ハワイの海は綺麗？オアフ島などの海水浴におすすめスポットも紹介

太平洋に浮かぶ常夏の楽園・ハワイは、世界的人気を誇る観光地です。一年間にハワイを訪れる観光旅行者数は、世界累計で900万人を突破。日本人渡航者数も150万人を超えており、依然として海外旅行先の定番スポットとなっています。

リピート率が90％を超えると言われるハワイ旅行の魅力として、綺麗な海を外すことは出来ないでしょう。見渡す限り一面に広がるエメラルドグリーンの綺麗な海を見ていると、ファンタジーの世界の登場人物になったような開放感を満喫できます。

そこで今回は、ハワイでおすすめの海や海水浴可能な時期、ハワイの海が汚いという噂の真偽についてまとめてみました。ハワイの綺麗な海で海水浴してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

全身が程よく汗ばむハワイの開放的な環境で綺麗な海を見たら、誰でもひと泳ぎしたくなるでしょう。天然の大海での海水浴は、プールで泳ぐ時とは比較にならないほどのリゾート気分を楽しめます。

まずは、海水浴におすすめのハワイの綺麗な海を見ていきましょう。

ALA MOANA BEACH（アラモアナビーチ）は、オアフ島の南部に広がる大人気ビーチです。

ワイキキの中心部から自動車で約5分。遠方にダイヤモンドヘッドも見えるアラモアナセンターの前に、およそ1kmの広大な海岸が広がっています。

アラモアナビーチは航路用に掘削された場所にあるため、波が穏やかで海水浴に適しています。入場料が無料な上にスペースが広く、他の観光旅行客を気にすることなくのんびり綺麗な海を楽しめる魅力があります。

Waikiki Beach（ワイキキビーチ）は、アラモアナビーチの南東に位置している全長およそ3kmの巨大な海岸です。

ワイキキビーチは、Duke Kahanamoku Beach（デューク・カハナモク・ビーチ）やSan Souci Beach（サン・スーシ・ビーチ）など複数のビーチで構成されている通称。ハワイ観光の定番中の定番スポットであり、世界中の観光客で賑わっています。

程よい強さの波が打ち寄せるため、海水浴ではしゃぎたい方にピッタリ。小さいお子さんがいる場合は、波が穏やかな防波堤近辺がおすすめです。

Kahala Beach（カハラビーチ）は、ダニエル・K・イノウエ国際空港からダイヤモンドヘッドを越えた先にある人気海岸です。

正式名称はWAIALAE BEACH（ワイアラエビーチ）ですが、カハラホテルの目の前にあるためカハラビーチの通称で呼ばれています。

プライベートビーチではなく、カハラホテルの宿泊客以外でも綺麗な海で自由に海水浴を楽しめます。人が少ないメリットがありますが、突然海が深くなる危険な箇所があることに注意。海水浴をするなら、ワイキキビーチに近いエリアの平坦な海岸を利用した方が良いでしょう。

KAILUA BEACH（カイルアビーチ）は、オアフ島のラニカイビーチの近くにある人気ビーチです。

ダニエル・K・イノウエ国際空港からだいぶ離れていますが、全長およそ3kmに渡って広がる綺麗な青い海と白い砂浜のコントラストは絶景です。

ビーチの周辺には、ショッピング施設やシャワー・トイレなどの休憩所が充実しています。観光旅行客に合わせた環境になっていて、海水浴時に便利です。

ハワイの綺麗な海は、海水浴だけでなくダイビングやシュノーケリング等のアクティビティにも最適です。水質の汚い海と違い、海中を優雅に泳ぐ魚たちの姿を正確に視認できて、自分が海の世界の住人になったようなすがすがしい気分を楽しめます。

ここでは、マリンスポーツにおすすめのハワイの綺麗な海を見ていきましょう。

HANAUMA BAY（ハナウマ湾）は、オアフ島の南東部に位置している海岸です。ハナウマ湾自然保護区内にあり、大人一人につき7.5ドルの入場料が必要です。

有料なのが難点ですが、その分海の美しさは抜群。海底がはっきり見えるほど海の透明度が高く、シュノーケリングで海中の世界を冒険できます。（装備の有料レンタルサービスあり。）

なお、ハナウマ湾では魚に餌を与えたり貝や珊瑚などを持ち帰ったりする行為は禁止です。ビーチに行く前に注意事項を紹介するビデオを見ることになるので、必ずルールを厳守してください。

Sandbar（サンドバー）は、オアフ島の北東部に位置しているカネオヘ湾の中にある広大な浅瀬です。干潮時にだけ姿を現す幻の砂洲で、昔から「天国の海」・「天使の海」と呼ばれています。

サンドバー周辺はシュノーケリングスポットとして人気があり、綺麗な珊瑚礁やウミガメを間近で見られます。水中写真を撮れば、一生の思い出になるでしょう。

なお、サンドバーは現地で神聖視されているエリアであり、汚いゴミを捨てていったり砂や珊瑚を持ち帰ったりすることは厳禁です。また、海中でクラゲに刺されないように注意してください。

Kewalo Basin（ケワロ湾）は、アラモアナビーチの隣にある小さな港です。クルーズの発着地として利用されており、2017年にスタートした改修工事が2019年9月にほぼ完了しました。

