北海道坂本龍馬記念館(函館)の見どころ！歴史･お土産などを紹介

北海道の函館市にある人気の記念館「北海道坂本龍馬記念館」は、坂本龍馬に関する貴重な資料を見ることができたり、歴史を学ぶことができるスポット。

彼の残した足跡を見に全国からたくさんの坂本龍馬ファンが訪れるスポットです。

しかし、当時の土佐藩、現在の高知県で生まれた坂本龍馬の資料館が北海道の函館市にあるのはどうしてなのでしょうか。

この記事では、北海道坂本龍馬記念館がなぜ函館にあるのか、また、坂本龍馬記念館の見どころやお土産などについて、たくさんの魅力をお伝えします。

坂本龍馬といえば倒幕のために活躍した有名な志士。彼は実は、蝦夷地(北海道）を開拓する計画を目論んでいました。

倒幕に失業対策として、北海道に移住させる計画を立てていたのです。

北海道坂本龍馬記念館のトップページには、このような記載があります。

坂本龍馬は、今後の日本のことを思って北海道開拓を目指し、そのためにさまざまな手を尽くして尽力したのです。

しかし残念ながら、蝦夷地開拓の夢を抱きながら暗殺されてしまうこととなり、夢半ばにして挫折。坂本龍馬による蝦夷地開拓は失敗に終わりました。

当時の竜馬の苦労や蝦夷地(北海道開拓)を目指した彼の足跡を残すために、北海道坂本龍馬記念館が創設されたのです。

実は、坂本龍馬は北海道に足を踏み入れたことがありません。

彼が、蝦夷地開拓を計画していたことは確かですが、竜馬が実際に蝦夷地に行こうとして購入した船が沈没したり、その後せっかく購入した船も運行不能に。

さらに、その後竜馬本人が暗殺されてしまい、結局一度も北海道の地を踏むことがないまま生涯を終えてしまったのです。

しかし坂本龍馬は、北海道に多くの縁を持つ人物でした。

坂本龍馬には千鶴という姉がおり、その息子である高松太郎（後の坂本直）が明治維新後、蝦夷地に渡り、箱館五稜郭にあった箱館裁判所に勤めていました。

また、坂本直の弟、つまり坂本龍馬の甥にあたる坂本直寛は、1897年5月に家族など約100戸を従えて北見クンネップ原野へ入植し、周辺の開拓をスタート。

現在の北見市の発展につながる大きなきっかけを作った人物として今も語り継がれています。

坂本直の死後、親族が高知から北海道の羅臼（らうす)に移住し、1917年「坂本龍馬家の墓」が立てられました。

さらに、坂本直の弟の孫である坂本直行は、帯広にある有名菓子店「六花亭（ろっかてい）」の包装紙のイラストを描いた人物。

味のある花や植物のイラストにはファンが多く、北海道土産を象徴するモチーフとしても親しまれています。

このように、坂本龍馬・・・というよりも、坂本龍馬からつながる親族は北海道と縁が深いのです。

北海道開拓の途中、夢半ばで破れた坂本龍馬ですが、その情熱は明治政府が「屯田兵」という形で実現しています。

つまりこれまで、坂本龍馬の蝦夷地開拓は失敗したとお伝えしてきましたが、実は、その意思が受け継がれて「成功」しているのです。

坂本龍馬記念館は、龍馬ファンが興味深く鑑賞することのできる単なる資料館ではなく、訪れた人の心を前向きにしたいという「想い」のある施設なのです。

北海道坂本龍馬記念館は、歴史の教科書で学ぶのとは違う竜馬の「情熱」や「強い意思」などを感じることができ、今まで見たことのなかった坂本龍馬の一面を知ることができる記念館です。

ここでは、函館の北海道坂本龍馬記念館でおすすめの見どころ4選！をご紹介します。

エントランスには、さまざまな表情の坂本龍馬を見ることができます。中には、西郷隆盛と対面する龍馬の姿も。

思わずカメラを構えたくなるものばかりです。

空に向かって1本指を掲げた坂本龍馬の像は、勇ましい印象。

北海道坂本龍馬記念館の道路を挟んだ反対側には、「蝦夷地の坂本龍馬像」が建てられています。像の高さ早く6メートル。巨大な像は、間近で見るととても迫力があります。

記念写真スポットとして人気です。

展示室は1～9まであり、「展示・龍馬とその時代」は、1～5の前半で見ることができます。

こちらでは、坂本龍馬の生涯と彼が活躍した幕末に関する内容が展示されており、坂本龍馬が直筆した2通の書簡をはじめ、勝海舟や西郷隆盛の書、亀山社中や海援隊関連など、貴重な資料を間近で見ることができます。

