パティスリーラヴィルリエは大阪の人気店！おすすめのケーキや焼き菓子を紹介

大阪の「パティスリーラヴィルリエ」は、スイーツ百名店WEST2019にも選ばれた大人気パティスリー。2009年のオープン以来、行列ができる店として有名です。大阪にありながらおしゃれなパリのお店のような、赤い外観が目を惹きます。

扉を開けると何とも言えない焼き菓子のいい匂いが漂ってきて、夢のような気分に。コーナーごとに商品がまとめられた店内には、センスのいい小物たちも置かれています。

ケーキや焼き菓子だけでなく、チョコレートやパン、アイスクリームもあり、こじんまりとしたイートインコーナーもあります。非常に評価の高いパティスリーとして、大阪はもちろん、週末には周辺都市からも多くの人が訪れています。

パティスリーラヴィルリエの魅力は商品のクオリティが高いこと。オーナーパティシエの服部勧央（ゆきひろ）さんは、お菓子を作る時はまず、お客にどう楽しんでほしいかを考えるといいます。

そこから、接客⇒箱詰め方法⇒ディスプレイの仕方⇒仕上げ方⇒焼の温度⇒素材と逆算して作り込むのだそう。こうすることでお菓子は初めて美味しくなるのだといいます。常にお客の立場に立って発想しているからこそ高いクオリティが保てるのです。

こうした気持ちはパティスリーラヴィルリエの予約制度にも現れています。連日大変な行列ですぐに売り切れとなってしまうため、パティスリーラヴィルリエでは予約した商品の取り置きをしてくれるのです。

しかも、1個から予約できるというのもお客の立場から考えられています。スタッフも親切で、「1つからでも気軽に予約してください」とお店で声掛けしてくれので、パティスリーラヴィルリエの人気の底上げをしています。

大阪にある行列のできる店、パティスリーラヴィルリエの店内に入ると、ショーケースに並んだ色とりどりのケーキに目を奪われます。1つ1つ丁寧に作られたケーキはまるで芸術品のよう。見た目の美しさだけではなく、味も絶品と評判です。

大阪では並んででも買いたい人が続出するのもうなずける、パティスリーラヴィルリエの魅力的なケーキの中から特に人気の品をご紹介しましょう。

イチゴ好きにはたまらないシンプルなフレンチスタイルのケーキです。アーモンドプードルの入ったスポンジ生地の上に良質なバタークリームをたっぷりと塗って大粒のイチゴを並べ、さらにバタークリーム、スポンジと重ねています。

イチゴはオーナーパティシエのふるさと岐阜県から取り寄せたもの。イチゴ本来のうまみが際立ちます。大粒のイチゴを支えるバタークリームはやや硬めのため、食べ応えがあります。

また、スポンジの下の土台には薄くチョコレートが敷かれていて、シンプルなイチゴケーキの味を引き立てる隠し味に。基本的なケーキであってもどこかにアクセントとなるような素材を入れ込んでくるあたり、さすがパティスリーラヴィルリエです。

なお、パティスリーラヴィルリエではカットする前の段階でのフレジェの販売も行っています。予約でしか取り扱わないため、記念日やお祝いなど特別な日用に注文してみてはいかがでしょうか。

パティスリーラヴィルリエのケーキの中でもひときわ目立つのがコレ。茶色や黄色系のケーキが多い中、ティアドロップ型の鮮やかな緑色のケーキが目を惹きます。この緑色の正体はピスタチオ。

シシリー産ピスタチオをたっぷりと用いた濃厚なクリームを使ったホワイトチョコでコーティングされています。中は甘酸っぱいグリオットチェリーのジュレが入った焼き菓子になっていて、土台はピスタチオを混ぜ込んだビスキュイ生地です。

酸味と甘みのバランスが絶妙なところへ、全体をまとめるピスタチオのコクと風味がなんともいえぬおいしさを醸し出しています。特に、一口含んだ瞬間から立ち上るピスタチオの香気には、ため息が出てしまうほど。

パティスリーラヴィルリエの人気ケーキの1つなので、午後にはほぼ見かけません。早めに行くか予約がおすすめです。

なんともユニークな形をしたパティスリーラヴィルリエの代名詞的ケーキです。その名の通りカタツムリのような形ですが、柔らかいクリーム色の優しい見た目なので、カタツムリと聞いてぎょっとすることはなく、むしろかわいいと人気です。

味はマロン。栗のムースを用い、メレンゲをトッピング。チョコレートで角を表現しています。隠し味としてフランボワーズソースが入っているのがポイント。優しい栗の風味をフランボワーズの甘酸っぱさで引き締めています。

秋にパティスリーラヴィルリエで開催される栗祭りにも登場し、人気を博しています。

パティスリーラヴィルリエで展開するチョコレートケーキの中でも、このケーキは濃厚で見た目よりかなり食べ応えがあります。ミルクチョコレートのフォンダンショコラがベースですが、カットすると中から抹茶のチョコレートが現れます。

さらに、パッションフルーツのムースが使われており、ミルクチョコレートの甘さと抹茶の渋み、パッションフルーツの酸味が管損一体となって独特の味わいを引き出しています。

パティスリーラヴィルリエの常連客はもちろん、チョコレート好きの人にとっても見逃せない人気ケーキです。

ムラング･シャンティとは、メレンゲ・生クリームという意味で、文字通りメレンゲと生クリームをふんだんに用いた、ケーキ職人の技が冴えわたるケーキです。

メレンゲも生クリームも洋菓子の基本中の基本なので、これをどのように扱うかでパティシエの腕のほどが伺い知れるのです。ムラング･シャンティではアーモンドプードルを混ぜたメレンゲとキャラメルを用いた生クリームを使用。

