世良田東照宮は群馬県太田市の観光名所!見どころやアクセスを紹介
世良田東照宮は、群馬県太田市の観光名所です。この記事では、徳川氏発祥の地とも言われている世良田東照宮の見どころやアクセス方法を紹介しました。世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポットも紹介したので、ぜひチェックしてください。
目次
群馬県の世良田東照宮について紹介!
群馬県の世良田東照宮は、太田市にある神社です。
太田市にある世良田東照宮は徳川氏発祥の地としても有名です。この記事では、群馬県の世良田東照宮について詳しく紹介していきます。
世良田東照宮とは?
ここからは、太田市にある世良田東照宮とはどのような神社なのか紹介していきます。
徳川氏発祥の地として有名な場所
世良田東照宮は、徳川氏発祥の地として有名な場所です。世良田東照宮は「お江戸見たけりゃ世良田にござれ」と謳われたほどの場所なのです。
世良田東照宮の周辺は、平安時代には「新田荘」と呼ばれていた荘園です。この辺りは浅間山の大噴火によって荒廃してしまっていたのですが、新田義重によって再開発されました。
新田義重は、祖父が源義家で、父は源義家の三男・源義国です。新田義重は新田家の始祖となりました。その後、新田義重の四男・新田義季が現在の群馬県太田市尾島町(当時の上野国新田郡世良田荘徳川郷に住み、徳川(または得川)を称して「徳川義季」と名乗流ようになったのです。
これが、徳川氏発祥の始まりと言われています。
世良田東照宮の歴史と由来
世良田東照宮の歴史と由来を紹介していきます。
先ほども紹介したように、世良田東照宮のある地は新田氏の開祖・新田義重が住んでいた場所です。隣接している長楽寺には、新田義重の供養塔もあります。
徳川家康は関東に入り、新田氏から分立した世良田東照宮のある地を発祥地とする「世良田氏の末裔」を自称していました。
世良田東照宮は歴代の徳川将軍から信仰されたため、江戸時代には大いに栄えました。その後、明治8年(1875年)に神仏分離によって長楽寺から分離した世良田東照宮は、明治12年(1879年)に郷社に列格しました。
世良田東照宮の国指定重要文化財は必見!
世良田東照宮の国指定重要文化財は必見です。ここからは、世良田東照宮の国指定重要文化財について詳しく紹介していきます。
彫刻・巣籠りの鷹が有名「本殿」
世良田東照宮の「本殿」は彫刻・巣籠りの鷹が有名です。
本殿彫刻「巣籠りの鷹」は、左甚五郎作・狩野探幽画によるものです。素晴らしい彫刻なので、ぜひチェックしてみてください。
本殿を一周する透塀「唐門」
「唐門」は本殿を一周する透塀です。唐門は拝殿を移築した際に、日光東照宮の奥社にあった門を移築したものです。
日光東照宮の社殿を移築「拝殿」
「拝殿」は日光東照宮の社殿を移築したものです。
拝殿の正面には鷹の彫刻がありますが、これは徳川家康公が鷹狩を好まれたからのようです。ぜひ、様々な彫刻をチェックしてみてください。
日本一の大きさを誇る「鉄灯篭」
世良田東照宮には、日本一の大きさを誇る「鉄灯篭」もあり、見どころとなっています。
世良田東照宮の「鉄灯篭」は1618年に、総社の藩主であった秋元越中守長朝が徳川家康公から受けた報恩から、児玉の鋳物師鋳物師・中林仲次に依頼し鋳造したものです。
「鉄灯篭」の高さは4.95メートルあります。ぜひ、チェックしてみてください。
世良田東照宮の見どころ
ここからは、世良田東照宮の見どころについて紹介していきます。
群馬県一の巨木「御神域桜」
世良田東照宮の見どころ1つ目は、群馬県一の巨木「御神域桜」です。
「御神域桜」は世良田東照宮南入り口付近にある大きな桜で、樹齢推定は450年です。幹周は3.6メートル、樹高は20メートル、枝ばりは東西南北20メートルです。
「御神域桜」はソメイヨシノですが、ソメイヨシノとしては群馬県一の太さです。ぜひ、群馬県一の巨木「御神域桜」を見てみてください。
商売繁盛の神様「開運稲荷社」
世良田東照宮の見どころ2つ目は、商売繁盛の神様「開運稲荷社」です。「開運稲荷社」は、世良田東照宮の境内社で、古くから祀られていました。
開運招福・商売繁盛・五穀豊穣といったご利益があるとされていて、世良田東照宮が修復される際には、「開運稲荷社」も幕府より手厚い保護が成されてきました。
「開運稲荷社」の御祭神は、倉稲魂命(うかのみたま)です。日本書紀では倉稲魂命と書かれている神様ですが、古事記では「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」という表記になっています。
「宇迦」というのは穀物・食物の意味があります。倉稲魂命は穀物の神様です。商売繁盛・開運したいという方は、ぜひ「開運稲荷社」をしっかりと参拝してみてください。
良縁成就のご利益「御黒門(縁結び門)」
世良田東照宮の見どころ3つ目は、良縁成就のご利益「御黒門(縁結び門)」です。
「御黒門(縁結び門)」は江戸時代には常に閉じられていた門です。そのため、人々は門前での参拝をしていました。「御黒門(縁結び門)」が1年のうちに2度開かれる時があり、それが徳川家康公が亡くなった4月17日と、正月17日です。
地覆長押(柱の最下部をつないだ長押)をまたいで参拝すると良縁成就となると言われているので、ぜひ「御黒門(縁結び門)」をまたいで参拝してみてください。
世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポット
ここからは、世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
新田家の歴史を学ぶ「新田荘歴史資料館」
世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポット1つ目は、新田家の歴史を学ぶ「新田荘歴史資料館」です。
「新田荘歴史資料館」の建物はとても立派で収蔵品も充実しています。長楽寺に伝わる貴重な資料や、東毛地区の資料がたくさん展示されています。中世の新田荘や、新田義貞に関する資料館で、新田氏について詳しく知りたいという方にとてもおすすめです。
