ニポポとは?網走で見れるニポポ像やおすすめのお土産も紹介
北海道の網走には「ニポポ」と呼ばれる木彫りの人形をたくさん見かけます。この記事では、網走でたくさん見ることのできるニポポ像について詳しく説明しました。網走で購入できるニポポのおすすめのお土産も紹介したので、ぜひチェックしてください。
網走で有名な「ニポポ」を紹介!
北海道・網走では「ニポポ」と呼ばれる木彫りの像をたくさん見かけます。この記事では、ニポポが一体なんなのかを詳しく紹介していきます。
ニポポとはどんなもの?
ここからは、ニポポとはどんなものなのかについて説明していきます。
アイヌの郷土玩具
ニポポは、アイヌの郷土玩具です。「ニポポ」とはアイヌの言葉で「二(木)」「ポポ(子供・人形)」という意味があります。
つまり、ニポポとはアイヌの言葉で「木の人形」「小さな木の子供」という意味になるのです。ニポポは、縦長の木に顔が彫られていて、胴は八角形のこけしのような形をしています。
1つの顔が彫られているものもあれば、1つの台座に男女一対の人形を並べているものも多いです。
北海道では狩猟の際に、「ニポポに祈念すると必ず狩猟が成就する」という信仰があったため、狩猟で得ることができた動物を料理する時には、何よりも先にニポポの口に供えるという風習もありました。
ニポポに願い事をするという風習・信仰もあり、願い事が成就した際にはニポポの首に装身具が飾られていました。
網走刑務所で作られている
実は、網走のニポポは、網走刑務所で作られています。つまり、網走刑務所の受刑者たちがニポポを作っているのです。
ニポポは網走刑務所の受刑者たちによって、一体一体手作りで彫り上げられています。ニポポが受刑者たちによって作られ始めたのは、1954年のことです。
当時、受刑者たちの仕事が不足していたため、あばしり郷土博物館長だった米村喜男衛氏が受刑者たちの為にニポポ作りを提案しました。
ニポポは網走市の観光土産となり、現在でもニポポのグッズは人気があります。ニポポの原材料は、寒冷地に育つ「槐(えんじゅ)」という木です。槐は、とても硬くて脂質が多い木ですが、月日が経つにつれてツヤが出ます。
網走で見れるニポポの像を紹介!
ここからは、網走で見ることのできるニポポの像を紹介していきます。
網走に掛かる橋「大曲橋」
網走に掛かる橋「大曲橋」には、橋の両側にニポポがいます。橋の両側だけでなく、川沿いのフェンスにも小さなニポポがたくさんいるのでぜひチェックしてみてください。
大曲橋までは、網走市から車で8分で行けます。
住所 | 〒093-0045 北海道網走市大曲1丁目11 |
アクセス | 網走市から車で8分 |
小さな街灯に「網走駅前の街灯」
実は、ニポポは小さな街灯にもデザインされています。「網走駅前の街灯」にはニポポがデザインされているので、ぜひチェックしてみてください。街灯をよく見ないと、それがニポポとは気づかない人が多いです。
網走駅前までは、網走市から車で5分ほどで行けます。
住所 | 〒093-0046 北海道網走市新町3丁目1 |
アクセス | 網走市から車で5分 |
商店街のシンボル「APT西三プラザ」
商店街のシンボル「APT(アプト)西三プラザ」の南4条西3丁目の緑道には、比較的大きなニポポがあります。ニポポの胴体の部分には「西三プラザ」と縦に文字が刻まれています。
ぜひ、こちらのニポポもチェックしてみてください。APT(アプト)西三プラザまで、網走市から車で4分ほどで行けます。
住所 | 〒093-0014 北海道網走市南4条西3丁目 |
アクセス | 網走市から車で4分 900m |
網走監獄にもある「博物館網走監獄」
「博物館網走監獄」の敷地内にも、ニポポはいます。「博物館網走監獄」の敷地内にいるニポポは、胴体部が他の場所にいるニポポと比べて少し短くなっているのが特徴です。
「博物館網走監獄」の企画展では、ニポポ人形が誕生した理由について詳しく説明していたこともありました。ぜひ、博物館網走監獄のニポポや企画展を見ていってください。
