札幌でお花見!桜の名所や穴場スポット•おすすめの時期も紹介
札幌でお花見を満喫しませんか。北海道・札幌には、中島公園やモエレ沼公園をはじめとする、桜の名所と呼ばれるスポットがたくさんあります。そこでこの記事では、札幌のおすすめ桜の名所や穴場スポットをご紹介していきます。合わせて、お花見のおすすめ時期も見ていきましょう。
目次
札幌でお花見を満喫!北海道名物ジンギスカンも食べよう
札幌でお花見を満喫しませんか。長い冬に閉ざされた札幌にもやがて春が訪れます。そして、ほんの短い期間の春を待ちわびていたかのように、札幌市民はお花見を楽しみます。
そんな桜の花見が楽しめるスポットは、札幌市内にはたくさんあります。そして、札幌市民がどのようにお花見を楽しむのでしょうか。
札幌にはお花見におすすめのスポットがたくさん!
これからご紹介するように、北の大地北海道に位置する札幌には、美しい桜が楽しめるお花見におすすめのスポットがたくさんあります。
その中からこの記事では、名所と呼ばれるスポットから、知る人ぞ知る穴場スポットまで、おすすめの花見スポットを4箇所厳選しました。
北海道のお花見はジンギスカンを食べる!
お花見といえば、お酒のほかにお弁当や総菜などの簡単に味わえる、美味しい食事が付きものです。でも、札幌をはじめとする北海道では、お花見といえばジンギスカンが一般的です。
満開に咲き誇る桜の木の下で味わうジンギスカンは、道産子にとっては何ものにも替えがたい楽しみの一つとなっています。普段は火気厳禁な公園でさえも、お花見の時期だけは火器の使用が許可されるほどです。
梅と桜を同じ時期に楽しめる
さらに、もう一つの北海道のお花見の特徴は、梅と桜を一緒に楽しめるということです。4月の下旬からゴールデンウイークが始まる5月はじめ頃、北海道は長い冬が明け短い春がやってきます。
そして、季節の移り変わりを今か今かと待ちわびていたかのように、梅の開花とともに桜が同じ時期に咲き始めます。このように北海道では、都内では決して楽しむことができない、北海道ならではの豪華なコラボが満喫できます。
札幌でお花見をするのにおすすめの時期
桜前線ともいわれるように、南から北へと桜の開花時期は北上します。札幌でのお花におすすめに時期とは、一体いつ頃になるのでしょうか。
開花は4月下旬から5月上旬
その季節にもよりますが、例年では4月下旬から5月上旬が、札幌の桜の開花時期です。この時期の北海道は、昼間は比較的暖かく過ごせますが、朝晩はまだまだ寒さが残ります。雨や曇りなどの日差しがささない日は、昼間でも肌寒いと感じられるほどです。
したがって、もしこの時期にお花見のため札幌に出かけるなら、寒さ対策のため上着の1枚を持って出かけることをおすすめします。せっかくお花見を楽しみに出かけた札幌で、風邪などひいたら本末転倒です。くれぐれも油断しないように気をつけてください。
ゴールデンウィークはお花見にぴったり
どうせ札幌に出かけるなら、1日でも札幌に長く滞在したいものです。それならば、ゴールデンウイークを利用して札幌に出かけることをおすすめします。ゴールデンウイークなら美しい桜が咲き始めるので、札幌での楽しいお花見にピッタリの時期です。
それではさっそく、札幌のおすすめお花見スポットをご紹介していきましょう。どこも魅力的なお花見スポットばかりです。
札幌のお花見スポット①【中島公園】
「中島公園」は、札幌の中心にありながらも豊かな自然に恵まれた都会のオアシスです。春にはさまざまな種類の桜や藤の花、夏には菖蒲池を彩るキショウブ、そして秋には色痣かやな紅葉など、四季折々の草花が楽しめます。
市街地近くの大きな公園
中島公園は、市営地下鉄札幌駅からたった3駅のところの市街地近くにある公園です。札幌中心部にありながらも、面積約78平方メートルもの広さと、全長約1.5kmもの長さを誇ります。そして、広大な公園の敷地内は、多くの見どころにあふれています。
中島公園で最も有名な名所といえば、豊平館が挙げられるでしょうは、1880(明治13年)年に、北海道の開拓使が、迎賓館・ホテルとして建てた歴史的建造物です。
