アーヘン大聖堂はドイツ初の美しすぎる世界遺産!歴史や行き方を紹介
アーヘン大聖堂はドイツ初の世界遺産になった場所で、美しすぎると言われる大聖堂です。この記事では、ドイツのアーヘン大聖堂の歴史や行き方について紹介しました。アーヘン大聖堂の見どころについても紹介したので、ぜひチェックしてください。
目次
ドイツ初の世界遺産!美しすぎる「アーヘン大聖堂」について紹介!
「アーヘン大聖堂」は、ドイツのノルトライン=ウェストファーレン州のアーヘンにある大聖堂です。アーヘンは、ドイツ・ベルギー・オランダの国境に位置していて、温泉地としても有名な約2000年の歴史ある街です。
アーヘン大聖堂はドイツ初の世界遺産としても知られていて、美しすぎる大聖堂とも言われています。
この記事では、アーヘン大聖堂について詳しく説明していきます。
アーヘン大聖堂が世界遺産に登録されたのはいつ?
アーヘン大聖堂が世界遺産に登録されたのは、1978年のことです。ドイツには世界遺産がたくさんありますが、その中でもアーヘン大聖堂は一番最初に登録されました。
アーヘン大聖堂は、ドイツ初の世界遺産なのですが、実は世界遺産として登録されたのは世界の中でもアーヘン大聖堂が一番最初でした。
一番最初に登録された世界遺産は12か所あったのですが、その中の1つにアーヘン大聖堂も含まれていたのです。
アーヘン大聖堂の歴史
「アーヘン大聖堂」は、現在のドイツやフランス・ベルギー・スイスなどの国が1つになっていてフランク王国と呼ばれていた頃の786年に、当時の国王カール大帝が宮殿教会として建てはじめました。
814年にカール大帝が死んだ際に、カール大帝はアーヘン大聖堂に埋葬されました。カール大帝の骨は、特別神殿に保存されています。
アーヘン大聖堂の広場にはカール大帝の像があり、右手に世俗の権力を表す杖、左手に神の世界を表す玉を持っています。
世俗の権力と神の世界を表す玉を持っているということで、「カール大帝がすべてのものを手にする」という意味が込められているようです。
カール大帝の死後も、アーヘン大聖堂では936年~1531年までの間、およそ600年にも渡って神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式が行われていたと言われています。
アーヘン大聖堂はドイツ語で「Kaiserdom(皇帝の大聖堂)」と呼ばれていて、現在も北ヨーロッパの中で最も古い大聖堂になっています。
アーヘン大聖堂の見どころ
ここからは、アーヘン大聖堂の見どころを紹介していきます。
八角形の建物
アーヘン大聖堂の中心にそびえる高さ32メートルのドームは見どころとなっていて、八角形の造りになっています。
中世のキリスト教では、「8」という数字がとても重要でした。「8」はキリスト教の中で、特に重要な意味を持っている数字だったのです。
「8」は中世のキリスト教の中で、「復活」を意味する数字です。イエス・キリストは、7日目の安息日の翌日の8日目に蘇りました。
その他にも、旧約聖書の中でも特に有名な「ノアの箱舟」で助かったのは8人でした。それだけでなく、ヨハネの福音書においてイエスの復活は、8番目の奇跡とされています。
頻繁に聖書に登場する「8」という数字をアーヘン大聖堂の中心に持ってくることで、カール大帝は宇宙のバランスを保つことを願ったのではないかと言われています。
金を贅沢に使用したモザイク
アーヘン大聖堂には、金を贅沢に使用したモザイクがあります。先ほど説明した八角形のドームの中のモザイクの壁画に金が使用されています。
このモザイクは、あまりにも細かくて美しいため、絵のように見えるほどです。アーヘン大聖堂が「美しすぎる」と言われるのは、このモザイクを指していることが多いです。
ガラスの礼拝堂の「ステンドグラス」
アーヘン大聖堂の礼拝堂には、高さ25メートル・総面積1000平方メートルを超える壮大なガラスの「ステンドグラス」があります。
この礼拝堂やステンドグラスは増設されたもので、ゴシック様式となっています。ステンドグラスの中央には、宝石がちりばめられたカール大帝の聖遺物箱が置かれていて、その上に聖母子像が浮かんでいます。
