韓国の治安は安全?観光や旅行での注意すべき点も紹介!
韓国は日本人観光客もとても多い国です。韓国旅行に行くときは、反日感情が高まっているのではないか?という気持ちや韓国の現在の治安への不安もあるでしょう。安全な韓国旅行をするためにも、治安や危険情報、起きている犯罪などについてまとめました!
目次
韓国の治安は安全?危険?
「大韓民国」は、東アジアに位置する日本ととても近い海外です。首都はソウル特別市で最大都市はソウルです。韓国は、アイドルや美容などで世界的に有名な国ですが、経済面や国際関係を見ると順風満帆とは言えません。
しかし、日本では韓国ブームやオルチャンメイクなどで人気があり、すぐに行くことができる海外でもあるため、日本人観光客が多い国でもあります。韓国の通過はウォンですが、日本円をそのまま使用することも可能です。
韓国に行ったことがある人はとても多く、韓国の治安は安定しているように感じるでしょう。今回は、現在の治安や、危険情報などについて紹介します。
韓国旅行前に知っておきたい治安状況
韓国には、反日感情というものがあります。竹島問題や慰安婦問題など、日本と韓国には深い歴史的関係があるのも事実です。しかし、現在の日本人は韓国人に対して悪い感情を持っていない人が多く、韓国人も同様です。
ただ、ちょっとしたことで日韓の関係性が悪くなり、日本人にとって韓国が治安が悪い場所になる可能性もあります。
韓国旅行は値段も安く、韓国は日本よりも物価も安いため、比較的安易に計画を立てることができるでしょう。しかし、大切なのは治安状況です。韓国旅行に行く前に韓国の治安を把握しましょう。
韓国の治安は比較的問題ない
韓国の治安は、ニュースで韓国のことが取り上げられるたびに悪いのでは?と思う気持ちも高まりますが、実は比較的治安が良い国です。世界的に見ても韓国の治安ランキングは18位とかなり高い位置にあります。ちなみに日本は6位です。
日本に比べると治安が悪いと感じる部分もあることは確かです。しかし、世界各国を旅行したり、世界各国の治安と比べると韓国がとても安全であることが分かるでしょう。
東京や大阪からは2時間ほど、福岡なら1時間ちょっとで辿り着く韓国は、過剰な心配はしなくてもいい比較的安全な国です。
最新の治安情報は外務省HPを確認
外務省は、色んな国の治安情報を掲載しています。2019年12月17日現在の韓国の治安ですが、危険レベルはどこにもついていません。この治安情報は、政治情勢や他国との関係性などで変わります。
そのため、今は安全ですが1ヶ月後や1年後も安全とは限りません。韓国旅行をしようと思ったときは、その時の治安を外務省のHPで確認してください。
ちなみに、治安が良く危険レベルがついていなくても犯罪が起きている可能性はあります。外務省のHPでは、犯罪の情報も詳しく掲載しているので、そこまで確認してください。
韓国旅行で注意するべきこと
韓国旅行は、グルメやショッピング、エステと楽しいことが沢山あります。しかし、注意しないといけないこともあります。
韓国でちょっとしたトラブルに巻き込まれるというのは多々あることでしょう。トラブルを回避するためにも注意したいことについて紹介します。
繁華街などでのスリや置き引き
韓国の繁華街にはたくさんの人がいます。そのため、スリ被害に遭うこともあるのです。また、荷物から目を離したときに置き引き被害に遭うこともあるでしょう。
特に、ショッピング街は非常に人気が高いスポットです。連日観光客や現地の人で溢れているため、スリが多発しています。コスメショップなどに行くときは注意してください。
また、ショッピングをすると荷物も多くなります。荷物への注意力が減ってしまい、置き引きに遭う可能性も高くなるので注意する意識を高めましょう。
タクシーや買い物でのぼったくり
韓国ではタクシー移動をすることも多いでしょう。普通のタクシーはメーター制のものが多いですが、ジャンボタクシーという荷物が多い人に向けたタクシーはメーター制ではなく交渉制です。
そのため、ジャンボタクシーに似せた正規ではないタクシーが観光客を狙って乗せ、ぼったくりを行うという被害が多々あります。外装がとても似ているのでしっかり見分けなければ騙されてしまうでしょう。
