あの花の聖地！人気アニメの舞台となった秩父の巡礼スポットを紹介

あなたは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というアニメを知っていますか？随分長い名前だという印象ですが、これだけでは内容まではわかりませんね。そこで、あの花の舞台になった埼玉県秩父市の中から、おすすめスポットを紹介していきます。

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、2011年にアニメが放送され人気になり、2013年には劇場版が放映されました。そして、ついに2015年に実写化もされました。実写版では、主人公のじんたんを村上虹郎さん、幽霊になっためんまを浜辺美波さんが演じました。

どのようなストーリーかというと、小学生の時に仲が良かった6人で「超平和バスターズ」を結成し、ことあるごとに秘密基地に集まり、同じ時を過ごしました。しかし、運命のある日、めんまが川の事故で亡くなってしまいます。

その日から、それぞれに罪悪感を抱え込み、5人は疎遠になってしまいました。高校生になったある日、じんたんの前に亡くなったはずのめんまが突然現れます。めんまは、お願い事を叶えてほしいが、その願い事を思い出せないけど、皆の力が必要だといいます。そこで、じんたんは、超平和バスターズの皆に協力を頼みます。

めんまの姿が見えるのは、じんたんだけなので理解してもらえるまでに時間がかかりましたが、それまで5人がばらばらだった気持ちを一つにして、目的を達成していく。そして、お互いの心のわだかまりを消し、皆が一歩ずつ成長していく。という青春物語です。

複雑に絡み合ったお互いの感情をさらけ出すという難しさのなかで、舞台となっている秩父でそれぞれが、お互いを思いやりながら分かりあっていく、とても暖かい内容になっていますので、まだアニメのあの花をご覧になっていない方は、是非、ご覧ください。

あの花の舞台は、埼玉県の秩父です。秩父はあの花の聖地といわれる、まだ自然が多く残る街です。特に人気があるのが、長瀞ライン川下りです。3㎞の距離を20分ほどで下っていくのですが、緩やかな流れのところがあり、急流のところもありのワクワク体験ができます。

そして、もう少し勇気のある方は、ラフティングはいかがでしょうか。ライン下りよりもスリリングですよ。このようなウォーターパークで、自然を満喫できるので東京からも日帰りで来る方も多いです。

他には、ロープウェイを利用して標高497mの宝登山にあるパワースポット宝登山神社に参拝に行くこともできます。

このように、自然豊かな秩父は、春には桜の花見、秋には紅葉と四季を通して楽しめるスポットでもあります。

あの花の舞台となったスポットをご紹介します。秩父にあるこの聖地と言われる場所は、アニメの世界だけではなく、秩父市民の憩いの場所として馴染みのある場所です。皆様も、秩父市民になったつもりで、散策してみてください。

あの花では、秘密基地に行く時によく登場する「旧秩父橋」は、1931年に完成した鉄筋コンクリート製の三連アーチ橋で、橋長134.6m・幅6ｍです。この旧秩父橋は、橋上公園と遊歩道として整備されています。

今では、あの花の舞台になった聖地として観光客も訪れるスポットになっていますが、県指定の有形文化財に指定されている橋として知られています。

アニメ上では、めんまが欄干の上を歩くシーンがありますが、危ないですので絶対真似はしないでください。橋にも注意書きの看板が設置していますのでご注意ください。

あの花の舞台になった聖地と言われる羊山公園は、埼玉県・武甲山の麓にある公園で、秩父市民の憩いの場として知られています。公園の北側にある「見晴らしの丘」は、秩父市街が一望できる絶景スポットで、秩父夜祭の花火はここから上がります。

そして、公園の南側には「芝桜の丘」があり、4月中旬~5月上旬にかけて花の絨毯を観賞することができます。もちろん、1000本の桜の木がありますので、春のお花見シーズンには大勢の見物客で賑わいます。

他には、ゆったり過ごせる「芝生広場」や、小さな子供が思いっきり遊べるアスレチックなどを設置した「わんぱく広場」と羊と触れ合える「ふれあい牧場」もあるので、ご家族でも楽しめる公園です。

それでは、「あの花」で超平和バスターズたちが暮らしていた場所をご紹介します。

アニメの中に描かれた風景や建物を現実に目の前にした時の感動を体感しましょう。そして、その舞台にに立った時に「あの花」の物語を思い返してみましょう。

あの花の舞台でもある「西武秩父駅」は、あの花でアナル・ユキアツ・ツルコ・じんたんが通学で利用していた駅で、西武鉄道最北端の駅です。そして、2017年にはグッドデザイン賞を受賞するほど洗礼された駅です。

駅前の「秩父観光情報館」では、あの花コーナーが設けられていて、あの花聖地巡礼マップを無料でもらえますので、まずは、情報館に立ち寄ってくださいね。

駅前には、温泉「祭の湯」があり、露天風呂や岩盤浴を楽しめます。もちろん、フードコートやお土産店もありますので、あの花聖地巡礼の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

じんたんとアナルが通う高校のモデルとなった「秩父市立第一中学校」は、渡り廊下がガラス張りで外見は私立学校を思わせる綺麗な佇まいです。

「社会に貢献する誇り高い生徒の育成」を目標に、福祉体験教室などの時間を設けて福祉を身近に感じられるような工夫をされています。

あの花の第4話で登場する「秩父神社」は、三峰神社・宝登山神社とともに秩父三社のひとつです。ご神体は、武甲山で「つなぎの龍」伝説があり、地主神は龍神です。

秩父神社の見どころは、徳川家康が寄進したといわれる社殿の彫刻でしょう。日光東照宮のような左甚五郎作の見事な彫刻は、重要文化財にも指定されています。

他には、毎年12月3日に開催される秩父夜祭が有名で、約20万人ほどの人たちで賑わいます。この秩父夜祭は、京都の祇園祭・飛騨高山の高山祭りと並び日本三大曳山祭として国の重要無形民俗文化財と重要有形文化財に指定されています。尚、平成28年には、世界無形文化遺産にも登録されました。

