とげぬき地蔵(高岩寺)の見どころ！商店街の観光スポットも紹介

東京の巣鴨にあるとげぬき地蔵。神社仏閣と聞くとお年寄りのイメージが強いですが、実は若者でも十分楽しめる観光スポットなんです。そこで今回は、そんなとげぬき地蔵（高岩寺）の情報についてまとめました。

高岩寺でどんな場所をチェックすればいいのか、また参拝後の周辺のグルメ情報についてご紹介しています。いつもとは違う雰囲気の街を楽しんでみましょう。

ではまずはとげぬき地蔵とは何なのか見ていきましょう。

とげぬき地蔵とは東京都巣鴨にある高岩寺の通称。とげぬき地蔵というお地蔵様がいるわけではないので注意しましょう。高岸寺は曹洞宗の寺院で山号は萬頂山。本尊は地蔵菩薩です。

高岩寺がとげぬき地蔵と呼ばれるようになった由来は江戸中期の頃。毛利家の女中が誤って針を飲み込んでしまったのですが、その針を取り除こうと御影（お札）を飲み込んだそうです。

そしてそのおかげで針を吐き出せたそうです。その吐き出した御影に針が刺さっていたことから、とげぬき地蔵と呼ばれるようになったと言い伝えられています。

そんなとげぬき地蔵のご利益は、病気平癒・無病息災・けがの治癒など健康にまつわるものがほとんどです。また健康長寿の願いも併せて行うと効果的だと言われていますので、お参りの際には一緒にお願いしてみましょう。

ではここからはとげぬき地蔵の見所をご紹介していきましょう。高岩寺にお参りしたら必ず立ち寄ってほしい場所をご紹介していますので、ぜひチェックしておいてください。

まず最初にご紹介したいのは行列ができるほど人気の「洗い観音」です。洗い観音は高岩寺の境内にある観音様。観音様に水をかけてから、体に不調がある部分や痛いところをタオルでゴシゴシと洗います。

観音様をタオルで綺麗に洗うことで痛みを取り除いてくれたり病気を治してくれると言われており、実際に効果があったと言う人も少なくありません。不思議な力を持っている洗い観音様。とげぬき地蔵にお参りした際には是非立ち寄ってみてください。

洗い観音様ばかりが注目されがちですが、そのすぐ横にも赤井前掛けをしたお地蔵様がいます。こちらは子育て地蔵として親しまれているようで、子宝や安産などのご利益があるようで、昔から地域の人に大切にされています。

さらに注目したいのは立派な本堂です。門をくぐってまっすぐに進むと立派な本堂が見えてきます。この本堂は国の登録有形文化財にも指定されており、とげぬき地蔵を象徴する場所でもあります。

この本堂が公開されているのは午前6時から午後5時まで。みられる時間が決まっていますので、訪れる時には注意したいポイントです。また本堂の中には地蔵菩薩像（延命地蔵）様がいますが、秘仏のため非公開となっていることを覚えておきましょう。

では続いては、とげぬき地蔵周辺の観光情報についてご紹介しましょう。とげぬき地蔵への参拝を済ませたあとは周辺にある観光地へと足を伸ばしてみましょう。巣鴨と聞けば和菓子屋さんや和食店を想像してしまいますが、実際には色々なお店があります。

絶品の料理が食べられるお店や有名衣料品店・食べ歩きにぴったりのスイーツまでそのバリエーションはさまざま。今までのイメージを１８０度変えてくれる、巣鴨の有名観光スポットを巡ってみましょう。

まず最初にご紹介するのは「ときわ食堂」です。こちらは巣鴨の中でも特に人気のあるお店。焼き魚やエビフライ・ポテトサラダなど、どこか温かみのある料理をいただくことができます。

家庭的なメニューばかりですが、素材の選び方にはこだわりがいっぱい。店主自ら毎日河岸に行き仕入れ、米や目や肉は生産者から直接仕入れています。なんども通いたくなるホッとするお店なので、是非ランチタイムに訪れてみてください。

続いてご紹介するのは「古奈屋　巣鴨本店」です。こちらはカレーラーメンが名物のお店。これーラーメンのために考案されたカレールウは野菜や果物・お肉の原型がわからなくなるまでじっくりと煮込まれています。

また和風のダシがしっかりと効いているのですが、このお出汁は４種類の出汁を混合しているのだとか。古奈屋独自のブレンドで、他のお店では味わえない味になっています。

お腹がペコペコでもボリュームタップリのラーメンをいただくことができる古奈屋。一杯でも十分満足できますが、サイドメニューも揚げもちも隠れた名品ですので、是非一緒に注文してみてください。

