やちむんの里(読谷村)は沖縄の伝統的な焼き物を作る工房の集まり
沖縄の伝統工芸「やちむん」を作っている工房が集まっているやちむんの里は、沖縄観光でぜひ訪れたいスポットの一つです。やちむんの里だけでしか購入することができない世界に一つだけのやちむんを探しに、やちむんの里へ足を運んでみましょう。
目次
沖縄の読谷村「やちむんの里」について紹介!
沖縄県の中部地域、読谷村にあるのが沖縄県の伝統工芸品「やちむん」を作っている工房が集まる「やちむんの里」です。
やちむんの里と言っても、テーマパークのように工房が一括で管理されているわけではなく、それぞれ独立した工房やショップが集まった地域を「やちむんの里」と呼んでいます。
緑豊かでのんびりとした「ウチナータイム」が流れる地域は、足を運ぶだけでも癒されること間違いなしでしょう。今回はそんなやちむんの里について、スポット情報や周辺のおすすめグルメスポットも合わせてご紹介します。
美ら海水族館や国際通りなどメジャーな観光スポットの影に隠れていて、知らない人も多いやちむんの里ですが、沖縄旅行に行った際はぜひ足を運んで見て下さい。
やちむんの里でやむちん作りを体験しよう
やちむんの里には、それぞれ独立してやちむんを作り販売している工房が全部で19箇所有ります。そんなやちむんの里では自分でやちむんを手作り体験することができます。
伝統的な登窯で焼き上げられる風合い豊かな手作りやちむんは、お気に入りになること間違いなしでしょう。沖縄旅行の思い出に特別なものが欲しい、カップルや友達で一緒に手作り体験をしたい人にぴったりです。
手作りしたやちむんはもちろん旅の思い出として持ち帰ることも可能ですから、やちむんの里へ行くなら手作り体験をすることを前提に行くことをおすすめします。
陶芸体験ができる「壺屋焼陶眞窯」
沖縄県読谷村にあるやちむんの里で手作り体験ができるのが「壺屋焼陶眞窯」です。壺屋焼陶眞窯は相馬正和が那覇市壺屋の工房にて修行を積んだ後、昭和50年に独立し沖縄県恩納村名嘉真に窯主として開いたのが「壺屋焼陶眞窯」です。
その後昭和53年に現在の読谷村座喜味へ移り現在に至ります。壺屋焼陶眞窯でできるやちむんの手作り体験にはいくつかのコースがあり、やりたい内容に合わせて予約をすることができます。
観光でやちむんの里を訪れた人に人気の手作り体験に、やちむんシーサー作り体験や器作り体験があります。どちらも体験料は5000円からで、時間は60分〜90分となっています。
子供と一緒ならやちむん作りに欠かせない土を作る土づくり体験に参加してみるのもおすすめです。また、体験の時間を長く取れない場合は絵付けだけを体験できるコースも用意されていますから気軽にオリジナルのやちむんを作れます。
やちむんの里でお気に入りのやむちんを探そう
やちむんの里にはたくさんの工房やショップがありますので、歩いて周辺を散策するだけでも十分に楽しむことができます。1時間もあればあちこちのショップを見て回ることができるでしょう。
やちむんは一つ一つ手作りなので同じ物は世界に2つとありません。そんなやちむんの中からお気に入りのやちむんを探すのも楽しい思い出になるはずです。やちむんの里でおすすめのショップを2つご紹介します。
北窯の各工房で作陶されたやむちんが購入できる「北窯売店」
やちむんの里にある「読谷山焼北窯」は、与那原正守さん・宮城正亨さん・松田米司さん・松田共司さんの4人の作家の作品を扱っている共同窯です。気軽に立ち寄ることができる雰囲気で、店内にはたくさんの作品が並んでいます。
読谷山焼北窯で販売されているやちむんは比較的リーズナブルなものが多く、たくさんの作品の中から普段使いできるものを選ぶことができるでしょう。
住所 | 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1 |
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営業時間・定休日 | 9時30分~17時30分 |
アクセス | 沖縄那覇バスターミナルより那覇名護線20番バス1時間、親志より徒歩10分 |
公式URL | http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=89635&menuid=11950&funcid=3&editMode= |
4つの工房作品を割安で購入できる「読谷山窯共同売店」
存在感のあるやちむんを購入することができるやちむんの里のショップに「読谷山窯共同売店」があります。入り口の上には大きく「読谷山焼」と書かれていますので、ショップを見つけるのも簡単です。
読谷山焼共同売店では「読谷山窯」と呼ばれる9連の登窯で作られています。やちむんの里の象徴的な存在で、ここでは大嶺實清さん、金城明光さん、玉元輝政さん、山田真萬さんの4名の作品を購入することができます。
住所 | 読谷村座喜味2653-1 |
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営業時間・定休日 | 9:30〜18:00 |
アクセス | 那覇空港から国道58号線を経由して約1時間 |
公式URL | http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=89635&menuid=11950&funcid=3&editMode= |
やむちんを安く購入するならイベントがおすすめ!
