ベルリン(ドイツ)のおすすめ観光地！人気･穴場･グルメスポットを紹介

1989年11月9日。この日は、近代ヨーロッパの繁栄を語る上で避けては通れない日です。この日、東ドイツ政府が、東ドイツ国民への「旅行の自由化」を発表し、ベルリンの国境検問所が開放され、

長きに渡りベルリン市を分断していた高さ4m、長さ45kmの壁が撤去されました。その後東西ドイツが統一されました。ベルリンの壁崩壊は、東欧革命の象徴であり、その後、東欧諸国で共産党政府が倒され、ヨーロッパ繁栄の歴史が始まりました。

歴史に翻弄されながら、ドイツやヨーロッパの攻勢を見続けてきたドイツの首都ベルリンは、現在377,000人の人口をかかえる、ドイツの立法と行政の中心地として繁栄しています。

そんなベルリンには、国内外から年間3,000万人が観光に訪れます。それほど多くの観光客を引き寄せるどんな魅力が、ベルリンにはあるのでしょうか。この記事で詳しく解説します。

ベルリンに旅行に行く際には、ベルリンの有名観光スポットをぜひ押さえておきたいと思われるはずです。それで、まずここでは、ベルリンのおすすめ観光スポットを8つ紹介します。世界中の旅行者が必ず訪れる、ベルリンの観光スポットにぜひ注目してください。

最初に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ベルリンテレビ塔」です。ベルリンテレビ塔は、1965年～1966年に当時の東ドイツ政府が東ベルリンに建設したテレビ塔で、現在その高さは368mあります。

テレビ塔の高さ203mには展望台が設置され、そこからベルリンの街が一望できます。観光客だけでなく、地元のドイツ人の恋人たちにとってのデートスポットとしても人気の場所です。

2番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「アレクサンダー広場」です。アレクサンダー広場は、ベルリンの中心部ミッテ地区にある広場で、

先ほど紹介した「ベルリンテレビ塔」や「ウーラニアー世界時計」で有名な広場です。名前の由来は、ロシア皇帝のアレクサンドル1世が、1805年10月25日にベルリンを訪問したことを記念して名付けられました。

3番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「イーストサイドギャラリー」です。 イーストサイドギャラリーは、1989年に崩壊したベルリンの壁の一部で、ドイツの解放と自由の象徴として人気のある観光スポットです。

世界中から芸術家達がここに集まり、ベルリンの壁に自分たちが想像する東西ドイツの歴史や社会主義の厳しさを絵で表現するようになり、いつしかイーストサイドギャラリーとして知られるようになりました。

4番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ベルリン大聖堂」です。 ベルリン大聖堂は、ミッテ区にあるホーエンツォレルン王家の記念教会で、現在ルター派の礼拝が行われている大聖堂です。

ドームの形をし、高さは114mあります。内部のドーム部分は、500,000片から成る8つのモザイク画が施され、その下に、7269本のパイプから成る、1905年作のパイプオルガンが置かれています。

5番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ジャンダルメンマルクト広場」です。 ジャンダルメンマルクト広場は、「ベルリンで最も美しい広場」と呼ばれ、 ドイツ大聖堂、フランス大聖堂、コンツェルトハウスに囲まれています。

ジャンダルメンマルクト広場は、特にヨーロッパで最も盛大なクリスマスマーケットが開かれることで有名です。訪問するならクリスマス時期をおすすめします。

6番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ブランデンブルグ門」です。ブランデンブルグ門は、現在、東西ドイツ統一の象徴となっています。

1791年にギリシャのアクロポリス神殿の門を手本にして建造されました。門の上にある「4頭馬車と勝利の女神ヴィクトリアの像」がこの門の特徴です。とてもよく整備され、100万人以上の人が集まれるほどの広さがあります。

7番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ペルガモン博物館」です。ペルガモン博物館は、5つの博物館と1つの美術館から成るムゼウムスインゼルの1つで、中でも人気があるのがペルガモン博物館です。

ここで扱われている展示品は、古代ギリシャ、古代バビロニア、ヘレニズムで、代表的な展示品には、古代都市バビロニアのイシュタール門、古代都市ミレトスにあったミレトスの市場門、そしてゼウス大祭壇です。

8番目に紹介する、ベルリンのおすすめ観光スポットは、「ポツダム広場」です。 ポツダム広場の見どころは、建築家ヘルムット・ジャンが手がけた、ガラスと鉄のデザインで有名なソニーセンターです。

ソニーセンターには、現在レストランとして使用されている、大戦前の高級ホテル・エスプラナーデがあり、「皇帝の間」があります。そしてもう一つの見どころはダイムラーで、ヨーロッパ最速のエレベーターで、地上100mの位置にある展望プラットホームに行けます。

