相馬神社は札幌のパワースポット!ご利益や御朱印・お守りについて紹介
札幌市豊平区にある「相馬神社(そうまじんじゃ)」は、パワースポットとして多くの人の注目を集める場所です。札幌の市街地にあり、境内は街中の喧騒を忘れさせてくれる自然豊かな風景が広がります。この記事では、札幌市にある相馬神社について詳しくご紹介します。
目次
札幌のパワースポット「相馬神社」について紹介!
北海道・札幌にある「相馬神社(そうまじんじゃ)」は、パワースポットとして注目されている場所です。
札幌の街中にあり、気軽に立ち寄ることができる相馬神社は、地元の人たちに愛され、大切にされています。
この記事では、札幌市にあるパワースポット相馬神社について、ご利益や御朱印・お守りなどのことも含め、詳しくご紹介します。
相馬神社ってどんなところ?
相馬神社の創立は、明治4年。岩手県水沢の旧藩士を主体とする入植者が、現在相馬神社が建つ天神山緑地を神社予定地として祭事を行ったことに始まります。
明治35年、福島県相馬郡にある相馬太田神社の崇敬者が、札幌の相馬神社に御分霊を奉遷し、明治41年、正式に神社として北海道庁に認められました。
平成19年には神社創立百周年を迎え、現在に至ります。
札幌市豊平区平岸の土地で100年以上も人々に信仰され、隣の澄川地区も合わせ、両地区の鎮守として大切にされています。
札幌の相馬神社の境内の様子と見どころ
まずは、札幌のパワースポット相馬神社とはどのようなところなのか、境内の様子や神社の見どころについてご紹介しましょう。
馬の霊を祀るための「馬魂碑」
札幌のパワースポット相馬神社がある天神山緑地周辺は、岩手の人たちが入植し、開墾した場所です。
人が住めるようにきれいに土地を整える作業には数々の困難があり、今日の平和で自然豊かな天神山緑地があるのは、当時の人たちのおかげだといっても過言ではないでしょう。
「馬魂碑」は、入植した際に頑張ってくれた馬たちの魂を鎮めるために建てられたもの。天神山緑地内にある「澄川墓地」のすぐ横にあります。
樹齢は300年以上の「御神木」
札幌の相馬神社には、樹齢300年以上になるご神木があります。
ご神木の種類は、シバクリ。ブナ科クリ属の木の一種で、秋になると栗拾いをすることができます。
シバクリの木の直径は約121cm、高さは約15mにもおよび、 注連縄(しめなわ) が張られています。
ご神木にもぜひお参りを
ご神木とは、神社が建つ以前からその地に生き続けている木で、神様が降臨すると考えられている場所。多くの神社のご神木に注連縄が張られているのは、ご神木が他の木とは違う神聖なものだからです。
相馬神社は、境内だけでなく、ご神木もパワースポット。ですから、ぜひご神木にもお参りをしましょう。
作法は、社殿にお参りするのと同じ二礼二拍手一礼でOKです。
拝殿前にある「第二鳥居」
相馬神社の社殿の手前にある鳥居が第二鳥居です。
鳥居をくぐる前には、脱帽し、マスクなどをしていれば外し、一礼しましょう。これは、いよいよ神様の近くの領域に入ることに対して「お邪魔します」とあいさつをする意味があります。
冬の鳥居は神秘的
相馬神社の鳥居は、冬にはたくさんの雪で覆われます。
雪の積もった鳥居と社殿の様子は、とても神秘的。パワースポットである境内や天神山緑地内も雪景色となり、美しい風景が広がります。
大きめの「狛犬様」
相馬神社の境内に鎮座する狛犬は、サイズの大きさが威厳を感じさせます。
雪をかぶるとかわいい
雪のない時期には迫力ばかりを感じさせる大きな狛犬ですが、冬になり、雪の帽子をかぶると途端にかわいく見えます。
とはいえ、眼光は鋭いまま。雪のふんわり感や真っ白な色などが、どこか狛犬の表情を和らげているように見えるのかもしれません。
拝殿の美しい「木彫り」
札幌のパワースポット相馬神社の拝殿には、素晴らしい木彫りを見ることができます。
細かなところまで丁寧に彫刻された様子は、うっとり見とれてしまうほどの美しさ。自然の風や湿気にさらされ続けて出た独特の色合いが味となり、奥の深さを感じさせる芸術品にしています。
龍神が彫られ、両脇にある柱には阿吽の木彫像があります。
参拝とともに、ぜひ彫刻も要チェックです。
札幌の相馬神社のご利益
札幌のパワースポット相馬神社にお参りすることで、どのようなご利益を得ることができるのでしょうか。相馬神社の御最新やご利益についてご紹介します。
相馬神社の御祭神は?
