関アジ・関サバは大分が名産!旬の時期や刺身が美味しいおすすめ店も
佐賀関で水揚げされる関アジ・関サバは、大分を代表する人気グルメです。荒波の豊予海峡で育った関アジ・関サバにはたっぷり脂が乗っていて、極上の美味しさを堪能できます。関アジ・関サバの旬の時期や美味しい食べ方、おすすめの飲食店などをまとめてみました。
目次
大分の関アジ&関サバは絶品!
大分県は、九州地方の北東部に位置しているエリアです。豊富な自然に恵まれ、「地獄めぐり」と呼ばれる観光コースを有した別府温泉や野生の猿と触れ合える高崎山自然動物園などの観光スポットが国内外で人気を博しています。
大分は80年代頃から「一村一品運動」という特産品奨励キャンペーンを展開しており、カボスや干しシイタケなど地域に根差した特産品に定評があります。瀬戸内海に面している大分は水産業も盛んであり、関アジ・関サバは大分を代表するグルメブランドの一つです。
そこで今回は、大分の絶品グルメ「関アジ・関サバ」の特徴やおすすめの食べ方、人気飲食店などをまとめてみました。大分の食文化に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
大分の関アジ・関サバとは
関アジ・関サバは大分の代名詞的なグルメであり、実際に大分に行ったことのない方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、「関アジ・関サバって何?」と聞かれて正確に答えられる方は多くありません。まずは、大分県の人気グルメ「関アジ・関サバ」の概要を解説していきます。
大分で水揚げのブランド魚
関アジ・関サバとは、大分県の佐賀関(さがのせき)で水揚げされるアジ・サバの通称です。佐賀関の「関」を取って、関アジ・関サバと呼ばれています。
大分の佐賀関と愛媛の佐田岬の間に広がる豊予海峡は、プランクトンが多い上に海流が速いため、身の引き締まった魚が育ちやすい理想的な漁業エリアです。
昔から豊予海峡で漁師が行ってきた一本釣りは魚の身を傷つけない釣り方であり、関アジ・関サバには大型で美味しい上に鮮度も高いというメリットがあります。その魅力が全国的に広まるにつれ、関アジ・関サバは大分を代表する高級ブランド魚として定着していきました。
関アジ・関サバがブランド魚として認知されると、関アジ・関サバを騙って偽物の魚を売る悪質な業者が出現するようになります。
事態を重く見た大分県漁業協同組合は、1996年に関アジ・関サバの商標登録を出願。現在では関アジ・関サバの出荷品には本物であることを証明するシールが貼付されていて、ブランド保護活動が組織的に進められています。
関アジの特徴
関アジは、魚の分類的には「マアジ」に該当します。体長は30cm程度で、美しいピンク色の身に覆われています。
一般的なアジは一匹あたり数百円程度で取引されていますが、高級ブランド魚である関アジの価格は一匹あたり3,000~4,000円と非常に高額です。
大分周辺の料亭では関アジの刺身が人気メニューとなっており、関アジを食べるために遠方からやってくる旅行客も珍しくありません。
関サバの特徴
関サバは、魚の分類的には「マサバ」に該当します。体長は50cm程度で、体全体が黄金色に輝いています。脂が乗っていて美味しい上に、DHAやEPAを多く含むヘルシーな食材でもあります。
一般的なサバは一匹あたり数百円程度で取引されていますが、高級ブランド魚である関サバの価格は一匹だけで5,000円を超えることも珍しくありません。
食べ方は、捌いて刺身にするのが定番。最近では調理不要の関サバ缶詰も販売されていて、高級ギフト品として人気を博しています。
大分の関アジ・関サバの旬の時期
関アジ・関サバは生ものであり、鮮度が落ちると著しく味が劣化します。関アジ・関サバを最高品質で食べたい方は、旬の時期を正確に把握しておきましょう。
ここでは、大分県のおすすめグルメ「関アジ・関サバ」の旬の時期について解説していきます。
関アジの旬の時期
関アジの旬の時期は、3月~10月頃です。豊予海峡の水温が上がり始める春先から水温が下がり始める冬前の時期に、関アジの活動がピークを迎えます。
一般的なアジの旬は5月~7月頃なので、旬の長い関アジは飲食業界にとっても大変ありがたい食材と言えるでしょう。
