札幌・藻岩山の登山コースとおすすめのルート・駐車場・所要時間を紹介
藻岩山という山をご存じでしょうか。北海道札幌市内にありアクセスもよく初心者でも登れるコースが豊富なため札幌で登山をするのに人気を集めています。この記事では札幌・藻岩山の登山コースとおすすめのルートを紹介していきます。また駐車場や所要時間についても紹介します。
目次
札幌の藻岩山の登山コースや所要時間・駐車場について紹介!
北海道の人気観光地札幌にある「藻岩山(もいわいやま)」は、のんびり登山をできるコースから登山に慣れた人に向けたコースまである山です。この記事では、札幌・藻岩山の登山コースや所要時間、駐車場について紹介をしていきますので、藻岩山を登る前にぜひ、チェックしてみてください。
札幌の藻岩山の特徴
藻岩山は、北海道札幌市南区にある標高531mの山です。登山コースの種類も多く、コースは整備されているので多くの札幌市民が自然に親しみながら登山を楽しむ地元では有名な山となっています。ここでは、札幌の藻岩山の特徴について3つ紹介をしていきます。
初心者にもおすすめの登山スポット
藻岩山特徴の1つは、標高531mと低めの標高なので初心者にもおすすめであることと、札幌市内にあるのでアクセスもよいことから登山コースにも行きやすく、登る前から疲れてしまうことがないというのが嬉しい点です。
また、登山コースや駐車場も整備されているので、足元が悪くて疲れてしまうということも少ないので登山に慣れていない初心者にもおすすめの登山スポットといえます。小さいお子さんが居ても一緒に登れるので休日には家族連れで登山をする人の姿も多くみられます。
冬でも登山ができる
藻岩山の特徴2つめは、冬でも登山を楽しめるということです。北海道といえば雪国で地域によってはかなりの積雪量となり、通行止めなどの理由で立ち入り禁止になる山もおおくあります。
ですが、藻岩山は札幌市内からも近いため冬でも登山をすることができます。登山コースは整備されていますが、足元が滑りやすかったりするので冬に登る時は普段以上に注意を払って山に登るようにしましょう。
はじめて藻岩山に登るという場合は、雪が積もっている冬は避けて登山コースがわかりやすい季節に登ってから冬の藻岩山に登るのをおすすめします。また、お子さんと一緒に登ったり登山初心者は標高が低いとはいえ、冬の山は危険が多いため登るのは避けましょう。
日本三大夜景の1つ
藻岩山の特徴3つめは、日本三大夜景に選ばれた素晴らしい夜景をみることができるということです。
藻岩山の山頂には展望台やレストランがあり、増毛連山や十勝連峰まで札幌市内をグルっと360度見渡すことができます。夜になると札幌市内のオレンジ色のナトリウム灯が照らされ、碁盤の目のように整備された区画に街灯が連なり美しい夜景を見ることができます。
また、晴れていれば星空を眺めることができるので、札幌の夜景と夜空の美しさに感動すること間違いないでしょう。
札幌の藻岩山の登山コースとおすすめのルート
ここからは、札幌の藻岩山の登山コースとおすすめのルートを紹介していきます。お子さんと一緒に登れるルートもあり、難易度も低めのコースは登山初心者にもおすすめとなっていますので、藻岩山に登る前にどんな登山ルートがあるのかを確認しておきましょう。
藻岩山の登山口・コースは5つ!