博物館網走監獄の入場料は大人が1100円、高校生や大学生が770円、小学生・中学生が550円となっています。
北海道じゃらんのクーポンを持っていくと、割引ができる期間もあるので、ぜひ北海道じゃらんのクーポンをチェックしてみることをおすすめします。
住所 | 〒099-2421 北海道網走市字呼人1 |
アクセス | 網走市から車で10分 |
入場料 | 大人:1100円 高校生・大学生:770円 小学生・中学生:550円 |
網走の人気観光施設「天都山オホーツク流氷館」
「天都山オホーツク流氷館」は、網走の人気観光施設です。雄大な流氷世界を体験できる流氷館の前にもニポポはいます。一番高い場所にいるニポポと言われていて、観光客がよくニポポと一緒に写真を撮影しています。
天都山オホーツク流氷館の入場料は、大人が770円、高校生が660円、小学生・中学生が550円となっています。
住所 | 〒093-0044 北海道網走市天都山244番地の3 |
アクセス | 網走駅から車で10分 網走駅から網走バス 「市内観光施設めぐり」で 「天都山」で下車してすぐ |
入場料 | 大人:770円 高校生:660円 小学生・中学生:550円 |
ニポポは網走のお土産にもおすすめ!
ニポポは網走のお土産としても販売されています。ここからは、網走のお土産にもおすすめのニポポグッズを紹介していきます。
小さいサイズのお土産に「ニポポのキーホルダー」
小さいサイズのお土産におすすめなのが、「ニポポのキーホルダー」です。ニポポのキーホルダーの裏には、網走刑務所の刻印があります。
小さいサイズなので、荷物にならずおすすめです。ニポポの人形は、「幸運のお守り」「願いが叶う人形」とされていて、ニポポのキーホルダーを「幸運のお守り」として持ち歩く方もいます。
置物としておすすめ「ニポポの木彫り人形」
置物としておすすめなお土産が、「ニポポの木彫り人形」です。「ニポポの木彫り人形」をお部屋に置いておいてニポポにお願いをすれば、幸運が訪れたり願いが叶うということがあるかもしれません。
和菓子ならこれ「ニポポもなか」
和菓子のお土産を買っていきたいということであれば、「ニポポもなか」がおすすめです。「ニポポもなか」は、顔の部分がニポポにも見えますが、フクロウのようにも見えると話題のお菓子です。
人気のニポポお土産「ニポポかまぼこ」
人気のニポポお土産といえば、「ニポポかまぼこ」です。「ニポポかまぼこ」はニポポの形をしているかまぼこで、「ほたてニポポ」というかまぼこもあります。「ほたてニポポ」には、ホタテが入っていてとても美味しいです。
幸運を呼ぶニポポの形をした食べ物を食べると、幸運になりそうということで、とても人気があります。ぜひ、「ほたてニポポ」を購入して食べてみてください。
ニポポグッズが買える場所はどこ?
「二ポポ人形」や「ニポポキーホルダー」は、網走市内の道の駅「流氷街道網走」や市内のお店で販売されています。「ニポポもなか」は網走市内の和菓子屋に置いています。「ニポポかまぼこ」は丸北北都で販売されています。
「二ポポ人形」の種類は多く、9~42cmまでの種類があるので、自分にあったサイズのニポポ人形を購入してみてください。
また、「ほたてニポポ」は、北海道網走のふるさと納税の返礼品にもなっていますので、興味がある方はふるさと納税してみることをおすすめします。
網走でニポポの像を見つけてみよう!
北海道網走で見られるニポポについて詳しく説明してきましたが、いかがだったでしょうか。ニポポはアイヌの郷土玩具で、アイヌの言葉でニポポは「木の人形」「小さな木の子供」という意味になります。
北海道では狩猟の際に、「ニポポに祈念すると必ず狩猟が成就する」という信仰があり、狩猟で得ることができた動物を料理する時には何よりも先にニポポの口に供えていました。
また、ニポポに願い事をするという風習・信仰もあり、願い事が成就した際にはニポポの首に装身具が飾られていました。現在販売されているニポポは、網走刑務所で受刑者によって作られています。ぜひ、網走でニポポの像を見つけてください。