正丸峠は心霊スポット!走り屋が死亡事故?奥村茶屋についても紹介
正丸峠といえば、街道レーサーたちのメッカというイメージがありますが、じつは、夜も更けると、身の毛もよだつ心霊現象が頻繁に起きる「心霊スポット」のメッカでもあります。「食」については奥村茶屋の魅力も紹介し、今回は正丸峠のすべてを調査しました。
目次
心霊スポット「正丸峠」について紹介!
「正丸峠」の魅力の中には、峠ならではの、いくつもの側面があります。例えば「秋」は、山いっぱいの紅葉が、鮮やかに峠を染め上げる景勝地であり、地元の人たちだけでなく、遠方からも紅葉を目当ての観光客が、大勢来られます。
一方で、峠道の曲がりくねったワインディングロードで、スピードを競う向こう見ずな、若者たちでも賑わいます。冬ともなれば、交通情報で必ずといってよいほど、通行止めが速報される交通の難所でもあります。
そして忘れてならないのが、「心霊スポット」としての、正丸峠の「うわさ」です。交通事故の多い場所でもあり、かつて昭和の時代に、幼女連続殺人事件の舞台として登場したこともあり、峠でのさまざまな「霊」の目撃情報にもうなずけます。
正丸峠の位置と歴史について
正丸峠( しょうまるとうげ )は埼玉県秩父郡「横瀬町」と埼玉県「飯能市」の境界にある峠です。地域としては、秩父、奥武蔵にあたり、峠の標高は633メートルあります。展望台からの景色は素晴らしく目を見張るものがあります。
その他ハイカーにとりお目当ては、標高969メートルの「棒ノ峰」です。頂上からの眺望もよく、初心者でも、登山を楽しめる「ハイキングコース」がある人気のスポットです。
正丸峠は交通の要衝・役割は
かつて旧正丸峠は、江戸時代に江戸と秩父一帯をむすぶ交通の要衝として、秩父札所巡礼に用いられました。巡礼と言いますと、四国八十八カ所巡りのお遍路が有名ですが、ここ秩父三十四カ所の「 百観音巡礼 」も、日本に古くから伝わる巡礼コースです
正丸峠はどんなところ?どうして心霊スポットなの?
夏には峠の「涼」を求めて、秋には紅葉の「モミジ狩り」が楽しめます。そのうえ、ハイキングやサイクリングにも最適で、最近は、外国人の姿も多く見られるようになりました。
大勢の観光客が訪れる正丸峠ですが、そのほかに峠道でのバイクや4輪でタイムを競いスリルを求める若者や、事故の数々の逸話や「心霊スポット」としても有名です。
頭文字Dの聖地
峠道は完全舗装されて、現在は1年中通行が可能ですが、やや路面が荒れているところもあります。カーブも多く狭いところでは軽自動車でもセンターラインをまたがないと通れない部分もあります。
ここ正丸峠が有名なのは、峠のワインディングロードを舞台に、自動車を自在に操り高速で走り抜ける、「走り屋」の若者たちを描いた、「しげの秀一」原作のコミック「頭文字D(イニシャルD)」の聖地であることです。
コミックは、「高校生編」と「プロジェクトD編」で構成され、主人公の「藤原拓海」が愛車のスプリンタートレノ・AE86に乗り、名だたる公道レーサー達とバトルを繰り広げ坑道最速の伝説となっていくストーリーとなっています。
多くの走り屋が訪れる
正丸峠は、曲がりくねった道のうえ信号機も無いに等しく、週末ともなるとバイクや4輪の若者が、「走り」目的に集まります。カーブでは中央に鋲が打たれガタガタと、現在では走りにくくなって、落ち葉などで道路も荒れています。
ここは、「頭文字D」で主人公の藤原拓海とハチロクレビンに乗った秋山渉との、バトルの舞台となったところで、今でも多くの「頭文字D」ファンが来ます。深夜などには対向車に、走り屋と遭遇するかもしれませんので、通行には注意が必要です。
正丸峠は死亡事故が多い?