パラセーリングやダイビングなどの拠点でもあり、多くの観光旅行客がダイナミックなアクティビティを楽しんでいます。

ハワイ観光の聖地であるワイキキビーチから海に出たワイキキ沖は、様々なアクティビティのスポットでもあります。

クルーズ船からのフィッシングやサーフィン・シュノーケリングなどを楽しんでいる観光旅行客が大勢います。

また、海底に転がっている沈没船を見に行くダイビングイベントもあり、他のエリアとは一線を画す貴重な体験ができます。

ハワイは世界的な観光地であり、メジャーなビーチは多くの観光客で溢れ返っています。

そういう時は、ハワイの穴場ビーチを狙いましょう。人気の少ない海岸に行けば、のんびり海水浴できる上に綺麗な海を独り占めしているような優越感を味わえます。

ここでは、ハワイのおすすめの海の中から穴場的スポットを見ていきましょう。

Kaimana Beach（カイマナビーチ）は、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドに挟まれた場所にある穴場スポットです。

ニューオータニカイマナビーチホテルの近くにありますが、宿泊客以外の方でも無料で利用可能。大きなヤシの木が歩道脇に生い茂り、他のビーチに比べて落ち着いた雰囲気が広がっています。

海水浴はもちろんのこと、シュノーケリングスポットとしてもおすすめ。夕暮れ時には、綺麗なサンセットを観賞できます。

Spitting Cave（スピッティング・ケーブ）は、ハナウマ湾の裏側に位置するカワイホア岬の先端に広がる穴場スポットです。

"Danger（危険）"と書かれた看板の先にある小道を抜けると、サスペンスドラマのクライマックスシーンの舞台になりそうな迫力満点の崖が現れます。

紺碧の空と海。吹き付ける風。ハワイの大自然を満喫できる最高のスポットであり、崖の上から飛び降りてダイビングする大胆なアクティビストもいます。

Haleiwa Alii Beach（ハレイワ・アリイ・ビーチ）は、オアフ島の北西部に位置している穴場スポットです。ワイキキから見ると島の反対側にあり、到着に時間がかかりますがその分人が少ない特徴があります。

比較的波が高く、サーフィンスポットとして大人気。トイレやシャワーも無料で使用できて便利です。

また、幸運のシンボルであるウミガメが頻繁に出没する海岸でもあり、運良く出会えたら素敵なことが起きるかもしれません。

Halona Beach Cove（ハロナビーチコーブ）は、オアフ島の南東部に位置している穴場スポットです。

ハロナ潮吹き岩展望台の崖下に広がる綺麗なビーチで、ジョニー・デップ主演の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のロケ地になったことでも有名です。

海岸付近には洞窟もあり、冒険気分を楽しめます。上り下りが大変ですが、体力に自信のある方はぜひ足を運んでみてください。

インターネット上でハワイ旅行に関する評判・口コミをチェックすると、「ハワイの海は汚い」という意見が目立ちます。綺麗・汚いは個人の価値観の問題であり一概には決められませんが、ハワイで海水浴する際には海の水質に注意が必要であることは事実です。

例えば、オアフ島でナンバーワンの人気を誇るワイキキビーチは人工リゾート地であり、雨が降ると汚い泥水が海に流れ込む可能性があります。

実際、2015年8月にはマンホールからあふれ出した汚い下水が約190万リットルも海に流れ込み、ワイキキビーチが一時遊泳禁止になったことがあります。（現在は解除されている。）

年間に1,000万人近い観光客が世界中から訪れている以上、その中には自然景観保護に対する意識の低い人も混じります。海岸に平気でゴミを捨てていったり、汚い排泄物をまき散らしていったりする連中も少なからずいるため、定番ビーチの海の透明度は評判ほど高くないのが実情です。（特にトイレが汚い。）

しかし、ハワイの全ての海が汚いと見なすのは偏見です。すでに紹介した穴場スポットは訪れる観光旅行客が少ないため、今でも美しい海が広がっています。

ビーチごとに海の透明度が大きく異なるのがハワイの特徴の一つ。綺麗な海を見たい方は、メジャーなビーチだけでなくいろいろな地域を回ってみることが大切です。

日本では例年7月頃に人気ビーチで海開きが行われ、9月～10月頃まで自由に海水浴ができます。（時期には地域差あり。）一方、常夏の楽園であるハワイには海開きという概念がありません。基本的には、一年中いつでも海水浴できます。

ただし、ハワイの気候にも地域差があることに注意してください。ワイキキビーチは年中温暖で冬場でも海水浴できますが、12月頃のハワイ島の海水は冷たくて健康上好ましくありません。

ハワイの各地のビーチを巡るなら、水温が上がる春先～冬前の時期に訪れるのがベストです。

今回は、ハワイのおすすめのビーチやハワイの海が汚いという噂の真偽などを紹介いたしました。

観光旅行客が極端に多い場所ではどうしても汚れが目立ちますが、海の綺麗なハワイの穴場スポットはたくさんあります。ハワイ旅行を計画している方は、ぜひ本記事を参考にして海の綺麗なビーチを探してみてください。