奥多摩ロープウェイは心霊スポットとして有名!心霊現象や行き方を紹介
東京の心霊スポットとして知られる奥多摩ロープウェイ。「心霊写真を撮影してしまった」「女性の霊を見た」などの心霊現象の報告が後を絶ちません。そこでこの記事では、そんな奥多摩ロープウェイが廃墟と化したいきさつや、アクセス方法などをご紹介していきます。
目次
東京の秘境!奥多摩に心霊スポットがある!
東京の西部に位置する西多摩郡奥多摩町。そこには、東京の心霊スポットとして有名な奥多摩ロープウェイがあります。現在では稼働することがなく、長い間廃墟となっています。
この記事では、そんな奥多摩ロープウェイの歴史や現在の状況、実際に報告された心霊現象の内容などをご紹介していきます。
合わせて、実際に足を運んでみたい人のために、奥多摩ロープウェイへ行く時に気をつけることや、アクセス方法などをご紹介していきます。
奥多摩の心霊スポット「奥多摩ロープウェイ」とは?
廃墟となってまでも残り続ける、心霊スポットのして知られる奥多摩ロープウェイ。果たして、どんな秘密が隠されているのでしょうか。
正式名称は「川野ロープウェイ」
奥多摩ロープウェイは、奥多摩湖を横断する全長622mのロープウェイで、小河内観光開発という株式会社が運行をしていたとのことです。正式名称は「川野ロープウェイ」と言います。
1962年、もともとは登山を楽しむ人などが利用するために開業しました。その後、奥多摩ロープウェイからは、奥多摩湖の大自然の絶景を一望できたことから、多くの観光客の人気観光スポットとして賑わっていました。
奥多摩ロープウェイは、開業当時は片道110円で利用できました。110円と聞くと、とても安い金額に感じられます。しかし、当時の110円を現在の金額に換算すれば約1200円にもなります。したがって、当時にしては決して安い料金ではなかったことが理解できます。
そして、営業最後を迎えた年には、片道運賃は20円までダウンすることとなります。利用客が最も少ない年には、約5万人の利用者しか乗車することがありませんでした。しかし、運賃を下げた最後の年には、約10万人の観光客が奥多摩ロープウェイを利用しました。
奥多摩ロープウェイの稼働はたった4年間
このように、奥多摩ロープウェイは、日本で初めて湖上を運行するロープウェイとして、運行を開始しました。そして、奥多摩ロープウェイからは、奥多摩の絶景を一望できることから、たくさんの観光客が足を運んでいました。
しかし、やがて奥多摩湖に橋がかかったことや、運賃が高価だったことなどが災いとなって乗車客が激減しました。そのために、たった4年間の稼働でその役目を終わらせることとなってしまいます。
奥多摩ロープウェイの終焉のはじまりは、奥多摩ロープウェイを運営していた小河内観光開発が、1966年に冬季休暇を名目として運行を一時中止したことに始まります。その後、1975年に業績不振を理由に、正式に運行休止申請が提出されたとのことです。
運休後も取り壊されずそのままに
運行が中止となった1966年以来、奥多摩ロープウェイは、運行再開を念頭に、取り壊されることなくそのままの状態で残されていました。しかし、実際には廃墟と化してしまい、とても再開できる状況ではないため、手がつけられることなくそのまま放置されています。
そのことは、地元の自治体である奥多摩町や東京都は承知をしてはいます。老朽化に伴い倒壊などの危険があることから、撤去などについての検討がなされました。しかし、たくさんの撤去費用などの問題が生じて、現在もなおそのままの状態となっています。
廃墟好きに人気のスポットとなっている
奥多摩ロープウェイには、現在でも2台のゴンドラが残されています。そのゴンドラ周辺には、かつて利用していた観光客の気配が感じられことから、心霊スポット巡りを楽しむ人気の心霊スポットとして人たちが訪れます。
また、のちにご紹介する駅もそのまま残されていて、廃墟好きな人の人気スポットとしても知られています。それ以外にも、廃墟見学ができる場所はいくつもあります。ただし、立ち入ることができない場所もたくさんあるので、出かける際には十分な注意が必要です。
奥多摩ロープウェイにある駅