「新田荘歴史資料館」の建物の外には「新田義貞の像」もあるので、こちらもぜひチェックしてみてください。
住所 | 〒370-0426 群馬県太田市世良田町3113−9 |
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電話番号 | 0276-52-2215 |
営業時間・休業日 | 9:30~17:00 定休日は月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌日) |
アクセス | 【電車】 (駅前に無料レンタサイクルあり) 【車利用】 関越自動車道花園ICから40分 国道354線経由で55分 国道17号上武道路経由で25分 |
料金 | 個人:200円 中学生以下:無料 |
駐車場の有無 | 有り |
公式URL |
幕府公認の縁切り寺「満徳寺」
世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポット2つ目は、幕府公認の縁切り寺「満徳寺」です。「満徳寺」は日本に2つだけしかない駆け込み寺として知られています。江戸時代には男女の身分差が本当に激しかったのですが、「満徳寺」は江戸時代に男性の不貞から女性を救うための駆け込み寺としての役割を果たしていました。
「満徳寺」は夫との離縁を成立させてくれていたお寺だったのです。
「満徳寺」の遺跡公園内には、本堂・玄関・門・底面がありますが、これらは復元されたものです。公園内は散策することもでき、満徳寺資料館では縁切寺の由緒や歴史などが学べる映像「おきよさん縁切りす」が流れています。満徳寺の歴史を学びたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
また、「満徳寺」では、満徳寺資料館の中にある「縁切・縁結厠」が最大の注目スポットとされています。縁切厠には黒色のトイレと白色のトイレがあります。自分の人生の中でいらないものは白いトイレに流し、成就させたい祈願の場合は黒いトイレに入れて流してください。ぜひ、叶えたい願いや切りたい縁があるという方は、「満徳寺」を訪れてみてください。
住所 | 〒370-0425 群馬県太田市徳川町385−1 |
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電話番号 | 0276-52-2276 |
営業時間・休業日 | 9:30~17:00 定休日は月曜日 |
アクセス | 【車】 関越自動車道花園ICから40分 R17上武道路利用で20分 |
料金 | 個人:200円 中学生以下:無料 |
駐車場の有無 | 有り 「縁切寺満徳寺の里駐車場」に駐車可能 (遺跡公園南側の県道298号平塚亀岡線沿い) |
公式URL |
禅文化発祥のお寺「長楽寺」
世良田東照宮周辺のおすすめ観光スポット3つ目は、禅文化発祥のお寺「長楽寺」です。
「長楽寺」は、徳川の祖・新田義季から九代にわたり居住した場所で、勅使門・三仏堂・古文書類が残されています。新田義季は新田義重の四男です。
「長楽寺」は、臨済宗の開祖栄西の高弟・栄朝を招いて開基した、東国における禅文化発祥の寺とされています。「長楽寺」の境内には当時広大な塔頭寺院が軒を並べていて、常時500人もの学僧が研学修行につとめていました。
江戸時代に徳川家康が関東に入ると、徳川家康は「長楽寺」を徳川氏祖先の寺として重視しました。そこで、天海大僧正を住職に任じたと言います。
三代将軍・徳川家光の命を受け、天海は天台宗に改宗しました。その後、日光東照宮の社殿を移すなどし、長楽寺は大寺院として再興していきました。ぜひ、「長楽寺」も訪れてみてください。
住所 | 〒370-0426 群馬県太田市世良田町3119−6 |
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電話番号 | 0276-52-1035 |
営業時間・休業日 | 24時間 |
アクセス |
【電車】
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料金 | 無料 |
駐車場の有無 | 有り |
公式URL |
世良田東照宮へのアクセス
ここからは、世良田東照宮へのアクセス方法について紹介していきます。世良田東照宮は電車・車での行き方があるので、両方の行き方についてここでは紹介します。
電車での行き方
世良田東照宮に電車で行く場合には、東武伊勢崎線世良田駅が最寄駅となっています。
世良田駅から徒歩で20分くらいで行けます。また、無料レンタルサイクルも有るので、自転車を借りてアクセスするのもおすすめです。
車での行き方
世良田東照宮に車で行く場合には、北関東道伊勢崎ICから20分で行けます。
埼玉方面からアクセスする場合には、関越道花園ICから50分で行くことができます。
世良田東照宮は、県道142号線や14号線から少し入った場所にあります。太田市歴史公園や世良田小学校のすぐ西側を目印にして行くと迷わずに行けます。
駐車場
世良田東照宮には駐車場があります。世良田東照宮の駐車場は2ヶ所あります。駐車場は、境内入口の門のすぐ横に数台のスペースがあり、少し離れた場所に大きな駐車場もあります。
初詣の期間中であれば、世良田小学校が臨時駐車場になります。車で世良田東照宮にアクセスする予定の方は、駐車場の位置を確認してから行くようにすることをおすすめします。
住所 | 〒370-0426 群馬県太田市世良田町3119−1 |
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電話番号 | 0276-52-2045 |
参拝時間・休業日 | 9:00~16:30 |
アクセス | 世良田駅から徒歩で20分 |
拝観料 | 東照宮宝物殿拝観料 大人:300円 |
駐車場の有無 | 有り |
公式URL |
徳川氏発祥の地「世良田東照宮」を訪れよう!
群馬県太田市の観光名所・世良田東照宮の見どころやアクセス方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ぜひ、徳川氏発祥の地「世良田東照宮」を訪れてください。