天空の鳥居がある香川・高屋神社!見どころや行き方などを紹介
突如SNSで話題となり、一気に全国に存在が知られることとなった天空の鳥居がある高屋神社ですが、天空の鳥居とは一体どのような鳥居なのでしょうか?そこで今日は天空の鳥居について、さまた、天空の鳥居がある高屋神社についても見どころや行き方など、詳しく紹介します。
目次
高屋神社にある天空の鳥居を紹介!
2017年、突如SNSで話題となり、インスタ映えすると全国に知られることとなった天空の鳥居と、その天空の鳥居がある高屋神社について紹介していきます。
そもそも天空の鳥居とは?
まずは「天空の鳥居」について解説していきます。
香川県・観音寺市の神社にある
天空の鳥居とは、香川県観音寺市にある高屋神社(たかやじんじゃ)という神社の本宮の鳥居のことです。高屋神社は讃岐に24社ある延喜式内社のうちの1つで、とても古く、由緒ある神社です。
ご祭神は「邇々杵命(ににぎのみこと)」「咲夜比女命(さくやひめ)」「保食神(うけもちのかみ )」で農家の守護神・産業繁盛の神とされています。ご利益は家内安全・商売繁盛・交通安全・厄除け開運・学業向上・夫婦和合・安産の神、無病息災が得られます。これらのご利益以外にも2019年頃よりパワースポットとしての人気を集めています。
高屋神社は穂積山という標高404メートルもある山の頂上に本宮があり、その本宮からは観音寺市内と瀬戸内海が一望できます。この本宮の鳥居が一躍有名になった天空の鳥居です。
絶景スポットとして人気に
この高屋神社・天空の鳥居は2016年頃まではハイキングを楽しむ人達が訪れる程度の知名度しかありませんでした。2017年になり、インスタをはじめとするSNSに「天空の鳥居」ハッシュタグ投稿が相次いだために一気に人気となり、観光客がこの天空の鳥居を目指して沢山訪れるようになりました。
2018年には四国八十八景にも選出されました。さらに2019年1月に朝の情報番組で全国開運スポット第1位として高屋神社が紹介されたことからより一層話題となり、さらに来訪者は増え続けています。
天空の鳥居がある高屋神社の見どころを紹介!
格式ある高屋神社の見どころは、天空の鳥居だけではありません。高野神社おすすめの見どころを紹介していきます。
鳥居へ続く「天空の石段」
高屋神社は穂積山の頂上に本宮がある、とお話ししました。つまり、高屋神社本宮とその鳥居である天空の鳥居にたどり着くためには、標高404メートルの穂積山を登る必要があります。
平成21年に林道が開通したため、穂積山を自力で登る以外の選択肢もできましたが、下宮から本宮を目指す場合、この標高404メートルを石段で上ることになります。石段は全部で270段あり、かなりの急こう配です。
下宮から本宮を目指して徒歩で向かう場合、この石段を上ることになるわけですが、石段を登っていく際には、石段の先には青く広い空が広がり、まさに天空に続く階段を上っているような気持になります。
足腰に問題がない人であれば、是非、天空の石段は参拝後に下るのではなく、参拝前に登るのがおすすめします。本宮に到着した時に絶景を目にした時の感動はひとしおです。
余談ですが、この天空の石段はアニメ「有機友奈は勇者である」の聖地でもあるため、アニメファンがこの石段を目的に訪れていることもあります。
石段の途中にある「ゆるぎ岩」
天空の石段の途中、石段を塞ぐように大きな岩があります。この岩は、指で押してみるとゆらゆらt揺れるのに、決して石段を落ちない、という不思議な岩です。なぜ石段の真ん中に大きな岩があるのか、どこから落ちてきたのか、などの詳細は分かっていません。
人気の絶景スポット「鳥居からの眺め」
標高404メートルの高屋神社から臨む景色自体が絶景なのですが、天空の鳥居を介して観音寺市と瀬戸内海を眺めることで鳥居がフォトフレームのように見えます。また、瀬戸内海に沈む夕日を天空の鳥居越しに眺めると、夕日の赤さと海の青さ、広がる空と鳥居との組み合わせが神秘的な美しさだと人気です。
石段を上った先にある「本宮」
高野神社がいつ頃建てられたのか、創建の年代は不明ですが、平安時代の書籍の中に「讃岐国刈田郡高屋神社」とすでに記されてる、歴史ある神社です。本宮自体は小さくはありますが、手入れが行き届き、大きなしめ縄が特徴的な本宮です。
実は高屋神社本宮は、1600年頃に、山の頂上から山の中腹に移されています。ですが里人達が祟りを恐れ、1831年にまた、穂積山の頂上へ本殿を造営したとされています。里人が祟りを恐れるような何かきっかけがあったのかは不明ですが、さきほど紹介したゆるぎ岩も何かこの移動に関係あるのかもしれません。
天空の鳥居へ行く時は桜の時期もおすすめ!