また、買い物中にもぼったくり被害があります。屋台なども多い韓国では、寝引き交渉もできますが、交渉しても通常の何倍かの値段をとられたということもあるのです。
歓楽街や人通りが少ない夜道は特に注意が必要
歓楽街や人通りが少ない夜道では、暴行事件などが起きることもあります。交通によるトラブルもあれば、人と人が対立するトラブルもあります。
また、人通りが少ないことをいいことに、強盗事件も多発しています。治安は比較的良いと言われながらも恐怖を感じるトラブルに遭遇する可能性もあるので注意しましょう。
韓国の水道水は飲まないほうがいい
韓国の水道水は危険性が高いわけではありません。歯磨きや洗顔などで使用することは問題ないことが多いでしょう。しかし、軟水の日本に対して韓国は硬水なので違和感を感じる可能性はあります。
また、ホテルでは水道水を飲むことをおすすめしていない場合もあります。そのため、ミネラルウォーターなどを買ってください。お湯を沸かすときも、ミネラルウォーターから沸かしたほうがいいでしょう。
反日感情が高まっている日や関連場所は避ける
実際に韓国を旅行すると、反日感情があるようには思えないことが多いでしょう。韓国の人は優しくて、日本人にも敵意をむき出しにしてくることはほぼありません。しかし、反日感情がある人もいますし、日本に敵対心が深まる日があるのは事実です。
例えば、日本の終戦記念日の8月15日は韓国にとって日本から解放された日のため、反日感情が高まります。慰安婦問題もあるため、慰安婦の少女像がある場所は危険もあるでしょう。
韓国にある日本大使館などが狙われることもあります。反日感情が高まってデモが行われる可能性もあるため、反日感情が高まる日や場所にはできる限り近づかないようにしてください。
女性が特に注意すべき「性犯罪」と対策
韓国を旅行するにあたり、心配なのは女性に対する性犯罪もあります。日本から近い韓国であり、旅行代金も安く日本国内を旅行するよりも財布に優しい場合もあります。そのため、女子旅に韓国を選ぶ人もいるでしょう。
しかし、韓国を女子旅するときや、女性1人旅をするときには性犯罪に対する注意力を高めてください。性犯罪における対策について紹介します。
韓国は性犯罪が圧倒的に多い
韓国は、性犯罪大国と言われています。女性のトイレに侵入し性犯罪に及ぼうとする人もいます。手にはナイフなどの凶器を持っていることもあり、抵抗できずに性犯罪の被害者になった女性もいるでしょう。
韓国の性犯罪の多さは国をあげて対策がとられています。性犯罪での逮捕歴がある人物が再犯しないように足にGPSをつけるなどです。それでも性犯罪はまだ多いのが現実です。
日本人旅行者も、わいせつ行為をされたという被害を受けています。韓国のレイプ発生率は世界でも4位に入るほど高いと言われています。中にはまだ10歳の少女をレイプしたという犯人までいるのです。この性犯罪の多さへの対策は必ず必要です。
対策1.ナンパには付いていかない
韓国で男性からナンパされたとしても、絶対についていかないでください。ついていって一緒に飲食しているときに体を触られたという旅行者もいます。
ナンパについていくということは、相手からも心を許してくれていると思われることが多いでしょう。韓国人男性は、自分の自己紹介をし、とても謙虚な姿勢でナンパしてくることがあります。
そのため、つい相手にしてしまう旅行者が多いのですが、相手にすると危険なのでしっかりと断りましょう。日本人男性とは違うナンパの仕方に気を良くしてはいけません。
対策2.エステやマッサージは同性が行う場所へ
韓国では、エステに行くのが旅行の目的という人もいるでしょう。エステでは、エステティシャンが女性のところを選んでください。エステ中に体を触られるというわいせつ行為も多発しています。
韓国式サウナでも、寝ていたら体を触られていたという旅行客がいます。エステをするときは、無防備になったり、衣類も薄くなりがちなのでより危険です。
エステの情報は事前にインターネットで検索することも可能です。女性スタッフしかいない場所などを選びましょう。また、口コミが良いところや芸能人が多く行っているところなどもおすすめです。
対策3.夜の人通りが少ない道は歩かない
人通りが少ない場所では、強盗被害に遭う可能性もありますが、強姦される可能性もあるので危険です。特に夜は人通りがない場所は歩かないようにしてください。
