首塚大明神には酒呑童子の首が眠る！京都屈指の心霊スポットを紹介

京都にある「首塚大明神」は、京都屈指の心霊スポットです。この記事では、ヤバイと言われている「首塚大明神」について詳しく紹介していきます。

ここからは、首塚大明神について詳しく紹介していきます。

首塚大明神は京都府亀岡市にある神社です。

首塚大明神には、京の都を襲った鬼•酒呑童子の首が祀られていると言われています。酒呑童子は、源頼光によって退治された鬼です。

史上最も有名な鬼・酒呑童子は、鬼界の頭領として知られています。3メートルほどの身の丈があった酒呑童子は、平安時代には丹波国の大江山に住んで、鬼の部下を引き連れて悪さを繰り返していました。

酒呑童子は都に出るたびに金銀を盗んで、女性をさらうなどの悪行を働いていたのです。酒呑童子は人をさらって肉を喰っていたと言います。

当時の天皇だった一条天皇が陰陽師・安倍晴明に占わせると、「酒呑童子たちの仕業」ということがわかりました。そして、一条天皇は源頼光とその家来たち（四天王の渡辺綱・坂田金時・碓井貞光・卜部季武）に、「酒呑童子の征伐」を命じたのです。

源頼光たちは、酒呑童子を含む鬼たちに毒酒を飲ませて寝込みを襲うという作戦を立てて実行しました。作戦は成功し、源頼光は「童子切り」という名刀を使用して酒呑童子の首を切り落としたのです。

酒呑童子の首は切り落とされましたが、酒呑童子の首は源頼光に噛み付いたと言います。源頼光たちは酒呑童子の首の首を京へと持ち込もうとしましたが、老ノ坂の地蔵尊に「不浄なものを京に持ち込むな」と言われます。

四天王の一人だった坂田金時はそれを無視して持ち上げようとしたのですが、老ノ坂から酒呑童子の首は動かなくなってしまいました。

そのため、酒呑童子の首を動かなくなった老ノ坂に埋葬することに決めたのです。そして、酒呑童子はこれまでの罪を悔いたようです。「死後は首から上に病気を持つ人を助ける」ということを望んだので、大明神として祀られたとも言い伝えられています。

一条天皇が即位した時期には、日本全国で疱瘡などの疫病が大流行していた時期だったため、酒呑童子は鬼ではなく「疾病を具現化したもの」という指摘をする方もいます。

酒呑童子は、赤疱瘡に感染した人のことを表していて、酒呑童子も疫病によって辛い思いをしたのではないかと一部で推測されているようです。

首塚大明神は、鬱蒼とした林の中に佇んでいます。昼間でも人の気配がある場所ではないため、薄気味悪く感じる人も多いです。

ここからは、首塚大明神の心霊現象を紹介していきます。

首塚大明神の心霊現象の1つ目は、心霊写真が撮れるというものです。首塚大明神は、京都の中でも特に霊が最も集まる場所とされています。

そのため、霊感が強い・弱いは関係なく、何気なく首塚大明神で写真を撮影すると心霊写真が撮れてしまうようです。心霊写真を撮影したくないという方は、首塚大明神で写真を撮影しないように気をつけてください。

首塚大明神の心霊現象の2つ目は、鳥居をくぐると呪われるというものです。首塚大明神には、他の神社と同じく鳥居があります。この鳥居をくぐる時には、「必ず手を洗ってから」入るようにしてください。

首塚大明神の鳥居の前には、手水が設けられているので、こちらで手を洗うようにしてください。首塚大明神は、手水で手を洗わずに鳥居をくぐってしまうと呪われるという事も言われているので、絶対に手を洗ってから入るようにしましょう。

ただ、手水でしっかり手を洗っても、首塚大明神の鳥居をくぐるだけで呪われてしまうという事も言われているようです。それ以外にも、鳥居や参道の中心ではなく端っこを歩くと呪いは受けないと考える人もいるようです。

首塚大明神の心霊現象の3つ目は、訪れると体調を崩す人もいるというものです。

首塚大明神を何度も訪れている人でも、日によってその場に長くいられないほど体調が悪くなってしまったという経験をする人もいます。

また、首塚大明神は絶対に深夜に参拝しないようにしてください。実は、首塚大明神へ深夜に参拝してしまうと酒呑童子の霊に祟られてしまうという事も言われています。

基本的に、どの神社でも夜や深夜に訪れるのはあまりよくありません。深夜に訪れてしまうと、神様の領域を荒らしてしまうという考え方もあるのです。

首塚大明神は昼間に訪れた場合にも体調を崩してしまう事もあるような場所なので、絶対に深夜や夜に行かないようにしてください。そして、京都屈指の心霊スポット・首塚大明神に、絶対に面白半分で行ったりしないようにしてください。

ここからは、心霊だけじゃない、首塚大明神のご利益について紹介していきます。

首塚大明神は、首より上の病に霊験があるとされています。首塚大明神は、京都屈指の心霊スポット・魔所として有名な場所なので、あまりご利益については知られていないのが現状です。

ただ、首塚大明神には首より上の病に霊験があると言われていて、そのご利益を求めて参拝する方もいます。京でたくさんの悪さを働いた酒呑童子でしたが、首を切られた後でこれまでに自分が犯してきた罪を悔いたのです。そして、「死後は首から上に病気を持つ人を助ける」ということを望んだと言われています。

頭や目・喉・首などの病気に悩まされている方は、首塚大明神を参拝してみると良いでしょう。

ここからは、首塚大明神へのアクセス方法を紹介していきます。

首塚大明神は、桂駅から車で約20分のところにあります。車ではなく電車やバスで行く場合には、JR嵯峨野線「亀岡」駅から京阪京都交通バスで「峠西口」で下車してください。

または、京阪京都交通バスで「老の坂峠」で下車してください。「峠西口」と「老の坂峠」のどちらで下車しても、歩いて15分ほどで着きます。

旧老ノ坂峠の「従是東山城国」の石標からすぐのところに、首塚大明神の石の鳥居が見えます。

首塚大明神のお社の上には、「いにしえは 鬼のかしらと いひけれど いまは佛に 勝る首塚」という和歌が書かれています。この和歌の意味は、「昔は、人々に害悪をなした鬼の首・酒呑童子の首ではあるけれど、今ではその鬼の首の霊験によって仏よりも人々の役に立っている首塚だ」という意味ではないかと言われています。

首塚大明神に参拝した場合には、ぜひお社の上の和歌もチェックしてみてください。

京都屈指の心霊スポット・首塚大明神を詳しく紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。首塚大明神には、京の都を襲った鬼•酒呑童子の首が祀られています。酒呑童子は都に出るたびに金銀を盗んで、女性をさらうなどの悪行を働いていました。

酒呑童子は首を切り落とされたときに、これまでの罪を悔いたようです。「死後は首から上に病気を持つ人を助ける」ということを望んだので、大明神として祀られたとも言い伝えられています。

首塚大明神は、心霊現象が撮れる・鳥居をくぐると呪われる・訪れると体調を崩す人もいるという心霊スポットです。首塚大明神を参拝する際には、絶対に夜や深夜に訪れたりせずに、参拝するときには体調面など色々と注意してください。