正丸峠は、道が狭いうえヘアピンカーブが多く、1980年代から1990年代後半にわたって、「ローリング族」のメッカとして、2輪の事故が多発したようで、それに伴い、死者の数も相当数増加したようです。
その後コミック「頭文字D」の人気もあり、主役は4輪に移ります。そして、峠道をいかに早く走れるかを競う「走り屋」の死亡事故も急増していきます。現在でもガードレールの、塗装が剥げていて事故の多さを物語っています。
当然、ドライバーや搭乗者のケガや死亡することも増加します。最近は若者の車離れもあり、一時の喧騒もかなり落ち着いてきていますが、休日の夜間には、やはり一部の車好きによる、暴走行為はなお続いているようです。
ここで心霊スポットとしての「正丸峠」の一面を紹介します。心霊スポットとしての背景には、「走り屋」交通事故の多発のほかに通常の交通事故も頻発することが挙げられます。
さらに昭和63年~64年にかけて、日本中を震撼させた「宮崎勤」の起こした「幼女連続殺人事件」にもこの地が関連しており、このことからも事故や、事件被害者の冥福を祈らずにはいられません。
正丸峠で起こる心霊現象は?
正丸峠で、霊が出るという心霊体験をした人は大勢います。「四つん這い」の女性(老婆?)にものすごいスピードで追いかけられたとか、道路を走っていると「道路端に若い女性」が立っていたとの体験談もありました。
その他、トンネル内で急にアクセルが重くなり足元に冷気を感じたり、交通事故の被害者でしょうか、「首なしライダー」や「骸骨」を見たというのも多く語り継がれています。
正丸トンネル内でも心霊現象が目撃されている!
「本当の話です」と切り出すのは友人4人と、サイクリングに正丸トンネルに行った、男子高校生(当時)です。
飯能側から秩父側にトンネルを抜ける途中で、1人が急に遅れだしたので立ち止まって待っていると、遅れた友だちの自転車の後ろに、知らないおばあさんが乗っていたということです。
3人は「ウワー」と悲鳴をあげ、トンネル出口まで一目散に逃げたそうです。遅れてきた友達のうしろにはもうおばあさんの姿はもうなく、その友達の話によると遅れだしたとき急にペダルが重くなったそうです。
正丸峠は紅葉もおすすめ!
春は「桜」に秋には「モミジ」と、移り変わる景色を見て楽しむのも、正丸峠での楽しみのひとつです。行楽シーズンの休日ともなると、カラフルなウェアで固めた、サイクリングのバイカーやハイキングのハイカーで峠は賑わいます。
ハイキングコースとして正丸峠は人気の場所です。山々のマイナスイオンを体に浴びながらの正丸峠から伊豆が丘までの8.6キロの登山ハイキングはどうでしょう。
チョット私には無理という方も、天気の良い日には、せっかく正丸峠に来たのですから少しだけでも、山に分け入ってみましょう。
正丸峠頂上の「奥村茶屋」は休憩におすすめ!
散策、ドライブのあとは奥村茶屋で休憩しましょう。峠越えをする方の多くが利用する休憩ポイントになっています。メニューには名物のジンギスカン(1,500円)正丸丼(850円)の他各種「飲み物」もあります。
昼時は大変混雑しますので、早めに入店するのがおすすめです。それと「休業日」が”不定休”となっています、奥村茶屋での休憩をスケジュールに入れる際は、電話で確認しておきましょう。
場所 | 埼玉県飯能市南川447-2 042-978-0525 |
アクセス | 正丸駅から1,880m |
営業時間 | 月~土 10:00~16:00 日 9:00~17:00 休日 不定休 |
鉄道と自動車の正丸峠へのアクセス
「車でのアクセス」~関越道(新潟方面に)⇒鶴ヶ島JCT(圏央道・八王子方面に)⇒狭山・日高ICを下りる⇒飯能・佐山BP(299)方面に⇒飯能・佐山BPを右折して道なりに、所要時間2時間
「鉄道でのアクセス」~西武線を使い「池袋駅・5番線(特急)」⇒「飯能駅・2・3番線」(秩父行き)⇒正丸駅⇒正丸峠まで徒歩で79分
正丸峠は楽しめるトワイライトゾーン?
正丸峠には、不思議な魅力があります。心霊スポットだけでなく、「日の出」や「夕日」の美しさ、東京スカイツリーが見える、ビューポイントの「展望台」など、上記で紹介しきれなかった魅力的な場所が、まだまだ沢山あります。