奥多摩ロープウェイには、「三頭山口駅」と「川野駅」の2つの駅が残されています。現在は、残念ながらその駅2つともが廃墟となっています。そのうちの一つである三頭山口駅は立ち入りが可能ですが、もう一つの川野駅は立ち入りが禁止です。
奥多摩湖の南側「三頭山口駅」
奥多摩湖の南側に位置する、高い崖の近くに「三頭山口駅」は建っています。老朽化された駅舎はまだ原形をとどめているので、遠くから見ただけでもすぐその姿を確認できます。
三頭山口駅は立ち入ることができるので、駅舎の内部には、訪れた人が描いたと思われるたくさんの落書きが見られます。そして、立ち入りが可能のため、この駅で撮影したくさんの写真がSNSなどに投稿されています。
さらに、駅にはゴンドラが停車しているので、そのゴンドラに乗って廃墟感を楽しむ人も多くいるようです。しかし、ゴンドラがそのまま残っているかといって、安全面を考えると乗車するのは危険です。間違っても乗車することがないように、三頭山口駅へと出かけましょう。
奥多摩湖の北川「川野駅」
「川野駅」は、奥多摩湖の北側に位置しています。三頭山口駅とは異なり、立ち入り禁止となっています。それは、老朽化の進行により、崩壊の危険が生じることが原因となっているからでしょう。
立ち入り禁止といわれると、逆に、根っからの心霊スポットファンや廃墟スポットファンの中には、立ち入りたくなる人もいるかも知れません。
しかし、もし事故が発生したら取り返しがつかないことになりかねません。くれぐれも、駅舎の中には立ち入ることがないよう川野駅を訪れてください。
女性の霊が見える?奥多摩ロープウェイの心霊現象
次に、奥多摩ロープウェイで発生した、心理現象の数々をご紹介します。心霊現象が体験できるからといって、遊び半分で出かけることはやめましょう。
ゴンドラの中に女性の霊が見えるらしい
奥多摩ロープウェイの心霊現象の中でも、もっとも多く寄せられるのが女性の霊の目撃談です。主にゴンドラの中に佇んでいる姿が多く目撃され、しかも、半裸で出没するといわれています。
そのほか、三頭山口駅や立ち入り禁止の川野駅でも、その女性の姿が目撃されているとのことです。特に、被害を受けたなどの報告話はされていないようではあります。しかし、昼夜を問わず目撃されているので、霊感が強い人は注意が必要です。
また、駅舎内にあるどこかの鏡に、微笑む女性の姿が見られたという情報が投稿されています。先ほどの、半裸の女性と同じかどうかは定かではありません。もし、異なる幽霊なら、複数の幽霊がさまよっていることが考えられます。
ただし、この鏡の幽霊を目撃すると、あまり良いことが起こらないといわれています。したがって、おいそれと駅舎にある鏡を覗き込まないように気をつけましょう。
そして、心霊写真が撮影できるという噂も多く飛び交っています。奥多摩ロープウェイで写真を撮影すると、オーブが写りこむことがあるようです。したがって、駅舎内やゴンドラの撮影は、できることなら避けることをおすすめします。
そのほかにも、撮影した動画に不審な足音や聞きなれない物音が録音されることもあるようです。また、首のないライダーを見かけたなどの話も存在しています。何れにしても、これらの心理現象は、遊び半分で楽しむことを控えることが肝心です。
奥多摩ロープウェイでの事故や事件は無し
このような数々の心霊現象が報告されると、そのあたりで過去に事件や事故が起きた話がよくあります。しかし、奥多摩ロープウェイでは、事件や事故が一切起きたことがありません。
それにしても、なぜこれほどまでに、さまざまな心霊現象が報告されているのでしょうか。奥多摩ロープウェイや三頭山口駅、立ち入り禁止の川野駅では、過去に事件や事故発生していません。
しかし、近くを通る一般道では多くの事故が発生しているとのことです。先ほどの、首なしライダーもこれらの事故によるものと噂されています。
このように、奥多摩ロープウェイ付近ではたくさんの事故が発生しているため、この場所を訪れる時には、くれぐれも事故に巻き込まれることがないよう、慎重な行動が要求されます。
奥多摩ロープウェイへ行く時の注意点