続いてご紹介するのは「巣鴨庚申塚」です。こちらは昔中山道の休憩場だった場所。現在は巣鴨地蔵通り商店街の出口にあり、観光客や地元の人が参拝する場所となっています。赤い洋服を着た猿神様が目印ですので、是非立ち寄ってみて下さい。

続いてご紹介するのは「江戸六地蔵尊 眞性寺」です。こちらはとげぬき地蔵のすぐ近くにあるお寺。「銅造地蔵菩薩坐像」が有名で、４m近い迫力のある増となっています。

またこちらで頂ける御朱印はハスの花があしらわれておりとても美しいことでも有名です。また先ほどご紹介した「江戸六地蔵尊」の御朱印もありますので、御朱印帳を忘れず持参しましょう。

続いてのお進めは「マルジ衣料品店」です。こちらのお店は赤パンツが有名な衣料品店。現在では勝負下着として有名になった赤い下着ですが、その発祥はこちらのお店だそうです。

巣鴨地蔵通りのなかに四店舗もお店があり、その盛況ぶりはみてわかるほど。自分用にもお土産用にも使えるお店ですので、是非お店をのぞいてみて下さい。

続いてご紹介するのは「おいもやさん興伸」です。こちらは大学芋を販売しているお店。カリカリつやつやの大学芋はみても食べても美味しく、道ゆく人が次々とひきつけられていくのが分かります。

もともと芋問屋だったお店なので、仕入れから美味しい調理の仕方まで芋のことを知り尽くしています。専門家だからこそできる、美味しい大学芋を一度体験してみましょう。

続いておすすめするお店は「元祖塩大福 みずの」です。こちらは地元の人からも人気の和菓子店。絶妙な塩加減が人気の塩大福をいただくことができます。モチモチであんこがぎっしり、甘すぎない大福はロングセラー商品。

平日でも長蛇の列ができる人気のお店ですので、購入するときには時間に余裕を持っておずれるようにして下さい。

様々なご利益がある高岩寺。そんな高岩寺ではお守りや御影・御朱印がもらえることをご存知ですか？どんなお守りや御影なのか、また人気の御朱印についても調べてみました。

とげぬき地蔵のご利益といえば病気平癒・無病息災・けがの治癒など健康にまつわるものですが、それ以外にも厄除けや交通安全のお守りも販売されています。自分の願いにあったお守りを選んで購入するようにしましょう。

またとげぬき地蔵で一番人気のお守りは、洗い観音様が水晶に描かれた病気平癒のお守り。見た目も可愛らしいのでお土産にも人気のお守りです。

続いてチェックしておきたいのはとげぬき地蔵の御影です。とげぬき地蔵の名前の由来にもなった御影。実際には見ることができない地蔵菩薩像が神に擦られたもので、この御影に祈願したり、水で飲み込むことでご利益を得られると言われています。

高岩寺に来たならば必ず持っておきたい御影。飲み込むお守りは全国的にも珍しいので、参拝する機会があれば是非手にとってみて下さい。

続いてご紹介するのはとげぬき地蔵の御朱印です。とげぬき地蔵のご本尊である延命地蔵尊の文字が中心にあり、その下には「とげぬき地蔵」の朱印が押されます。お布施は300円と一般的な料金で、授与所でいただくことができます。

最近の御朱印ブームで参拝せずに御朱印だけをいただく人を見かけますがそれはマナー違反。必ず手水舎でお清めをして参拝し、その後に御朱印を拝受するようにしましょう。

とげぬき地蔵へ行くときは巣鴨駅を利用しましょう。駅を出てから北西方向に中山道（白山通りもしくは国道17号）を進んで巣鴨地蔵通り（旧中山道）に向かって下さい。

そのまま道なりに進んで、マクドナルド巣鴨店を通過すると前方左側に高岩寺があります。道中にも案内が出ていますので、その通りに進めば迷うことはないでしょう。

今回はとげぬき地蔵の呼び名で有名な高岩寺についてご紹介しました。なかなかなやん神崎として選ばない巣鴨ですが、実は有名な神社やお店が多く若者でも楽しめる街だということが分かったと思います。

おばあちゃんの原宿として有名な巣鴨。そのイメージを払拭するためにも今度の休日にはとげぬき地蔵へお出かけしてみませんか？