キューガーデンはロンドンの世界遺産！見どころや行き方などを紹介

「キューガーデン（Kew Gardens）」は、世界遺産に登録されているイギリス・ロンドンにある王立植物園です。毎年多くの観光客が、ロンドンの「キューガーデン」に訪れています。世界遺産と聞いただけで、ぜひ訪れてみたいと感じる方は多いことでしょう。

キューガーデンとはどんな場所で、どんな人気のスポットがあるのでしょうか？ロンドン観光でおすすめの「キューガーデン」の見どころをご紹介します。

キューガーデンは、イギリスのロンドンに位置する自然を満喫できる植物園です。イギリス最大級の植物園で、132ヘクタールの広大な敷地に3万種以上の植物が栽培されています。季節を問わず一年中美しい庭園を楽しめるので、観光客にも人気のスポットです。

秋の時期には、イギリスらしい紅葉の風景がロマンティックでおすすめです。植物園には、建築物やアトラクション・温室など、たくさんの見どころがあります。

王立植物園キューガーデンは、2003年にユネスコ世界遺産に登録されました。イギリス最大の植物園は、1759年以来、250年以上の歴史を誇っています。

施設内には王室宮殿もあって、世界一権威のある植物園として有名です。植物が大好きな観光客や研究者にとっては、聖地とも言える植物園です。毎年夏の時期に開催される「IncrEdibles」では、世界中の様々な植物について学べるイベントが用意されます。

キューガーデンは、イギリス・ロンドンの南西部キュー（Kew）という街にあります。西ロンドンに位置するキューガーデンに行くには、地下鉄を利用するのがおすすめです。地下鉄のディストリクト線（District Line）で、ロンドン市内から約30分でアクセスできます。

リッチモンド（Richmond）行きの列車に乗車し、キューガーデン（Kew Gardens）駅で下車します。多くの観光客と5分ほど歩くと到着できます。

132ヘクタールの広大な敷地を誇るキューガーデンには、たくさんの見どころがあります。限られた時間の中で効率よく観光するには、人気のスポットを前もってチェックしておくのがおすすめです。

珍しい植物に関心のある方、建物やアトラクションを見たい方など、必ず訪れたいスポットを決めておきましょう。ここでは、キューガーデンでおすすめの見どころをご紹介します。

キューガーデンで最初におすすめする見どころは、一番人気の「パームハウス（Palm House）」です。パームハウスはカーブを描いた外観が特徴で、巨大な温室があります。1840年代に造船技術を利用して作られた、鉄や手吹きガラスを使った大きな温室です。

温室内部には、パームツリー（椰子の木）を始め、熱帯地方で見られる植物を鑑賞できます。熱帯植物が大陸別に栽培されているので、世界旅行をしたような気分を味わえます。

キューガーデンでおすすめの見どころは、バラの香りを楽しめるローズガーデンです。イギリスの庭園と聞くと、美しいバラを想像する方も多いことでしょう。

ローズガーデンは、キューガーデン創設250周年を記念して2009年に建てられました。ガーデン内には何種類ものバラが植えられていて、エレガントな香りを楽しめます。5月から9月にかけてバラが咲きますが、一番のおすすめは6月頃のピーク時です。

キューパレスの施設内では、イギリスの王宮建築物を見ることもできます。イギリス国内で最小の宮殿と呼ばれているのが、キューパレスです。キューパレスは、1631年にお金持ちのオランダ人によって造られたと言われています。

1729年からはイギリス王室の所有となり、王族の療養の場所としても使われました。キューパレスには別料金なしで入れて、王族の生活や部屋の様子を見学することができます。

キューガーデンで人気なのが、「プリンセス オブ ウェールズ コンサヴァトリー（Princess of Wales Conservatory）」です。ダイアナ元妃が造った温室の植物園で、気候別に10のエリアがあります。熱帯地方の気候を再現したエリアでは、珍しい植物を鑑賞できます。

スマトラオオコンニャクやパイナップルの木などの植物に人気があります。過去には貴族や王族が珍しい植物や果物を楽しんだと言われています。

キューガーデンでおすすめのスポットは、「ザ ハイブ（The Hive）」です。「ザハイブ」は、キューガーデンの芸術作品と呼ばれるほど、美しい蜂の巣箱のような建物です。見る場所によって異なるデザインを楽しめる、体験型アトラクションとなっています。

まるで自分が巣箱で動く蜂になったような気分が味わえます。芸術作品に関心のある方には、ぜひおすすめしたいスポットです。

キューガーデンで空中歩道を楽しめるのが、「ツリートップ ウォークウェイ（Treetop Walkway）」です。キューガーデンを横断できる、高さ18m、長さ200mの橋です。自然の植物と一体化したようなデザインの橋で、まるで空中を歩いているような気分が味わえます。