展示室中央には、坂本龍馬ゆかりの品が数々展示されています。

等身大肖像写真をはじめ刀や湯呑茶碗など、龍馬の愛用していたものを見ることができる貴重な展示。幕末動乱期の日本刀が多数展示されたスペースは、歴史ファンでなくとも必見です。

函館の北海道坂本龍馬記念館では、オリジナルのお土産もぜひチェックしてみてください。北海道坂本龍馬記念館で人気のお土産2選！をご紹介します。

蝦夷地の龍馬像グラス（桐箱入り）は、2,200円(税込)。蝦夷地の龍馬像と、坂本家9代・坂本登氏によって執筆された竜馬の語録が彫刻されたオリジナルグラスです。

ここでしか買うことのできないお土産は、インテリアにもおすすめ。

竜馬の絵が描かれた高級な切子グラスもおすすめです。

価格は4000円台後半とお高めですが、実際に使うだけでなく、オブジェとして家に飾っておくというのもあり。綺麗なブルーは、眺めているだけで気持ちを和ませてくれます。

学生さんやサラリーマンなど、多くの人に人気のお土産が「クリアファイル　龍馬語（クリア）」です。価格が330円（税込）と手ごろなことも人気の理由。サイズはA4です。

龍馬語録入りで、蝦夷地への龍馬の熱い想いが伝わってくる、ファンにはたまらないアイテムです。

北海道坂本龍馬記念館には、他にもいろいろなお土産があります。その一部をご紹介します。

北海道坂本龍馬記念館オリジナルの「龍馬とお龍の良縁祈願絵馬」は、500円。

龍馬像前に奉納すれば、恋愛成就するといわれています。カップルや夫婦で訪れた方はぜひ奉納してみては。

ずらりと奉納された絵馬。見ているだけでも楽しめます。

北海道坂本龍馬記念館には、『幕末大開運おみくじ』と『クリスタルひょうたんおみくじ』があります。

『幕末大開運おみくじ』は、その日の運勢を幕末の人物で占うもので、一つ100円。男性編と女性編があります。

『クリスタルひょうたんおみくじ』は、おみくじにクリスタルひょうたんストラップが付いたもので、一つ200円）。ストラップの色は6種類あり、何色が出るかわからないのでぜひお楽しみに！

刺繍の入った御朱印帳は、高級感あふれる仕様。使うのがもったいなくなるほどです。北海道坂本龍馬記念館でも御朱印をもらうことができるので、ぜひ集めましょう。

函館の北海道坂本龍馬記念館の基本情報やアクセス方法についてご紹介します。

北海道坂本龍馬記念館へのアクセス方法は3つ、市電、バス、車です。

市電を使う場合、最寄り駅は『十字街』電停。

『函館駅前』から2系統・谷地頭行か5系統・函館どつく行のいずれかに乗車し、焼く乗車時間約5分後に到着。すぐ目の前が北海道坂本龍馬記念館です。

乗車料金 大人200円です。

函館バスを使う場合、『棒二森屋前』から1系統・舟見町行に乗車し『十字街』で降りると徒歩1分。乗車時間はおよそ7分です。

『函館駅前』からの場合、4番のりばレクサ元町系統・元町行に乗車し『十字街』で下車。乗車時間 約15分です。いずれも乗車料金は大人200円です。

車で訪れる場合、最寄り駅の『十字街』電停にナビをセットしましょう。駐車場はないので、近隣の有料駐車場を利用してください。

営業時間は朝8時から夜の6時まで。年末年始も開館しています。

料金は、協力金として大人800円を支払います。

函館の北海道坂本龍馬記念館を訪れたら、ぜひ周辺観光も楽しみましょう！　北海道坂本龍馬記念館周辺のおすすめスポット2選！【グルメ編】をご紹介します。

古民家を利用した和カフェ「きんぎょ茶屋」。ほっこり落ち着けると人気のカフェです。　

北海道坂本龍馬記念館から徒歩5分で行ける「五島軒本店レストラン雪河亭」は、ガイドブックに必ず掲載される人気有名店。看板メニューのカレーは、奥深い味わいが絶品と評判です。

続いてご紹介するのは、函館の北海道坂本龍馬記念館周辺のおすすめスポット2選！【観光編】です。

日本三大夜景のひとつを見られる人気の観光名所「函館山ロープウェイ」。展望台からはロマンチックな光景を眺められます。

観光客も多く訪れる絶景スポット「五稜郭タワー」は、五稜郭公園の横にある人気の展望タワー。上からは、五稜郭の美しい形を眺めることができます。

高知生まれでありながら北海道にゆかりの深い坂本龍馬の足跡を見ることができる、北海道坂本龍馬記念館。

当時の歴史を知ることができるだけでなく、坂本龍馬が抱いていた熱い情熱についても感じることができる人気の高い貴重なスポットです。

ぜひ函館市を訪れたら、北海道坂本龍馬記念館にも足を運んでみてください。