佐渡島へのフェリーでの行き方！佐渡汽船の料金･所要時間を紹介

佐渡島は新潟県の西部にある島で、新潟県の中でも人気観光地となっており、相川金銀山やたらい舟が有名です。佐渡島は島なので、アクセスが悪く移動だけで1日かかると思われがちですが、実は東京から佐渡島までは最短3時間半で行けるのです。

佐渡島へ渡るためのフェリーは佐渡汽船という会社が運行しており、佐渡汽船を攻略すれば佐渡島旅行はぐっと身近になります。この記事では佐渡汽船での行き方や料金・所要時間などを紹介していきます。

佐渡島へのフェリーは、カーフェリーとジェットフォイルの2種類が運行しています。各々特徴があるので、どういう場合にカーフェリーを利用し、どういう場合にジェットフォイルを利用するのか詳細をご紹介します。

カーフェリーは新潟～両津航路・直江津～小木航路で運航しています。カーフェリーは大型船で、車と一緒に乗ることができるので、佐渡島でマイカーを利用して観光を楽しみたい方はカーフェリーを利用することになります。

ジェットフォイルより速度はゆっくりなので、乗船時間は長くなります。ゆっくり船旅を楽しみたい方に向いています。

ジェットフォイルは新潟～両津航路で運航しています。カーフェリーと違って車は乗ることができないので、車を持っていく必要のない方はジェットフォイルを利用するとよいでしょう。カーフェリーより小型で且つ高速艇のため、乗船時間は短くなります。

佐渡島へ行くためのフェリーは2航路あり、新潟～両津航路・直江津～小木航路があります。ここでは新潟～両津航路についてご紹介します。新潟港へは新潟駅よりタクシーで約15分で行け、新幹線を利用して向かう方にとってはアクセスが良いのが特徴です。

両津港に近い観光地はトキ保護センターや潟上温泉・牛尾神社などです。この辺りの観光地を先に回りたい方は、両津港を利用した方が良いでしょう。

新潟～両津航路で運航しているカーフェリーは「ときわ丸」と「おけさ丸」があります。新潟港からは1日5便運航しており、乗船時間は約2時間半です。

大型フェリーのため船内も広く、イス席からごろ寝ができるじゅうたん席・シティホテル並みの特別船室まで幅広いタイプの過ごし方があります。イベントプラザや売店などもあるため、長い乗船時間でも飽きることなく過ごせるでしょう。

新潟～両津航路で運航しているジェットフォイルは「ぎんが」「つばさ」「すいせい」があります。新潟港からは1日7便運航していますが、ゴールデンウィークや夏休みなど旅客が増える時期は増便します。乗船時間は約1時間7分です。

カーフェリーのような豪華な船室はなく、全席指定のイス席のみとなります。船旅を楽しむというよりは、あくまで移動手段として利用されています。

佐渡島へフェリーで行く際、新潟～両津航路の他に、直江津～小木航路を利用できます。直江津～小木航路の特徴をご紹介します。直江津港は新潟港よりアクセスが少し悪く、北陸新幹線上越妙高駅で妙高はねうまラインに乗り換えて直江津駅へ向かいます。

小木港に近い観光地はたらい舟乗り場や宿根木などです。たらい舟体験は佐渡島観光の名物でもあるので、先に体験したい方は小木港を利用するとよいでしょう。

直江津～小木航路では高速カーフェリー「あかね」が運行しています。直江津港からは1日2便運航しており、乗船時間は約1時間40分です。車も乗れるカーフェリーでありながらスピードが速いので、乗車時間も短縮できお得です。

 通常カーフェリーのような豪華船室はなくイス席のみとなりますが、1等と2等に分かれており、予算に応じて良い席を選べます。売店やじゅうたん敷きのキッズルームはあるので、子連れでも安心です。 

直江津～小田航路では残念ながらジェットフォイルは運行していません。ジェットフォイルを利用したければ、新潟～両津航路を利用するようにしましょう。ただし、直江津～小田航路は高速のカーフェリーなので、通常のカーフェリーより早いためそこまで問題にはなりません。

佐渡島へは2つの航路があることをご紹介してきましたが、どういう場合に新潟～両津航路がおすすめで、どういう場合に直江津～小田航路がおすすめなのか、旅行計画に沿って選択できるようポイントをご紹介します。

新潟～両津航路がおすすめなのは、アクセスの良さにこだわる方です。新潟駅までは新幹線で一本で、新潟駅から新潟港までは車で15分程度なのでアクセスが簡単です。

交通の足が電車やバスで、自家用車を持っていく必要のない方は、ジェットフォイルが運行している新潟～両津航路を選択すると乗車時間を短縮でき、早く佐渡島へ到着できます。

直江津～小田航路がおすすめなのは、車と一緒に佐渡島へ行く方です。直江津～小田航路は新潟～両津航路よりスピードが速い高速カーフェリーが運航しているので、より早く佐渡島へ到着できます。

電車やバスを利用する場合、直江津港までは度々乗り換えが発生しアクセスが少し悪いですが、車利用であれば北陸自動車道「上越I.C」から約10分なので、アクセスの悪さは気になりません。

佐渡島へのフェリーの予約方法はインターネット予約と電話予約の2パターンがあります。インターネット予約は佐渡汽船の公式HP上から受け付けており、空席状況を見ながら予約ができるので簡単でおすすめです。乗船日の3か月前の同日から予約受付が開始されます。インターネットは24時間受付しています。

電話予約は公式ナビダイヤルや予約センターへ電話することで予約可能です。ナビダイヤルは9:30～18:00、予約センターは8:30～18:00に受け付けています。スイートルームや大型バス・トラックなどはインターネット予約ができないので電話予約しましょう。

佐渡島への観光パッケージツアーを販売している旅行会社がたくさんあります。パッケージ商品を購入すれば自動的に乗船予約もしてくれるので、自分で手配するのが面倒な方にはおすすめです。

佐渡島へのフェリーは佐渡汽船が運行しており、航路は2パターンあります。各々の特徴をとらえて、自身の旅行計画にあった航路を選択し、佐渡島への旅行を楽しんでみてください。イメージしている以上にアクセスしやすく、身近な観光地であることがわかるでしょう。