川通り餅は亀屋の広島銘菓！賞味期限や駅などの販売店･通販も紹介

「川通り餅」は広島では昔から有名な和菓子で、広島人の中には「もみじ饅頭より、川通り餅の方が好き」という人がいるほどです。

県内でも購入できるお店が限られているので、市内やその店舗近くに行く際には「お土産に買ってきてね」と言われることもあります。

もし今まで、広島土産でもみじ饅頭しか食べたことがないようなら、川通り餅もぜひ味わってみるのがおすすめです。

川通り餅は、「亀屋」という広島の老舗和菓子店で、昭和27年から販売されている歴史あるお菓子です。

広島県内では昔から、川通り餅のCMがよく放送されているので、広島県民は幼いころからその存在を知っているのが当たり前になっています。

川通り餅は商標登録もされており、亀屋自体も広島県内のみの出店なので、県外ではまだまだ知名度も低いお菓子ですが、この、広島でしか購入できないというレア感が、広島土産としておすすめの理由のひとつです。

川通り餅は、クルミのはいった柔らかな求肥に、軽くきなこがまぶされた、一口サイズの和菓子です。ほんのり甘いもちもちした求肥に、きなこの風味と香ばしいクルミの歯ごたえがアクセントとなり、食べ始めたら止まらない美味しさです。

一つひとつ、爪楊枝に刺された状態で紙袋で包装してあるので、手を汚さずそのままで食べられるという点も、嬉しいポイントです。

川通り餅は、個数や包装の仕方によって販売タイプは様々にあり、値段が変わってきます。

また、昔ながらの竹皮のパッケージ包装の川通り餅が購入できるのは、本店か直営店のみです。

生菓子なので、お土産で持ち帰ることを考えるときは、食べる人数や渡す人によって、どのタイプにするのかよく検討してから購入することをおすすめします。

川通り餅の賞味期限は、「出荷日からから7日間」です。賞味期限が比較的短い生菓子なので、お土産で購入したら早めに食べきることをおすすめします。

広島土産におすすめの川通り餅ですが、上質な生菓子であり、広島県内でのみの製造販売ということで、購入できる店舗も限られています。

そこで、どこに行けば川通り餅を手に入れることができるのか、本店とそれ以外の直営店や販売店などの情報をまとめました。

昭和21年に創業された和菓子屋「亀屋本店」は、JR広島駅から徒歩15分ほどの場所にあり、白い外観と大きな看板が目印です。

1階は販売スペース、2階が製造工場となっているため、出来立ての川通り餅を食べたいという方は、本店を目指していくのをおすすめします。

また、川通り餅は最近では紙や箱の包装で販売されることが増えてきましたが、昔ながらの「竹の皮の包装」で販売されているのは、この本店と直営店のみです。

基本的に年中無休ですが、年末年始などは確認が必要です。

本店以外で川通り餅を取り扱っている直営店とその他の販売店を、以下にご紹介します。

直営店は本店同様の商品の取り扱いがありますが、販売店では「竹皮」包装の川通り餅や、他もなかなどの商品の販売がされていない場合があるので注意が必要です。

また、賞味期限は製造から7日間と日持ちしないお菓子のため、旅行の際のお土産などで購入する場合、帰り際に立ち寄れる店舗で購入して帰ることをおすすめします。

川通り餅の直営店は「広島駅ビルアッセ店」と「広島ekie広島店」の2店舗あり、どちらも広島駅からすぐ行けるのでアクセスも便利です。

直営店の定休日は、それぞれの施設の休館日と同じ日となります。

本店、直営店以外で川通り餅を購入できる販売店は、広島駅構内のキヨスクや広島そごう、広島バスセンターなどがあります。

このように、販売されている場所は、本店や直営店も含めて広島市内が中心となっているので、広島県内どこでも購入できるわけではありません。

高速道路でも、小谷SAの上りのみでの販売となっています。

川通り餅は、亀屋の商標登録商品であり、広島県内でしか製造できません。また、東京にも販売店はありませんので、東京での購入は難しいでしょう。

しかし、どうしても川通り餅が食べたいとなった時には、通販で購入することができます。次に、通販で川通り餅を購入する方法を説明します。

川通り餅が購入したいけれど広島まで行けないという方は、亀屋の公式サイトからの電話注文か、福屋のオンラインストアでの注文で、お取り寄せができます。

亀屋公式サイトでの電話の受付時間は、11:00～16:00となっていますので、この時間帯で、ほしい商品を注文するようにましょう。

また、福屋のオンライン販売では、川通り餅箱入りの15個入、30個入、45個入の3種類から選び注文することができます。

亀屋では、有名になった川通り餅の他に、2種類の別のお菓子が販売されています。

老舗和菓子店が作り上げる、川通り餅にも引けを取らないそのお菓子の特徴や、販売されている値段などをご紹介します。

「もなか」と言えば和菓子の王道ともいえますが、亀屋でも「もなか」の製造販売がされています。亀屋のもなかは、皮も餡も最上のものを使用しており、素材本来のうまさを引き出した逸品です。

注意点として、亀屋のもなかは、本店か直営店でのみの販売となっています。もしこれらの店舗に行かれる際には、川通り餅だけでなくここでしか手に入らない「もなか」も一緒に購入して帰るのをおすすめします。

亀屋でも川通り餅と同じくらい人気のある「安芸路」は、こしあんを求肥で包み、そのうえ薄皮せんべいで挟んであるお菓子です。

上品な甘さのこしあんと、薄くとももちもちした求肥、そしてパリッとした食感を生み出す薄皮せんべいのハーモニーは、味わい深い一品となっています。こちらも生菓子ですのであまり日持ちはしませんが、亀屋の技術が光る商品です。

「安芸路」も、もなか同様にバラ売りもされているので、試しに数個購入して、川通り餅との味わいの違いを楽しむのもよいでしょう。

亀屋の川通り餅は、広島県では古くから愛されてきた有名なお菓子です。

上質な生菓子であまり日持ちしないことから、広島県の店舗のみの販売であり、他県ではあまり知られていないですが、地元ではもみじ饅頭をもしのぐ人気があり、広島土産にはとてもおすすめです。

一度食べたら忘れられない、その特有の食感と味わいを、広島を訪れた際にはぜひ堪能してみてください。