂げ、明治政府でも影響力を保ち続けた重鎮でした。氷川神社が明治維新に至っても厚く尊敬された神社であることがわかります。

氷川神社で毎年人気を集めているイベントがあります。境内に設置された吊し台に約2000個の江戸風鈴が飾られる「縁結び風鈴」は、夏限定の催しです。

古くから風は人の縁を運ぶと考えられてきたため、縁結びの神社である川越氷川神社にふさわしいお祭りとなっています。美しい音色を響かせながら、いくつもの風鈴が光を反射してきらめく様子が涼やかで夏らしく、色とりどりの風鈴が並んでいる様子はSNS映えもバッチリです。

浴衣を来て友達や彼とそぞろ歩きをするのも楽しそうな、夏らしいイベントです。川越の街中には浴衣の着付けをしてくれるお店もたくさんあるので、ぜひしっとりと浴衣で訪れましょう。

社殿の西側から入ることができる絵馬のトンネルを進んでみましょう。たくさんの人が願いを込めて結んだ絵馬がかけられています。定番の縁結びや、安産祈願、お宮参りなど、様々な幸せのお願いごとを目にすることができ、心もほっこり。

絵馬のトンネルは社殿裏側の森に続いていて、本殿の裏にある御神木まで行くことができます。御神木は樹齢600年を超えるケヤキで、その周りに広がる森は町中にいることを忘れさせるほど豊かです。道に沿って歩くと社殿の東側に戻ってくることができます。

川越氷川神社には、普通のおみくじだけではなくかわいらしい「鯛みくじ」もあります。なんとこのおみくじ、釣竿でひっかけて鯛の文字通り「釣る」ものです。たくさんの鯛の中から自分のお好みの鯛に目星をつけて、口についている輪っかにひっかけるのはなかなか難しく、みんなで試してみると盛り上がること間違いなしです。

赤の「一年安鯛みくじ」と良縁祈願のピンクの「あい鯛みくじ」があるので、お願いごとに合わせてチャレンジしてみましょう。

しっぽにあるおみくじを抜き取った後も、鯛はキーホルダーやストラップとして持ち帰ることができますので、ぜひ記念に引いてみてはいかがでしょうか。

縁結びのパワースポット川越氷川神社にお参りしたら、ぜひ帰ってからもそのご利益にあずかりたいものです。ここでは縁結びを中心に、お守りが数種類用意されています。

願い事にあわせて、お守りを記念にいただいて帰りましょう。

川越の氷川神社には古くから伝わる伝説があります。境内の玉砂利を家に持ち帰って大切にお祀りすると良縁が成就するというものです。

もちろん、現代では玉砂利を勝手に持って帰るのは御法度ですが、今ではその代わりにこちらの「縁結び玉」をいただくことができます。境内の白い玉砂利を巫女さんたちが丁寧に包み、神職の方が神前でお祓いしたもので、1日限定20体のみです。

どうしても手に入れたいという方は、朝8時の開門に合わせて行くと良いでしょう。ただし、神様にお参りするのを忘れずに！

「私は猫ストーカー」などで知られている、イラストレーターの浅生ハルミンさんが書き下ろしたイラストつきの赤鉛筆です。かわいい男の子と女の子が、キャップをはめると赤い糸で結ばれる、ゆるかわいい仕掛けがついています。

運命の赤い糸をこの鉛筆で描けば、イラストの男の子と女の子のように、誰かと赤い糸で結ばれる日も近いかもしれません。

小さなお守りと、縫いつけるための赤い糸がセットになったお守りです。制服やハンカチ、かばんの裏などに縫いつけて、持ち主の幸せを願うものです。

縁結びの他、安産、健康・勝負・合格の5種類があり、こころを込めて1針1針縫い付ければ、ご利益もひとしおです。

普通のお守りと違ってブラブラせず、つける場所を選ぶことができるので、男性にも持ってもらいやすいのも嬉しいポイントです。

境内の東側にある「氷川会館」は、結婚式や写真室のある氷川神社付属の施設です。この氷川会館の1階に、縁結びをコンセプトにしたカフェがあり、川越観光に訪れた人々の人気を集めています。