次に紹介するのは、ベルリンのおすすめ穴場観光地です。ベルリンを訪れる多くの観光客が、いわばスルーしている場所であるものの、実はとても興味深く、一見の価値ありと太鼓判が押されている観光スポットを5つ紹介します。

最初に紹介する、ベルリンのおすすめ穴場観光地は、「ドイツ連邦議会議事堂」です。ドイツ連邦議会議事堂は、ドイツの首都ベルリン・ミッテ区にあり、 ドイツ連邦議会の議場が置かれている議事堂です。

議事堂の一部は一般公開されていて、特に人気なのが屋上にあるガラスドームです。そこからベルリンを一望できるため人気があります。入場料は無料ですが、インターネットでの予約が必要なので注意してください。

2番目に紹介する、ベルリンのおすすめ穴場観光地は、「ティアガルテン」です。ティアガルテンは、ベルリンの中心部にある大きな公園で、たくさんの木々が生い茂り、地元のベルリンの人々の憩いの場となっています。

遊歩道があるので散歩には最適です。また公園内にある6月17日通りをたどれば、ブランデンブルク門に行けます。また園内にある円形広場には戦勝記念塔があります。

3番目に紹介する、ベルリンのおすすめ穴場観光地は、「カイザーヴィルヘルム記念教会」です。カイザーヴィルヘルム記念教会は、ヴィルヘルム皇帝記念教会とも呼ばれています。

この教会は、 第二次大戦下での空襲で破壊されたままの旧教会堂鐘楼、 戦争を警告する記念碑として保存されている旧教会堂ホール、モダンな新教会堂と新鐘楼とによって構成されています。

4番目に紹介する、ベルリンのおすすめ穴場観光地は、「チェックポイント･チャーリー」です。 チェックポイント･チャーリーは、冷戦時代に東西ベルリンを分断する境界線上に設置されていた国境検問所です。

当時のままに残されているのは交差点の一区画のみです。しかしベルリンの歴史の「生き証人」という意味において、ぜひ足を運びたいスポットです。

5番目に紹介する、ベルリンのおすすめ穴場観光地は、「マリエン教会」です。 日本の作家である森鴎外の作品「舞姫」に登場する「クロステル小路の古い教会」と思われるのがこのマリエン教会です。この教会に置かれている絵画や装飾品は、第二次大戦で崩壊したベルリンの教会から移送されたものです。

次に紹介するのは、ベルリン観光の際に、ぜひ足を運んで欲しいおすすめのグルメスポットです。3つのおすすめレストランをこれから紹介します。

最初に紹介する、ベルリンのおすすめグルメスポットは、「happies」です。 happiesは、ドイツ料理をリーズナブルな価格で楽しめることで人気のあるレストランです。店内もとてもおしゃれで、店員も親切に対応してくれます。

2番目に紹介する、ベルリンのおすすめグルメスポットは、「Ristorante A Mano」です。 Ristorante A Manoは、ベルリン市内の有名なイタリアンレストランです。食材も新鮮で、メニューも豊富です。何よりも世界中から訪れるお客の舌を十分に満足させる料理の味は、他では真似できません。

3番目に紹介する、ベルリンのおすすめグルメスポットは、「Restaurant Buschbeck's」です。Restaurant Buschbeck'sで味わえる料理は伝統的なドイツ料理です。日本人が好む味付けであると評判で、値段もリーズナブルなので、多くの日本人観光客が足を運ぶ人気レストランです。

ベルリンには、魅力的な場所やグルメスポットがたくさんありますが、ベルリン観光にはどれほどの日数が必要なのでしょうか。ザクッとめぼしい場所を見て回るだけなら1日あれば十分ですが、有名な美術館などをじっくり見て回りたいのであれば、3～4日は必要です。

ベルリンを観光する際に、電車やバス、また地下鉄を利用すれば安く効率的に移動ができます。しかし、注意点があります。ベルリンには改札がありません。基本的に、チケットは駅の窓口や販売機で購入し、自分で刻印機にチケットを挿入してチケットを有効化し、乗車するのが鉄則です。

チケットを無事に購入できても、刻印機に挿入してチケットを有効化せずに乗車すると、無賃乗車とみなされ60ユーロの罰金が科されるので注意しましょう。

ドイツの首都ベルリンは、観光客のすべてのニーズを満たしてくれる理想的な観光地です。ヨーロッパの近代史に興味のある人、ご当地グルメに興味がある人、芸術や最新のヨーロッパに興味がある人など、すべての人が楽しめるのがベルリンです。ぜひ足を運んでみましょう。