藻岩山の登山口・コースは5つありますので、自分に合うコースを選んで登るようにしましょう。5つと登山ルートの数は多いですが、どのコースもそれほど難しくなく、登るコースによっていろいろな山の表情を見られるので全制覇してみるのもおすすめです。
また、登山コースは最短で2.4km、所要時間は約65分から最長で4.5km、所要時間約105分と距離や時間も変わってきます。基本的にはどのルートで行っても2時間前後で登山を楽しむことができますが、冬場だったり日頃運動不足という人は少し苦労するかもしれませんので、時間に焦りすぎる自然や景色を楽しみながら自分のペースで登るようにしましょう。
コース名 | 距離 | 所要時間 |
---|---|---|
慈啓会病院前コース | 2.9km | 約65分 |
小林峠コース | 4.5km | 約105分 |
旭山記念公園コース | 4.0km | 約70分 |
北の沢コース | 2.4km | 約65分 |
もいわ山スキー場コース | 2.5km | 約80分 |
初心者におすすめ!「慈啓会病院前コース」
藻岩山の登山口・コース1つめは、初心者におすすめの「慈啓会病院前コース」です。「慈啓会病院前コース」は、藻岩山の登山コースで一番難易度が低いので、お子さんから登山初心者まで楽しむことができます。
登山口はJRバスの「慈啓会前」から徒歩2分ほどにある入り口からスタートをします。登山口には案内図やトイレの案内もあるので登る前にどのルートになるがあるのかを一度チェックをしておきましょう。
登山口から登り始めたら「馬の背」と経由して山頂を目指すコースとなっています。距離は2.9kmで所要時間は約65分となっています。家族連れにも人気のコースとなっているので、初めて登るという人はまず、「慈啓会病院前コース」の利用がおすすめです。
紅葉の時期におすすめ!「小林峠コース」
藻岩山の登山口・コース2つめは、紅葉の時期におすすめの「小林峠コース」です。「小林峠コース」は、藻岩山の登山コースの中で一番長く時間もかかりますが、藻岩山の自然をゆっくりと楽しみながら登ることができます。
「小林峠コース」は、小林峠が登山口となっていて登山口までは車で行くのがおすすめです。登山道には植物が多くあるので紅葉の時期には、紅や黄色に染められた木々の姿を満喫することができます。
登山コースで最長の「小林峠コース」は、藻岩山を何度か登り慣れた人やトレーニングを含めて登山をしたいという人におすすめのコースとなっています。家族連れや初心者には不向きなコースとなっているので、登山に慣れてない人は選ばないようにしましょう。
登山を楽しみたいなら「旭山記念公園コース」
藻岩山の登山口・コース3つめは、登山を楽しみたい人におすすめの「旭山記念公園コース」です。「旭山記念公園コース」は、登山コースの距離はありますが、難易度は中級となっています。
旭山記念公園の駐車場からすぐのところに登山口があるので、車を停めたらすぐに山頂を目指すルートに行くことができます。「旭山記念公園コース」の距離は4.0kmあり、所要時間は約70分です。
旭山公園口からスタートして馬の背経由で山頂を目指すこのコースは、他のコースと比べてアップダブンがあり登りがいがあるコースとなっていますので、藻岩山の登山初心者を卒業を目指す人におすすめとなっています。
短距離で行くなら「北の沢コース」
藻岩山の登山口・コース4つめは、短距離の登山コースで行きたい人におすすめの「北の沢コース」です。「北の沢コース」は、「慈啓会病院前コース」と合わせて初心者におすすめの登山コースです。
「北の沢コース」の距離は2.4km、所要時間は約65分となっていて5つの全登山コースの中で最短の距離となっています。約1時間で山頂へ着くことができますが、登山口には駐車場がないため他のコースよりも登山客は少なめとなっています。
ゆっくりと静かに登山を楽しみたいという人に「北の沢コース」はおすすめではありますが、藻岩山には熊などの野生動物がいるため危険を考えるとある程度人がいるコースの利用が安全です。また、短い時間で札幌の絶景を楽しみたくて登るという場合は熊除けなどの対策をしっかり行ってから山に入るようにしましょう。
札幌市街を一望できる「もいわ山スキー場コース」
藻岩山の登山口・コース5つめは、札幌市街を一望できる「もいわ山スキー場コース」です。「もいわ山スキー場コース」は、もいわ山スキー場から一本道で山頂を目指すことができるコースなので、藻岩山をまっすぐ進みたいという人におすすめです。
「もいわ山スキー場コース」の距離や2.5kmで所要時間は約80分となっています。距離は短くまっすぐ進むため簡単なコースに思えますが、林間を進むともいわ山スキー場の名物である兎平の急斜面を登ることになります。兎平に差し掛かると札幌市街を一望できるので、勾配がきつくて疲れた時に一休みしながら景色を堪能してみてください。
「もいわ山スキー場コース」は、全5つのコースの中でも一番辛いという声も多くあがっているコースで、風景の代わり映えが少ないことと、スキー場の山のわき道を登るため勾配がキツイため登山トレーニングをするようなコースとなってますので距離が短いからと選択すると後悔することになるので気を付けましょう。
札幌の藻岩山を登山する場合の駐車場は?