豊平館は、西洋に向けた文化や情報の窓口として重要な役割を果たし、あの東京の鹿鳴館にも先駆けて開館されました。国の重要文化財に指定される北海道を代表する建物です。
同じく国の重要文化財に指定される八窓庵も、中島公園では外すことができない歴史的建造物です。その名が示すように、建物には八つの窓があり、広さ二畳台目の狭い空間を広々とした立体的な空間にしています。侘び寂びが感じられる草庵風の茶室です。
また、中島公園の西側には、1963(昭和38)に開園した日本庭園があります。全国の名灯籠の形をなぞったものとされる、12基の石灯籠が配置されています。そして、庭園の一角には、先ほどの八窓庵が滋賀県から移築されています。
そのほか、公園のほぼ中央に位置する菖蒲園ではボート遊びが楽しめ、ゆっくりと休日を過ごすカップルや子供連れに人気です。さらに、夏になると美しいキショウブを鑑賞できます。
桜まつりも開催される定番スポット
桜の咲く頃になると、ヤエザクラ、エゾヤマザクラ、シダレザクラといった種類の異なる桜が、微妙に時期をずらして咲き誇ります。その分、桜の見頃の時期が長続きします。短い春とはいえ、美しい桜を少しでも長い間楽しめるのが嬉しいポイントです。
カップルで出かけたいあなたなら、先ほどご紹介した菖蒲池の桜がおすすめです。ボートをレンタルして池から周りを眺めれば、いつもとは違った趣のある桜が楽しめます。
また、家族で出かけたいあなたなたなら、先ほどの日本庭園の桜がおすすめです。都会の中にありながらも、どこか昔の世界へとタイプスリップしたかのような、不思議な感覚で美しい桜を鑑賞できます。
中島公園では、毎年5月のはじめ頃になるとなかじまさくら祭りが開催され、お花見を楽しむたくさんの人々で賑わいます。
オリジナルのグッズ販売や、桜茶の無料配布もおこなわれます。ぜひこの時期に合わせて、札幌の中島公園へとお花見出かけてみてはいかがでしょうか。
住所 | 札幌市中央区中島公園1 |
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電話番号 | 011-511-3924 中島公園管理事務所 |
営業時間・定休日 | 24時間開放 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | 地下鉄南北線「中島公園駅」 1・3番出口からすぐ |
公式URL | 中島公園 |
札幌のお花見スポット②【モエレ沼公園】
「モエレ沼公園」は、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと、世界的な有名な彫刻家のイサム・ノグチが基本設計を手がけた、札幌市の総合公園です。
約189haの広大な敷地には、幾何学形態をしたさまざまなアートが配置され、自然と融合した美しい景観が楽しめます。
ガラスのピラミッド「HIDAMAR」は、自然と一体になれる、モエレ公園を象徴する美しいガラスのモニュメントです。ガラス張りの建物は、内部にいながら屋外の環境を直接的に感じられます。
館内には、レストラン・ショップ・ギャラリーなどがあり、週末には美術品の展覧会や音楽、ダンスなどの催し物が行われます。
公園の中央にある海の噴水は、最大25mまで噴き上がる、ダイナミックな水の彫刻です。15分のショートプログラムと45分のロングプログラムが用意され、1日あたり3〜4回行われます。
夜になると海の噴水にライトアップが催され、昼間とは異なる美しい水と光の姿が見られます。まさに、水の彫刻にふさわしい、芸術的な噴水の様子を堪能できます。
モエレ沼公園最大の造形物であるモエレ山は、不燃ゴミと公共残土を積み上げ造成された、高さ52mの人工の山です。山頂部分からは、札幌市内を見渡せる展望台として人気で、地域のランドマークとして知られています。
そのほか、子供達のための水遊び場のモエレビーチや、コンサートや舞踊などが行われるミュージックシェルなど、さまざま芸術的な見どころが、公園内のあちらこちらに充実しています。
子連れでも楽しめる!