材料の一部は神前でお浄めを受けてから提供されるので、大事なお願いごとの後に立ち寄るとご利益もアップするかもしれません。

むすびcafeの一番人気がこちらの「季節のランチ」セットです。

色とりどりの前菜が一口づつのった玉手箱、季節の素材を使ったひと皿、お肉とお魚から選べるメイン料理、ご飯、お椀、ほうじ茶、食後のドリンクがついたセットで、ケーキをつけることもできます。ちょっと贅沢なプチ会席料理は、お宮参りや七五三の後のお食事にも人気です。

こちらの要予約なので「季節のランチ」は要予約ですが、予約が必要ないメニューとしておにぎりに小鉢やお吸い物のついた「お結び膳」や「おめで鯛茶漬け」、オリジナルカレーなども用意されているので、観光の合間にランチに立ち寄るのにも便利です。

むすびcafeのもうひとつの人気の秘密は本格的なスイーツの数々です。

こちらの「花簪」は、白いクリームのスクエアの台に、小さなマカロンとベリーがのった、花嫁さんのかんざしを思わせるかわいらしいケーキです。

その他、国産和三盆糖と栗の「むすびロール」、地元川越のお酒「鏡山」を使用した「季節の果実と日本酒のサバラン」など、ここでしか味わえないスイーツがたくさんで、選ぶ時もつい目移りしてしまいます。一緒に来た人と半分ずつシェアするのも楽しいかもしれません。

季節のイベントごとの期間限定メニューもあるので、ぜひリピートしてみてください。

むすびcafeは川越氷川神社の付属のカフェですが、本格的なランチやカフェタイムを楽しめる場所です。縁結びがコンセプトの和モダンな空間は、ほっこりと一息つける優しい雰囲気。

小上がりの席やノンカフェインのドリンクなど、妊婦さんや赤ちゃん連れにも優しいお店で、世代を越えて愛されてきた氷川神社の歴史を感じさせてくれます。

カフェの入り口にあるグッズコーナーでは、「縁結び」をテーマにしたグッズや地元アーティストの作品がセレクトされていて、ちょっとお洒落はお土産にもぴったり。また、ケーキもテイクアウト可能です。

埼玉の川越氷川神社の最寄駅は、西武新宿線の本川越駅と、JR・東武東上線の川越駅です。東武東上線では、川越の次の駅の川越市駅からもアクセスできます。

本川越、川越駅からは蔵造りの街並みの中を歩きながらゆっくり歩いて20分程度なので、観光しながら歩いて行くのもおすすめです。

西武新宿線を利用する場合、本川越駅が氷川神社の最寄駅です。

西武新宿駅から「特急小江戸」で45分、または急行本川越行きで1時間です。いずれも終着駅なので、乗り越す心配はありません。

本川越駅からは、東武バス5番乗り場から「埼玉医大・上尾駅西口・平方・川越運動公園行き」 に乗り、 「川越氷川神社」で下車すぐです。または、「神明町車庫行き」のバスに乗って「喜多町」で下車しても、徒歩5分で到着します。

JRを利用する場合、大宮から埼京線で20分、東京駅からは大宮で乗り換えて1時間です。

東武東上線では、始発の池袋駅から急行で45分です。

JR川越駅と東武東上線の川越駅は同じ場所にあり、バスの乗り場も共通です。JR・東武東上線の川越駅からは、東武バス7番乗り場から「川越運動公園行き」に乗って「川越氷川神社」で下車すぐです。また、東武バス1番乗り場から「神明車庫行き」に乗って「喜多町」で下車しても、徒歩5分でアクセスできます。

埼玉県川越市の氷川神社は、良縁祈願の神社として、長い間人々の尊敬を集めてきた歴史ある神社です。近年は恋愛成就のパワースポットとして若い女性の人気を集めていますが、男女の縁だけではなく家族や友人との良いご縁も授けてくれる、広いご利益のある神社です。

かわいいお守りやお洒落なカフェもあり、カップルでも友達同士でも楽しめるスポットとして、小江戸川越の観光スポットの中でももっとも人気の場所のひとつです。

都内から約1時間という好立地で、日帰り観光にもぴったりの川越氷川神社を、ぜひ訪れましょう。