長崎の心霊スポット！佐世保にある危険な場所･幽霊が出るホテルも紹介

美しい海、歴史的建築物や地元グルメなど観光客が多く訪れる長崎は、一大観光地である一方、悲しい歴史が色濃く残る街でもあります。また、廃墟がそのまま残されていることもあり、心霊スポットが多いことでも話題の街です。

県外からは多くの人が肝試しに訪れますが、特に話題になっている心霊スポットについてまとめました。

長崎に限らず全国的に心霊スポットとされるトンネルが数多く存在します。心霊スポットではなくても、夏の肝試しにもよく使われる場所でもありますが、まずは長崎の心霊スポットとされているトンネルを紹介します。

国道112号線にある式見トンネルは、長崎を代表する心霊スポットともいわれています。このトンネルでは、過去に交通事故によって下半身がちぎれて亡くなった男性の霊が現れるとされ、唸り声や「苦しい」という声を聞いたという体験談も多くあります。

トンネル内は典範で補強されいている部分が一部ありますが、それ以外は岩肌がむき出しのままになっており、心霊スポット巡りとあわせて、肝試しにも使われ、実際に上半身だけの幽霊を見たという体験談もネット上にあがっています。

旧日見トンネルも事故にまつわる心霊スポットとして知られています。以前、二人乗りバイクの後ろに乗っていた女性の身体がちぎれて亡くなってしまったという悲惨な交通事故がきっかけとなり、心霊スポットに認定されたと言われています。

このトンネルをバイクで通ると、下半身の無い女性の幽霊が追いかけてくる、夜中に探し物をしている女性の幽霊が現れる、といった目撃談があります。

また、「旧日見トンネル」とあるように、現在は真日見トンネルが開通していることから、心霊スポット巡りが目的でないライダー達は旧日見トンネルを避け、新日見トンネルを利用しています。 

福江湊から西へ15分の距離にある、猪掛区と雨通宿区を結ぶ猪掛トンネルです。このトンネルが開通する前は、峠を越して行き来しなくてはいけず、峠道での交通事故が多発していたため、住民の要望により猪掛トンネルが開通しました。

しかし、トンネル開通直後から「赤ちゃんの泣き声がする」「男性の幽霊が出る」といったうわさ話に加え、トンネル工事中に自殺を図った人がいた、という情報も加わり噂が広まったために心霊スポットとして認定されることになりました。

廃墟というのはとかく肝試しに使われがちで、廃墟マニアや心霊スポット巡りで訪れる人が後を絶たない場所です。長崎にも心霊スポットとされる廃墟がありますので紹介していきます。

1958年から1988年まで、30年ほど営業していた水族館の廃墟です。何か不幸な事故があって閉館したわけではなく、そのため幽霊を見たと言った体験談はありませんが、水族館だったころの名残がそのままになっており、廃墟マニアが絶えず訪れる場所です。

西海橋水族館の近くには、あまり知られていない廃墟スポットとして放置されたモノレールがあります。また、同じエリアには後ほど紹介する心霊スポット、西海橋があります。

国道206号線沿いで1976年から1982年まで営業していたラブホテル、マイウェイは心霊スポットとされていましたが、心霊現象を体験した人はおらず、心霊現象がおきるような事故等が起きた事実はありません。

建物内はアメリカンな内装で、エアシューターなどがそのまま残っているため廃墟マニアが訪れていたが、2014年に建物本体は解体され、底上げした大地部分と看板のみが残っている状態です。そのため2020年現在誰も訪れる人はいなくなりました。

西彼杵郡三和町の川原大池から山道を車で約10分ほどの距離に、白い建物があり、この建物がシスター寮で、過去にシスターたちが集団自殺をしたという噂から心霊スポットとなっていました。

ですが、実際はキリスト教系の養成施設で、シスターたちの集団自殺の事実はありません。長崎にはキリスト教にまつわる不幸な歴史があり、そのため誰かが作った噂話が独り歩きしたと言われています。実際に心霊体験した話はなく、すでに建物は解体され残っていません。

トンネル、廃墟に続いて、長崎の自然や公園の心霊スポットを紹介します。

西海パールラインを北上すると佐世保市と半島を結ぶ大きな橋があります。この橋はうず潮が見られることで有名な観光スポットですが、潮の流れが早いため海に落ちてしまうと岸まで辿り着けないことから、投身自殺者が絶えません。幽霊の目撃談もあり有名な心霊スポットとなっています。

幽霊の目撃談としては、水浸しの幽霊がいる、幽霊が橋から何度も繰り返し飛び降りている、親子の幽霊などがじっと立っている、などです。西海橋エリアは先ほど紹介した西海橋水族館や近くの公園など、心霊スポットが点在する全国的にも珍しいエリアとなっています。