やちむんの里では毎年たくさんのやちむんを販売する「陶器市」が開催されます。大皿や小皿はもちろん酒器や花器、やちむんでできたシーサーなども販売されおりイベント価格でお得に購入できます。
イベントでは普段工房でやちむんを作っている陶工の方々が直接商品の説明をしてくれるので、おすすめの用途や特徴を具体的に教えてくれる特別な場でもあります。
ショップでは販売されていない限定品や掘り出し物を見つけることができる可能性もありますので、イベント情報をチェックしてぜひ「陶器市」へ足を運んでみてください。
やちむんの里のおすすめグルメ
やちむんの里の周辺には沖縄らしい食事やデザートを楽しむことができるグルメスポットもたくさんあります。やちむんの里周辺のカフェやレストランではやちむんを使って食事を楽しむこともできますので、目で見ても楽しめるでしょう。
ここからはやちむんの里のおすすめグルメを楽しめるスポットを2箇所ご紹介します。やちむんを見て体験して、使って美味しい食事で沖縄旅行の思い出を彩ってください。
ギャラリー兼カフェ「ギャラリー森の茶家」
やちむんの里にある「ギャラリー森の茶屋」は、やちむんのギャラリーとやちむんを使ってドリンクやフードを楽しむことができるカフェになっています。ドリンクが入っている器は独特な形のやちむんで、思わずカメラを向けたくなってしまうでしょう。
沖縄風のぜんざいやチャンプルーなどの沖縄料理も楽しむことができますので、やちむんの里を散策してお腹が空いた時にぴったりのスポットとなっています。
住所 | 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2653−1 |
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電話番号 | 098-958-0800 |
営業時間・定休日 | 12時00分~19時00分 |
平均予算 | 〜999円 |
アクセス | 那覇空港から国道58号線経由で約50分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL |
マンゴーぜんざいが名物!「まらなた」
やちむんの里にあるカフェ「まらなた」では、沖縄の名産品であるマンゴーをふんだんに使ったマンゴーぜんざいが人気です。美味しいマンゴーが冷たいぜんざいとマッチして外を歩いてきた体をすっきり冷やしてくれます。
他にも沖縄そばのセットや沖縄県産黒糖を使った黒糖ぜんざいなど沖縄料理をお腹いっぱい楽しむことができるおすすめのスポットです。
住所 | 沖縄県中頭部読谷村字座喜味2678-4 |
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電話番号 | 098-958-2003 |
営業時間・定休日 | 11:00〜18:00 |
平均予算 | 〜999円 |
アクセス | 那覇空港から国道58号線経由で約50分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL |
やちむんの里へのアクセス方法
やちむんの里は沖縄県の中頭部、読谷村にある観光スポットです。那覇からやちむんの里へアクセスする方法についてご紹介します。沖縄は基本的に車移動がおすすめですので、旅行の場合はレンタカーを手配すると良いでしょう。
やちむんの里へのアクセス方法は、国道58号線を通るルートと有料道路の沖縄自動車道を経由するルートがあります。混雑している時間帯でなければ、どちらを通っても大きな時間差はありませんので、やちむんの里へ行く途中に他のスポットにも立ち寄るなら国道がおすすめです。
のんびりと沖縄旅行をするならバスで那覇からやちむんの里までアクセスする方法もあります。バスで移動する場合は約2時間なので、車で移動するよりも倍時間がかかりますが、沖縄の街並みを見ながら移動できるのはおすすめポイントです。
車やバスなど旅の目的に合わせた移動方法でアクセスしましょう。やちむんは陶器なので、購入した帰りはぶつけたり落としたりしないように気をつけて移動してください。
住所 | 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2653-1番地 |
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営業時間・定休日 | 工房により異なります |
アクセス | 那覇空港から国道58号線経由で約1時間 |
公式URL | http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=89635&menuid=11950&funcid=3&editMode= |
やちむんの里でお気に入りの一品を探そう
やちむんは一つ一つ手作りされていますので、やちむんの里で出会えるやちむんも当然世界に一つだけのものです。その日その時にしか出会えないお気に入りの一品に出会えるでしょう。沖縄のお土産としてやちむんを手に取ってみてはいかがでしょうか。