河内の風穴は滋賀の秘境スポット！謎多き神秘の鍾乳洞を紹介

「河内の風穴」は滋賀の秘境スポットとして有名です。この記事では、謎多き神秘の鍾乳洞「河内の風穴」について詳しく紹介していきます。

ここからは、河内の風穴とはどんな場所なのかについて紹介していきます。

河内の風穴は、霊仙山塊カルスト地帯にある鍾乳洞風穴です。いまだに謎が多い鍾乳洞・河内の風穴は江戸時代の頃から人々に存在を知られていたと言われています。

江戸時代の人々は、河内の風穴を通って行くと「越前(福井県)へとぬける」と思っていたようで、そうした記述も残っています。実際には、河内の風穴は福井県とは繋がっていませんが、それだけ当時から大きな河内の風穴だったということでしょう。

こうした話は江戸時代だけでなく、現在もあります。滋賀県から河内の風穴に入った犬が、山の向こう側・三重県側から出てきたというのです。

この話が本当なのかどうかという議論はありますが、こうした話を完全に否定できないくらい河内の風穴は大きな鍾乳洞なのです。

河内の風穴には「青の水路」という、一般には入ることができない場所があります。

「青の水路」は河内の風穴深部で、とても美しい景色が広がっていますが、残念ながら入ることはできません。公式サイトに映像があるので、ぜひそちらの映像を見てみてください。

河内の風穴の見学に最適な服装ですが、長袖・長ズボンの格好をして行くことをおすすめします。動きやすく汚れてもいい格好で行くと、よりよいでしょう。

夏は、河内の風穴の中は涼しく外に出ると暑いので、一枚羽織ることのできる上着を持って行くなどして調整できるようにすることをおすすめします。

河内の風穴を見学する場合には、滑りにくい靴・岩場でも歩きやすい靴を履いて行くようにしましょう。また、鍾乳洞の中には、水滴によって手が濡れるのでハンカチやタオルを持って行くことをおすすめします。

帽子をかぶっていると、ポタポタ落ちてくる水滴が顔に当たったりすることを最小に防ぐことができます。小石の落石も、少しは避けてくれるでしょう。

雨が降っている日や雨が降りそうな日には、レインコート・着替えの服・換えの靴があると安心できます。河内の風穴はヘルメットの着用は義務付けられてはいませんが、落石もたまにあるので注意して見学してください。

ここからは、河内の風穴の魅力を紹介していきます。

河内の風穴は、夏は涼しく冬は寒くない観光スポットと言われています。先ほどもちらっと説明しましたが、河内の風穴の内部は一年間を通して12度前後なので冬でも寒くありません。

やはり、上着などを持って行って暑さ・寒さを調整できるようにするとよいでしょう。

河内の風穴の周囲は自然に溢れています。そのため、河内の風穴を観光する場合は、ある程度は色々と覚悟して行くようにしましょう。

大自然の中にある河内の風穴や河内の風穴の周辺では、落石・停電が普通に起きます。河内の風穴は大自然の一部で、最低限の整備がされていて設備がある場所となっています。

河内の風穴の一番の見どころと言われる大広間は、60メートル×20メートルの広さとなっています。

大広間のとにかく広い空間は、自然が作り出した神秘とも言われています。ぜひ、河内の風穴の広さを体感してください。

河内の風穴を観光する上での注意点について説明していきます。河内の風穴の水流部エリアで事故が起きてしまった場合は、救出・救助活動は絶望的になってしまうので気をつけてください。 

また、雨などで増水した場合は、河内の風穴の水流部は直ちに水没してしまうので天候の変化には注意してください。場所によっては、10メートル以上水位が上昇してしまったという記録もあります。

また、河内の風穴の水流部はかなり寒いので、寒さで身動きがとれなくなった場合には救出・救助活動もできず命を落としてしまう危険もあります。水流部を観光する予定の方は、しっかりと準備をしてから行くようにしてください。

ここからは、河内の風穴周辺のおすすめの観光スポットを紹介していきます。

「奥山の癒し処 風緑」は、河内の風穴から徒歩1分のところにある、そばとかき氷が美味しいお店です。

「奥山の癒し処 風緑」のかき氷は、近くの湧き水を汲んで来て、本格的な専用の機材を使って氷にしています。そばも綺麗なお水を使って手打ちしているので、とても美味しいです。

ぜひ、河内の風穴を観光した際には「奥山の癒し処 風緑」へ足を運んでみてください。

「清流の芹川」は川遊びにおすすめの観光スポットです。芹川の河原では、ナウマン象の化石や2.1メートルもある象牙の化石が見つかっています。

ナウマンゾウは約3万年前まで日本に生息していたと言われています。芹川は今後も、化石が見つかるのではないかと言われている場所です。

川遊びを楽しみつつ、足元に化石や見慣れない形の石がないかなど気を配りながら楽しんでください。

河内の風穴のアクセス方法について紹介していきます。河内の風穴は、滋賀県犬上郡多賀町大字河内にあり、近くには駅がありません。

最寄駅はJR琵琶湖線 「彦根駅」になりますが、「彦根駅」から下車して徒歩で河内の風穴にアクセスすることは難しく、徒歩で行こうとすると2時間30分以上かかってしまいます。

そのため、河内の風穴には車で行くことをおすすめします。「彦根駅」からであれば車で25分、名神高速道路彦根ICからであれば車で20分で行くことができます。駐車料金は車が400円、バイクが200円となっています。

河内の風穴について詳しく紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。河内の風穴は滋賀にある鍾乳洞で、謎多き神秘の鍾乳洞と言われています。鍾乳洞は江戸時代の頃には越前まで抜けることができたという話もあります。

現在でも、滋賀県から河内の風穴に入った犬が、山の向こう側・三重県側から出てきたという話があります。こうした話を否定することもできないくらい、河内の風穴は広く、謎が多いのです。

河内の風穴は駅から徒歩でアクセスするのは難しく、徒歩で行こうとするとJR琵琶湖線 「彦根駅」で下車してから2時間30分以上も歩くことになってしまいます。そのため、車でアクセスすることをおすすめします。ぜひ、河内の風穴を見学してみてください。