古代遺跡へ行きたい!世界や日本にある遺跡の謎や見どころを紹介

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いつかは行ってみたいと思う場所に、古代遺跡を選ぶ方はとても多いです。何千年も前の人たちが造りあげた古代遺跡は、未知の世界に誘ってくれるロマンが興味を掻き立てるのです。そこで、世界の古代遺跡の中から是非、見ていただきたいおすすめの場所をいくつかご紹介します。

古代遺跡へ行きたい!世界や日本にある遺跡の謎や見どころを紹介

目次

  1. 歴史のロマン!古代遺跡を巡る旅に出かけよう
  2. 古代の生活が見えてくる?遺跡から歴史を紐解く
  3. 一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【ヨーロッパ】
  4. 一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡「南米」
  5. 一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【中東】
  6. 一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【日本】
  7. 古代遺跡を見に行こう!

歴史のロマン!古代遺跡を巡る旅に出かけよう

ロマン
FelixMittermeier

古代遺跡には、その当時の人たちの生活環境や考え方、政治経済まで読み解くことができます。今は跡地しか見ることはできないですが、そこから現代の科学の知識を駆使してたくさんの情報を今に伝えてくれます。

特に古代遺跡を訪れる前に、その場所の歴史や背景の知識があると感動もひとしおです。

古代の生活が見えてくる?遺跡から歴史を紐解く

古代
Heidelbergerin

古代遺跡はただの建造物というだけではなく、当時の市民の生活や政治経済まで知ることができる貴重なものです。その中でも、生活の様子を紐解くと、古代の人たちも現代の私たちと近い考えを持っていたり、生活をしていたことがうかがえて、より身近に感じることが出来ます。

古代遺跡の定義とは?

古代遺跡の定義は、古代において集落ができ、灌漑用水の発達で農耕が行われるようになった数万年前に、その当時の生活や国の政治的なもの(住居や墓など)が分かる痕跡が今でも残っている物です。

世界であれば四大文明、日本であれば縄文時代ごろからのものになります。人々が生活していくうえで欠かせない食料を確保するために集団で生活するようになり集落ができ、いずれ国家ができていきます。

その歴史を紐解くことで、現代人と古代人の違いや共通点を垣間見ることができる古代遺跡は、とても興味深いものです。

古代遺跡は「行ってよかった!」を体感できる

古代遺跡は、数万年前の古代人が現代のような画期的な機械もない時代に、現代人でもここまで造るのは大変では!という圧倒的な古代人パワーを感じられるものがたくさんあります。これは、画面上では体験できない感動です。。早速現地に行って自分の全身で体感してみましょう!

一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【ヨーロッパ】

古代遺跡は、ヨーロッパに数多く残されています。そこで、まずはヨーロッパのおすすめ遺跡をご紹介します。

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①古代アテネの栄光を象徴する神殿「パルテノン神殿/ギリシャ」

パルテノン神殿は、約2500年前にペルシア戦争の勝利を祝って造られた神殿で、世界遺産「アテネのアクロポリス」の一部としてギリシャで最も知られている古代遺跡の一つです。特に、高さ10.4mの柱が46本立てられていて、中央に膨らみがある「エンタシス技法」により安定して見えるという錯覚を体感できます。

そして、パルテノン神殿は黄金比を用いているので美しいと言われています。しかし、1687年にヴェネツィア軍の攻撃を受けて現在のような姿になりました。それでも、当時の美しさを垣間見ることができるパルテノン神殿は、世界中の人たちを魅了してやまない古代遺跡です。

住所

Athens 105 58 ギリシャ

電話番号

+30 21 0321 4172

営業時間・定休日

08:00~20:00

日・月曜日は時間変更の可能性あり

アクセス

バス停「シンタグマ」より徒歩30分

公式URL

 http://odysseus.culture.gr/h/2/gh251.jsp?obj_id=912 

②観光スポットとしても人気の闘技場「コロッセオ/イタリア」

地下鉄のコロッセオ駅の目の前にそびえ立つ「コロッセオ」は、コロシアムの語源ともなった建造物で暴君ネロの私邸があった場所に建てられた世界最大の遊戯施設です。特に剣闘士が猛獣と戦う闘技場として使われることが多かったので、地下には猛獣を待機させていた場所も見ることができます。

コロッセオは、高さ48m、周囲527mの広さがあり、約5万人の観客を収容することができましたそして、剣闘士と猛獣が地下から1階へ登場するための移動する舞台が設置されていたという事でも訪れる価値があり、世界遺産にもなっています。