キリスト教を信仰していないという方でも、このステンドグラスを見ていると厳かな気持ちになっていくはずです。
アーヘン大聖堂での注意点
アーヘン大聖堂での注意点について紹介していきます。アーヘン大聖堂は、時期や曜日によって見学できる時間帯が異なります。
4月から12月の月曜日から土曜日は、7時から19時まで見学可能です。日曜日は7時から11時となっています。
1月から3月の月曜日から土曜日は、7時から18時まで見学可能です。日曜日は7時から11時となっています。日曜日の見学可能時間が11時までとなっているのは、日曜日には礼拝があるからです。
礼拝中は見学することができないので、11時までに見学をしにいくか、日曜日以外の日に見学しにいくようにしましょう。
また、アーヘン大聖堂は無料で見学することができますが、アーヘン大聖堂の内部を撮影する場合には、2ユーロを支払う必要があるので注意してください。
そういったことを知らずに写真を撮影していた場合でも、必ず注意されるというわけではないようです。ただ、常識知らずの観光客と思われる可能性は高いです。
アーヘン大聖堂へのアクセス・行き方
ここからは、アーヘン大聖堂へのアクセス・行き方を紹介していきます。
アーヘン大聖堂へのアクセスは、アーヘン駅から行く方法が一般的です。アーヘン駅からはバスが出ています。アーヘン中央駅前の道路を渡ったところに、バス停があります。
アーヘン大聖堂へ行くのであれば、バス停の2番乗り場から、1番・11番・14番・21番・44番・46番のどれかのバスに乗れば行けます。
アーヘン大聖堂の最寄りのバス停は、「Elisenbrunnen(エリーゼンブルネン)」です。バスの運転手に「Elisenbrunnen(エリーゼンブルネン)」と伝えてください。
伝わるかどうかわからない場合は、スマートフォンでアーヘン大聖堂や「Elisenbrunnen(エリーゼンブルネン)」をあらかじめ表示させておいて、見せると分かってくれるはずです。
アーヘン駅からアーヘン大聖堂への最寄りのバス停「Elisenbrunnen(エリーゼンブルネン)」までは片道1.5ユーロです。日本円にすると200円前後です。バスの乗車時間は5分くらいです。
アーヘン大聖堂までは、バスを使用しなくても、徒歩でも十分行くことができます。ドイツの街並みを楽しみたいという方は、ぜひ徒歩でアクセスしてみてください。
アーヘン駅からアーヘン大聖堂まで、徒歩で15分ほどです。ただ、特に目印となるものはあまりないので、地図やグーグルマップなどを見ながら歩くようにすると良いでしょう。
住所 | Domhof 1, 52062 Aachen, ドイツ |
電話番号 | +49 241-477-090 |
営業時間・定休日 | 【4月〜12月】 月曜〜土曜:7:00から19:00 日曜:7:00から11:00
月曜〜土曜:7:00から18:00 日曜:7:00から11:00 |
料金 | 無料 大聖堂の内部を撮影する場合は 2ユーロ必要 |
アクセス | アーヘン駅のバス停の2番乗り場から 1番・11番・14番・21番・44番・46番の どれかのバスに乗って Elisenbrunnen(エリーゼンブルネン)で 降りる アーヘン駅からアーヘン大聖堂まで 徒歩で15分ほど |
公式URL |
美しすぎるアーヘン大聖堂を見に行こう!
ドイツ初の世界遺産であるアーヘン大聖堂について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。アーヘン大聖堂は、当時の国王カール大帝が宮殿教会として建てはじめた大聖堂です。
アーヘン大聖堂の広場にはカール大帝の像もあるので、ぜひこちらもチェックしてみてください。アーヘン大聖堂の見どころは、大聖堂の中心にそびえる八角形のドームです。
「8」という数字は、中世のキリスト教の中で、「復活」を意味する数字です。アーヘン大聖堂は、季節や曜日によって見学できる時間帯が異なるので、事前にチェックしてください。ぜひ、美しすぎるアーヘン大聖堂を見にいってください。