西海パールライン小迎インターから50分走った距離には長崎百景の一つである「つがね落としの滝」があります。滝の落差も20mで滝つぼがなく、水深が浅いので水遊びの場として家族連れに人気のある観光スポットです。

ですが、この付近はキリシタン狩りが行われた悲しい歴史のある場所で、殺害された人々の霊がさまよっていると言われています。実際、白い物体を見た、足をつかまれた、女性の声が聞こえる、といった心霊体験談があります。

本来日本では水辺はあの世とこの世の境目と言われています。悲しい歴史のあった場所で滝を汚すような悪ふざけは避けておくに越したことはありません。

長崎自動車道・長崎インターから15分の距離にある鍋冠山公園は夜景がきれいな観光スポットですが、展望台の下にあるトイレで、昔婦女暴行殺人事件がありました。そのためが、若い女性の幽霊が頻繁に目撃されるようになりました。

2020年現在、事件のあったトイレはすでに建て直されており当時の面影はありませんが、やはり不幸な事件があった場所であり、また、犯人は捕まらないまま時効を迎えてしまったため、いまだ心霊スポットとして知られています。

トンネルや廃墟、公園や滝以外にも長崎には心霊スポットとして有名な場所がありますので紹介していきます。

福江港から30分の距離に、長崎五島列島の自然や環境が学べる鎧瀬ビジターセンターがあります。五島列島の観光スポットでもありますが、センター内の男性用個室トイレの鏡に幽霊が映ると言う心霊スポットとしても有名です。

実際、幽霊で映る男性に何の因果があるのか不明ですが、現在でも幽霊が映ると言われるトイレの鏡にはカーテンがかけられ、話を知っている人にはなおさら恐怖を誘っています。

日本の歴史的遺産でもある「軍艦島」は一部世界文化遺産に指定されていることから世界的にも有名な観光スポットです。以前、海底炭鉱として栄えた島は、炭鉱という仕事ゆえに事故で亡くなるかたも多く、軍艦島で写真を撮ると廃墟の中に一緒に幽霊が写り込んでいることがあると言われています。

現在、旅行会社のツアーでしか島へは上陸できませんが観光スポットとして、また廃墟スポット、されに心霊スポットとして知られる有名な島です。

長崎自動車道・諫早インターから1時間半ほどの距離に、「島原の乱」の舞台となった史跡「原城跡」があります。天草四郎を中心に数万人の隠れキリシタンが起こした島原の乱は3万人以上の犠牲者を出した悲惨な事件として、慰霊に訪れる人が後を絶えない地です。

いまだに人骨が埋まっているとの話もあり、虐殺されたキリシタンたちの幽霊の目撃談や、どこからともなく血の匂いが漂ってきたという体験談もあります。また、観光客が急に体調不良を訴えることも多々あります。

慰霊碑が立てられ手厚く供養されているにも関わらず、心霊現象が頻発する危険な心霊スポットです。悲しい歴史的過去に基づく心霊スポットでは、騒いだりすることなく静かに観光することをおすすめします。

稲佐山は日本の新三大夜景にも選ばれた、長崎のランドマーク的存在の人気スポットであり、立地も良いため、多くのホテルが営業しています。その中に古くから営業しているホテルが1軒あり、このホテルに幽霊が出るという噂話が流れています。

このホテルは昭和時代に建てられ当時はトイレがすべて和式でした。昭和も終わり、創業当和式だったトイレをリフォームしたのですが、トイレが和式のまま部屋があり1室だけありました。そしてお年寄りなどは和式トイレは不便なため、この部屋をワケありプランとして格安で宿泊提供していました。（2011年9月リフォーム済み）

この"ワケあり"というネーミングと長年営業しているホテルというのが重なり、幽霊が出るとネットで言われるようになってしまいました。ですが、ホテルで何か起こったことは一切なく、家族的なサービスが人気の居心地のよいホテルです。

座敷童などを看板に掲げている旅館は別として、現在も営業しているホテルの実名を挙げて幽霊が出るのは本当か？とネットに流すことはホテルへの営業妨害となります。ネットやSNSでの何気ないやり取りに、勝手に尾ひれがついて広まってしまうことは多々ありますので気をつけましょう。

長崎には有名な心霊スポットが多く点在しており、心霊スポット巡りは一部の人に人気の旅行スタイルともなっています。ですが、心霊スポットには少なからず悲しい歴史や事故にまつわる場所も少なくありません。心霊スポットではマナーを守り、自己責任の上で訪れて下さい。