コロッセオを1週するには1時間から1時間30分です。そして、毎夜、ライトアップをしていますので、是非、夜のコロッセオも堪能してみてください。

住所

Piazza del Colosseo,1,00184,Roma RM,イタリア

電話番号

+39 06 3996 7700

営業時間・定休日

08:30~16:30(1月2日~2月15日)

08:30~17:00(2月16日~3月15日)

08:30~17:30(3月16日~3月最終土曜日)

08:30~19:15(3月最終日曜日~8月31日)

08:30~19:00(9月)

08:30~18:30(10月1日~10月最終土曜日)

08:30~16:30(10月最終日曜日~12月31日)

定休日:1月1日、5月1日、12月25日

アクセス

メトロB線Colosseo駅から徒歩1分

公式URL

 https://parcocolosseo.it/ 

③火山灰が降り注ぎ封印された「ポンペイ/イタリア」

ポンペイは、まるでタイムカプセルのような街として有名な遺跡で世界遺産にも登録されています。紀元79年のローマ帝国時代にヴェスヴィオ火山の噴火により火山灰に埋もれてしまったポンペイは、18世紀に発見され発掘が始まり、当時の市民の暮らしの様子を知ることができます。

特に商業都市であったポンペイは富裕層が多く当時の貴族の家やモザイク、パン屋さんや大衆浴場なども見学できます。そして、見どころの一つになっているのが、噴火の日の市民の最後の姿を石膏像で確認することができます。これは、特殊な加工技術で再現されたもので、他にはない展示物として観光ポイントの一つになっています。

住所

Via Antonio Morese,1,80045 Pompei,NA,イタリア

電話番号

(081)8575347

営業時間・定休日

09:00~19:30(18:00までの入場)

アクセス

pompei Scavi駅から徒歩3分

公式URL

 http://pompeiisites.org/ 

一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡「南米」

南米は山岳地帯と海岸地帯に文明があり、それに伴って古代遺跡も数多く残されています。その中でもおすすめの3か所をご紹介します。

①マヤ文明最後の都市「トゥルム遺跡/メキシコ」

トゥルム遺跡は、マヤ文明の遺跡の一つで、リゾート地カンクンからも車で行くことができます。そして、近くのビーチで海水浴を楽しむことができるので海水浴シーズンに訪れるのもおすすめです。

要塞都市だったトゥルム遺跡は、高さ12mの崖の上に建てられています。そのため、ロケーションも最高に素晴らしく、写真スポットとしても人気があります。そして、野生のイグアナを見ることができる遺跡としては唯一といえます。

遺跡の入り口付近では、お土産店もありますので遺跡を観賞した後はお買い物も楽しみましょう!

住所

Carretere FederalFederal,Cancun-Chetumal Km230,307,77780 Tulum,Q.R.,メキシコ

電話番号

01 (983)837 2411

営業時間・定休日

08:00~16:30

アクセス

ADOの高速バスでトゥルム市内へ。ここから徒歩約30分

公式URL

 https://www.inah.gob.mx/zonas/99-zona-arqueologica-de-tulum 

②最盛期は人口10万人以上の巨大都市「テオティワカン/メキシコ」

テオティワカン遺跡は、テオティワカン文明の中心として紀元前2世紀から6世紀まで栄えた宗教都市遺跡で、1987年世界遺産に登録されました。この文明は、文字を持っていなかったため、誰が造ってどんな人たちが住んでいたのか、なぜ滅亡したのかが分かっていない謎に包まれた遺跡として有名です。

見どころとしては、太陽のピラミッド(高さ65m、頂上までの階段248段)・月のピラミッド(高さ42m)・ケッアルコアトルの神殿(高さ20m)でしょう。ピラミッドには登ることができますが、標高2000m以上ある高地にあるため体調に注意が必要です。

そして、ケッアルコアトルの神殿は、夏至と冬至に羽のある蛇の姿をしたケッアルコアトルが現れるとして人気のある場所で世界中から観光客が訪れる人気スポットです。

メキシコシティからは日帰りツアーも多く企画されています。なかでも気球に乗って空からテオティワカン遺跡を観賞できるツアーもありますので、お出かけの際はチェックしてみてはいかがでしょうか。

住所

 Ecatepec Piramides km.22 + 600, San Juan Teotihuacan de Arista,Estado de Mexico 

電話番号

01(594)958 2081

営業時間・定休日

09:00~17:00

アクセス

メキシコシティからバスで約60分

公式URL

 https://inah.gob.mx/zonas/23-zona-arqueologica-de-teotihuacan 

③インカ帝国の天空都市「マチュピチュ/ペルー」

「天空都市」といわれるマチュピチュ遺跡は、アンデス山脈の山麓の尾根に15世紀に建設されたインカ帝国の都市遺跡として大変人気のある古代遺跡で、1983年には世界遺産にも登録されています。