札幌・相馬神社の御祭神は、「天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」。札幌の相馬神社が分祠(ぶんし)を受けた、福島の相馬太田神社の御祭神と同じです。
天之御中主大神は、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)と並ぶ三柱であり、造化三神といわれています。
中でも天之御中主大神は、日本最古の歴史書『古事記』で最初に登場する神。
天に高天原という場所があり、そこで誕生した天之御中主大神によって「世界」という概念があらわれ、人が住む世の中が作られていったとされています。
天之御中主大神は世界の始まりのきっかけをつくった神であり、天の中心であるとされているのです。
ご利益がたくさん?
天之御中主大神は、天の中心であり、宇宙の中心としても考えられる神様です。
天之御中主大神が御祭神であることから、相馬神社のご利益は、健康長寿、病気平癒、開運招福、事業成就、縁結び、仕事運上昇など、多岐にわたります。
どれか一つに特化したご利益があるというのではなく、参拝者を取り巻くさまざまな事柄について明るく正しい方向に導いてくれるのが、相馬神社のご利益の特徴。
欲や邪念を捨て、素直な気持ちで参拝しましょう。
札幌の相馬神社の御朱印とお守り
札幌のパワースポット相馬神社を参拝したら、ぜひ授かってほしいのが「御朱印」と「お守り」です。
ここでは、御朱印を授かることができる場所や初穂料、お守りの種類などについてご紹介します。
御朱印とお守りがある「社務所」
社務所があるのは、拝殿の右側。社務所では、お守りやお札などが多数用意されています。
常時人がいるわけではないので、もしお守りや御朱印などを授かりたいのであれば、事前に電話をするなどして確認してみましょう。
御朱印の初穂料について
札幌のパワースポット相馬神社の御朱印は、初穂料500円です。社務所で申し込みをし、初穂料もここで納めます。
9月の例大祭前後などは混雑する可能性が高いので、できるだけ平日や週末であれば早い時間など、人の少ない時間帯に訪れることがおすすめ。
御朱印には、神社の名前や参拝した日付などが記されます。
お守りの種類について
- 仕事守
- 金運守
- 交通安全守
- 足腰健康守
- えんむすび
- 幸福守 など
ご利益の多い相馬神社では、お守りの種類も豊富。「馬」にゆかりのある神社であることから、「足腰健康守」というユニークなお守りも。
そのほか、縁結びや交通安全、さまざまな幸せを招く幸福守なども人気です。
仕事守が評判
相馬神社のお守りの中で評判の高いお守りのひとつが「仕事守」です。
このお守りには、わざと馬が反転して書かれています。これはなぜかというと、「うま」を逆さから読むと「まう=舞う」になるから。
喜びの「舞い」ができるような仕事の成功を願うお守りとして、働く人たちに口コミで評判が広がっています。
札幌の相馬神社のお祭りについて
相馬神社では、年に一度大きなお祭り「例大祭」が開かれます。
相馬神社の例大祭が行われる時期は、毎年9月上旬。お祭りの開催は2日間にわたり、露店の営業時間は9時頃まで。
神輿渡御や子供相撲のほか、毎年恒例のカラオケ大会などのイベントのほか、グルメや駄菓子、ゲームなどの露店も多く並びます
相馬神社で行われるお祭りは、地域の人にとっての楽しみであり、季節の風物詩として大切な意味を持つものです。
相馬神社・天神山緑地の四季
相馬神社の境内や、相馬神社のある天神山緑地では、春には桜や藤、夏には新緑、秋には紅葉と季節を通じてさまざまな植物の美しさを見ることができます。
相馬神社周辺の四季の風景についてご紹介します。
春は「桜」や「藤」
札幌の相馬神社がある天神山緑地は、桜の名所としても有名。四月下旬頃になると、八重桜やエゾヤマザクラなど300本を超える桜が見頃を迎え、お花見をしにたくさんの人が訪れます。
「天神藤」は、札幌の藤の名所
相馬神社のある天神山緑地の一角には、「天神藤」といって、見事な藤の花が咲き誇る藤棚があります。
開花時期は、5月下旬頃から。藤の花がいっぱいに咲く藤棚のあたりには甘い香りが漂います。
夏は「新緑」と「紫陽花」
青く茂ったみずみずしい葉が印象的な夏の季節。
本州のように梅雨がなく、カラっとして過ごしやすい札幌の気候は、公園散策にピッタリです。
札幌であじさいが見頃を迎えるのは、7月中旬~8月上旬。本州の見頃よりも少し遅いことが特徴です。
天神山緑地内では、可愛いあじさいが咲く様子も見ることができます。
秋の「紅葉」の美しさは有名
相馬神社のある天神山緑地は、秋の紅葉の美しさで有名なスポット。赤や黄色に色鮮やかに色づく木々の葉が公園内や境内を覆う様子は、絶景です。
拝殿へ向かい参道の入り口から、素晴らしい紅葉が見られます。
参道は、黄金色の落ち葉のじゅうたんが敷かれているよう。神秘的な雰囲気が高まる風景です。
北海道の神社ならではの雪景色
境内に雪が積もる様子が見られるのは、北海道ならでは。道内でも札幌は雪の多い街として知られ、毎年約1m近く積雪します。
雪が降ったばかりの早朝は、特に美しいです。
散策の際はキツネに注意!
