セブンスターの木はタバコCMやパッケージが由来？(北海道･美瑛)

北海道の美瑛町にある観光スポット「セブンスターの木」は、有名なカシワの木です。広大な丘の上に、1本だけ立っているカシワの木が立っているというその景色を楽しむために多くの人が訪れています。

「セブンスターの木」がどの辺りにあるのか、なぜ「セブンスターの木」と呼ばれているのかを知らない方は、ぜひ記事を読み進めてみてください。

「セブンスターの木」の場所・住所は、北海道上川郡美瑛町北瑛です。車で行くと、JR富良野線美瑛駅から「セブンスターの木」まで車で13分ほどで着きます。駐車場もあって無料なので車で行くのがおすすめです。

車以外だと、JR富良野線美瑛駅から徒歩で105分、JR富良野線美瑛駅からレンタサイクルで60分かかります。「セブンスターの木」を見に行くと分かるのですが、この辺り一帯は農地になっています。

「セブンスターの木」をより良くカメラで撮影できるスポットを農地に入って探す方もいますが、農地や畑は観光地ではないので絶対に入らないようにしてください。

ここからは、なぜ「セブンスターの木」と言われているのか、名前の由来について説明していきます。理由を知らない方は、ぜひチェックしてみてください。

「セブンスターの木」と言われている理由は、タバコ「セブンスター」のCMでカシワの木が流れたり、パッケージに採用されたことにあります。

「セブンスターの木」は「セブンスター」のパッケージに1976年に使われて、大きな話題になりました。1970年代、日本では各地で記念タバコ・観光タバコの発売が全盛を迎えていたのです。

美瑛町には当時、観光スポットが白金温泉しかなく、美瑛町の知名度を上げるためにパンフレットが作られました。そのパンフレットには「コマーシャルの町美瑛町、撮ってもいい町美瑛町」と書かれていたようです。

そのパンフレットが作られたと同じ時期に、カシワの木は「セブンスター・マイルドセブン」のパッケージに使われ、多くの人が美瑛町に訪れるようになりました。

ここからは「セブンスターの木」を見に行くのにおすすめのシーズンや時間帯について説明して行きます。

まず、「セブンスターの木」を見に行くおすすめのシーズンですが、航空券や宿泊費を抑えたいのであれば秋から冬にかけて行くと良いです。この時期は、寒さが厳しくなって観光客が減るため航空券や宿泊費がかなり安くなります。

夏の昼間の「セブンスターの木」は、タバコ「セブンスター」のパッケージに使われたままの様子を楽しむことができます。

夏は「セブンスターの木」の葉っぱが青々としていて、青空をバックにとても映えていて綺麗です。

「セブンスターの木」は夏の昼間に見に行くのもいいですが、朝焼けに照らされている「セブンスターの木」もとても幻想的でおすすめです。

朝焼けに照らされている「セブンスターの木」と朝日が重なると、まるで燃えているように見えるのです。燃えるような「セブンスターの木」は早朝にしか見ることができません。

ぜひ、朝焼けに照らされている「セブンスターの木」を見に行ってください。

「セブンスターの木」が見える場所は、夜空もとても綺麗と言われています。空気が澄んでいるため、星空が綺麗に見えるのです。

満点の星空をバックにした「セブンスターの木」もとてもおすすめです。夜は観光客もあまりいないので、静かで美しい絶景を楽しむことができます。

美瑛町というと「セブンスターの木」が有名ですが、実は「セブンスターの木」以外にもおすすめスポットがあります。ここからは、「セブンスターの木」以外のおすすめスポットを3つ紹介します。

「ケンとメリーの木」は、日産スカイマークのCM撮影現場となった場所です。「ケンとメリーの木」は1972年に、日産自動車の「愛のスカイライン」のCMに登場し、話題になった木です。

「ケンとメリー」というのは、スカイラインのキャラクターから付けられました。

 「ケンとメリーの木」がある場所・住所は、北海道上川郡美瑛町大久保協生です。JR富良野線美瑛駅から車で5分で行くことができ、駐車場もあって無料なので車で行くことをおすすめします。

美瑛の市街地から南東側は、十勝岳をバックに美しい丘を楽しめる「パノラマロード」となっています。自然に囲まれた景色を360°楽しむことができるため、「パノラマロード」と呼ばれているようです。

畑の真ん中にポツンと「赤い屋根の家」や、三角屋根の塔の「美馬牛小学校」が見えて、写真を撮るのが好きな人であれば撮らずにはいられない牧歌的な風景として知られています。

「パノラマロード」は季節によってまったく違う景色を楽しむことができるため、季節が変わるごとに訪れる方もいるようです。

「パノラマロード」の場所・住所は、北海道上川郡美瑛町です。JR富良野線美瑛駅から美馬牛方面へ車で10分ほどで行けます。アップダウンが激しいため車・タクシーで行くのがおすすめです。

この辺りは熊が出没する地域でもあるので、注意してください。

「パッチワークの路」は美瑛町の丘陵地帯のことを指しています。場所・住所は、北海道上川郡美瑛町大村です。広大な土地の中で、様々な花・作物が織りなす模様が、まるでパッチワークのように見えることからそう名付けられました。

また、この地区一体は毎年作物の連作が出来ません。そのため、二度と同じ風景に出会うことができないということも魅力の一つなっています。

「セブンスターの木」が立つ場所から少し北に駐車場があるのですが、この駐車場から「パッチワークの路」を一望することができます。十勝岳連峰や旭岳なども見渡せるので、一度見てみてはいかがでしょうか。

北海道の美瑛町にある観光スポット「セブンスターの木」や、それ以外のおすすめスポットについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

美瑛町というと「セブンスターの木」を思い浮かべる方が多いですが、それ以外にも「ケンとメリーの木」「パノラマロード」「パッチワークの路」など見所は多いです。

特に、「パッチワークの路」は毎年作物の連作が出来ないことから、二度と同じ風景に出会うことができないという魅力的な場所になります。

美瑛町は魅力的で美しい景色が多いですが、最近ではそこに住んでいる人たちのことを忘れてしまって農地に入ってまで、より良い撮影スポットを探す観光客も増えて問題になっています。

農地は観光地ではないので、勝手に入るのは絶対にやめてください。マナーを守って美瑛町の絶景を楽しみましょう。