1533年にスペイン人に征服されて滅亡し、1911年アメリカ人の歴史学者ハイラム・ピンガム氏により発見されるまで、その存在が伝説とされていました。インカ文明の人たちは文字を持っていなかったため、何のために建設されたのか詳細は今でも研究されています。

標高2430mの高地には、神殿・祭壇・住居・段々畑など跡が残されており、当時の生活を垣間見ることができます。そして、絶滅危惧種や危急種の宝庫でもあるため、他では見ることができない生き物たちと出会うことができます。

マチュピチュ遺跡に行くには、クスコから観光列車とバスを乗り継いでいくことができます。日帰りも可能ですが、できればマチュピチュ観光の出発点のマチュピチュ村で一泊して、早朝の幻想的なマチュピチュを観賞してください。

観光の注意点は、マチュピチュ遺跡は1日2500人という入場制限のため、マチュピチュ遺跡入り口では入場券を購入することができませんので事前に購入する必要があります。そして、現地には日陰がありませんので、日よけ対策と水分補給の準備は必須です。高山病にも気を付けましょう。

ベストシーズンは5月から10月の乾季には晴れの日が多いので、計画を立てる参考にしてください。

住所

Machu Picchu,Cusco,Peru

電話番号

+51 84 582030

営業時間・定休日

06:00~17:30

アクセス

クスコからマチュピチュ村の駅アグアスカリエンテスまで列車で約3時間30分。ここからバスで約20分

公式URL

 https://www.peru.travel/jp/attractions/machu-picchu 

一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【中東】

サッカーで知られるオマーンやツタンカーメンで知られるエジプトなどの国がある中東ですが、貴重な古代遺跡も点在しています。その中でも3か所のおすすめスポットをご紹介します。

①赤土の巨大遺跡「ペトラ遺跡/ヨルダン」

ペトラ遺跡は、今から2000年ほど前のナバティア人が造った遺跡で、1985年には世界遺産に登録され2007年には新・世界七不思議に選ばれました。ヨルダンのハイライトといっても過言ではない程世界的に人気のある古代遺跡の一つです。

ペトラ遺跡には、映画「インディージョーンズ 最後の聖戦」の舞台となった「エルハズネ」や映画「トランスフォーマー・リベンジ」のロケ地になった「エド・デイル」など見どころかたくさんあります。そして、バラ色の街を見たければ早朝から訪れることをおすすめします。

遺跡の入り口からしばらく歩いて進みシークという高さ80mの岩壁の間を通ってエルハズネへ向かいますが、あまりの迫力と絶景に息をのむことでしょう。その周辺には、住居跡や墳墓が点在していて、近年までベドウィンの民が暮らしていた様子も体感することができます。

ペトラ遺跡はシーク以外は日陰がありませんので、脱水症と日焼け対策は必須です。そして、とにかく歩きます!疲れたら無理せず、ロバやラクダの力を借りましょう。

住所

Wadi Musa,Petra

電話番号

+962 3 215 6060

営業時間・定休日

夏;06:00~18:00

冬;06:00~16:00

アクセス

ヨルダンの首都アンマンからバスで約4時間

公式URL

 http://www.visitpetra.jo/ 

②神話の神々の頭部が無造作に残されている「ネムルト・ダウ/トルコ」

「ネムルト・ダウ」は、トルコ東部にある標高2134mの山です。19世紀後半に発見された遺跡で、紀元前62年にアンティオコス1世の墳墓があるといわれていますが、未だに不明という謎に包まれています。

山の頂上にある遺跡は、ギリシャ神話やペルシャ神話に由来した神々の銅像が頭部が落ちて散乱している状態で見学することができます。とても奇妙で神秘的な光景です。

山頂からの眺めも素晴らしく、早朝や夕方には雰囲気のある1枚が撮影できる確率が高いのでおすすめです。

住所

  Nemrut Dağı Yolu, 02000 Kahta/Adıyaman, Turkey
 

電話

不明

営業時間・定休日

不明

アクセス

ネムルト・ダウの駐車場から約4km

アドゥヤマンやキャフタからツアー利用が一般的

公式URL

 https://worldheritagesite.xyz/nemrut-dag/ 

③紀元前に建造された神殿「アブシンベル神殿/エジプト」

「アブシンベル神殿」は、世界的にも有名なエジプトの古代遺跡です。大神殿と小神殿がありラムセス2世が建設しました。

実は、「アブシンベル神殿」は、世界遺産の創設のきっかけになった遺跡だという事はご存知でしょうか。1813年に砂に埋もれた状態で発見された神殿ですが、1960年にアスワン・ハイ・ダムの建設計画で水没の危機にありました。その危機を救ったのがユネスコでした。

