石垣島離島ターミナルを解説!各離島へ行けるフェリーの乗り場とは?
石垣島から様々な離島へと渡ることができる石垣島離島ターミナル。竹富島や小浜島などの石垣島近隣の離島へ高速船でアクセスすることができ、日帰りで観光ができる便利な施設です。そこで今回はそんな石垣島離島ターミナルへのアクセス方法や利用方法についてまとめてみました。
目次
石垣島は離島ターミナルも楽しめる!
沖縄県の石垣島にある石垣港離島ターミナル乗り場。ただのフェリー乗り場だと思っている人も多いですが、実は観光地としても楽しむことできる場所なんです。
そこで今回はそんな石垣港離島ターミナルについてまとめました。石垣島離島ターミナルとは一体どんなフェリー乗り場なのか、またどのような楽しみ方ができるのかチェックしてみて下さい。
石垣港離島ターミナルとは?
石垣港離島ターミナルとは石垣島の石垣港にあるフェリー乗り場。主に石垣島周辺の離島を結んでいる高速船やフェリーが発着する船乗り場で、石垣島を訪れたたくさんの観光客が利用している乗り場でもあります。
ベンチャー企業であるユーグレナが命名権を獲得したことにより、2018年4月1日から5年間はユーグレナ石垣港離島ターミナルという愛称で呼ばれています。
石垣港離島ターミナルから行ける離島
では続いては石垣港離島ターミナルからどのような離島へ渡れるのか見ていきましょう。八重山列島の一部として発展している石垣島。その石垣島の近隣にもたくさんの離島が存在しています。
どの離島も魅力的で一度は行ってみたい場所ばかり。石垣島に訪れた際は少し足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか?
竹富島
まず最初にご紹介するのは「竹富島」です。竹富島は石垣島から南に約6kmの場所に位置しており、高速船で約10分で訪れることができます。石垣島からの距離も近く、観光地としても発展しているので非常にオススメの離島です。
白いサンゴでできた道に沖縄の象徴でもある赤レンガの家。派手な建物や観光地はありませんが、石垣島とは違ったゆったりとした昔ながらの雰囲気を楽しめるのは竹富島の最大の魅力ではないでしょうか?
また水牛が引く車に乗りながら観光を楽しむことも可能。予約なしで利用することができるので、竹富島に訪れた際には是非利用してみて下さい。
小浜島
次にご紹介するのは「小浜島」です。小浜島は八重山諸島の真ん中に位置している島で、石垣島からフェリーで約30分の場所にあります。
島の中央には「大岳(うぶだき)」と呼ばれる観光スポットがあり、八重山諸島を見渡すことができます。頂上の標高は約100mと登るのは少し大変ですが、その眺めは絶景。体力に自信がある人は是非挑戦してみて下さい。
黒島
続いてご紹介するのは「黒島」です。黒島は石垣島から南南西に17kmの場所にある離島。高速船で約35分で訪れることができます。
島の形がハートのように見えることから別名ハートアイランドと呼ばれている黒島。八重山諸島の中でも特に綺麗だと言われている海ではウミガメの産卵シーンを見ることができるかもしれません。
石垣島ももちろん綺麗な海なのですが、黒島ではまた違った美しい海や自然を堪能できるので、シュノーケリングなどのマリンスポーツをする人には非常にオススメです。
鳩間島
次にご紹介するのは「鳩間島(はとまじま)」です。鳩間島は石垣島よりフェリーで約40分の位置にある離島。島の周囲は約4kmとかなり小さく、ほとんど開拓もされていない自然がそのまま残っている島です。
島には小さなカフェがありますが、お店などはほとんどありません。石垣島のように市街地があるわけではなく、自然を楽しむために訪れる島になりますので飲み物など必要なものは事前に準備しておきましょう。
また鳩間島へと運行しているフェリーの本数は1日に1便ずつしかありません。天候不良などで運休になることもありますので、訪れる際には注意が必要です。
西表島
続いてご紹介するのは「西表島(いりおもてじま)」です。西表島は沖縄本島について二番目に面積が大きい離島。石垣港離島ターミナルからは約40分で到着する直行便が出ています。
日本最大のマングローブ軍政を見ることができる仲間川や沖縄県最大の落差を誇る滝であるピナイサーラの滝など見所がたくさん。