軽やかさのある甘さでありながら香ばしさとコクを出し、少しのほろ苦さも加えています。まさに、大人の鑑賞に堪えうる一品といっていいでしょう。香り高いコーヒーと相性がいいです。

パティスリーラヴィルリエで大人気の栗のケーキです。秋に開催されるパティスリーラヴィルリエの栗祭りでは、このケーキがお目当てのファンがたくさんやって来ます。予約は必至で、1人2個までと制限されるほどです。

なぜ、これほど人気なのかにはちゃんとした理由があります。フレッシュな栗の香気を逃さず、また乾燥を防ぐためにも、購入したその時に濃厚マロンクリームを絞ってくれるからです。

栗本来の風味が生きた出来立てほやほやのケーキがいただけるため、大人気となっているのです。

「お菓子作りの要は“焼き”にある」というパティスリーラヴィルリエのオーナーパティシエ服部勧央（ゆきひろ）さんは、「小麦粉の一粒一粒まで火を通すことを意識している」そう。

種類によって焼き方にも違いがあるため、いかにその焼き菓子に合った焼き加減ができるかがポイントとなっているようです。それくらいこだわり抜いたパティスリーラヴィルリエの焼き菓子には定評があり、大阪ではギフトとしても人気です。

焼き菓子はケーキと違い、ある程度日持ちします。そのため、贈答品として購入する人も多く、パティスリーラヴィルリエでは好きなものを単品で選んで詰め合わせギフトとすることができます。

もちろん、この焼き菓子を自宅用にする人も多く、自分で食べるだけでなく来客時に出すお茶菓子としても人気です。大阪では知る人ぞ知るパティスリーラヴィルリエですから、その焼き菓子をお茶菓子としていただけたら嬉しいし、話題も弾みます。

それでは、美味しい焼き菓子作りに余念がないオーナーパティシエの神髄が味わえる、パティスリーラヴィルリエ自慢の焼き菓子をご紹介しましょう。

焼き菓子といったらフィナンシェというほど定番中の定番です。バターがたっぷり入ったしっとりとした生地で、お茶菓子としても人気なので、贈答品としてもおすすめです。パティスリーラヴィルリエのフィナンシェは、やや大きめのオーバル型。

しっとり、むっちりした生地です。メープルシロップ味のフィナンシェ・エラブルもあります。

モエル―ショコラは、チョコレートの焼き菓子です。モエルーとは「柔らかくとろける」という意味のフランス語で、フォンダンショコラのように、ダークチョコレートの生地の中からとろけるチョコレートが流れ出てきます。

チョコ好きにはたまらない、食べ応えのある焼き菓子です。モエルーショコラを電子レンジで30秒ほどあたためてからいただくのがおすすめです。

フランスはボルドー地方の修道院で作られていたことに起源をもつ焼き菓子のカヌレは、カヌレ型と呼ばれる独特の形と、生地が特徴的です。外側のカリッとした食感と、内側のもっちりとした食感のコントラストが絶妙な焼き菓子です。

優しく素朴な味わいで、歴史ある伝統的な焼き菓子であるのもうなづけます。パティスリーラヴィルリエのカヌレはお年寄りから小さな子供まで、食べる人を選ばない、みんなに愛される焼き菓子です。

大阪では行列のできる店として有名なパティスリーラヴィルリエ。早めに並ばないと早々に売り切れとなることも多いため、できれば予約をおすすめします。営業時間内に取りに来れることがわかれば取り置きしてくれます。

ただし、電話予約もしくは店頭予約のみで、WEBでの予約・取り置きは行っていません。しかし、予約は1点からできるので、これが食べたいというものがあれば積極的に予約を利用しましょう。

特に、秋に開催される栗祭りのときは、上述したトルシュ・オ・マロンは予約必須です。2個までと制限されていますが、店頭ではほとんど手に入らないと思って予約をしておきましょう。

予約したものを取りに行くとき、店内が混雑していたり予約のお客が重なっている場合には多少時間がかかると思ってください。また、予約したケーキや焼き菓子などの他に追加の注文がある時は、列に並ぶことになります。

大阪のパティスリーラヴィルリエの営業時間や定休日、場所などの基本情報やアクセス方法をお伝えします。

パティスリーラヴィルリエの営業時間は午前11時から夜の7時まで。会社帰りにも立ち寄れる時間なのが嬉しいです。予約して取り置きしてもらった品物は、必ず7時までに受け取りましょう。

日曜日は定休日なので気を付けてください。そのほか不定休があります。各月のお休みは下記表に記したパティスリーラヴィルリエ公式ブログで発表されるので、チェックしてみてください。

大阪のパティスリーラヴィルリエは、大阪市北区にあります。地下鉄谷町線の中崎駅または地下鉄堺筋線の扇町から徒歩約5分、大阪環状線では天満駅から歩いて約7分です。北野病院、扇町公園のすぐ近くにあります。

近くにコインパーキングや市営扇町駐車場がありますが、パティスリーラヴィルリエの駐車場はないので、できるだけ公共交通機関を利用してください。

大阪在住の方はもちろん、その他の地域に住んでいる方も大阪へ行った際はぜひ、パティスリーラヴィルリエを訪ねてみて。夢のようなケーキや焼き菓子、チョコレートやアイスクリームに出会えるはず。その美味しさをゆっくり味わってくださいね。