関サバの旬の時期
関サバの旬の時期は、10月~3月頃です。関アジとは反対に、豊予海峡の水温が下がり始める秋頃から水温が上がり始める春前の時期に、関サバの活動がピークを迎えます。
関アジ・関サバをセットで考えると、一年を通してどちらかの魚を食べられる計算になります。この旬の長さも、関アジ・関サバが大分の人気グルメとして定着した要因の一つと言えるでしょう。
大分の関アジ・関サバのおすすめの食べ方
関アジ・関サバには高額な値段に十分見合うだけの味わいがあり、いろいろな美味しい食べ方を試したくなる魅力があります。もしも関アジ・関サバが手に入ったら、自己流の調理法を模索してみてください。
ここでは、大分県の人気グルメ「関アジ・関サバ」のおすすめの食べ方を紹介していきます。
旬ならではの美味しさを味わう「刺身」
一つ目の関アジ・関サバのおすすめの食べ方は、刺身です。関アジ・関サバは出荷時に活け締めを施されるため、刺身に適しています。刺身は関アジ・関サバの定番中の定番の食べ方であり、料亭だけでなく一般家庭でも広く普及しています。
関アジ・関サバの身を捌き、大分名物のカボスを絞って食べると、口の中いっぱいに芳醇な魚の旨味が広がります。旬の時期の身は、プリッとしていて歯応え抜群。特別な調理を施さなくても、自然な美味しさを堪能できます。
素材の味が楽しめる「寿司」
二つ目の関アジ・関サバのおすすめの食べ方は、寿司です。捌いた身を酢飯と組み合わせて握ったお寿司も、関アジ・関サバの旨味を堪能できる定番の調理法です。
地元大分では、関アジ・関サバを使った回転寿司が大人気。一つあたり数百円程度のリーズナブルな価格で食べられるので、子供連れのファミリー世帯も多く足を運んでいます。
大分名物「づけ丼」
三つ目の関アジ・関サバのおすすめの食べ方は、漬け丼(づけどんぶり)です。マグロやカツオなどの魚の身を細かく刻み、醤油やタレで和えてご飯と一緒に食べる漬け丼は、関アジ・関サバとの相性も抜群です。
調味料で軽く味付けすることで、関アジ・関サバの旨味が高まります。家庭でも簡単に作れるので、手間がかからないのも魅力的です。
大分の関アジ・関サバのランチ人気店
関アジ・関サバは美味しい上に腹持ちするため、大分の飲食店ではランチメニューとしても大人気です。
ここでは、大分で関アジ・関サバメニューをオーダーできるおすすめの人気店を紹介していきます。
ランチも食べられる「こつこつ庵」
こつこつ庵は、大分駅から徒歩圏内にある人気居酒屋です。創業40年の歴史を誇る老舗で、関アジ・関サバを中心とした大分の郷土料理メニューを提供しています。
一日に3回に分けて仕入れた関アジ・関サバは鮮度抜群。昭和の雰囲気を残したレトロな雰囲気の中で、地酒を飲みながら美味しい刺身を食べられます。
ランチタイムには、刺身定食や琉球定食などの限定メニューもあり。様々なタイプの客席が用意されているので、一人でも団体でも入店可能です。
住所 | 大分県大分市府内町3-8-19 |
電話番号 | 097-537-8888 |
営業時間・休業日 | 11:30~21:30 定休日:日曜日(翌日が祝日の時は月曜日が休み) |
平均予算 | ランチ:2,000円程度 ディナー:3,000円程度 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | 大分駅から徒歩10分 |
公式URL |
両方が適量のランチが人気「関の亭・活丸」
関の亭・活丸は、大分県北東部の別府湾沿いに建っている人気食堂です。幸崎駅から国道197号を東に向かうと、小志生木海水浴場の近くに「活魚料理 関アジ・サバ」と書かれた古風なお店があります。
関アジ定食や関サバ定食など、鮮度抜群の魚介類を使った海鮮料理メニューが充実。店内は民家風の落ち着いた内装になっていて、外の席に座れば海を見ながら関アジ・関サバ料理を楽しめます。
住所 | 大分県大分市志生木3114 |
電話番号 | 097-575-2923 |
営業時間・休業日 | 11:00~21:00 定休日:月曜日(祝日の場合は火曜が休み) |
平均予算 | ランチ:3,000円程度 ディナー:4,000円程度 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 幸崎駅から車で10分 |