島のほとんどが木々で覆われているジャングルのような島ですが、もちろん綺麗な海も楽しめますので海と山両方の自然を満喫したい人にはぴったりの離島になります。
波照間島
最後にご紹介するのは「波照間島(はてるまじま)」です。波照間島は日本で最南端にある有人島。石垣島からは高速船が出ていますが、夏季に4便、冬季に3便だけとかなり運行が少ない状況です。
また航路の途中で外洋に出るために波が高くフェリーがかなり揺れることも。特に冬季は船が出せないことも多いようなので、利用するときには注意が必要です。
そんな波照間島でぜひ見てみたいのは南十字。日本最南端の島のため、最も星空に近い島と呼ばれており、見たこともないような美しい星空を見ることができます。
石垣港離島ターミナルへのアクセス方法
ここまでは石垣港離島ターミナルから行ける離島についてご紹介しました。八重山諸島には魅力的な離島がたくさんありますので、石垣島を訪れた際には少し足を伸ばして立ち寄ってみたくなります。
そこで離島へ行くために新石垣空港から石垣港離島ターミナルまでのアクセス方法をまとめました。車やタクシー・バスといった利用する交通手段ごとにまとめていますので、参考にしてみてください。
車
まずはレンタカーなどの車でのアクセス方法です。新石垣空港から国道390号線へと入ります。そこから道なりに約15km進むと石垣港離島ターミナルへと到着します。
ナビを使って行く場合は「〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町」の住所を入力するか、ターミナルにある会社「安栄観光(電話番号0980-83-0055)」を入力すると安心です。
また道なりに進めば到着するのですが、利用する道路は石垣島の中で主要となる大きな道路なので道が混雑していることが多々あります。時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
バス
続いてはバスでのアクセス方法です。新石垣空港から石垣港離島ターミナルまでは2種類のバスが運行しています。
東運輸というバス会社の場合は「港方面行き」のバスに乗車。途中に経由する場所があるので少し時間がかかりますが約40分で到着します。
もう一つはカリー観光バスでこちらは直行便。ターミナルまで約30分で到着することができるので、時間が合えばこちらの方が効率よく移動することができます。
タクシー
続いてはタクシーの場合です。新石垣空港のタクシー乗り場からターミナルまでやく15km。レンタカーと変わりないかと思いますが、運転手さんは地元の石垣島の道を知り尽くしているので抜け道を使って運転してくれます。
約20分ほどの所要時間で到着することができますし、初めての石垣島で知らない道を運転するのが不安という人はタクシーを利用するのもいいのではないでしょうか?
石垣港離島ターミナルの駐車場
続いては石垣港離島ターミナルの駐車場について見ておきましょう。大きな荷物などを持参している人は移動が大変なのでレンタカーを利用することが多いはず。時間を気にせず好きなところへ行けるのでとても便利ですが気になるのは駐車場。
目的地に駐車場があるのか、またあったとしても駐車するスペースを確保できるかどうかが気になるところです。そこでここでは石垣港離島ターミナルで利用できる駐車場についてまとめました。
事前に調べておくことで石垣島旅行をスムーズに進めることができますので、レンタカーを利用する人は必ずチェックしておきましょう。
離島ターミナル第一・第二駐車場
まず石垣港離島ターミナルには第一駐車場と第二駐車場があります。第一駐車場は石垣港離島ターミナルの正面側にあり、駐車台数は136台。第二駐車場は西側にあり200台以上駐車することができます。
いずれも駐車する時に1時間100円、それ以降は30分ごとに50円加算されていきます。また夜間(20:00〜8:00)の間は1時間50円で利用することができます。石垣島の駐車場は良心的な価格なので、のんびり離島巡りを楽しむことができそうです。
駐車台数 | 第一駐車場:136台 第二駐車場:200台以上 |
料金 | 1時間100円、それ以降30分毎に50円 |
周辺の駐車場は?