境内の中では、今後の運勢を占える「水占い」が体験できたり、あの花の絵馬も多く奉納されています。御朱印は授与所でいただけますので、記念にいかがでしょうか。

秩父神社前にあります「八幡屋本店」では、あの花の中でめんまが一生懸命作っていた蒸しパンを販売していますので、参拝終わりに立ち寄ってみましょう。

けやき公園は、定林寺が東側にある公園で、あの花の第3回話でじんたんが桜の木の前のベンチに座るシーンと第9話にアナルとユキアツがいるところをツルコが見てしまうシーンに登場します。

春には桜が綺麗な公園になります。そして、南側の坂道沿いは、「あの花ポケットパーク」として整備されていますので、ついでに歩いてみてはいかがでしょうか。

超平和バスターズがいつでも来れる場所として造られた作られたのが「秘密基地」です。この秘密基地で6人が集まってゲームをしたり、相談したり放課後を過ごしていました。しかし、めんまが事故死した後は、疎遠になっていた6人が再び集合した場所も「秘密基地」でした。

この「秘密基地」は、場所は非公開になっていますので、各自探してみてください。ヒントとして、公園橋と秩父橋の間、下水道課が関係しているかも。そして、その秘密基地を見つけたら、缶バッチがもらえるので、是非チャレンジしてみてください！

毎年10月の第2日曜日に開催される椋神社の例大祭では、龍勢櫓からロケット花火が打ち上げられます。この日は、1日がかりで約30本ものロケット花火を打ち上げます。その時には、あの花の超平和バスターズの龍勢も奉納されるため、あの花のファンの方も大勢集まります。

高さ20ｍの龍勢櫓から放たれるロケット花火に、皆の願いが込められています。

あの花の第11話・第11話で皆が造ったロケット花火を打ち上げてめんまの願いを叶えようと奮闘した集大成の場所でもあります。

そして、椋神社は、龍勢祭りだけでなく、1884年に起きた秩父事件の決起地としても知られていて、導きの神様である猿田彦命を祀っていますので、是非、椋神社にも参拝して行きましょう。

あの花はアニメの次に映画にもなりました。映画では、めんまが成仏してから1年後のお話です。アニメ時の回想シーンもありますので、劇場版から観始めても話の流れがつかめるようになっています。

あの花の第11話で、超平和バスターズでかくれんぼをしていたお寺で、超平和バスターズの6人には思い出が詰まった場所として描かれています。

定林寺は、秩父札所十七番のお寺で、住宅街に囲まれた一角にあります。境内はあまり広くないので、滞在時間は15分ほどあれば十分です。ただし、本尊は、十一面観世音菩薩でありますし、本堂右手にあります鐘楼は、県の指定有形文化財として一度は見ていただきたいところです。

そして、あの花そのままの建物が存在していると思うくらいの存在感がありますので、あの花聖地巡礼をするなら、絶対外せない場所です。最後に、あの花のイラスト付きの絵馬が納経所で販売されていますので、忘れずに奉納して行きましょう。

定林寺のすぐ横がけやき公園ですので、あの花聖地巡礼の際はセットで訪れるといいでしょう。

劇場版のポスターの舞台となった場所は、旧秩父橋を渡り切ってすぐの国道の横に下りの階段があります。その階段を下りきった所があの花の聖地巡礼スポットです。

見つけにくいところにありますので、なるべく下方に注意して進むと分かりやすいです。

もちろん、旧秩父橋に行きましたら、この階段も見逃すことなく、しっかりとチェックしましょう！

あの花聖地巡礼をするなら自転車が便利です。西武秩父駅と長瀞駅の側にある「観光情報館」では、レンタサイクルも取り扱っています。あの花聖地巡礼を効率よく周るには、徒歩では時間がかかってしまいますし、バスの利用ですと便数が少ないので、時間がかかりすぎてしまいます。

レンタサイクルは、09:00~17:00（最終は15:00）の貸出で年末年始以外は栄評しています。13歳以上で、身分証明書の提示が条件になります。

レンタル料金は、1時間300円、3時間500円、8時間1000円、超過500円、乗り捨て1000円

です。電動自転車をご希望の方は、1時間600円、3時間1000円、8時間2000円、超過1000円乗り捨て1000円です。長時間の予定なら電動自転車がおすすめですよ。

ただし、龍勢櫓は、自転車では距離がありますので、バスやタクシーを利用することをおすすめします。

この花聖地巡礼スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の超平和バスターズの皆が、めんまの願いを叶えようと一生懸命になるにつれて、お互いの胸にしまい込んでいた感情を掃き出すことで、6人が一丸となり、揺るぎない絆が生まれる。

青春の追体験を超平和バスターズと一緒にできる聖地巡礼は、あなたのかけがえのない思い出として残ることでしょう。そして、またいつでも思い立った時に、あの花の舞台となった場所を訪ねると、あの時の記憶が新鮮なまま蘇ってきます。そして、超平和バスターズは、あなたを歓迎してくれるはずです。