一人旅の女性は、一人で出歩いているととても危険です。夜はホテルで安全に過ごすようにしてください。女性の複数人での旅行の場合も、なるべく早くホテルに帰りましょう。
同じアジアであっても、女性の単独行動や女性のみの行動というのはどうしても目立ってしまうものです。
韓国旅行で注意したい治安が悪い場所
韓国は治安が良い国でありますが、必ずしも全てにおいて治安が良く安全とは限りません。旅行するときに、治安が悪いエリアには立ち寄らないようにしましょう。
韓国旅行で注意しておくべき治安が悪い場所について紹介します。
日本人観光客も増えた「釜山」や「大邱」
韓国と言えば、ソウルか釜山に行くことが多いでしょう。釜山は福岡からですとビートルで行くこともできますし、飛行機なら1時間もかかりません。そのため、日本人観光客が多くなっています。
大邱は韓国の第三の都市であり注目度が高くなっていることから観光客が増えています。そのせいか、釜山も大邱も治安が悪いのです。スリや置き引きなどの一般犯罪にも強盗などの凶悪犯罪にも注意してください。
人気ショッピング街「明洞」
明洞はソウルにあるとても人気が高いショッピング街です。明洞には、たくさんの若者や観光客がいます。多くのお店もあるため、ワクワクする場所です。しかし、このエリアはスリや押し売りなどの被害が多発している場所です。
ツアーガイドをつけても、明洞は注意したほうがいいと言われるでしょう。また、夜になると人通りが少なくなる道もあります。そういう道に誤って入り込まないように注意してください。
明洞は、韓国旅行に来た人なら必ずと言っていいほど訪れる場所です。そのため、観光客を狙っている犯罪者が潜伏している治安が不安視される場所にもなっているのです。
ホームレスが多い「地下鉄」
韓国には、地下鉄も存在しています。便利に思える地下鉄ですが、実はホームレスが多くいます。特に利用者が少ない駅などでは、ホームレスが寝ている姿を見つけることもあるでしょう。
さらには、地下鉄に乗ったことでスリ被害に遭ったという旅行者もいます。地下鉄を利用する前に、本当に地下鉄に乗らなければならないのかを確認してください。
意外と韓国は徒歩で行ける場所もあります。ソウルでは特に徒歩で観光地やショッピング街に行けることが多いので、最初に行動パターンを確認することをおすすめします。
風俗店もある釜山の「チャイナタウン」
釜山駅のすぐ近くにあるチャイナタウンは、風俗店や違法なお店も多くある場所です。治安が悪いため、地元の人でもあまり行かない場所と言われています。
昼でもあまり人気がなく、夜になるとほとんど人を見かけなくなるでしょう。そのため、チャイナタウンでの観光はやめておきましょう。よっぽどの用事がない限り行かないことをおすすめします。
3月1日は避けたい「タプコル公園」
3月1日というのは、日本が韓国を統治しているときに韓国が起こした独立運動があった日です。「3.1独立運動」というものです。この日は、タプコル公園などの反日運動が置きやすい場所には行かないようにしましょう。暴動やデモが起きる可能性があります。
ただ、独立運動を記念して韓国の人が騒ぐ可能性はありますが、日本人だからといって、何かされるということはあまりないとも言われています。
しかし、事件が起きてからでは遅いですし、外務省からもこの時期は注意したほうがいいと勧告されるため反日感情が高まりやすいときには身の安全を優先にして、避けるようにしてください。
韓国の旅行は治安や日韓関係に注意しよう!
韓国は治安が比較的良く、安全な旅行が可能な国です。韓国に行って安全に旅行し、無事に帰国した人はとても多くいます。しかし、スリなどの軽犯罪に遭う人もいれば、強盗や性犯罪などの凶悪犯罪に遭った人がいるのも事実です。
また、韓国は反日感情が少なからずある国でもあります。そのため、日本との関係性が悪くなったときや、反日運動がおきやすい時期というのは注意しておく必要があります。日頃、安全に旅行ができても急に危険になることもあるのです。
韓国旅行に行くときは、外務省のHPを確認し、今の治安情勢や危険情報、どんな事件が起きているのかなどを詳しく見ておきましょう。また、エリアごとの治安もチェックして、安全性を高めた旅行にしてください。