高い場所が苦手な方には勇気が必要ですが、橋の上から見下ろす景色は最高です。季節によって見える景色は変わるので、何度訪れても新鮮な楽しみがあります。

世界中の色とりどりの草を鑑賞できるのが、「グラス・ガーデン」です。500種類以上の草が植えられている植物園で、様々な草がセンスよく配置されています。草には興味がないという方でも、改めて草の魅力を知ることができます。

お花の美しさは誰もが認めるところですが、草が揺れる様子は最高の癒しを与えてくれます。「グラス・ガーデン」は一年中楽しめますが、5月〜9月がおすすめの季節です。

歴史的重要建築物に関心のある方なら、「テンパレートハウス」がおすすめです。1860年に建設が始まった建物で、バッキンガム宮殿と同じレベルの歴史的重要建築物に指定されています。

2018年にはリニューアルオープンして、驚くほどの美しさを楽しめると評判になっています。建物内には、世界的に希少価値の高い植物が植えられています。リニューアルの際には、15,000枚のガラスが使われて価値を高めています。

キューガーデンには、観光客や地元のロンドンっ子にも人気のお土産がたくさんあります。キューガーデンの施設内には、お土産を買い物できる場所が何か所かあります。

お土産の品揃えが良いのはヴィクトリアプラザで、食料品や日曜雑貨などの商品が並んでいます。せっかくキューガーデンに観光に訪れるなら、ロンドンらしい素敵なお土産を買いたいですよね。キューガーデンでおすすめのお土産を見てみましょう。

キューガーデンでおすすめのお土産は、おしゃれなティータオルです。イギリスのお土産と言えば、ティータオルを思い浮かべる方も多いことでしょう。キューガーデンでは、7.50ポンドほどでおしゃれなティータオルを購入できます。

キューガーデンの植物園がデザインされたティータオルなら、テーブルクロスとして活用できます。お部屋の飾りとして使ったり、カフェタイムのアイテムとして人気のお土産です。

キューガーデンで人気のお土産には、おしゃれなエコバッグもあります。エコバッグのお土産なら、普段の買い物やセンスの良いお出かけ用として活用できます。

キューガーデンにあるエコバッグは、ロンドンっ子にも人気のデザインが選ばれています。女性にはボタニック柄が人気ですが、植物園の建物が描かれたエコバッグもあります。キューガーデンを訪れた記念に、おすすめのお土産です。

イギリスのスイーツと言えば、チョコレートを思い出す方もおられるでしょう。キューガーデンのショップにも、植物園がデザインされたチョコレートが売られています。イギリスはチョコレートの消費量が、世界でもトップクラスに多い国です。

おしゃれで美味しいチョコレートが売られているので、お土産用や自分へのご褒美として気軽に購入できます。カドベリーの「Roses」など、イギリスブランドのチョコレートも販売されています。

キューガーデンの周辺には、人気のグルメスポットもあります。ロンドン中心部はもちろんのこと、キューガーデン近くでも美味しいお店を見つけることができます。イギリスと聞くと、アフタヌーンティーを思い出す方も多いことでしょう。ここでは、アフタヌーンティーや食事を楽しめる、おすすめのグルメスポットをご紹介します。

キューガーデンで植物園を鑑賞した後におすすめしたいのが、「ジ･オリジナル･メイズ･オブ･オナー」です。キューガーデン駅から歩いて10分以内なので、植物園からのアクセスも便利です。

おしゃれなティールームのようなお店で、アフタヌーンティーを楽しめます。メイズ・オブ・オナーというお菓子は、ヘンリー8世が愛した元祖スイーツとして人気があります。

キューガーデンめぐりには、「キューエクスプローラ」というトレインに乗るのがおすすめです。王立植物園のキューガーデンは、東京ドームの2倍以上もある広さを誇っています。人気の見どころだけを効率よく歩いても、全体の3分の1だけで2時間半はかかります。もし全体を回りたいなら、園内の7ヶ所に停まる「キューエクスプローラ」を利用しましょう。

今回は、イギリス・ロンドンで観光におすすめのキューガーデンをご紹介しました。世界遺産の王立植物園と聞いて、ぜひ訪れてみたいと思った方も少なくないことでしょう。キューガーデン内には、パームハウスやローズガーデンなど見どころがたくさんあります。

キューエクスプローラを利用すれば、より効率よく園内を見学できますね。今回ご紹介した見どころを参考にして、キューガーデンの珍しい植物を思いっきり楽しんでくださいね。