公式URL |
豪華ランチならここ!「関の瀬」
関の瀬は、関の亭 活丸の近くにある人気懐石料理店です。別府湾沿いの国道197号を走り、肉の吉岡の所で曲がると、白と黒を基調とした格式高い建物に「関の瀬」と書かれたお店が見えてきます。
寿司・御膳・姿造りなど、関アジ・関サバを使った本格和食メニューが満載。平均価格が3,000~5,000円と比較的高めですが、料金に見合うだけの豪勢なランチを食べられる魅力があります。
住所 | 大分県大分市大字志生木2319-1 |
電話番号 | 097-575-4141 |
営業時間・休業日 | 11:00~15:00、17:00~21:30 定休日:火曜日 |
平均予算 | ランチ:3,000円程度 ディナー:4,000円程度 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 大分宮河内ICから車で約30分 |
公式URL |
大分の関アジ・関サバが味わえる駅近のおすすめ店
関アジ・関サバ料理を食べるために県外から大分を訪れる場合は、帰りを考慮してなるべく駅の近くにあるお店を利用することをおすすめします。
ここでは、関アジ・関サバメニューを食べられるおすすめの飲食店の中から駅の近くにある店舗を見ていきましょう。
ゆったりとした空間が人気「とよ常」
お食事処 とよ常本店は、別府駅から徒歩圏内にある人気海鮮料理店です。2018年に移転し、より広々としたお店になってリニューアルオープンしました。
関アジ・関サバ料理はもちろんのこと、特大エビに秘伝のタレをミックスした特上天丼や海老天が大人気。世界的にも有名な温泉街・別府の街にあるため、現地の住民だけでなく海外からの観光客も多く足を運んでいます。
住所 | 大分県別府市北浜2-12-24 |
電話番号 | 0977-22-3274 |
営業時間・休業日 | 11:00~22:00 定休日:不定休 |
平均予算 | ランチ:2,000円程度 ディナー:3,000円程度 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 別府駅から徒歩10分 |
公式URL |
リーズナブルで美味しい「かみ風船 中央町店」
かみ風船 中央町店は、大分駅の近くにある人気居酒屋グループのお店です。昭和58年の創業以来、大分の食材を使った郷土料理・地酒を提供し続け、地元で圧倒的な知名度を誇っています。
関アジ・関サバ・ふぐ刺しなどのメニューが付いた生ビール飲み放題プランが4,000~5,000円程度。非常にコストパフォーマンスに長けていて、大人数で盛り上がりたい時におすすめです。
住所 | 大分県大分市中央町2-15 |
電話番号 | 097-536-5858 |
営業時間・休業日 | 17:00~24:00 定休日:不定休 |
平均予算 | ディナー:4,000円程度 |
駐車場の有無 | 無し |
アクセス | 大分駅から徒歩10分 |
公式URL |
名物の琉球丼がおすすめ「二代目与一」
二代目与一は、大分駅のすぐ近くにある人気料亭です。大分の郷土料理である「琉球丼」の発祥地と言われており、本場の琉球丼をオーダーできます。
新鮮な関アジの身を酢飯の上に乗せ、ネギ・海苔・胡麻などをトッピングして醤油ダレで和えた名物メニュー。価格は一つあたり1,650円と決して安くはありませんが、何度食べても飽きない旨さを堪能できます。
住所 | 大分県大分市中央町2-3-7 |
電話番号 | 097-532-4714 |
営業時間・休業日 | 11:00~22:00 定休日:第1・3月曜(祝日の場合は翌日が休み) |
平均予算 | ランチ:2,000円程度 ディナー:3,000円程度 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 大分駅から徒歩10分 |
公式URL |
大分の人気店で旬の関アジ&関さばを味わおう!
今回は、大分の人気グルメ「関アジ・関サバ」の特徴やおすすめの飲食店などを紹介いたしました。
大分名物の関アジ・関サバは、一度食べたら他の海鮮料理に満足できなくなるほどの絶品です。大分に立ち寄る機会があれば、ぜひ関アジ・関サバを食べに行きましょう。