札幌の藻岩山を登山する場合の駐車場があるのか登山をする前にチェックする人も多いかと思います。藻岩山の登山で利用できるおすすめの駐車場は3か所あります。
登山コースや目的によって利用する駐車場が異なりますので、目的にあった駐車場を選ぶようにしましょう。それでは、藻岩山の駐車場情報を紹介していきます。
人気ルートの登山口近くにある「慈啓会病院」・「観音寺」
藻岩山のおすすめ駐車場1か所目は、登山コースでも一番人気がある「慈啓会病院登山口」にある駐車場です。こちらの登山コースは、お子さんから初心者まで利用しやすいこともあり、駐車場は混み合うことが多くなっています。
特に休日や紅葉の季節にはほぼ満車ということもあるので、混み合う時期に利用する場合は時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。
藻岩山のおすすめ駐車場2か所目は、「観音寺」です。 「観音寺」は、 「慈啓会病院登山口」にあるお寺の約20台が止められる駐車場となります。お寺の駐車場を開放している理由は藻岩山山頂の上に「観音寺」の奥の院があるためです。
藻岩山には実は、観音寺コースというのもあり三十三か所に観音像が安置されています。観音寺境内にも登山口があり、入り口には石仏が祀られています。「観音寺」から山頂までは約2.4kmほどと「慈啓会病院登山口」と距離はあまり変わりません。
「観音寺」の駐車場を利用した際にはぜひ、奥の院でお参りをしてみてはいかがでしょうか。
100台以上停められる「旭山記念公園」
藻岩山のおすすめ駐車場3か所目は、100台以上停められる「旭山記念公園」です。「旭山記念公園」は、駐車台数も多く自販機やトイレも設置されているので登山の準備を落ち着いて行うことができます。
「旭山記念公園」の駐車場は2か所あり合計で約100台となっています。利用時間は午前6時から午後10時までで、利用料は無料です。午後10時を過ぎると駐車場は夜間閉鎖となりますので、夜景を見て戻ってくる時には時間に注意をしましょう。また、第1駐車場は通年利用ができますが第2駐車場は冬季閉鎖となります。
札幌の藻岩山で登山する時の持ち物
札幌の藻岩山は初心者でも登りやすい山ですが、登山準備はしっかりと行うようにしましょう。ここでは、登山する時の持ち物について紹介をしていきますので藻岩山を登る時の参考にしてみてください。
藻岩山を登る時には、荷物は両手が使えるリュックサックに入れるようにしましょう。持ち物は水分補給ができる水筒、途中でお腹が減った時に食べられる携帯食や軽食、汗をかいたときなどに利用するタオル、コンパクトに折りたためる上着をもっていきましょう。
標高531mとそれほど高くはない山ですが、山の天気は変わりやすく気温も下がりやすいです。そのため、寒さ対策の上着や携帯雨具もあるとよいでしょう。
また、服装は動きやすいものを選び、靴は動きやすい運動靴を履いていくようにしてください。靴は当日新品を下すと靴擦れで登山どころではなくなるので履きなれたものを選ぶようにしてください。
札幌の藻岩山で登山する時の注意点
札幌の藻岩山で登山する時にはいくつかの注意点があります。最も重要な注意点は藻岩山には熊の出没があるということです。登山道にも熊の出没注意の看板がでていて、実際に熊の目撃情報もあるので熊除けの鈴などのアイテムを用意してから登山に挑むようにしましょう。
また、登山道以外に入ると遭難や熊に遭遇する確率があがりますので、整備された登山道以外に入らず、登山のルールを守って山頂を目指してください。
藻岩山を登って札幌の絶景を堪能しよう!
札幌・藻岩山の登山コースとおすすめのルートを紹介してきました。札幌市内からアクセスもよく、初心者や家族連れでも楽しむことができる山となっています。山頂に登れば展望台から札幌市街を望める絶景を堪能することができますので、札幌にいったら藻岩山に登って自然に触れ合いながら景色を楽しんでみてください。