ここまで、奥多摩ロープウェイで発生するさまざまな心霊現象をご紹介してきました。これらをご覧になった心霊スポット好きや廃墟スポット好きの人は、さっそく奥多摩ロープウェイに出かけたくなったのではありませんか。
奥多摩ロープウェイは、あくまでも廃墟と化しているので、以下のことに十分気をつけて訪れることがおすすめします。
①歩きやすい靴を選ぶ
奥多摩ロープウェイは、現在当時のまま手付かずの状態で放置されているので、足元がとても滑りやすくなっています。無理をして立ち入ろうとすれば、転倒したりして怪我をすることさえ考えられます。
そのため、奥多摩ロープウェイに出かける際には、歩きやすい靴を選ぶことをおすすめします。万が一転んでしまったことを考えて、肌の露出が多い服は控えるようにしましょう。救急セットの持参もおすすめです。
また、奥多摩ロープウェイはあまりもの廃墟となっているので、途中からまともな道がなくなっていることもあるようです。その場合には、無理して先に進むことなく別の道を選ぶか、あまり近づかずに遠くから観察することが肝心です。
②夜間や雨の日は特に危険
このように、奥多摩ロープウェイや三頭山口駅、川野駅付近は、足元が滑りやすいので、夜間や雨の日は特に危険です。夜間は足元が見にくくなるので、転倒の危険が高まります。さらに、雨の日は余計に転倒してしまう可能性が容易に考えられるでしょう。
したがって、奥多摩ロープウェイを訪れる際には、夜間や雨の日を避けることを心がけましょう。そして、天気が良い昼間に訪れることで、楽しい奥多摩ロープウェイ巡りが実現できます。
先ほどご紹介したように、奥多摩ロープウェイ付近は事故が多発しているので、昼間の天気が良い日に訪れることで、これらの事故の巻き込まれる可能性を、低くできる効果が期待できます。
③ゴンドラに乗らない
先ほど少し触れたように、奥多摩ロープウェイのゴンドラはとても老朽化が進んでいるので、決してゴンドラには乗らないことを心に決めましょう。
また、立ち入り禁止になっている川野駅も同じく老朽化が激しいので、間違っても立ち入ることがないように、気をつけなければなりません。
一方、三頭山口駅は立ち入り禁止ではありませんが、こちらも老朽化が進んでいることは間違いありません。したがって、立ち入る際には、十分注意をすることが求められます。あなたの良識ある行動が、奥多摩ロープウェイ巡りを楽しい思い出にしてくれます。
奥多摩ロープウェイへのアクセス方法
ここまで、奥多摩ロープウェイの歴史や現状、起きている心霊現象の数々などをご紹介してきました。これらをご覧になって出かけてみたくなった人のために、最後に、奥多摩ロープウェイへのアクセス方法をご紹介します。
車でのアクセス方法
三頭山口駅へは、まずケーブルのある支柱を目印に、川野駐車場を目指して車を走らせましょう。ここから石段を探して、三頭山口駅へと進んでいきます。石段がなくなったところからは、まっすぐに進んでいきましょう。
電車•バスでのアクセス方法
三頭山口駅へは、JR青梅線「奥多摩駅」からバスで約14kmの「陣屋」バス停で下車します。また、川野駅へは、同じくJR青梅線「奥多摩駅」からバスに乗り、約13km先の「中奥多摩湖」バス停で下車します。
住所 | 東京都西多摩郡奥多摩町川野付近 |
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奥多摩ロープウェイの神霊スポットに出かけよう!
東京の西多摩郡奥多摩町にある奥多摩ロープウェイをご紹介してきました。たった4年間しか稼働していない奥多摩ロープウェイには、これまで見てきたように、さまざまな心霊現象が報告されています。
長年放置され廃墟と化しているので、とても危険な場所となっています。そのため、訪れる際には十分気をつけましょう。特に、夜間や雨の日は、足元が滑りやすくなるので、天気の良い昼間を選んで出かけることをおすすめします。
また、ご紹介してきたように、立ち入れるのは三頭山口駅のみとなっています。したがった、立ち入り禁止の川野駅には、絶対に立ち入らないようにしましょう。三頭山口駅は立ち入ることは可能ですが、老朽化が進んでいるので、訪れる際には気をつけてください。