モエレ沼公園には、イサム・ノグチが手がけた子ども用の遊具も充実しています。一流彫刻家ならではの、一風変わった形をした遊具がズラリ並んでいます。
子供づれで出かければ、これまで見たことがない珍しい遊具が数多く並んでいるので、見ているだけでも心くすぐられます。そして、親から子供達までがワクワクしながら遊びが楽しめます。
桜とアートの融合が美しい
その珍しい形の遊具が並んでいるのが、サクラの森という名の子供の冒険広場です。森の中にあるカラフルな126種類もの遊具とともに、約1900本のエゾヤマザクラやカスミザクラ、ミネザクラ、ヤエザクラ、ソメイヨシノなどの桜の木が植えられています。
この本数は北海道内での有数の規模を誇り、ゴールデンウイーク頃の桜が見頃の時期には、お花見を楽しむ多くの人で賑わいます。
桜の咲く季節になったら、桜とアートの両方が楽しめるモエレ沼公園に、子供と一緒に出かけてみてはいかがでしょうか。
住所 | 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1 |
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電話番号 | 011-790-1231 |
営業時間・定休日 | 7:00-22:00 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 地下鉄環状通東駅からバスで25分 (地下鉄環状通東駅より中央バス東69・79乗車、 「モエレ公園東口」から徒歩10分) |
公式URL | モエレ沼公園 |
札幌のお花見スポット③【新川さくら並木】
「新川さくら並木」は、北海道札幌市北区と手稲区を流れる新川沿いの堤防に続く、札幌のおすすめお花見スポットです。
この桜並木がある新川は、1886~1887年に排水路としてつくられた人工の河川です。新川さくら並木は、その新川の堤防に約3年の歳月を費やして、地域住民の努力により完成しました。
日本一の直線桜並木
新川さくら並木は、上流の札幌市北区側の区間と下流の手稲区側の区間に大別され、総延長は10.5㎞に及びます。
その長さは、直線の桜並木としては日本最長だといわれています。あまりにも長い桜並木ではありますが、その見どころは、場所により大きく左右されます。
見どころは上流側
やはり見どころはといえば、約7.5kmにも及ぶ上流側がおすすめです。サクラのシーズンともなり最も多くの人たちで賑わうのが、宮の森北24条通との交点から、JR札沼線が走る高架までの約1㎞区間です。
この場所では、ソメイヨシノとエゾヤマザクラが奏でる美しいコラボが楽しめます。何と言っても、お花見を満喫するなら、海から離れた新川の上流方面へと足を伸ばしましょう。専用の駐車場は用意されていないので、公共交通機関の利用がおすすめです。
住所 | 北海道札幌市北区北24条西17-2 |
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電話番号 | ーーー |
営業時間・定休日 | 24時間開放 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | 国道5号線沿い |
公式URL | 新川さくら並木 |
札幌のお花見スポット④【北海道神宮】
「北海道神宮」は、札幌を代表するお花見スポットとして知られています。
札幌市にある円山公園に隣接する神社で、大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)、そして明治天皇を御祭神として祀られています。
神社でゆったり桜を眺める
境内には、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど、約1400本もの桜の木が植えられ、神社でゆったりと桜が眺められます。
そして、桜のシーズンになれば、同じ時期に咲く梅との豪華なコラボが満喫できます。さらに、近くにある円山公園にも足を伸ばせば、一度で2つものお花見が楽しめます。
満開の桜の前で神前結婚式もできる
北海道神宮では、赤い糸で結ばれる2人が明るい家庭を築き、子々孫々に渡って繁栄し続けることを願うために、神前結婚式を執り行っています。さらに、サクラのシーズンには、境内に咲く満開の桜の前で、厳かな結婚式ができます。
北海道神宮は、「桜のシーズンに華やかな結婚を挙げたい」と願うカップルにおすすめの、札幌の人気お花見スポットです。
住所 | 北海道札幌市中央区宮ケ丘474 |
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電話番号 | 011-611-0261 |
営業時間・定休日 | 6:00〜17:00 (時期により異なる) |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩約15分 |
公式URL | 北海道神宮 |
札幌で美しい桜を堪能しよう!
いかがでしたか。北海道・札幌には、札幌市民なら誰もが知っている有名な公園から、あまり知られていない穴場まで、美しい桜が鑑賞できるおすすめのお花見スポットがたくさんあります。
ご紹介してきたおすすめのスポットの中から、あなたが出かけて見たいスポットをピックアップしましょう。そして、今度の札幌でのお花見の季節に足を運び、美しい桜を心ゆくまで堪能しましょう。