このように、古代遺跡というだけでなく、世界にも影響をもたらした遺跡として世界中に愛されています。

見どころとしましては、それぞれの神殿の正面に設置してある高さ約20mほどもあるラムセス2世像とネフェルタリ王妃の像です。仲睦まじかった様子がうかがえます。そして、大神殿で行われる音と光のショーは必見です。

他には、年に2階2回2月22日・10月22日は光が大神殿の仲まで降り注ぎラムセス2世像を照らし出すという自然の光のショーを観賞することができますので、一味違ったアブシンベル神殿を堪能してみるのもおすすめです。

住所

 エジプト Aswan Governorate, Abu Simbel
 

電話番号

+20 2 22617304

営業時間・定休日

05:00~18:00

アクセス

アブシンベル空港から神殿行きバスで10分終点下車

公式URL

 https://www.sis.gov.eg/En/Story.aspx?sid=1200&sid=1200 

一生に一度は行きたい!おすすめの古代遺跡【日本】

日本にも古代遺跡はたくさん存在します。その中でもおすすめのスポット3件をご紹介します。

①縄文時代の貴重な歴史に触れられる「三内丸山遺跡/青森」

「三内丸山遺跡」は、縄文時代(紀元前3900~2200年)の人々が暮らした集落から当時の生活の様子を知ることができる本州最北端にある古代遺跡です。

1992年から発掘調査が始まった東京ドーム9個分の広大な土地から、住居跡、貝塚、墓などが発見されています。

施設の中では、縄文人が造っていた埴輪や紐を作る体験もできますので、古代人になった気分で是非、参加してみましょう!

住所

〒038-0031青森県青森市大字山内字丸山305

電話番号

017-766-8282

営業時間・定休日

09:00~17:00(GW,6/1~9/30は18:00まで)

定休日;毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12/30~1/1

アクセス

電車:JR新青森駅からバスで約15分

車:青森ICより約5分

青森港:車で20分

公式URL

 http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/ 

②和銅が最初に発掘された場所「和銅採掘遺跡/埼玉」

「和銅採掘遺跡」は、日本最古の通貨「和同開珎」の材料となる和銅が採掘された場所です。708年に和銅が採掘されたことを記念して年号も「和銅」に改元されました。

今は、西武鉄道のCMでおなじみの「和同開珎」像が設置してあり、撮影スポットになっています。

聖神社の駐車場から徒歩約12分の坂道を登っていくのが、かなり大変です。実は、聖神社は金運UPの神様ですので、出発前に聖神社に立ち寄ってから「和同開珎」像まで向かいましょう。

住所

〒368-0001埼玉県秩父市黒谷1918番地

電話番号

0494-25-5209

営業時間・定休日

24時間営業

アクセス

電車:秩父鉄道三峰口行きで「和銅黒谷駅」下車、徒歩約5分

車:関越自動車道花園IC下車、国道140号から有料道路経由で約30分

公式URL

 http://wadohosyoukai.com/iseki/ 

③弥生時代の集落跡「唐古・健遺跡/奈良県」

「唐子・健遺跡」は約2000年前(弥生時代)の日本で最大級の集落の古代遺跡です。広さは甲子園10個分ほどあり、敷地の中にある生活体験広場では土器作りや火おこし体験を通して弥生時代の生活を知ることができます。

唐津池の下にも遺跡があると推測されていますが、今は春の桜の時期には訪れる人の目を楽しませてくれます。

住所

〒奈良県磯城郡田原本町大字唐古50-2

電話番号

0744-34-5500

営業時間・定休日

9:00~17:00

月曜日定休

アクセス

電車:近鉄橿原線岩見駅下車し、徒歩約20分

車:京奈和自動車道三宅ICより東へ約10分

公式URL

 https://www.karako-kagi.com/ 

古代遺跡を見に行こう!

遺跡
Peggychoucair

世界の古代遺跡をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。海外の古代遺跡は、山岳地帯に建設されたり、公共交通機関が充実していないところも多いので、現地のツアーに参加することをおすすめします。

もしかしたら、今私たちが見ている景色を古代の人たちも見ていたのでは!と想像するだけでもワクワクしませんか。そのワクワクを求めて古代遺跡めぐりへ行きましょう!

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