自然豊かな相馬神社の境内には、キタキツネが出没することも。
キツネは、エキノコックスという寄生虫を媒介するため、可愛いからといって安易に障ると危険です。もし見かけても、そっとしておきましょう。
札幌の相馬神社への行き方
札幌の相馬神社には、どのようにいけばいいのでしょうか。
相馬神社に行くには、公共交通機関(地下鉄など)を利用する方法と、車で行く方法の2つあります。
ここでは、札幌・相馬神社へのアクセス方法について解説します。
公共交通機関を利用する場合
札幌の相馬神社に公共交通機関を利用して訪れる場合、最寄り駅は、札幌市営地下鉄南北線「澄川(すみかわ)」駅。
澄川駅を下車後、徒歩10分で到着します。
もうひとつ、隣の駅である地下鉄南北線「南平岸(みなみひらぎし)」駅で下車しても、相馬神社は徒歩圏内です。
南平岸駅からは、徒歩15分で相馬神社に到着します。
車・タクシーで行く場合
札幌・相馬神社に車で行く場合、最寄りのインターチェンジは、札樽自動車道「大谷地(おおやち)インターチェンジ」です。
「大谷地IC」からは、8~9kmほどの距離があり、所要時間は約30分。札幌の市街地を通るルートなので、混雑状況によってはもう少し時間がかかる場合もあります。
相馬神社のある天神山緑地を目指していくとわかりやすいでしょう。駐車場は25台分あります。
タクシー利用の場合、地下鉄南北線「澄川(すみかわ)」駅からは約3分、「南平岸(みなみひらぎし)」駅からは約5分です。
札幌・相馬神社の基本情報
札幌の相馬神社は、地下鉄駅からのアクセスが良く、駐車場があるので車でも訪れやすい場所です。参拝と公園散策を楽しめるおすすめのスポットです。
住所 | 〒062-0932 北海道札幌市豊平区平岸2条18丁目1−1 |
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電話番号 | TEL:011-831-3413 FAX:011-831-3416 |
拝観時間など | 24時間 |
料金 | 拝観無料 |
アクセス | 【公共交通機関を利用の場合】 地下鉄南北線「澄川(すみかわ)」駅下車、徒歩10分 地下鉄南北線「南平岸(みなみひらぎし)」駅下車、徒歩15分 【タクシー利用の場合】 地下鉄南北線「澄川(すみかわ)」駅下車、タクシーで約3分 地下鉄南北線「南平岸(みなみひらぎし)」駅下車、タクシーで5分 【車の場合】 札樽自動車道「大谷地(おおやち)インターチェンジ」から約30分 国道453号(平岸通)沿い |
駐車場の有無 | あり 約25台 |
公式サイト | https://hokkaidojinjacho.jp/%e7%9b%b8%e9%a6%ac%e7%a5%9e%e7%a4%be/ |
札幌の相馬神社に参拝に訪れよう
札幌市豊平区にある相馬神社は、100年を超える歴史を持つ、地域の人に大切にされている神社です。
相馬神社のある天神山緑地は自然豊かで、すがすがしい気持ちにさせてくれるでしょう。参拝と合わせて周辺の散策もぜひおすすめです。
札幌にある相馬神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。