石垣港離島ターミナルに一番近い駐車場は先ほどご紹介した第一・第二駐車場になりますが、そちらが満車の場合には近隣にある他の駐車場を利用することができます。
歩いて5分程かかりますが石垣市役所第二駐車場が近くて便利です。周辺には新栄公園東と駐車場もあるのですが、そちらは最初の1時間が200円と割高になっています。お得に利用したいという人は間違えて駐車しないよう注意しましょう。
駐車台数 | 69台 |
料金 | 1時間100円、それ以降30分毎に50円 |
石垣港離島ターミナルでの乗船券の購入方法
石垣港離島ターミナルの周辺情報がわかったところで、続いては石垣島から離島へと渡るための乗船券の購入方法について見ていきましょう。フェリーには乗り慣れていないという人が多いとは思いますが、基本的には他の交通機関と利用方法は変わりません。
石垣離島ターミナル内に入ると石垣島ドリーム観光・八重山観光フェリー・安栄観光・平田観光の4つの観光会社のカウンターがあります。この4つの会社は全て高速船のチケットを販売しており、どの会社で購入してもフェリーに乗船することができます。
ターミナル内にある電光掲示板で運行状況を確認するとたくさんの便が乗り場に発着しているので混乱するかもしれませんが、自分の行きたい場所のチケットさえ購入すればどの時間のどの便に乗船しても大丈夫。
購入した会社以外が運行させているフェリーでも会社を問わず乗船することができますし料金も同じなので、その時に空いている運行会社のカウンターでチケットを購入しましょう。
その際にどの乗り場から乗船するかスタッフさんから説明があるのでしっかり確認しておいてください。またターミナル内から乗り場までは少し遠いのと乗船するのに時間がかかるので余裕を持って乗り場で待つようにしましょう。
石垣港離島ターミナル内のショップ
各離島へ行くためだけの施設に思われがちな石垣港離島ターミナルですが、実はそれだけではありません。たくさんのお店がターミナル内に入っているのでフェリーの待ち時間はもちろんフェリーに乗らない人でも楽しむことができます。
まず最初に目につくのは「とぅもーるショップ」というお店。飲食料品はもちろん石垣島のお土産から日焼け止めまで幅広く品揃えしているお店です。離島に行く前に忘れ物があってもこちらのお店で大体の物は準備できるので安心です。
さらに「島土産」というお店があり、こちらは竹富島と与那国島の特産品を取り扱っています。離島観光から帰ってきたけれどもお土産を買い忘れた・買い足したいという時に非常に便利です。
また他にもお土産やさんだけではなく沖縄料理を楽しむことができる飲食店やネイルサロン・写真屋さん・レンタカーショップなどお店がたくさん。離島へ行かなくてもターミナル内で楽しむことができるので、石垣島内で観光を楽しみたい人にもオススメです。
便利なコインロッカーも
旅行中の移動の心配といえば大きな荷物ですが、石垣港離島ターミナルにはコインロッカーも設置されているので安心して観光を楽しむことができます。
コインロッカーが設置されている位置は正面入り口から入ってすぐの場所に一箇所と、右奥に三箇所あります。乗り場からは少し離れているので、時間に余裕を持って預けておきましょう。
またコインロッカーはキャリーバッグも入るサイズのロッカーですが、いっぱいの場合は旅行会社が預かってくれますので、そちらも利用してみましょう。
石垣島で離島ターミナルを利用しよう
今回は石垣島にある石垣港離島ターミナルについてご紹介しました。石垣島自体が離島なので他の離島に目が向かないことも多いのですが、離島ターミナルを利用すれば簡単に他の島へと渡ることができます。
石垣島自体も魅力的な島ですが、他の離島では手が加えられていない大自然を味わうことができます。普段味わえないような非日常感を味わうためにも、石垣島を訪れた際には他の離島へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?