天空の鳥居・高屋神社への参拝は人気の絶景を眺めるためにも天気の良い日に行くのがおすすめですが、特におすすめなのが桜の時期です。
春の大祭「高屋まつり」
桜の咲く4月の中頃に、市内最大のお祭りが開催されます。高野神社の大祭「高屋まつり」は、「ちょうさ」と呼ばれる金銀の刺繍が立派な太鼓台が穂摘山の中腹から頂上にかけて練り歩きます。
高野神社のご祭神は農家の守護神、つまり稲の神様を祀っているため、農作物の豊作を祈る「予祝祭」として執り行われるのが高屋祭りですが、満開の桜のなかを美しい刺繍が施された「ちょうさ」が練り歩く姿は美しく勇壮でもあります。
毎年4月の中頃、桜が満開の土・日に開催されます。観音寺市内には「ちょうさ祭り」が数多く開催されますが、桜吹雪の中で開催されるちょうさ祭りは、この高屋まつりのみです。高屋まつり詳細は観音寺観光協会(0875-24-2150)までお問合せください。
開催時期 | ・過去の開催日 2018年4月14日(土)・15日(日) 2019年4月13日(土)・14日(日) ・2020年開催予定 2020年4月11日(土)・12日(日) |
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天空の鳥居がある高屋神社への行き方は?
天空の鳥居・高屋神社への行き方を紹介します。まず、大きく分けて2つの選択肢があります。それは『天空への石段』を上るか(徒歩ルート)、上らないか(車ルート)です。
本来でしたら、高野神社下宮から高屋神社中宮を経由し、最後270段の天空への石段を上り、高屋神社本宮へ行くというのが参拝ルートで、また、最近は天空の鳥居が人気のため車ルートは混みあっているため、観光協会としても徒歩での参拝をおすすめいしています。
ですが、徒歩ルートには若干問題があります。それは、下宮から中宮までは道も整備されているので問題ありませんが、中宮以降は舗装されていない急こう配の山道を登っていくことになる、という点です。
そして最後の本宮までの天空の石段は、さらにかなりの急こう配で、ところどころ階段が崩れているところがあり、所要時間は50分となっています。
そのため、お年寄りや小さな子供、足腰に自信のない人にはとても危険な道中となっていますので安易な気持ちで歩きを選択しないようがよいでしょう。またヒールのある靴やサンダルなどもけがをする恐れがあるためおすすめしません。
お年寄りや体力に自信のない人は、本宮近くまで車で向かうことをおすすめします。平成21年に開通した林道を通り、車で本宮すぐ近くまで行くことができるようになっており、この本宮駐車場から本宮までは150メートルですので安心です。
車で高屋神社本宮近くの駐車場まで向かう場合の行き方は、三豊市観光交流局サイトに詳しく説明されていますので、参照してください。
住所 | 高屋神社本宮 香川県観音寺市高屋町2800 |
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電話番号 | 観音寺市商工観光課 0875-23-3933 |
営業時間・定休日 | 24時間 年中無休 |
料金 | 無料 |
アクセス | ・電車とのりあいバスで下宮まで JR観音寺駅よりのりあいバス五郷高室線で約15分 のりあいバス降車後、徒歩10分 ・車で下宮まで 高松自動車道「大野原IC」より18分 高松自動車道「さぬき豊中IC」より20分 ・車で本宮まで 高松自動車道「大野原IC」より40分 高松自動車道「さぬき豊中IC」より30分 |
駐車場の有無 | 有り ・高屋神社下宮駐車場 ・高屋神社本宮駐車場 |
天空の鳥居から絶景を眺めに行こう!
SNSが火付け役として一躍人気となった天空の鳥居・高屋神社ですが、SNSに関係なく、天空の鳥居からの絶景は一度は眺めに行く価値があります。是非、天気の良い日に出かけてみてください。